イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2009年3月18日(水)
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*シャリート兵士の解放交渉について、交渉担当者の

 デケル氏が閣議で報告。イスラエルは数百人のテロリ

 ストの釈放を提案したが、ハマスはさらに多くの重罪

 テロリストの釈放を要求した。(H,P,Y)

*政府はハマスが釈放を要求したテロリストの名前を

 発表。悪名高いテロリストの氏名公表で、ハマスの

 要求を断った首相の対応が正しかったことを国民に

 理解してもらうのが狙い。(P,Y)

*シャリート兵士の帰還は絶望的になったが、兵士の

 両親は首相の邸宅前のテントは撤去せず、土曜まで

 抗議を続ける構え。(H,P,Y)

*複数の大学が国の管理を逃れるため、計180億シケ

 ルの赤字を16億シケルと報告していたと、国家監査官

 が指摘した。(H,P)

*ネタニヤフ氏は、まだカディマや労働党とも連立政権の

 交渉中。右派政権は不安定で、運営が非常に難しいと

 予想されるため。(H)

*ネタニヤフ氏が連立政権をまとめる期日は日曜の

 午後3時。ただし、2週間の期間延長を申請することが

 できる。(P)

国連の反人種差別会議は、EUなどの反発を受けて

 宣言文の表現を修正。新宣言文は、宗教に対する批判

 は全て「人権侵害」であり、メディアでの報道は禁止

 されるべきだとしている。(H,P,Y)

ファタハ指導者のダーランが「イスラエルの存在を

 認めない点では、ハマスもファタハも同じ」と発言。(P)

*ドイツでは、若者の20人に1人がネオナチのメンバー

 となっていることが判明。今後、ネオナチが勢力を

 拡大する懸念も。(H)

2009年3月19日(木)
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*ガザで従軍した兵士らが、国防軍はガザ住民の人権

 を守らず死傷者を増やしたと証言。アシュケナジ参謀

 長に記録が提出された。(H,P)

*兵士解放交渉の決裂を受けて開かれた政府の委員

 会は、ガザの封鎖強 化とパレスチナ人囚人の権利

 制限を提案。(H,P,Y)

*シャリート兵士の解放交渉は、イスラエルがハマスの

 要求どおりにテ ロリストを釈放しなかったので決裂した

 と、ハマスの交渉責任者。決裂の責任はイスラエルに

 あると語った。(H,P,Y)

*シャリート兵士の両親は、テントでの抗議は集結すると

 発表。テロリスト釈放に抗議していたグループもテントを

 撤収する。(H,Y)

*オルマート首相がゴラン高原の全面返還に同意して

 いたと、アサド大統領がイタリア紙に語った。シリアとの

 和平交渉は妥結直前まで進んでいたが、ガザで戦争が

 始まり中断されたという。(H,P)

*労働党のバラク党首は、連立政権への参加に賛成

 するよう、党幹部に要請。しかし、党内から強い反発を

 招いている。(H,P,Y)

*シャリート兵士解放交渉の失敗で、自治政府関係者は

 安堵。多数のテ ロリストが釈放されると、ハマスの人気

 が高まるため。(P)

*最高裁が、昨年夏にブルドーザーテロを行なった犯人の

 自宅破壊を許可。テロリストの自宅破壊が認められるの

 は5年ぶり。(P)

*イエメンの110人のユダヤ人が米国のユダヤ人団体の

 援助で米国に移住へ。ユダヤ機関は「イスラエルに

 移住すべきだ」と批判。(P)

*ヘルモン山の麓にある通称「アブラハムの門」の修復が

 終わり公開。
日干レンガ製の門で、4千年前のものと見られている。(P)

2009年3月20日(金)
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*カツァブ大統領を強姦罪とセクハラなどの罪で起訴。

 弁護側は、証拠が無いとして、全面的に争う構え。(H,P,Y)

*パレスチナの連立政権交渉は決裂。ハマスはオスロ

 合意を認めないことに固執。ファタハとハマスの立場は

 大きく食い違った。(P,Y)

*ネタニヤフ氏は日曜の期限までに連立交渉をまとめる

 のは難しいと見て、ペレス大統領に2週間の期限延長

 を要請へ。(Y)

*一部の兵士が、ガザにおいて不適切な行動を行なって

 いたとの告発を受け、国防軍が調査を開始へ。しかし、

 ガザで戦った多くの兵士は「ほとんどの兵士は適切に

 行動していた」と語っている。(H,Y)

*来週水曜、エジプトとイスラエルの国交樹立30年記念

 の式典がエルサレムで。しかし、極右のリーバーマン

 氏が外相になることに抗議して、エジプトはボイコットを

 検討しているもよう。(H,P)

*スイス紙が2007年のシリアの原子炉破壊作戦を特集。

 イランが資金を提供し、

 北朝鮮がシリアで原子炉

 建設を指揮したもよう。イスラ エル

 国防軍の特殊部隊が現場に潜入していたことも報じた。

 (H,P)

*ハマスは誘拐したシャリート兵士の取り扱いを悪くする

 と警告。双方の態度硬化で兵士解放は絶望的になって

 おり、ヒズボラに捕虜になったアラド飛行士と同じ運命を

 辿る懸念が強まっている。(H,Y)

*フランスのサルコジ大統領が、シャリート兵士の両親を

 励ます書簡。解放に向け協力する考えを伝えた。(P)

