イスラエルからのニュース
2009年2月15日(日)
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*オルマート首相は、誘拐されたままのシャリート兵士の
解放が停戦の必須条件だと宣言。ハマスは「シャリートに
こだわれば停戦は遅れる」とイスラエルを非難した。(P,H,Y)
*連立交渉は、カディマ中心の政権、リクード中心の政権、
カディマとリクードの連立の3つの方向で進行中。指名
権を持つペレス大統領は、誰に組閣を依頼するか明らか
にしていない。(H,P,Y)
*トルコの首相がガザ戦争中にイスラエルを非難したことに
対して、国防軍幹部が「トルコは自分の行状を考えよ」と、
アルメニア人虐殺について暗に言及。トルコは反発し、
釈明を求めた。(P,H,Y)
*ハマス幹部のマルズークらとファタハ幹部のクレイらが、
週末にカイロで和解協議。連立政権の構築について話し
合った。(P)
*来月のクリントン国務長官のイスラエル訪問などを通じ、
米政府はイ スラエル新政権に入植地建設の凍結を
求める構え。(H)
*金曜にはガザから3発の
カッサムと1発のグラッドに
よる攻撃。また、パトロール
中の国防軍に対しても爆弾
攻撃があった。(Y)
*キプロスがイラン船から違法な資材を回収。武器は発見
されず、武器の材料が見つかったもよう。(Y)
*観光省が、2012年に年間観光客500万人を達成する
との目標を、2015年に延期。観光客の伸びが落ちて
いるため。(H)
*教育省が学校の宿題を生徒のレベル別に出す方策を
推進しようとしたところ「宿題を多く準備するのは困難」と、
教師らが反対。(H)
2009年2月16日(月)
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*ハマスは国防軍兵士の解放と引換えにテロ首謀者を
含む1000人以上の解放を要求中。オルマート首相は、
交渉には時間がかかると語っ た。最終決定に当たり、
ネタニヤフ氏の意見も聴く考え。(P,H,Y)
*ハマスが武器補給を目指していると、ディヒター治安相
が閣議で警告。ガザの復興はハマスの武器補給につな
がると指摘。シンベトのディスキン長官は、エジプトの
密輸取締が不十分だと語った。(P,H,Y)
*ロシアのラブロフ外相がイスラエルを訪問中。今年中頃
にモスクワで和平会議を開催すると語った。ハマスは
招かないもよう。(P,H)
*米国が4月にジュネーブで開催される人種差別会議に
参加か。前回の会議は反ユダヤの大合唱で、今回も
「シオニズムは人種差別」との結論は確実な情勢。
イスラエルはボイコットを決めている。(H)
*ベツレヘム近郊のエフラタにある170万平米の土地は
国有地だと国が宣言。8件の差止め請求は却下され、
9件目の訴えが起きている。すでにエフラタには入植地
があり、その拡大に結びつく動き。(H)
*ヨルダンの議員らがイスラエルの指導者を「人道に
対する罪」で国際刑事裁判所に訴える動きがあると、
アルジャジーラが報道。(Y)
*5月に予定されているローマ教皇のイスラエル訪問では、
ペレス大統領が同行して案内する予定だと、オルマート
首相が発表。(H)
*ミネラルウォーターとして有名な「エデン」が、少雨のため
泉の水質が変化し、生産を一時中止。市場に出ている
製品は問題ない。(P)
*テルアビブでは、風俗産業の宣伝物やポルノが通常の
コンビニなどに置かれているため、女性団体などが摘発
作戦を開始。(H)
2009年2月17日(火)
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*イスラエルが土壇場でシャリート兵士の解放を停戦の
必須条件にしたため、停戦合意は遅れるとエジプト
政府関係者。週末には、すぐに停戦合意が調印される
との報道が流れていた。(P,H,Y)
*国防軍は、1338人とされるガザでの戦争での死者の
うち1200人の名簿を作成。民間人は3分の1以下だと
断定した。国連は独自にガザでの死者分析をする構え
だが、時間がかかる見込み。(P)
*カディマのリブニ党首と、イスラエル我が家のリーバー
マン党首が非宗教路線で合意。国家と宗教の分離を
軸に連立を目指す。(H,P,Y)
*ガザからまた2発のカッサム砲
攻撃。大きな被害は無かった。(P,Y)
*自治警察を強化し急速な経済成長を実現すれば自治
政権の力が強まり平和になるとの見解を、ネタニヤフ氏
が表明。22日間のガザでの戦争の間も、西岸地区は
平穏だったと語った。(P,H,Y)
*アラブリーグのムーサ事務局長が、中東諸国を歴訪中。
アラブの内部対立が激化する中、和解と連帯が必要
だと語った。(P)
*今回のガザ戦争で、ロケット迎撃システムの運用に
必要なデータが集積されたことが判明。システムの
稼動は来年の予定。(P)
*ホロコースト生存者のための資金を横領した罪で懲役刑を
宣告されて いるペリー氏が、国外逃亡を図ったとして
逮捕。(H,Y)
*ドバイでの大会に出場する予定
だったイスラエルのテニス選手
ピアー氏にビザが発給されず、
出場が不可能に。(H,P,Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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ドバイは、心が狭い人たちの国らしい。
テニス選手にビザぐらい与えるといいのに。
イスラエル人選手が入るとドバイの警察は
選手をテロから守り切れないということか?
そんなに治安が悪くて警察が無能なら
ドバイで国際的な試合をしなければいいのだ。
選手は試合がしたいのにビザをくれないだなんて、
イジメだ。