独VWと東芝、電気自動車で提携 駆動システム共同開発 | 日本のお姉さん

独VWと東芝、電気自動車で提携 駆動システム共同開発

独VWと東芝、電気自動車で提携 駆動システム共同開発

 【フランクフルト=後藤未知夫】欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)と東芝は12日、電気自動車の駆動システムなどを共同開発することで合意したと発表した。VWが開発中の次期小型車で実用化する。二酸化炭素(CO2)排出量削減が課題となる自動車業界では電気自動車の開発競争が激化。VWは三洋電機とも小型のリチウムイオン電池開発に乗り出しており、環境対応車で先行する日本の技術の取り込みをはかる。

 VWのマルティン・ヴィンターコーン社長と東芝の西田厚聡社長が提携の覚書に調印した。西田社長は「将来の自動車技術にとって、両社が共同開発するノウハウは重要な一歩になる」とコメントした。

 VWはトヨタ自動車の「iQ」に対抗し、欧州市場や新興国で販売する次期小型車を開発中。傘下のブランドでも同様の車種を拡大する。VWと東芝は、同車種でエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車や電気自動車のモデルに搭載する駆動システムや関連技術を共同開発する。 (10:03)http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090213AT2M1300313022009.html