イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2009年1月11日(日)
******************************************
*国連安保理がガザの停戦を求める決議。米国は拒否権

 を行使せずに棄権に回った。しかし、内容が不十分だと

 してイスラエルもハマスも受け入れを拒否。ガザでは

 激しい戦闘が続いている。(H,P,Y)

*金曜日の安全保障閣議で、ガザ攻撃の拡大の準備を

 進めながら、引き続きエジプトの仲介による停戦も模索

 する方針が決定。(H,P)

*国連が新停戦案を準備していると英紙が報道。ガザと

 エジプトの国境を自治政府が管理するものだが、ハマス

 は直ちに拒否した。(P)

*南部ではロケット砲攻撃を避けるため中止されていた

 学校での授業を、高校などの一部で再開。教室の砲撃に

 対する防護対策などを国防軍が詳しく調べ、安全性が

 あると判断された教室が使われる。(H,P)

週末にガザからのロケット

 砲撃は21発。アシケロン市などで7歳の
 子供を含む14人の負傷者が出た。ガザでは多数の死

 者が出ており、今までの死者数はハマス側の発表で

 860人。(H,P,Y)

*週末には世界各地で反イスラエルのデモ。しかし、西岸

 地区のラマラでハマス支持者らが行ったデモは、自治

 警察が解散させた。ファタハが多い西岸地区では、ハマス

 を支持する声は少ない。(H,P,Y)

*世論調査では現段階での停戦に反対する意見が大多数。

  左翼がテルアビブで行なった反戦デモにも支持は集まら

 なかった。(Y,P)

*支援物資を運ぶ国連のトラックを銃撃して運転手を殺した

 のは国防軍ではないと、国防軍が正式に発表。(P)

*カツァブ元大統領に対するセクハラ裁判で、重要な事件に

 ついて、起訴するのに十分な証拠がないと検察関係者が

 語った。(Y)

2009年1月12日(月)
*********************************************
*国防軍は、再訓練を済ませた予備役兵士の一部をガザ

 戦線に投入中。本格的な作戦拡大を視野に入れた動き。

 オルマート首相は、ガザでの作戦目的は達成に近づき

 つつあると定期閣議で語った。(H,P,Y)

*ハマス幹部はイスラエルが資金を出して建設したシーファ

 病院や国連施設、学校、モスクなどに潜伏中。ハマスは

 病院や動物園に爆弾を仕掛け、民間人を盾に国防軍の

 攻撃を防いでいる。(H,Y)

*選挙の延期に主要政党が反対していることが判明。戦争

 で各党の選挙運動は停止しているが、選挙は予定通り2月

 10日実施か。(H)

停戦に応じないようイランがハマスに強い圧力。もし

 停戦に応じれば全ての支援を打ち切ると警告したもよう。

 世界がガザに注目している間に核武装を進めるのが

 イランの狙いだとの分析も。(P)

*米国大統領選で普通の市民として意見を述べ、有名に

 なった「配管工 ジョー」がスデロットを訪問。「砲撃を受け

 ながら、こんなに長く反撃しなかった理由が俺には理解

 できない」と語った。(P,H,Y)

*国連の学校を砲撃したのは誤りだったと国防軍幹部が

 個人的に認めたとの報道を、国防軍が正式に否定。

 武装勢力が学校を攻撃拠点に使っていたとする当初の

 説明に誤りは無いと確認した。(P)

*マズズ検事総長が、ガザでの戦争に関する訴訟の嵐に

 「準備は出来ている」と演説。全ての作戦決定には法律

 家が関わっている。(Y)

*「世界の新七不思議」を選定しているスイスの団体が、

 死海、エンゲディ、紅海などをノミネート。2年かけて投票

 により決める。(H)

2009年1月13日(火)
*******************************************
*オルマート首相は、ガザでの作戦拡大の前にエジプトの

 仲介による停戦を目指す考え。ハマスの再武装をどう

 防ぐかが鍵。(H,Y)

*ハマス指導者のハニエが、初めて停戦に前向きな発言。

 事実上の「敗北宣言」だとの見方もあるが、イランとシリ

 アが戦争を続けるよう強くハマスに圧力をかけており、

 停戦実現は難しい。(H,P,Y)

国連人権委員会がハマスを非難せずイスラエルのガザ

 攻撃だけを「重大な人権侵害」だと非難する決議。

 イスラム教国が支配する同委員会がイスラエルを一方的

 に非難するのは毎度のこと。(H,Y)

*ガザ北部で国防軍兵士が味方の攻撃で重傷。複雑な

 市街戦に多数の兵士が投入されているため、同士討ちの

 防止は難しい。(P,Y)

*国会の委員会がアラブ政党2党の出馬を禁止。テロを

 賞賛し、イスラエル国の存在を否定する政党は選挙参加

 を認められないとの理由。両党は「人種差別だ」として

 最高裁に訴える構え。(H,P,Y)

昨日もアシケロンなどに19発

 のロケット砲攻撃。うち1発が民家を 直撃

 したが、家人は警報で避難し無事だった。(H,P,Y)

*イスラエルから運び込まれた救援物資のトラックをハマスが

 襲撃。物 資を奪い、売りさばくのが目的と見られている。(P)

携帯電話を欲しがったアラブ系市民の20歳の女性を、

 5歳の弟がナイフで殺害。アラブの伝統に反し現代的

 行動をする女性を「家名を守るため」として家族が殺害

 する事件後を絶たない。(H,P)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp