「偽装中国人4人逮捕」一考(博士の独り言)
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脱北家族装い不法入国=日本人妻と中国人4人逮捕-大阪府警など
北朝鮮から脱出し帰国した日本人妻が、家族に成り済ました中国人を不法に入国させていたとして、大阪府警と千葉県警は8日、入管難民法違反(不法入国など)の疑いで東京都板橋区相生町、無職斎藤博子容疑者(67)と中国人の男女4人を逮捕した。府警外事課によると、斎藤容疑者は「脱北の時お世話になった中国人に言われるままやった」と容疑を認めているという。脱北者の家族を装った不法入国事件の摘発は全国で初めて。時事通信(Web)3月8日付記事より参照のため抜粋引用。写真は読売新聞記事(切り抜き)3月8日朝刊(38面)より参照のため引用
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二紙が報じた偽装事件
読売、朝日の二紙が朝刊紙面(3月8日)で報じた偽装事件だが、今夕の時事通信の配信では、脱北日本人妻(日本在住)の家族を偽装して日本へ入国していた「中国人の男女4人」(表題)が逮捕された、と伝えられている。朝刊紙面を観てみると、読売新聞は、大阪府警の「捜査関係者によると」、として、「不法入国の疑いがあるのは、北朝鮮との国境付近に住んでいた中国籍の3人前後の男女。数年前に脱北した日本人妻の親族として昨年、日本での在留資格が認められたが、実際は親族関係にはなかった疑いが強まったという」と記している。
なぜ、疑いが強まったのか。その事由について、朝日新聞が偽装に関与したわけではないが、「疑いが強まった」事由を朝刊紙面に記している。云く、「府警によると、出入国管理法違反容疑で逮捕状が出た日本人妻(67)=東京都板橋区=は昨年末、府警を訪れ、不法入国を手助けしたと自ら告白したとされる」、と掘り下げた記事を配している。おそらく、これらの二紙は、事前に情報を得ていたが、しかし、人民網(人民日報)の提携・日本語版紙の方が情報をすでに深く掘り出していた。または、何らかの流れから、今般ははっきり書く必要があったのかもしれない。同紙が背景とする人民網の影響によるものかもしれない、と観れば、朝日紙面の詳細な紙面を認識しやすくなる。
続けて、云く、「今回の事件は、この告白がければ発覚する可能性はほとんどなかったという」とある。朝日紙面が事実とすれば、おぞましい話ではないか。たまたま、「日本人妻」が府警に告白したから、“親族”を語って入国した「中国人男女」も偽装も判らなかったことになる。同紙面では、偽装入国の裏には、「中国人ブローカー」の存在を示唆している。ここでも、「中国人ブローカー」か、と隔週誌「SAPIO」の過去のさまざまな「中国人ブローカー」が関わる偽装事件の記事を連想する。もしかすると、街ですれ違う「誰か」や満員電車の中で隣り合わせになる「誰か」が、「ブローカー」やその客の「偽装入国者」の可能性もあるのかもしれない。表題の、脱北者の家族の事例に関わらず、さまざまな事例を通じての偽装入国は絶えない。
上記の二紙が報じたこの事件も、また、いつもの月並みな表現ながら、多くの事件の中の「氷山の一角」である可能性もある、と認識して差し支えないだろう。
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偽装にいたるまでの経緯
表題の「日本人妻」を逮捕後に、時事通信は、「斎藤博子容疑者(67)」、と配信している。これは府警記者クラブでの発表によるものだろう。その情報をもとに、云く、「逮捕容疑では、斎藤容疑者は2006年7月、めいに成り済ました自称金孝月容疑者(47)の受け入れ先になり、不法入国を手助けしたとされる」と。さらに、「同課によると、斎藤容疑者は1961年、在日朝鮮人の夫(死亡)や長女と帰還事業で北朝鮮に渡り、子ども5人を産んだ。2001年2月に脱北。朝鮮人ブローカーの案内で中国・延吉市に行き、かくまってくれた中国人夫婦から偽装入国を持ち掛けられたという」と記している。
偽装入国の具体的な経緯については、「夫婦のうち女は斎藤容疑者の「長女」として同年8月、一緒に日本に帰国。続いて自称金哲権(38)、孝月両容疑者が「次男」「めい」に成り済まして入国し、「長女」の夫の池青松容疑者(46)も来日。4人は風俗店などで働いていた。本物の長女とめいは既に死亡、次男は北朝鮮にいるという」とある。過酷なまでの偽装に映る。おそらくは、逮捕された脱北者の「日本人妻」は、本物の「日本人妻」なのであろう。いわば、両親の呵責に耐えられなくなり、府警に告白したのかもしれない。ここでも、審査は口頭に依存するものではなく、「DNA鑑定」による客観的な判定審査が必要なのかもしれない。
また、事例から読み取れる問題点は、今後も新たに現れるであろう脱北者の「日本人妻」の中には、「妻」自身が偽装であり、本人ではないケースも考えられることだ。むしろ、人道的に「脱北者」の存在を確実に保護するために、脱北者受け入れには、新たな審査基準を考慮する必要があるのではないか。それは、DNAなどのフィジカルな面に限らず、メンタルな要素も考慮しなければならないだろう。特定国からの日本渡航者には、必ず、と指摘して差し支えないほど、「工作員」「スパイ」という、上記の二紙が好みそうな、実に厄介な存在が紛れ込むからである。偽装ブローカー、偽装入国者を水際で防ぐ新法案の策定も必要だ。
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【筆者記】
最寄りの、湘南台(小田急線沿線)駅の周辺には、外国人が激増している。それが、品位ある外国人、たとえば、フランス人の文学者やドイツ人のエンジニアならば「国際化」の香り豊かに、といえるのかもしれないが。特定国の民(たみ)が大半を占めているようだ。駅周辺は、横浜市営地下鉄を誘致するなど、一時は、開発に成功したかに映ってはいたが、西口の周辺はパチンコ店が建ち並び、好ましい光景とはいえない。同駅を利用する学生が可哀相だ。現実に、さまざまな声を拾って来た。これらについては、後稿の機会に、国思う調査隊(非組織)の報告稿で紹介したい。以上、紙面記事を参照し、小稿を報告する。
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読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、小稿を新たにアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメント、メッセージをいただき感謝します。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
日本は毅然とあれ!