知っておきたい火事の原因
火事の原因は、コンロ、タバコ、放火、ストーブ、電熱器が多い。
てんぷら油をコンロにかけて、別の部屋でテレビを観たり、
掃除をしていたとか、忘れていたとか、電話や来客の応対に
夢中になっていたというのが多いそうだ。
鍋の中のてんぷら油に火がつくと、水をかけると火が一気に
天井までいくので、水を含ませたタオルを鍋の上からかけて
ずっと放置しておくのがいいらしい。途中で、もう大丈夫かな?
とタオルを持ち上げてチェックしない。
鍋の火が消えても、火が壁や天井をなめていた場合、
消防局に電話をかけて消防局員にきてもらってチェックして
もらうことが大事です。火種が壁の中や天井の中に隠れている
ことがあり、火が消えたと思って安心していたら、二階から
火が出て火事になった場合があるそうです。
てんぷら油だけではなく、脂っこい食品を火にかけて忘れた
ままにしていると、鍋に火がつくそうです。
寝タバコは、しないように。老人ホームでも、寝タバコでボヤを
出した人は居ずらくなって出されます。何度も寝タバコで
ボヤを出すと老人ホームでも追い出されます。酒に酔った
まま、タバコの火を始末しないで寝てしまい火事になった例も
多いのです。タバコのポイ捨てで、山火事が起きたという事件
は常に起こっています。自然界の中でいい空気を吸わずにタ
バコを吸うということは、不自然なことです。しかも、吸殻を
自然の中にポイ捨てしてくるなんて、最低の行為ではないで
しょうか。そんな行為の結果、山を焼いてしまうなんて、
あんまりです。ついでに言いたい。山道ではタバコを吸いながら
歩かないでください。後ろを歩く人がどれだけその煙と臭いで
迷惑するか、考えてみてほしいです。
キャンドルやアロマランプでムードを出しているうちに寝てしま
い火事になった家もあります。ガラスのポットにアロマ系の
アルコールを入れているときに、アルコールを
こぼしてしまい、火をつけたときに、ポットと床にこぼれた
アルコールに引火して一軒丸ごと燃えてしまった家もあります。
最近では、おじいさんがチャッカマンにアルコールを入れようと
していたら、アルコールにストーブの火がついて火事になったと
いう事件もありました。
ベランダや家の周りに放火魔の気を引くような燃えやすい物を
置かない。
電気ストーブのまわりに、燃えやすい物や洗濯物を置かない。
電気ストーブだと思って安心していると、洗濯物がいつのまにか
電気ストーブに張り付いて、温度が高くなり火が出て火事に
なるということが多いのだそうです。北海道では、亀が寒がる
ので、ストーブをたいたまま、囲いをして外に出ていたため、
寒がりの亀がもっと暖をとろうと、囲いを倒しストーブも倒した
ため、家が火事になって亀も焼け死んでしまうという事もあり
ました。
ストーブをつけたまま、親が家を出ていたので、家が火事に
なり、子供が焼け死んだという事もありました。
子供や動物がいる家では、オイルヒーターなどの、電気を
使ってパネル内部のオイルを温める方式の暖房器具をつけて
出られることをお勧めします。
ひとつのコンセントから蛸足状に複数の電気器具を同時に
使っている場合、余ったコードをぐるぐる巻きに束ねていると、
束ねた部分が熱を持って、コードが溶け、そこから発火する
場合があるそうです。普通の家庭では、どうしてもひとつの
コンセントで、複数の電気器具を使う場合が多いので、
サージキラー付きの安全コンセントを使用することをお勧めし
ます。
また、電気器具から火が出るという場合もあるのです。
今は、無いと思いますが、昔はテレビから火が出たということ
もあったそうです。
電気関係では、コンセントとプラグの隙間にほこりが溜まり、
ほこりが熱くなって発火して火事になったという場合が多いので、
プラグはきちんと根元まで差し込まれているかどうか、ほこりが
溜まっていないか、常に気をつけていた方がいいのです。
昔の話ですが、ねずみが屋根裏で電線をかじって火事に
なったとか、ゴキブリがコンピューターの中に入って、
電気系統をショートさせたとか、意外なことが原因で
火が出た場合もありました。
使ったてんぷら油をキッチンペーパーでくるんでゴミ箱に
捨てたところ、そこから火が出た場合もあるので、使ったばかり
の熱いてんぷら油を捨てる時は、十分熱をさましてからに
してください。台所には、煙が出たら警報音を出してくれる
天井や壁に取り付ける装置をつけると火事が3分の1に減ると
いう調査結果が出ているそうです。なお、消防局員による
警報機の訪問販売は無いので、サギにあわないように。
自分で量販店で購入してください。
そんなに高くはないそうです。平成24年から、普通の家庭でも
警報機の取り付けは義務となるそうです。新築では、すでに
取り付けることが義務付けされています。
台所から火が出る場合がほとんどなので、火を使いだしたら
台所から離れないことが肝心です。
以上、テレビの「おは朝」」からのまとめでした。
こちらも読んでね。↓
http://juki.nomaki.jp/kaji.htm
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人気のまきストーブ、ご注意を 天井裏の炭化で突然発火
環境への配慮やレトロな外見から、最近人気のまきストーブ。だが、普及に伴って、まきストーブが原因の火事も目立つようになった。煙突と接する壁や天井裏の木材が熱せられて炭化し、ある日突然発火したケースがほとんど。松本広域消防局は注意を呼びかけている。
同消防局によると、まきストーブが原因になった管内の建物火災は、2004年と05年にはなかったものの、06年は2件、07年は5件発生。08年にも2件起き、1件は木造2階建て住宅を全焼し、もう1件は発見が早かったため天井裏を焼いた程度で済んだ。 9件のうち7件が、煙突の熱で住宅の壁や屋根裏が次第に炭化し、火が出た「長期低温着火」が原因。 残りの2件は、煙突の外側に付着した落ち葉や煙突の掃除を怠って内部にたまったタールなどから出火した。 長期低温着火を防ぐために、通常は煙突を通す壁部分に「めがね石」と呼ばれるダイアトマイト(珪藻土(けいそうど))製の断熱材をはめ込み、煙突内部は二重にするなどして、熱が壁に伝わりにくくする防火対策が施されるという。 しかし、過去3年間に起きたまきストーブ火災の9件すべてで、めがね石が使われていないか、設置が不十分だった。自分でまきストーブを設置したケースでは、ほとんどでめがね石が付けられていなかった。 松本市内でまきストーブ専門店を営む高山良一さん(62)は「設置の安全基準を守り、掃除などのメンテナンスをきちんと行えば、まきストーブは安全な暖房器具」と指摘する。設置は業者に依頼し、管理を徹底してほしいと話す。 同消防局予防課の赤羽順課長は「長期低温着火は気が付きにくく、発見が遅れる。定期的に点検してほしい」と警鐘を鳴らしている。 (宿谷紀子) 1月23日12時9分配信 中日新聞 |