彼氏までニセモノ。チュウゴク人女性の旧正月用のレンタル彼氏。 | 日本のお姉さん

彼氏までニセモノ。チュウゴク人女性の旧正月用のレンタル彼氏。

アメーバーニュースで、レンタル彼氏を求める

チュウゴク人女性が急増!というニュースがあった。

チュウゴク人の田舎の省から勉強や出稼ぎのために

都会に来ている女性が親を安心させるための

旧正月用の、彼氏らしい。

春節(旧正月)を迎え、大いに活気づいている中国。毎年この時期になると、大きな荷物を手に故郷に帰省する人々の姿が見られますが、独身女性にとってはこの帰省が悩みの種になっているようで、ここ数年、“帰省用の臨時彼氏”を求める人が増えているようです。

 勉強や仕事のために都会で一人暮らしをしている若い女性にとって、久しぶりの帰省は楽しみなはず。しかし、いざ実家に帰って家族や親戚に会うと、結婚や恋愛について質問攻めされることも多いようで、このことが彼女たちの悩みの種になっているようです。

 そこで考え出されたのが、旧正月に一緒に帰省してくれる“彼氏”を雇うというもの。数年前からネットや大学内の掲示板でこうした募集が見かけられるようになり、今年もまた旧正月を前に各地で大量発生。
 名門・北京大学の男子学生寮の前にも、「1日1万元(約13万円)で、一緒に実家に帰ってくれる彼氏を募集します」という掲示が登場しました。

 この募集を掲示したのは、北京大学に通う張さんという女子学生。彼女の母は「彼氏を連れてこないなら、年越しのときに帰ってこなくてもいい」と彼女に言い放ったそうで、安徽省の実家に帰りたい彼女は、大金を払って“彼氏”を雇う決意をしたようです。

 こうした“アルバイト彼氏”を雇う動きについて、中国のネットユーザーたちの意見は賛否両論。「両親を騙すためにお金を払うなんて!」、「これも一種の“性の商品化”だ」、「愛情はお金では買えない!」など、ネット上では反対派の意見が多数を占めているようです。
 これに対し賛成派は、「両親を安心させるためにお金を出しているんだから、一種の親孝行だよ」、「これが出会いのきっかけになることだってあるかも」などと反論。ハンドルネーム「シャオズー」さんは、「歳を重ねるにつれて、実家の両親からのプレッシャーが強くなっているのがつらい」と述べ、「Ruby」さんも「プレッシャーから逃れるために彼氏を雇う気持ちはわかる」と語っています。

 一方、男性の気持ちは…。今回応募しようとしているハンドルネーム「Raymond」さんは、「女の子と1日一緒に過ごして恋人気分になって、それで給料数か月分もの大金がもらえるんだから、文句ないです」と熱く語っています。

 女性の自立が進むにつれ、こうした動きが増加するとの声もあり、毎年旧正月前の風物詩となるかもしれませんね。
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