省庁あっせん廃止、3月中に政令=天下り、渡りで首相
省庁あっせん廃止、3月中に政令=天下り、渡りで首相
麻生太郎首相は17日午後の衆院予算委員会の公務員制度改革に関する集中審議で、官僚の天下りと「渡り」に関し、出身省庁のあっせんを禁止するための政令について「年度内、2009年3月いっぱいを目途にやらせていただきたい」と述べ、3月中に制定する考えを明らかにした。自民党の石原伸晃幹事長代理への答弁。
2月17日17時18分配信 時事通信 |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090217-00000099-jij-pol
<麻生首相>「渡り」政令前倒し 年内廃止から年度内に
麻生太郎首相は17日の衆院予算委員会で、官僚の天下りと官僚OBが天下りを繰り返す「渡り」に関し、省庁あっせんを廃止する政令について「09年3月いっぱいをめどにやらせていただきたい」と述べた。3日の予算委で明言した「年内の廃止」を前倒しした。天下り規制への姿勢をアピールする狙いがあると見られる。
自民党の石原伸晃幹事長代理への答弁。
政府が昨年12月に閣議決定した政令は、官民人材交流センターの本格稼働まで各省庁のあっせんを認め、渡りも首相判断で容認可能としている。
新たな首相方針に対し、民主党は「従来の省庁あっせんが廃止され、センターによるあっせんが前倒しされるだけ。かえって天下りが制度化される」(中堅)と批判。あっせんを経ずにOB間で「指定席」を明け渡す渡りの「裏ルート」解明も要求している。【野口武則】
2月17日21時0分配信 毎日新聞