アメリカの借金は世界の富の総額の3倍、そして、負けが込んで払えないカネとは空想上の負債
ニューヨークタイムズ3/9:オバマ大統領ブッシュ行政命令見直しを指示
(ふるやの森)
http://blog.goo.ne.jp/flatheat/e/5558d30ce34861a845b5a17945d58f4f
2009-03-14 05:45:25
【ワシントン】ブッシュ前大統領が新しい法律の制定を避けようとして提出した行政命令の法的正当性を見直すために、オバマ大統領は政府高官にエリック・H・ホルダー弁護士を通して命令の合法性を検証するよう命じた。
WASHINGTON ― Calling into question the legitimacy of all the signing statements that former President George W. Bush used to challenge new laws, President Obama ordered executive officials on Monday to consult with Attorney General Eric H. Holder Jr. before relying on any of them to bypass a statute.
Obama Looks to Limit Impact of Tactic Bush Used to Sidestep New Laws
3月9日月曜日には、ニューヨークタイムズのウェブサイトがオバマの大統領メモを初めて取り上げた。この日 AP通信の記者は、オバマが大統領になってからわずか7週間で、ブッシュが出してきた違法な行政命令をほとんど覆してきたと報じている。また、ブッシュが議会を統制するために出してきたガイドラインをすべて見直すよう司法当局に命じたとも伝えている。
Obama Orders Review of Bush’s Signing Statements
この記事を見れば、オバマは本気であり、本物であることがわかる。これからは、日本の政治家も高級官僚もマスメディアの幹部も、海外の動きを正確に伝えないと、国民から御用済みにされることを覚悟してほしい。NHKが小泉純一郎や竹中平蔵、武部勤、中川秀直らブッシュ子飼いのポチたちを今も「改革」路線などと称しているのは、あまりにも政治的に偏った不当な表現である。多くの日本人は彼らがブッシュの圧力で日本を「改悪」したことをすでに知っている。このことに気がつかなければ、NHKもまた国民の信頼をほんとうに失ってしまうことをおそれなければならない。
~~~~~~~
JES会員特別報告:日本のマスコミに望むこと
http://lala-rep.com/?p=714
世相のウラを読む(274)オバマは金融システムの大改革に乗り出した
武山 祐三:2009.3.13
アメリカには莫大な負債が存在する。そのほとんどは空想上のものである。オバマはその空想上の負債と取り組むことを強要されている。この負債はいったい誰が作ったものなのか。普通なら、そんなものは作った者が払うべきだ。アメリカは消費大国である。だが、その消費は富に裏打ちされたものではなかった。消費はいつか支払うべき義務が生ずる。支払うべき日に支払う事ができなければ、これはデフォルトである、と断定される。
もう一つの負債はばくちであった。どら息子がカネも持ち合わせて居ないのに、親の金をアテにして大博打を打った。聞き慣れない呼び名だがデリバティブという博打だ。案の定大負けした。親は仕方がないから代わりにしぶしぶ払った。払える内は何とか親が面倒を見て問題にはならなかった。そのうち負けが込んで来て親の支払い能力を超え、どうにも身動きがとれなくなった。このどら息子には悪い癖があった。何かというと暴力をふるう。親だってそれが怖くて迂闊に注意もできない。そうこうするうちに、一家は破産し、夜逃げするしかなくなった。どこか日本の三代目の資産家の親と、出来の悪いどら息子に似てはいないか。悪いのはウラで騙した博打の胴元である。悪い事は重なるもので、クスリにまで手を出してクビが廻らなくなっていた。まるで時代劇の一シーンを見ているようだが、今のアメリカの現状がそのまま当て嵌まる。ここでいう胴元とは、国際金融財閥の腐った連中のことであり、クスリは麻薬で、ウラで大もうけしてきたのはCIAという悪代官だ。彼らはまるで表に出ていない。まったくひどい話である。ひどい話だが分かってしまえば単純なことだ。世間知らずのどら息子とは、いささか失礼だがアメリカ国民の事であり、騙しの胴元、詐欺師は闇の国際金融財閥の事である。
