船橋市動物愛護指導センターは、捕獲したり、引き取ったりした犬を訓練して里親に渡している
しつけと愛情で“名犬”育てる 船橋市動物愛護指導センター
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2009/04/07 16:14更新
「わが家のワンちゃん、言うことを聞かなくて。こんなにかわいがっているのに…」
そうお嘆きの愛犬家にぜひ会ってほしい3匹がいる。黒く大きくて優しい雄の「てつお」(推定5歳)、雌の「ハナ」(同1歳)、雄の「アクセル」(同5カ月)は、船橋市動物愛護指導センターでしつけの手本として飼われているモデル犬だ。
記事本文の続き 3匹は飼い主の事情でセンターに持ち込まれた。人間の都合でちょっと不幸な境遇を歩んだが、専門職員の正しいしつけと愛情で名犬へと生まれ変わった。
平成19年4月にオープンしたセンターは、捕獲したり、引き取ったりした犬を新しい飼い主に引き渡す仕事に力を入れている。19年度は62匹が「新生活」へと旅立ったという。
「来た犬をそのまま引き渡すわけではない」。担当職員3人を代表して、中臺(なかだい)由次さん(58)がそう教えてくれた。ほえたり、辺り構わずにおしっこをしたりでは、「嫁ぎ先」で嫌われるのもやむを得ない。
「良いことをしたときは褒める。悪いときは無視するが、しつけの基本」と元センター所長で動物愛護に詳しい品川道夫さん(61)。「犬に『自分がボス』と思わせては駄目」と話す中臺さんのかたわらで、散歩の合図をじっと待つモデル犬の姿が愛らしい。
3匹以外にも、センターには名犬がずらり。市外の人でも譲り受けられ、昨年夏にはたまたま三重県から訪れた人が一目で雄の中型犬を気に入り、引き取った。「タロ」と名付けられ、三重の海岸でじゃれつく姿を撮った写真がセンターに送られてきたという。
「犬は人間のパートナー。大切なのは血統じゃないんです、育て方なんです」。中臺さんはそう力を込め、優しくほほ笑んだ。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/living/pet/240374/
犬を飼おうと思っている方は、ぜひ、
船橋市動物愛護指導センターに行ってみてください。