だから、今こそ、日本人は立ち上がらなければならないのです。 | 日本のお姉さん

だから、今こそ、日本人は立ち上がらなければならないのです。

『大転換の時代――10年後に笑う日本人が今すべきこと』(ブックマン社、2009年1月22日発売)の前書きより修正の上、引用。↓
http://www.haradatakeo.com/company/library015.html

私がなぜこの本(『大転換の時代』)を書き綴ったのかといえば、私たち日本人が知っているようで知らない「もう一つの世界」があることを示したかったからです。もはや詐欺まがいの金融商品であったことが明らかとなっている「サブプライム証券」の行き詰まりをきっかけとした米国発の金融危機は、世界中を席捲。日本から見る限り、もはやどこにも逃げ場が無いように見えます。

 しかし、だからといって全てが暗転し、全てが潰えようとしているわけではないのです。日本では戦後、圧倒的な米国化によって、外国といえば、ほぼイコール米国ということになってしまっています。実際、不思議な風習や料理を伝えるエンタメ番組を除けば、米国以外の国々の様子について逐一リアルタイムで伝えてくれる大手メディアは日本において皆無です。そのため、私たち日本人はといえば、米国が世界の全てであり、その経済の崩壊は世界経済全体の崩壊であるかのように思い込んでしまっています。手本であったはずの米国による「覇権の終焉」は、従順なる生徒であった日本にとってやりようの無い喪失感の始まりとしても受け止められているのです。

 誰も口に出しては言わないものの、今、日本社会のすみずみまで広がっているそこはかとない喪失感は、元はといえばそうした「偉大なる教師・米国」の没落から来ているのです。最後は「対日年次改革要望書」なる外交文書まで突きつけられて「構造改革」という無間地獄にも似た課題を課された日本。時に反発はありつつも、着実にこれをこなしてきたというのに、褒めてくれるはずの米国、絶対的に強かったはずの米国はもはやそこにいないのです。これでは肩透かしに他ならないではありませんか。

 だから、私は思うのです。私たち日本人は、今こそ、もはや受身となって逃げるのを止め、むしろ積極的に「歴史を回す」役割を担うべきなのだと。米国による「覇権の終焉」は世界の終りを意味しません。飛行機に乗って十数時間もすればすぐ見ることができるスイスの圧倒的な豊かさは、金融国家・多民族国家として米国とは全く別の成功モデルがあることを教えてくれます。まずは価値観を相対化させること。これが何よりも必要です。

 「分散化」「2020年」―――これが今、歩み始めようとするニュータイプの日本人にとってのキーワードです。インターネット化が加速度的に進み、もはや大手メディアであってもその他大勢を圧倒できなくなった今、密かにこうした流れを強引にも逆転させようとする動きを米国、そしてロシアが見せつつあります。しかも、このまま行けば、日本を含む東アジアが悲劇の舞台となる危険性が高いのです。

 だから、今こそ、日本人は立ち上がらなければならないのです。奪われたとはいえ、依然として圧倒的な力を誇るその富を握り締め、新しい発想、果断な行動力を持ってして。そのことを、実は世界が待ち望んでいます。そのことを知らないのは、他ならぬ私たち日本人だけです。

 この本は、ありきたりな外交論でも、投資の指南本でもありません。また、ただひたすら過去を振り返り懐かしむ本でも、技術革新による明るい未来を何の留保もなく喧伝するための本でもありません。

 今の日本を取り巻く本当の問題が何であり、それはどうやったら解決できるのか。そのために一人ひとりの日本人が一体何をすれば良いのか。そうやって変身を遂げる日本人の先に待ち受けるのは「幸福」なのか、「悲劇」なのか。これからの世界は一体どうなっていくのか。 このことを知りたい全ての日本人のために、この本は書かれたのです。 (2008(平成20)年12月 原田武夫記)

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日本のお姉さんの意見。↓

アメリカの経済がガタガタになったので、日本も物が売れずに

ヤバイ空気が漂い、輸出企業は大変ですが、これで世界が

終わったわけではなく、スイス人は、どうも優雅に暮らしている

らしいです。スペイン人も、ずっと仕事がなくて失業率も高いの

に、楽しそうに暮らしている。昔の栄華の名残りかな。

それがいいとは言わないが、日本人も、アメリカ以外の国に

目を向けて学ぶべき部分があれば、学べばどうかと思う。

赤ちゃんの粉ミルクにメラミン樹脂を入れて小金を稼ごうと

するような人がいっぱいいる国などは、絶対にマネしてはいけま

せんが、外国と言えばアメリカと思ってアメリカ人と一緒に

悲観的になったり、日本がアメリカの州であるかのように

オバマ氏の演説に夢中になったりするのは、どうかな。

日本では、誰も励ましてくれないので、

アメリカ人と一緒にオバマ氏に励まされるのはかまわないと

思うけど、

日本人が日本人としての誇りを失って、道徳教育も、

歴史の教育もできていないから、日本人がチュウゴク人化して

ネットのヤミサイトで集まって、女性を襲って金を奪って

殺すようなヤツラにまで劣化しているのではないかと思う。

劣化している人は40代前半でも、すごく劣化してきている。