無断でHIV検査/川崎の総合新川橋病院 | 日本のお姉さん

無断でHIV検査/川崎の総合新川橋病院

無断でHIV検査/川崎の総合新川橋病院

 川崎市川崎区の総合新川橋病院(内海通院長、二百八床)で、患者に無断でエイズウイルス(HIV)抗体検査を行っていたことが八日、神奈川新聞社の調べで分かった。検査は院内感染の防止が狙いとみられるが、請求書にはHIV検査費と明記されておらず、患者自身は検査を受けたことを知らない可能性が高い。厚生労働省は同病院に対して、事実の公表と該当する患者への検査費返金を指導した。 

 関係者からの情報によると、同病院は、眼科の手術を控えた多数の患者に対して、同意を受ける手続き前にHIV検査を無断で行うことが常態化していたという。患者からは「保険外材料」の名目で費用を徴収していたとされる。

 白内障などの手術の前に医師が患者に説明する同意書には、HIVを含む感染症の検査を実施し、HIV検査は自己負担を求める旨が記されていた。しかし、実際は患者が同意書にサインする前に、採取されていた患者の血液がHIV検査に回されていた疑いがある。厚労省関東信越厚生局は事実関係を把握しているもようだ。

 関係者に対する取材では、同局神奈川事務所が二〇〇八年十二月、健康保険法に基づく立ち入り調査を実施し、HIV検査費を「保険外材料」の名目で患者に負担させていた点を過大請求と指摘したとみられる。同病院に対して少なくとも、カルテの保存期間の五年間を自主点検して該当する患者に返金するよう指導した。

 同事務所は「HIV検査は患者の同意が不可欠であり、院内感染を防ぐ名目で半ば強制的に患者に行われていたとするならば、指導の対象となる」と話している。

 同病院の三上啓二事務長は神奈川新聞社の取材に対して、過大徴収に関しては「患者への返金については対応を検討している」とコメントしたが、「具体的な内容については、院長と協議の上、取材をお断りすることにした」としている。

 医療事件の専門家らは「患者の自己決定権の侵害」と、病院の姿勢を批判している。3月9日10時0分配信 カナロコ

無断で検査して検査費を請求するなんて
あんまりだよ。友人の看護師さんによると
患者さんは知らないけどそこの病院では
肝炎の検査はしていて、
「あの患者さんは肝炎だから。」と教えて
気をつけているそうです。それでも、婦長さんが
患者さんの肝炎がうつって急に死んでしまった。
医者や看護師さんの気持ちになれば、患者が
HIV感染者か肝炎かどうかは知りたいところだと
思う。