しかし、オバマは本気である。オバマが世界を変えようと決意している姿は本物だ。こんな、人を騙してカネを撒き上げる世の中が普通に許される訳がない。博打も麻薬も禁止するしかない。そして、負けが込んで払えないカネとは空想上の負債であり、もともと支払う必要もない。債務が莫大になって支払い能力を超えたとき、日本では自己破産という手続きを弁護士に頼む。要するにリセットである。その時法的手続を取る弁護士という救世主が、即ちオバマだ。彼は4月2日ロンドンに行く。その時、この問題を公然と議論する覚悟を決めている。G20のメンバーはその時、アメリカ大統領としてのオバマの真実の姿に触れるであろう。世界にはこれまで闇の金融システムが存在し、表でFRBと各国中央銀行とで基軸通貨ドルを操り、世界中の富を貪って来た。ウラではCIAという悪代官を使って戦争と麻薬とで極悪非道な行為を世界中で繰り広げ、最後には世界のほとんどの庶民を奴隷階級にまで突き落とし、搾取と支配を極限まで進めるつもりであった。これを一部の好事家は「陰謀論」という、ただひと言の戯言で片付けて、隅に追いやってきた。しかしいま、この企みがすべての部分で破綻しつつある。この事をはっきり認識している人はごく僅かしかいない。それが、ここにきてオバマの決断により急激に変わり始めたのである。
古い金融システムは中心の核心部分まで腐っている。いま生じているデリバティブの損失額はすべて帳簿外で処理され、その額は2000兆ドルであり、日本円では実に19京円にも達する。この簿外処理というやり方も、博打ですったどら息子の借金を、肩代わりする親のカネの出し方とそっくりである。会社の正式の帳簿から支出する事が出来ないのと何ら変わらない。ただその借金の額が凄まじい。その額とは世界全体でこれまで生み出されてきた富の総額の実に3倍にも達する。銀行と保険会社、ヘッジファンド・年金基金の表向きの会計報告から除外されてきたこのデリバティブの損失をうまく清算するためには、銀行破産が正式な手続きで実行され、大銀行が一時的に国有化されなければどうしようもない。その過程は過酷極まりないものになり、我々はその瞬間ごとに固唾を呑み、ただそれを見守るだけである。いまや我々は金融のドミノ倒し現象が世界中に急速に波及して行くのを目にしようとしている。
これを見越したオバマは、すでにFRBをアメリカ財務省の監視下におき、すべての公務員に対して、違法な資金操作を禁止する措置を通達した。また、日本の「ワタリ」と同じようなシステムとして機能していたブッシュ関連「高級官僚」の《回転ドアシステム》を徹底的に廃止する予定である。
日本のメディアがこの現象をなぜ報道しないのか、という疑問が一部に存在するのを私は知っている。それは、メディアそのものが既に彼ら闇の手先(悪代官)に篭絡されており、身動きならなくなっているからだ。しかし、3月9日月曜日には、ニューヨークタイムズのウェブサイトがオバマの大統領メモを初めて取り上げた。この日AP通信の記者は、オバマが大統領になってからわずか7週間で、ブッシュが出してきた違法な行政命令をほとんど覆してきたと報じている。また、ブッシュが議会を統制するために出してきたガイドラインをすべて見直すよう司法当局に命じたとも伝えている。
http://www.truthout.org/031009L Obama Orders Review of Bush’s Signing Statements
この記事を見れば、オバマは本気であり、本物であることがわかる。これからは、日本の政治家も高級官僚もマスメディアの幹部も、海外の動きを正確に伝えないと、国民から御用済みにされることを覚悟してほしい。NHKが小泉純一郎や竹中平蔵、武部勤、中川秀直らブッシュ子飼いのポチたちを今も「改革」路線などと称しているのは、あまりにも政治的に偏った不当な表現である。多くの日本人は彼らがブッシュの圧力で日本を「改悪」したことをすでに知っている。このことに気がつかなければ、NHKもまた国民の信頼をほんとうに失ってしまうことをおそれなければならない。