イスラエルからのニュース
2009年3月11日(水)
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*ネタニヤフ政権で、イスラエル我が家のリーバーマン
党首が外相になることはほぼ確実。リクード有力者の
シャロム氏は、副首相の地位を要望しているが、工業
相か運輸相になる可能性が高い。(P,H)
*リクードの有力者カラ氏が、1月にシリア政府の高官と
会談していたことが判明。ネタニヤフ氏は自らの関与を
否定した。(P,H,Y)
*ハマスとファタハがエジプトで連立政権の構築を目指し
て協議を開始。しかし、両者の違いは大きく、交渉は
難航する見込み。(P)
*イスラエルに対してカッサム砲撃を続ける
イスラム聖戦のメンバーをハマスが拘束。しかし、
イスラム聖戦の広報担当者は、ハマスとイス ラム
聖戦の関係に変化は無いと語った。(P)
*イスラエル銀行のフィッシャー総裁が、44億シケルの
不況対策案を発表。減税や雇用対策、産業の活性化
策などを含む大掛かりなもの。
「これはまだ控え目な案」と総裁は語った。(P)
*1994年にパレスチナに誘拐・殺害された兵士の両親が、
オルマート首相宅前で抗議を続けるシャリート兵士の
両親を訪問。(P,Y)
*家族29人を国防軍に殺されたとして、ガザのパレス
チナ人がイスラエルの政府高官を告訴。8億シケル余
の賠償を求めた。(P,H,Y)
*同性愛者の教授カップルに養子縁組を認める判決。
養子とされた男性は、少年時代に同性愛を両親に知られ
家から追い出された後、14年間も教授らと一緒に暮らし
ていた。(P,H,Y)
2009年3月12日(木)
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*イスラエル我が家が世俗結婚制度の導入要求を取り
下げ。世俗結婚に こだわると、宗教右派との連立は
不可能になる。(H,P)
*オルマート首相宅前にテントを張り、抗議を続ける
シャリート兵士の父が「今が最高の条件」だとハマスに
妥協を呼びかけ。国会議員を含む多くの政治家らが
抗議テントを訪問している。(H,P,Y)
*エジプトで行なわれているハマスとファタハの和解交渉
は難航。メンバーが西岸地区で拘束されていると、
ハマスはファタハを批判している。両者の立場の違いは
大きい。(P,Y)
*ナチス強制収容所ソビボールなどで看守をしていたデム
ヤンユクが、ドイツで起訴へ。一度1986年に米国から
イスラエルに身柄を移送され裁判にかけられていたが、
証拠不十分で釈放されていた。(H)
*喫茶店チェーンのスターバックスのロゴにある女性は、
旧約聖書に登場する女王エステルだとして、エジプトの
イスラム教指導者がボイコットを呼びかけ。同社によると、
女性はエステルとは無関係。(P)
*ピクニックで地雷原に入り込んだ男性が地雷で負傷。
ヘリで救助作戦が行われたが、ロープが外れて高空から
転落し、死亡した。(P,Y)
*死海文書は、エルサレムで作成されたもので、ユダヤ
戦争の時にクムランに運ばれたとする説を唱えるゴルブ
教授の息子が、インターネッ ト上で父の論敵になりすま
した疑いで逮捕された。(H)
*植物の根に取り付け、乾燥の度合いを判断して、散水を
促す装置が開発された。水のやりすぎを防ぎ、農業用水
の効率利用を促す。(H)
*ベイト・シェメシュの西5キロで、ビザンチン時代の教会跡
を発見。モザイクには多くの銘文が残っている。(P)
2009年3月13日(金)
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*カツァブ元大統領が記者会見で無実を主張し、検察を
非難。女性団体は反発、カツァブ氏のメディア顧問は辞任
を表明した。(H,P,Y)
*リクードとイスラエル我が家の連立交渉は大詰め。
日曜日にシャス、月曜に他党との合意をまとめ、水曜の
発足を目指す。(P,Y)
*国防軍のアシュケナジ参謀長が昨夜、訪米に出発。
イランの核の脅威にどう対処するかが重要な議題となる。
(P,Y)
*イスラエルに対してロケット砲撃を続ける武装組織を
ハマスが非難。犯行グループを調査中だと発表した。
(H,P)
*エジプトで行なわれているパレスチナ連立政権の交渉は、
決裂の可能性も。エジプトは月内の調印を目指し、交渉を
進めている。(H,P)
*国連人権会議で、イスラム教の名誉を傷つける発言を
人権侵害の犯罪として取り締まるよう求める決議案が
提出された。同決議案は、シャ リア(イスラム法)の実施も
加盟国に推奨している。(P)
*昨日、国会で国際女性の日を記念。議事堂前には女性
団体が集まった。次期政権では女性閣僚が1人になる
可能性が高まっている。(Y)
*ローマ教皇が、ホロコースト否定論者のウィリアムソン司教
の破門を解除したことは間違いだったとする手紙を発表。(H)
*先月にイスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」を受賞した
村上春樹氏が、文藝春秋誌の記事でイスラエルを批判。
自治区の封鎖や、パレスチナ難民の帰還を否定するのは
間違いだとした。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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村上氏は、文藝春秋誌の記事でイスラエルを批判するのなら
イスラエル賞をもらいにいかねばいいのに。
礼儀知らずというか、ふざけているというか、
なんか、かっこ悪いことだと思う。抗議をしにいくために、
イスラエル賞受賞の場を使うのは、イスラエル賞の権威を
バカにしていると思う。イスラエル人は、村上氏のことを
恩知らずで失礼な人だという認識を持つのではないか?
もしも、イスラムの国で何かの受賞式があったとしても、
「カッサム砲でイスラエルを攻撃するのは、よくない。」と
堂々と言えるのか?殺されてしまうだけじゃないのか。
イスラエルだから、殺されないと思っているから
そんな失礼な事が平気でできるのだと思う。
日本で、何か外国人に賞を与えるようなことがあって、
賞を受けた外国人が、その場で日本批判を始め、
国に帰っても日本批判を雑誌で書きまくっていたら、
日本人は、どう感じる?
そんなに文句を言いにくるなら、賞をもらいに
くるなよと、思うのでは?
「国連人権会議で、イスラム教の名誉を傷つける発言を
人権侵害の犯罪として取り締まるよう求める決議案が
提出された。同決議案は、シャ リア(イスラム法)の
実施も加盟国に推奨している。(P)」
国連人権委員会なんて、
イスラム教徒に乗っ取られた意味のない
集合体じゃないか。
日本は、国連に金を払う必要などないですよ。