韓国国防省が23日発行した国防白書によると、北朝鮮は約40キロのプルトニウムをすでに抽出した。
北朝鮮が新型中距離ミサイル配備、特殊部隊増強=韓国国防白書
[ソウル 23日 ロイター] 韓国国防省が23日発行した国防白書によると、北朝鮮は新型中距離弾道ミサイルを配備し、特殊戦闘部隊を増強した。
米国領土への攻撃を想定した新型ミサイルは、同国が保有するミサイルの中で射程距離が最長。アジアの攻撃可能範囲が拡大し、日本全土が射程に入る。 著名な国防アナリストは週末、北朝鮮がこのミサイルを月内に試射する可能性を指摘した。このミサイルの発射実験はこれまで成功していない。 韓国国防省は、北朝鮮がすでに韓国全土と日本のほぼ全域を攻撃できる弾道ミサイルを数多く保有していると発表している。 白書は「北朝鮮の常備軍による核兵器やミサイルなど大量破壊兵器の配備と増強、さらに部隊の増員は、われわれの安全保障にとって直接的で深刻な脅威だ」と指摘。北朝鮮は特殊部隊を6万人増の18万人に強化したほか、韓国への攻撃を想定し、軽歩兵部隊の近代化を進めているとした。 白書によると、北朝鮮は約40キロのプルトニウムをすでに抽出した。専門家の話では、これにより少なくとも5つの核兵器が製造可能で、同国はミサイルへの核兵器搭載を進めているという。 2月23日15時45分配信 ロイター |