イスラエルからのニュース
2009年1月25日(日)
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*選挙を控え、カディマとリクードの舌戦が激化。カディマの
リブニ党首は「ネタニヤフ氏が首相になれば対米関係が
悪化」と警告。ネタニヤフ党首は「カディマはあせってい
る」と余裕で応じた。(H,P,Y)
*米国の艦船が紅海を航行中のイラン船を調査し、武器
を発見。しかし、秘密作戦のためか、米国は詳細を明ら
かにしていない。(P,Y)
*ガザへの武器密輸を取り締まるため、フランスが艦船を
ガザ沖に派遣する方針を発表。検問所運用にも協力す
る考えを示した。(Y)
*イランは核兵器開発のための原料ウランが欠乏して
いると、英紙が報道。原料生産国に輸出を止めるよう
外交圧力がかかっている。(P,Y)
*エジプトとガザを結ぶラファ検問所の運用のため、ハマ
スはガザ在住
のファタハメンバーを監視員として容認する方向か。(P,Y)
*「イスラエルがハマスを倒さなかったのは大きな間違い」
と自治政府高官。ハマスは救援物資を盗んで資金源にし、
ファタハメンバーを拘束、殺害していると非難した。(P)
*ガザでは平穏が戻り、学校の授業も始まって、商店も
営業を再開。ラファでは密輸トンネルの復旧作業が
進行している。(H,Y)
*米国航空局に安全度の認定ランクを引き下げられたため、
イスラエルの航空局が950万シケルの予算で管制官の
研修を実施へ。(H)
*2歳の子供と共に寝ていた20歳のベドウィン人の母親が
殺害された。家名を守るため、家族に殺されたと見られ
ている。(Y)
*女性同性愛者のカップルの「離婚」に伴い、2人が子供
の親権争い。 同種の事件はイスラエル史上初で、
裁判所は対応に苦慮。(H)
2009年1月26日(月)
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*エジプト仲介による和平交渉で、ハマスが長期停戦を
拒否。停戦は最大1年半で、その間に武器補給を進め
ると宣言した。(P,H)
*右派政党イスラエル我が家のリーバーマン党首に資金
洗浄などの疑いで刑事捜査。同氏の娘を含む7人の
側近が逮捕された。(H,P,Y)
*BBCに続きスカイニュースもガザ救援の募金広告の
放映を拒否。公正な報道にならない上、資金がハマス
に渡る可能性が高いため。(Y)
*国防軍がガザの死者名簿を作成中。死者数は1100人
前後で大半がハマスメンバー。一方、ハマスは自らの
戦死者が48人、イスラム聖戦が32人、国防軍の
戦死者が49人だと主張している。(Y)
*カトリックがホロコーストを否定したウイリアムソン司教の
破門を解除。5月の教皇のイスラエル訪問には影響しな
い見込み。(H,P)
*ハマス指導者のザハルが戦争で負傷し治療中だと
クウェート紙が報道。ハマスの主要な指導者は暗殺を
恐れてまだ潜伏を続けている。(P)
*この1月に、ガザ戦争がきっかけとなり、世界で250件
の反ユダヤ的事件が発生したと、ユダヤ機関が報告。
(H,P)
*イスラエル銀行が、今年の経済成長率をマイナス0.2%
と予想。失業率は7.6%に達する見込み。回復は来年
以降か。(H)
*昨日の閣議で深刻な水不足に関する報告。今冬は記録
的な少雨で十分な降雨は期待できず、大幅な節水策が
必要になっている。(P)
*ユダヤ人の離婚が増加し、史上初めて1万組に。うち
180人の女性は男性が離縁状を書かないため再婚でき
ない状態。(H,P)
2009年1月27日(火)
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*オバマ米大統領がミッチェル中東特使を中東に派遣。
「中東和平は私個人に取っても重要課題だ」と大統領
は語った。(H,Y)
*ガザを視察したEUの支援責任者が「破壊の重大な
責任はハマスにある」と怒り。民間人を人間の盾にして
挑発したと激しく非難した。ハマス支持だったEUの
態度に変化の兆しか。(P,H,Y)
*「どんなイスラエルの指導者とでも和平交渉の用意が
ある」とシリアのアサド大統領。ただし、ゴラン返還が
条件だと語った。(P,Y)
*ハマスに誘拐されたままのシャリート兵士の解放を
目指す交渉は、イスラエル側が条件を甘くしたにもかか
わらずハマスが拒否。ハマスは検問所開放などの実
施後に交渉に入る考え。(H,P)
*イスラエル銀行が2月から公定歩合をさらに引き下げ
1%に。昨年秋からの相次ぐ引き下げで、史上最低の
金利になった。(H,P)
*小児性愛者のネットワークが摘発された。犯人には
スポーツコーチや高名な法律家、実業家などが含まれ
ている。(H)
*反ユダヤ主義の専門家が、ガザ戦争を契機にナチスと
イスラエルを同一視する論法が広がっていると指摘。
ユダヤ人迫害の罪責感を軽減させるためヨーロッパで
支持を集めていると分析した。(H)
*最新の予想議席数は、リクード30、カディマ22、
労働党17、イスラエル我が家16。先週の別の調査では
同順で28、24、16、16だった。右派優勢は確実と見ら
れている。(H,P)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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日本のお姉さんの意見。↓
イスラエルの悪口を書く人のコメントは
削除させてもらいます。
キリシタンに関する悪口もです。
彼らはカトリックだけれども、真面目に信じていて
むしろ、秀吉が褒めているほど、正直に生きていたようです。
キリシタンになった大名は、自分の領地内の寺院を
つぶさせたが、それが秀吉の怒りを誘ったと、キリシタン関係の
本には書いてあります。大名でも、そんなに自分の領土で
好きなことはできなかったようですね。わたしが、高山右近でも
自分の領土では寺院を増やさないし、信者も減っていくと
自然に寺院も無人になるから、つぶすと思いますが、
秀吉の側近には、寺院の僧侶がたくさんいて、キリシタンの
悪口を常に秀吉に吹き込んでいたのです。
過ぎたことは、仕方がないことです。日本にカトリックが
少ないのは、政府がキリシタンをほとんど殺害したから
でしょうね。
戦争中は、政府の言う通りに、天皇のお御影とやらを
拝まなかったら、憲兵につかまって拷問されたらしいし、
死んだクリスチャンもいたらしい。韓国では、多くの
クリスチャンが酷い迫害を受けました。
日本キリスト教会は、政府に合わせて戦争を勧めは
しないが、反対はしないで、天皇がいる方向に向かって
参拝のようなモノマネして生き残ったところが多かった
らしい。そういう団体に属さずに、ちゃんとイエス・キリストを
救い主だと信じているクリスチャンは、戦争の間、憲兵に
ずっと殴られていたらしい。