ハロゲンヒーター事故が今冬多発 NITEまとめ | 日本のお姉さん

ハロゲンヒーター事故が今冬多発 NITEまとめ

ハロゲンヒーター事故が今冬多発 NITEまとめ

2月13日20時36分配信 産経新聞


 今冬(昨年10月1日~2月5日)に発生した、ハロゲンヒーターが原因とみられる発火などの事故が57件(うち死亡1件、重軽傷4件)にも上ったことが13日、独立行政法人「製品評価技術基盤機構」(NITE)のまとめで分かった。

 NITEによると、ヒーターのハロゲン管が破裂し、飛び散ったガラスの破片でカーペットを焦がしたり、突然台座付近から炎があがる事故などがあった。部品の接触不良などが主原因とみられている。

 また、ハロゲンヒーターが原因と断定された事故は平成13~20年に477件発生。20社が40機種(中国、韓国、台湾製)をリコール(無償交換や製品回収)しているが、事故に歯止めがかかっていない。

 NITEは「リコール対象製品を使い続けると危険。焦げた臭いなど異常があれば、すぐに使用を中止してほしい」と注意を呼びかけている。
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<ヒーター発火>今冬6人死傷 発煙など57件

2月13日20時52分配信 毎日新聞


 独立行政法人「製品評価技術基盤機構」は13日、今冬にハロゲンヒーターから発煙・発火した事故が57件発生し、死傷者は6人に上ったと発表した。うち18件はリコールが実施されていた製品だったが、改修などの対策が取られていなかった。

 08年10月1日~今月5日にメーカーなどから報告された事故を集計した。機構によると、使用中に本体の台座部分から炎が出たり、ハロゲン管が破裂してガラス片がカーペットに落ちて焦げるなどの事故が相次いだ。部品の劣化や導線の接続不良でショートしたことなどが原因とみられる。

 ハロゲンヒーターは23社の約50製品でリコールが実施。同機構はウェブサイトにリコール製品の一覧をまとめ、注意を呼びかけている。サイトのアドレスは(http://www.nite.go.jp/jiko/leaflet/leaflet.html)。【奥山智己】
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ハロゲンヒーター発火2件 8万台リコール

2009/01/07 16:36更新

経済産業省は7日、輸入会社「アイアン」(新潟)が輸入した中国製ハロゲンヒーター(IR-4423)について、首振り時に内部の配線がよじれて損傷し、発煙・発火する事故が2件起きたとして、同社がリコール(無償交換)すると発表した。けが人はなかった。対象は約8万台。問い合わせは同社、フリーダイヤル(0120)848450

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中国製ハロゲンヒーター、発煙・発火3件

2009/01/14 18:58更新

 経済産業省は14日、電気製品輸入販売のフカダック(大阪)が輸入した中国製ハロゲンヒーター(FH-911)で、ヒーター管と内部配線の接続部に生じた亀裂によってスパークし、発煙・発火する事故が3件起きたとして、同社がリコール(代替品との無償交換)を始めたと発表した。対象は約4600台。問い合わせは、フリーダイアル0120・04・1212(同社)。

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ハロゲンヒーター「煙」「発火」にご注意 リコールの対象品か確認を

2008/12/01 09:14更新

冬本番を迎え、暖房器具はフル回転だ。平成13年ころから普及したハロゲンヒーターは製造不良などで事故が起き、117万台余りが無料回収や無償点検修理(リコール)の対象となっている。だが、リコールに気付かないまま使い続けて事故に遭う例があるとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。(日野稚子)

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韓国製ハロゲンヒーター発火事故4件

2007/12/21 21:26更新

気製品製造卸「ユニ・ロット」(大阪市)が輸入・販売した韓国製ハロゲンヒーターで、発火による焼損事故が4件あったことが分かり、同社は21日、対象となる約3万台のリコールを始めた。製品は平成14年8月から販売された2機種「YH-6000(B)」「YH-6001(W)」。問い合わせは、フリーダイヤル0120・598・003