2009年3月22日(日)
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*土曜夜にハイファのショッピングセンターの駐車場で

 自動車爆弾が不発。大型の爆弾だったため、もし爆発

 していれば大惨事だった。テロ と見られているが犯行

 声明は出ていない。(P,H,Y)

自治政府が「エルサレムはアラブの文化的首都」と

 する集会をベツレヘムで実施。神殿の丘での集会は、

 警察が阻止した。(P,H,Y)

*ハマスの幹部マルズークが、シャリート兵士の交換

 交渉に前向きの発言。他の幹部は、更なる兵士誘拐を

 目指す考えを示した。(P,H,Y)

*ガザで誘拐されたまま1000日を迎えたシャリート

 兵士の両親が、抗議テントを撤収して帰宅。帰還に

 向けた活動は続ける。(H,Y)

*ペレス大統領はネタニヤフ氏の要請を受け、組閣期限

 を2週間延長。
ネタニヤフ氏は労働党を入閣させようと全力を挙げて

 いるが、リクード党内と、労働党内の両方で、強い反発

 が出ている。(P,H,Y)

*ハマスとファタハは今週、エジプトで連立政権の交渉を

 再開へ。両派の和解はガザ復興に不可欠だが、両者の

 違いは大きい。(P)

国連の反人種差別会議の決議文修正をEUが歓迎。

 しかし、会議が反ユダヤの大合唱になることは確実と

 見られている。(P)

*戦争犯罪で外国人を逮捕できる法制度を変更すると

 イスラエルに約束していた英国が、方針を変更。

 反イスラエル世論の影響。(H)

*ホロコーストに関与した83歳のナチスの元看守は、

 米国からオーストリアに強制送還されたが、オーストリア

 では訴追されないことが判明。犯行時点で未成年だった

 ため、裁くことができない。(Y)

2009年3月23日(月)
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*昨夜シャスが連立合意に調印。内務相、住宅建設相、

 宗教相はシャスに。ネタニヤフ内閣は、リクード、イスラ

 エル我が家、シャスの3党で53議席を確保したが、

 組閣にはあと8議席が必要。(P,H,Y)

*オルマート首相が「二国家共存を認めない内閣に参加

 するのは良くない」と、暗にバラク氏を批判。バラク氏の

 事務所は「オルマート首相 は早く引退して口を出さない

 方が良い」と反発した。(P,H,Y)

*イスラエルとハマスの双方の関係者が、捕虜交換交渉

 は続いていると確認。イスラエル関係者はハマスの回答

 待ちだと語った。(P,H)

*ガザの住民が「家族が帰るまでシャリート兵士を解放

 するな」と、ガ ザで座り込みを開始。シャリート兵士の

 人形を檻の中に入れ、テロリストの解放をイスラエル

 政府に呼びかけた。(P,Y)

*エジプトの大使が、今週水曜のイスラエル-エジプト

 平和条約30周年記念の式典に出席すると回答。

 リーバーマン氏の外相就任に抗議するため、欠席の

 可能性があると懸念されていた。(P,H,Y)

ベルギーの学校でホロコースト生存者

 が証言したところ、イスラム教の教師

 「ほとんどが誇張だ」と生徒に向って発言。(P)

*バラク国防相は、入植地オフラの違法建築の撤去

 命令を実施しない構え。問題の建物は既存入植地の

 内部にあるが、パレスチナ人の土地で、 三にわたり

 工事中止命令や撤去命令が出されている。(P,H,Y)

*西壁に向うバスを男女別にすることで、超正統派と

 運輸省が紛争。超正統派は男女別座席を要求してい

 るが、運輸省は男女別座席の設置は差別であり違法

 だとの立場を取っている。(P)

2009年3月24日(火)
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*リクードと労働党が、連立政権構築に向け本格交渉。

 しかし、労働党内部では、連立参加に強い反対論が

 出ている。(P,H,Y)

*ガザを調査した国連の人権問題専門家が、国防軍が

 少年を人間の盾に使うなど国際法に違反したと、43

 ページの報告書を発表。ハマスが 国際法違反をしたか

 どうかは「未確認」だとした。(P,H,Y)

*国防軍が非人道的な行為をしたとする非難に「違反は

 あっても一部」とアシュケナジ参謀長が反論。調査を

 約束した。(H,P,Y)

「イスラム運動」指導者のサレーが、東エルサレムで

 違法集会を行なおうとしたため、支持者らと共に逮捕

 された。(P,H,Y)

*レバノンのファタハ幹部が仕掛け爆弾テロにより暗殺。

 ファタハの内部抗争か、外部の政敵か、どちらの犯行か

 わかっていない。(P,Y)

*最高裁の許可を受け、アラブ人の町ウムエルファーム

 で右派が今日、デモを強行する。2500人の警官が

 警備に当たる。同市の市長は「 身体を張ってデモが

 市内に入るのを止める」と語った。(H,Y)

*ベングリオン空港への着陸中に貨物機とイベリア航空

 機がニアミス。 イベリア航空側のミスに管制官が気付き、

 衝突は回避された。(H)

*フランスのユダヤ人団体がイスラム教との対話を打ち

 切り。イスラム教団体が国防軍のガザ攻撃を「ホロ

 コースト」に例えたため。(P)

*エジプトが、ガザにトンネルで密輸される560頭の

 羊を押収。5トンのセメントと、500キロのTNT火薬

 発見された。(Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp