イスラエルからのニュース
2009年1月28日(水)
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*ガザで検問所近くをパトロールしていた国防軍の車に
仕掛け爆弾攻撃。 兵士1人が死亡し3人が負傷した。
戦死したのはベドウィン人の兵士だったが、家族の要望
により名前や写真は公表されず。(H,P,Y)
*国防軍は、ガザでの爆弾攻撃に関与したアルカイダ系
組織のメンバーを殺害。オルマート首相は、更なる報復
を行なう考え。(H,P,Y)
*米国のクリントン国務長官は「イスラエルは自衛の権利
がある」と語 り、イスラエルのハマスとの戦いを擁護。
(H,P,Y)
*デスコト国連総会議長が、西岸地区とガザの状況は
「人種差別」だと発言したためユダヤ人団体が抗議。
デスコト氏は、昨日行われた国際ホロコースト記念日の
行事を欠席した。(H,P)
*ハマス指導者のハニエが、独立した国際
的なガザ復興機構の設立を容認。
ハマスは復興支援資金を独占的
に扱う方針を示していた。(P)
*ガザの国連機関UNRWAの元職員が同組織を批判する
報告書を米政府に提出。金持ちやテロ組織ばかりに利益
を与え、一方的にイスラエルを批判し、子供に憎悪教育を
行なっていると指摘した。(Y)
*西岸地区の入植地建設が増加したとピース・ナウが指摘。
入植者団体は「貴重な活動記録の作成に感謝する」と
コメントした。(P,Y)
*ホロコースト否定論者の司教の破門を解除したことに抗議
して、チーフラビ庁がバチカンと断交。3月の話し合いも
中止に。(P)
*ユダヤ人として初めて国際宇宙ステーションで3ヶ月を
過ごしたレイズマン飛行士が、自分の区画にメズザを
付けていたと証言。(H)
2009年1月29日(木)
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*ミッチェル中東特使がイスラエルを訪問し、オルマート
首相、バラク国防相、リブニ外相と会談。ガザの停戦
継続を求めた。(H,P)
*ガザから停戦成立後2回目のカッサム砲攻撃。国防軍は、
ガザ南部の密輸トンネル数本を空爆により破壊した。(P,Y)
*ハマス指導者のマシャールは、誘拐した国防軍兵士の
解放とは無関係に検問所を無条件で開放するよう
イスラエルに要求。兵士解放には1万人以上の囚人釈放が
必要だと交渉担当者は語った。(P,Y)
*ガザで誘拐されて948日になるシャリート兵士の母が
「国と母との約束が破られている」と政府を非難。
早期解放を求めた。(Y,P)
*戦争で中断していた選挙戦が再開し、各党が激しく
他党を批判中。新しい世論調査による予測ではリクードの
議席数は28。小党分立の傾向で、安定政権ができない
可能性が高まっている。(H)
*ベネズエラが今月初めにイスラエルの外交官を追放した
のを受け、イスラエルもベネズエラの外交官を追放。
同国政府は「犯罪者であるイスラエルに追放されるのは
誇るべきこと」と語った。(H,P,Y)
*ヒズボラがヨーロッパで計画していたイスラエルに対する
テロが現地機関の協力で防止されたと治安関係者が
語った。(H,P)
*BBCがガザ救援募金の広告放映を拒否したことに抗議し、
国際原子力機関のエルバラダイ事務局長がBBCへの
出演を拒否した。(P)
*ガザでの戦争で両親を失った子供たちなど47人を、
キブツ運動が2週間の休暇に招待。しかし、当日になって
ハマスが参加を禁止したた め、子供たちは検問所に現れ
なかった。(P)
2009年1月30日(金)
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*15人の死者を出した2002年のガザでの爆撃について、
当時の国防相ベンエリエゼル氏ら7人を刑事捜査すると
スペインの裁判所が決 定。イスラエルは捜査中止を求め
る訴えを起した。(H,P,Y)
*ライス米国連大使が、ガザでの戦争犯罪を調査する
ようイスラエルに要請。しかし、ハマスも民間施設を標的に
した攻撃を行い、民間人を人間の盾に使うなど明らかな
戦争犯罪を行なったと指摘。(H,Y)
*スイスで行なわれている世界経済フォーラムで、ペレス
大統領がガザ侵攻を擁護する発言をしたところ、怒った
トルコのエルドアン首相が 「お前は人殺しだ」と発言し、
両者が怒鳴り合い。(H,P,Y)
*大量の武器を積載したイラン船を、米国の要請を受け
てキプロスが摘発。船籍はキプロスで、法的権限は
同国にしか無いため。(H,Y)
*ヒズボラのナスララが、1年前にムグニエを暗殺したの
はイスラエルだと非難。必ず復讐すると宣言した。(H,P,Y)
*イスラエルがトルコに無人偵察機を来月に納入へ。
高度な攻撃力を持ち、今回のガザ戦争でもハマス
戦闘員を殺害した。(H)
*ハマスがダマスカスに本部を置く武装組織を結集し、
PLOに替わるパレスチナ代表機構を設立すると宣言。
パレスチナの分裂を招くとし て、自治政府のアッバス
議長は懸念を強めている。(P)
*ガザのハマスの幹部が「我々はイスラエルの殲滅を
求めていない」と、ハマス憲章に反する発言。長期
停戦の可能性を示唆した。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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日本政府が贈るガザ復興支援の金も全部、
ハマスのポケットに入って、一般人には
届かないで、武器に変わるのだと思うよ!!
日本政府は、その辺も考えて支援しないと
誰からも感謝されず、ハマスが笑うだけに
なっちゃうよ。アラブ人は、金持ちが貧乏人を支援する
のは、当たり前で善行をつみたてさせてやっているんだと
いう考え方だし、何かもらってもあまり感謝しない。
日本の新興宗教でも、そういう考え方で、金をだまし取った
相手に「あんたは、徳を積んだのだ。」と言ったりする。
(友人が新興宗教に入っている妹に金を盗られた時に
言われた。)
騙されるのは、愚かだからだと思っているし、
日本政府がガザの復興の金を出す時は、ハマスの
ふところに入らないように監視をつけないといけないですよ。
日本国民の税金を無駄なことに使わないでほしいです。