▼2009年バカにされながら勝ってしまう日本(中韓を知りすぎた男)
ようちゃん、、おすすめ記事。↓
▼2009年バカにされながら勝ってしまう日本(中韓を知りすぎた男)
混乱を極めた2008年もいよいよ残り少なくなってきました。皆様にとりましてどんな年だったでしょうか?日本のメディアは過剰なほど、世の中の混乱振りを報道します。このようなメディアのニュースに惑わされずに、日本の輝ける未来を信じて2009年も豊かな意義深い人生を過ごしたいものです。毎日、えらそうに知ったかぶりでブログを書いています。そして翌日、皆様から投稿していただいたコメントを感心しながら見さしてもらっています。皆様の博学、見識にただただ恐れ入ります。来年もこのブログを続けていけるかどうか自信がありません。子供も頃より作文が苦手な自分が毎日書けることすら不思議でしかたありません。でも皆様のコメントに励まされて一生懸命書いています。
ひとりではなかなか力は出てきません、コメントをくださる皆様と意見を交換しあえばお互い伸びます。ロウソクの火も数本よれば明るく、元気づきます。自分の人生をふとり返ったとき、ただ馬車馬のように事業にまい進してきただけで、あまり深く考えた事もありませんでした。しかしこの一年ブログを続けることによって、自分の輪郭をはっきりと認識できるようになってきました。自分は一体この社会で何をしているのか、どんな役割を占めているのか、分かったわけではありませんが、「自分は自分、自分だけ」という小さな世界から、「全体」ということを考えられるようになってきています。人間はいつも平穏無事を願い「昨日の思想」に寄りかかります。そして昨日の考え方、昨日の行動のレールに乗りたがる。昨日ほど平安にしてのんきなものは無いからです。しかし昨日の思想に限界を感じた人たちは、政治家の「改革」という言葉に引きつけられてゆきます。その改革も戦後60年の古い家をそのままにして、甘ったるい「昨日」をちょっと銀紙で包んで新しそうに見せているだけで、何も変わっていません。
私たちはそうした古い家にばかりいるわけにはゆかない。この古い家から新しい日本が生まれてくるとは考えられない。日本は知らぬ間に世界に影響力を与える強大な国になっています。その自覚が日本人には全くありません。日本は早くその自覚を持たないと、世界は迷惑します。世界は宣伝上手な中国や、世界一の軍事力をもつアメリカしか見えていませんが、中国はいまやメッキが剥げて、瀕死の状態、アメリカも一時的に弱っています。ヨーロッパも足腰の弱った老人になっています。戦後の中国の繁栄もアメリカの繁栄も自力によるものではありません。日本の資金と技術力によるところが大きいです。しかしこの両国は、日本にいつも強圧的な圧力をかけたり、時には脅迫的な姿勢をとったりします。だがアメリカも中国も日本に救われてばかりしています。
2009年激動の時を迎え、日本は世界での主導権を握りつつあります。殆どの日本人がそのことに気がついていません。2009年以降は世界を席巻した巨額な円は静かに日本に帰ってきます。日本は経済の流れに乗って事実上世界を制覇する状況になってきています。アジアもヨーロッパもアメリカも日本の経済圏になってしまいました。戦後日本は経済一辺倒でやってきました。そして蓄積した富を世界中に「ギブ」し続けてきました。けっして他国に要求したり奪ったりしませんでした。このお人好しで間抜けに見える日本が結局世界を繁栄させます。中国のように相手から何かを奪おうとしたり、人のものを自分のものにしたりする精神を持っているのろわれた国に神の祝福はありません。日本は2~3年のうちに再び繁栄の加速を強めていきます。日本の内に秘めるポテンシャルは、どの国より抜きん出ています。2009年は日本にとっても、また私のブログに来ていただいている、皆様にとっても輝ける年になることを願って今年のブログを閉めさしていただきます。それでは良いお年をお迎えください。
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▼「文明の衝突」の著者「ハンチントン」はなぜ、死んだのか?オバマ黒人大統領誕生が引き金になったのか?