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去年の今頃も、中国製ハロゲンヒーターから

火が出たと言っていたし、この冬は誰も

ハロゲンヒーターは買わないと思っていたが

そうでもないらしい。B子のお母さんも

最近買っていた。みんな、ニュースを読んで

いないのかな。

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記事本文の続き ≪電気暖房機器の3割≫

 国民生活センターなどに寄せられたハロゲンヒーターの事故は、平成10年度から今年9月までで計417件に上り、電気暖房機器での事故情報の3割を占めている。事故の内容は「煙や火花が出た」「発火した」がそれぞれ2割を超え、ヒーター管などの破裂を加えると6割にのぼった。

 製品事故の報告を受けて回収や無償点検修理などの対象となったのは、センターが把握しただけで19団体44機種の計117万3768台。12~15年ころに中国、韓国、台湾から輸入・販売されたものが、1~3年後にリコール対象になる場合が多い。輸入元だけで対応する場合や、販売元業者も加わってリコール対応の窓口を設置するなど、実施方法はさまざまだ。

 ≪ガラス管にひび≫

 ハロゲンヒーターのオレンジ色に光るガラスのヒーター管には、フィラメントとハロゲンガスなどが封入されている。特定時期の製品にリコールが相次いだことについて、あるメーカーの担当者は「ガラス管の質が悪くて亀裂が入り、封入ガスが抜けて空気が混ざり、発火したり破裂したりした」と話す。

 扇風機型で、ヒーター管を保護するクッションやスプリングがなく、運搬の衝撃でガラス管にひびが入りやすい製品も見受けられたという。

 温度調節は強弱2段階が主流だが、強から弱へ切り替える際は、電流を半導体のダイオードに通して調整する。こうした温度調節の電子部品は、ハロゲンヒーター本体底部にあるため、故障したまま弱運転にして発火し、床に敷いたカーペットなどが焦げる事故も多かった。

 ≪進まぬ回収≫

 ところが、製品の回収は進んでいない。18年12月には千葉県の60代女性から「3年前に購入したハロゲンヒーターから発火して消し止めたが、業者に連絡したら、リコール社告を3年前に出したという。社告に気付かなかった」とセンターに連絡があった。

 センターがリコールを出した19団体に回収状況などをたずねたところ、「2~3割」という回答が圧倒的に多く、最高でも4割程度にとどまっていた。

 ヒーター管が破裂し、カーペットが焦げる事例が起きたとして昨年1月に自主回収を決めた輸入業者は、販売元の家電量販店と組んで対応窓口を開き、社告を出した。14年秋から1年余りで約10万5000台を販売したが、昨年秋に2度目の社告を出しても、回収率は2割程度だったという。「季節商品なので、使い始めるころに気付かれる場合が多くなる」と、先月には3度目の社告を実施した。

 センターは「ハロゲンヒーターを使うなら、リコール対象品になっていないかどうか確認してほしい」と呼びかける。輸入元や販売元に直接問い合わせるほか、国民生活センターや製品評価技術基盤機構のホームページで社告やリコールを調べることもできる。

 ≪3~5年で寿命≫

 ハロゲンヒーターには耐用年数がある。高熱になるガラス管は、メーカーによっても異なるが3000~5000時間が目安。冬場(6カ月)を通して1日6時間使えば、3~5年で寿命となる。経年劣化による重大事故を避けるため、使用停止を呼びかけたメーカーもあるが、担当者は「利用者の方に事故になってからでは遅いからと説明をしても、もったいないとして、理解していただけない」と打ち明ける。

 耐用年数に達していなくても、安全に使うには(1)転倒安全装置に負荷がかかるので、じゅうたんなど柔らかい面には置かない(2)ヒーターのそばを離れるときは電源を切る(3)外出時はコンセントを抜く…を心がけたい。