日本の宝、上坂冬子さん。さようなら。 | 日本のお姉さん

日本の宝、上坂冬子さん。さようなら。

訃報:上坂冬子さん78歳=ノンフィクション作家

 保守派の論客として知られるノンフィクション作家の上坂冬子(かみさか・ふゆこ<本名・丹羽ヨシ子=にわ・よしこ>)さんが14日死去した。78歳。

 東京都生まれ。高校卒業後、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)に入社。59年、職場体験をまとめた「職場の群像」で第1回思想の科学新人賞を受賞して文筆活動に入った。戦争によって深い傷を負いながら埋もれた人たちを丹念に取材し「生体解剖-九州大学医学部事件」(79年)、「巣鴨プリズン13号鉄扉」(81年)、「慶州ナザレ園 忘れられた日本人妻たち」(82年)などのノンフィクションを発表。93年、菊池寛賞を受賞した。

 率直な発言で知られ、東京裁判は不公正で戦犯の汚名返上などを主張。「間尺に合わない憲法は廃棄すべきだ」と改憲を訴えた91年、元従軍慰安婦の韓国人女性が日本政府を相手取って訴訟を起こした際には、法的決着は付いていると反論。また北方領土の四島返還を求め、04年には北方領土の国後島泊村に本籍を移した。夫婦別姓にも反対を表明していた。

 昨秋、がんが再発して入院。雑誌「SAPIO」に闘病記を連載中だった。

毎日新聞 2009年4月17日 15時00分(最終更新 4月17日 15時38分)http://mainichi.jp/enta/art/news/20090417k0000e040067000c.html

上坂冬子さんは、りっぱな日本のお姉さんだったなあ。

ガンだというのは、よしりんとの対談でも自ら言っておられたような。

お亡くなりになっても、みんなが、この方の意志と気概(きがい)を受け継いでいけばいいんじゃないかな。「巣鴨プリズン13号鉄扉」は、いい本だったので、ゼヒ読んでください。