イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2009年2月18日(水)
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*ペレス大統領が今日から連立政権の事情聴取を開始。

 各党の意向を聞き、誰に組閣を任せるかを判断する。

 注目が集まっているイスラエル我が家は、木曜朝に方針

 を表明する予定。(P,H)

*国防軍兵士の解放を停戦の前提条件とする方針を、

 今日の安全保障閣議で決定へ。ハマスは反発を強め

 ている。(P,H,Y)

*今回のガザ戦争で利用された情報収集兵器を国防軍

 が公開。家などに投げ込めば内部が観察できる野球

 ボール状の偵察カメラや、階段を昇降できる頑丈な小型

 偵察ロボットなどがある。(P,H)

*イスラエルが諜報網を駆使してイランの核開発を妨害す

 る作戦を行なっていると、英紙が報道。時間稼ぎが目的

 だという。(H,Y)

*アッバス議長が、イスラエルとの和平交渉を担当して

 いるクレイ氏を解任し、エレカット氏を任命か。(Y)

*給水公社が仮設の海水淡水化プラントを緊急設置する

 と発表。少雨による水不足を緩和するため。(P)

*アシケロンの病院を防弾仕様に建て替える用地に、

 古代の墓地があっ たため工事が中断。チーフラビは

 墓の移設を認めたが、超正統派の一部が移設を認め

 ていない。住民は工事再開を要求中。(Y)

アウシュビッツのガス室の設計図がベルリンで公開。

 ガス室の横には死体置き場があり「拡張可能」と書か

 れている。(H)

*ゴラン高原で収穫されたリンゴ8千トンを、赤十字の

 仲介でシリアに輸出中。5年前に合意が成立し、毎年

 続いている。(H)

2009年2月19日(木)
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*多くの政党がネタニヤフ氏を首相に希望する意向を

 ペレス大統領に伝えたため、カディマ中心の連立政権は

 絶望的。左派政党の労働党とメレツ、アラブ政党は

 いずれも野党になる方針を固めた。(P,H,Y)

*昨日の安全保障閣議で、シャリート兵士の解放を停戦の

 条件とすることを全会一致で確認。オルマート首相は、

 在任中の停戦成立にこだわらず、粘り強く交渉を続ける

 考え。(P,H,Y)

*1月に失業した人は2万人。2月にもさらに2万人が職を

 失う見込み。 求職者が殺到した職安は増員を求めてい

 るが財務省は拒否。職安の職員組合はストライキを開始

 した。(P,H)

*次期首相と見られているネタニヤフ氏は停戦交渉に

 関して沈黙。囚人釈放をオルマート首相在任中に済ま

 すためだとの見方も。(P)

*ホロコースト生存者の資金8億シケルを横領した罪で

 懲役刑の判決を受け、国外逃亡を図ったペリー弁護士

 を即時収監。(P,H,Y)

*イスラエル我が家のリーバーマン党首に対する尋問の

 許可を、警察がマズズ検事総長に申請。同党首は資金

 洗浄、詐欺などの容疑を受けているが、同党は「捜査は

 政治的だ」と反発している。(H,Y)

*イエスの母マリアが登場し「多くの男と寝た」等と語る

 寸劇がイスラエルの深夜TV番組で放映されたため、

 キリスト教指導者が激しく抗議。コメディアンは番組の

 中で謝罪する方針を表明した。(H)

*ヘブライ大学やテルアビブ大学に続き、宗教系バルイ

 ラン大学でも東アジア学科を設置へ。ユダヤ的視点

 から東洋思想を学ぶ。東アジア学は人気が高く、

 人文系学科の中で最高の人気だという。(H)

2009年2月20日(金)
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*米国のミッチェル中東特使が、ハマスとファタハの

 連立政権に賛成を表明。ただし、ハマスが暴力放棄、

 イスラエルの存在公認、以前の合意の遵守などに

 同意することが条件だとした。(P,H,Y)

*ネタニヤフ氏はカディマと労働党を含む大連立を模索

 中。カディマの リブニ党首は、ネタニヤフ氏の率いる

 政権には参加しない方針を示し ているが、まだ参加の

 可能性もある。(P,H,Y)

ガザからグラッドとカッサムを

 含む3発のロケット砲攻撃。

 停戦後の砲撃数は50を越え

 た。国防軍はガザとエジプト間の密輸トンネル6本

 を破壊し、ガザ北部でも小規模な作戦を行なった。

 (P,H,Y)

*イスラエルはハマスとの交渉の最終段階になって兵士

 の解放を条件に持ち出したと、エジプトの外務省が

 批判。土壇場での新条件が交渉妥結を困難にしてい

 ると語った。(P,Y)

*米議員団がガザを視察。ハマス高官とは会談せず。

 米国は政府関係者のガザ訪問を禁止していたが、

 方針に変化の兆しか。(P,H,Y)

*イランがウラン濃縮作業の速度を落としていると、国際

 原子力機関が発表。西欧諸国との和解を模索か。(P,H)

*ガザに通じるケレム・シャロム検問所に対する爆弾攻撃

 があったが、 国防軍が阻止。パレスチナ人1人を拘束

 した。(P)

*1973年に米国でイスラエルのメイヤ首相の暗殺に

 失敗した「黒い九月」のテロリストが米で釈放。国外

 追放となる見込み。(H)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
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発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp