イスラエルからのニュース
2009年3月29日(日)
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*ネタニヤフ政権は31日に発足するとリクードが発表。
労働党は参加したが、外相は極右のリーバーマン氏に
なるなど、右派色が強い。EUやパレスチナなどから、
和平継続に懸念の声も。(P,H,Y)
*スーダン領内でイスラエルが行なったとされる武器
密輸トラックへの攻撃は、無人機によるものだった
と英紙が報道。問題の攻撃以外にも、少なくとも2回の
攻撃が行われていたもよう。(P,H,Y)
*ガザから国防軍に向けて
対戦車ミサイル砲による攻撃。(P,Y)
*シャリート兵士の解放交渉担当者のデケル氏が、
土曜日にエジプトへ。 しかし、交渉が進展していると
の報道を首相官邸は否定した。(P)
*総選挙後の政権交代期を狙って、入植地では違法な
建設が進んでいるとの指摘。政権交代で対応が手薄に
なりがちなため。(H)
*インドとの15億ドルにおよぶ武器取引で、インド側
担当者に膨大な賄賂が支払われた可能性があるとの
報道。(H)
*カチューシャ砲とカッサム砲などを迎撃可能な「アイアン
ドーム」の 実験が成功したため、国防軍は予定を繰り
上げて年内にもシステムを配備へ。ガザとレバノンからの
ロケット砲撃に対抗する。(P)
*ホロコースト生存者の前で演奏したパレスチナ人の
青少年オーケストラに対して、地元のジェニンでは非難の
大合唱。企画を進めた女性は活動拠点の
アパートを封鎖され、町から
追放された。(P)
*時速191キロで一般道路を走行中のスバルの車を
摘発したところ、運転者は83歳の男性。「急いで帰宅
する途中」だったという。(Y)
2009年3月30日(月)
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*昨日はオルマート政権最後の定例閣議。オルマート
首相は「中道の政治路線を続けて欲しい」とネタニ
ヤフ氏に呼びかけた。(P,H,Y)
*ネタニヤフ氏が連立政権の各党に重要閣僚の席を
与えてしまったため、身内のリクードから不満の声。
党内実力者のシャロム氏は、象徴的地位を示された
ことに怒り「宣戦布告」をする構え。(P,H,Y)
*ハマスの兵士誘拐に対する報復として、ハマス系
囚人の権利を制限へ。
現在はテレビ、電話、勉強、面会など大幅な自由を
享受している。しかし、囚人への報復は、あまりに
低次元だとの非難も。(P,Y)
*1月の戦争後、ハマスはすでに
数十トンの爆薬や武器を
ガザに密輸していると、シンベトの長官が
閣議報告。エジプトはイスラエルと協力 して取締りに
当たっているが、完全阻止は難しい。(P,H,Y)
*20万人が虐殺されたダルフール紛争を指揮した容疑で
国際刑事裁判所から逮捕状が出ているスーダンの
バシル大統領が、アラブリーグの会議に出席。エジプ
トのムバラク大統領は欠席。(P,Y)
*ガザの戦争で、無人ブルドーザーが
大活躍したため、国防軍は大幅に台数を増加さ
せる事を検討。無線操縦で地雷原や爆弾などを処理でき
るため、死傷者数の減少に大いに貢献した。(P)
*イスラエル鉄道が、一部の安全業務担当者を、軍隊
経験者に限るとの規定を設けたため、40人のアラブ系
市民が解雇に。(H)
*ローマ教皇がナザレで行なう大規模なミサで、イスラ
エル側がかける準備の費用は570万シケル。3万
5千人が集まる見込み。(H)
2009年3月31日(火)
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*オルマート政権は、今日の国会で承認を得て4月1日
に業務開始へ。「エイプリルフール政権だと言われる」
との声も。多くの政党に閣僚の席を割り振ったため、
30人の大所帯となった。 (H,P,Y)
*エジプトとの国交30年を記念する国会で、ネタニヤフ氏
がオルマート首相に謝辞。自分も平和への道を歩む決意
を示した。(P,H)
*兵士が民間人を意図的に撃つなどしたとの内部告発を、
国防軍が否定。
証言は全て噂や憶測で、直接の体験は皆無だった。(P,H,Y)
*先週にガザの自治政府保健省の施設をハマスが占拠
したため、エジプ トやイスラエルでの治療を必要とする
患者の出入国手続きが不可能に。
ガザの外で治療を受けている患者は月に千人ほど。(P)
*野党になるリブニ外相が、外務省の送別会で「イスラ
エルは、世界中が敵だと考え孤立してはならない」と
演説。(P,Y)
*アラブリーグの会議は、スーダンのバシル大統領に
戦争犯罪で逮捕状を出した国際刑事裁判所を非難
することで一致。(H)
*アラブリーグで演説したアサド大統領は、ヒズボラや
ハマスの武力でイスラエルとの平和が達成できるとの
「平和論」を展開。(H,Y)
*米国のメシアニック・ジューが出版した過越の祭の式
次第(ハガダー) は、ユダヤ人を騙す宣教文書だと
反宣教団体が非難。「ユダヤ教」ではなく「キリスト教」に
分類するよう、書店に要求した。(H)
*過越の祭が近づいたため、牧場では乳牛の餌から
パン種の除去を開始。 過越の祭の期間中は、パン種を
取り除かなければならない。(H)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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イスラエルは無人の飛行機やブルドーザーを使っている。
戦争もハイテクになったものだ。日本は遅れていると思う。
軍隊も無いし、北朝鮮のミサイルが領空を侵して
頭上を飛んでも、それを見ているだけ。
日本の上に落ちてきたら破片を爆破するらしいが、落ちて
こなければ別にいいみたいではないか。自国の上に
ミサイルを飛ばされて黙っているのは日本だけでしょう。