(じじ放談)
白人国家米国を誰よりも愛し、西洋キリスト教文明の復活・再興を誰よりも願ったハンチントンは、アフリカ系黒人オバマ大統領が誕生する直前に死亡した。米国政治の「転換点」を示す象徴的な出来事である。12月29日付け日本経済新聞・夕刊は「米政治学者<文明の衝突>ハンチントン氏死去」と題する以下の記事を掲載した。
1.著書「文明の衝突」で知られる米国の政治学者、サミュエル・ハンチントン氏が24日、米マサチューセッツ州マーサズ・ビンヤードで死去したことが27日、明らかになった。同氏が58年間勤めたハーバード大学が同日までに発表した。81歳だった。死因は不明。
2.1927年、ニューヨークで生まれ、冷戦後の93年、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」に論文「文明の衝突」を発表、96年に出版した。世界が宗教や文化の違いから西欧、イスラム、中国、日本など8大文明に分断されると予見。国際政治だけでなく文明史の観点からも論議を呼んだ。
3.ハーバード大によると、同書は39の言語に翻訳された。同氏は共著・編著を合わせて17の書籍と90以上の学術論文を発表。2007年に教職を退いていた。ハンチントンは1929年大恐慌の2年前に誕生し、2008年に始まる世界大恐慌で死んだ。世界経済の大底の直前から大底に向かうまで、1サイクルを生きたといってよい。思想史的に見ると、ハンチントンは「人間の自然状態は万人が万人に対する戦争」と見なした英国が生んだ偉大な哲学者トマス・ホッブス(1588-1679)の嫡出子である。世界を共存や共棲で見るのではなく「食い争う戦争状態」とみなした。筆者は「文明の衝突」の日本語版「集英社・鈴木主税訳」を熟読した。「なぜ、米国は我が国に原爆を投下したのか?なぜ米国は、遠隔地に出かけ、ベトナム戦争、アフガン・イラク戦争を戦うのか?米国の業病というべき戦争を繰り返すアングロサクソンの戦略とは何か?など白人国家米国の精神を理解したいと考えたのである。
ハンチントンの文明史的考察が「粗雑で歴史的評価に耐えるものでない」ことは誰でも知っているから、ここでは論じない。白人国家である米国を誰よりも愛し「白人国家ではない米国は米国ではない」と断言できるほど信念を持っていたハンチントンにとって、オバマ大統領の誕生が如何に衝撃的であったか。おそらく「気も狂うほどに絶望した」のではあるまいか。11月ワシントンで、米国発金融危機の打撃をいかに軽減するかという目的で開催されたG20は、米国の金融機関を野放しにした責任を問う場でもあった。欧米日に加えて、非白人国家である中国、インド、ブラジル、ロシア、サウジアラビア諸国等の首脳が集まり協議した。西欧白人至上主義を唱えるハンチントンの傷ついた心に最後の打撃を与えた。
今回、死亡から4日目にハンチントンの死が公表された。ハーバード大は「死因は不明」として発表した。ハーバード大が死因を把握していない訳ではあるまい。真実を公表することがマズイと判断し「死因は不明」と発表せざるを得なかったのだ。オバマブームで沸き立っている米国社会に水をさすことを配慮したのではないか。ハンチントンは「遺書」を残していたはずである。その「遺書」には、白人国家米国への熱き想いと、オバマ大統領誕生で「米国が米国でなくなる」との絶望感が記されていたと推察できる。また、「イラク戦争やグルジア戦争」で露呈した米国と独仏の西洋文明内の意見対立にも触れていたはずだ。ハンチントンは「西洋文明の崩壊する足音」を聞き絶望し、生きる希望を失ったのではないか。前述の「文明の衝突・日本語版」478ページ以下でハンチントンは「西洋の没落」を食い止め、遅らせる以下の処方箋を残した。
ハンチントンは「たとえ、西欧の力が衰退気味であっても、西洋文明を保存することはアメリカとヨーロッパの国々の利益になる。」として、以下(1)から(8)の遺言を残した。
(1)政治・経済・軍事面での統合を拡大して政策を調整し、他の文明の国家から政策の違いにつけこまれないようにすること。イラク戦争における独仏の米英からの離反、グルジア戦争における米国を無視した独仏の「正教会文明国家」ロシアとの談合は、ハンチントンがいうところの西洋文明内国家の分裂である。経済面でも独仏はロシアとの関係を深めている。
(2)欧州連合とNATOにヴェシグラードの諸地域、バルト海沿岸の共和国、スロヴェニア、クロアチアなど、中央ヨーロッパの西側諸国を組み込むこと。欧州連合とNATOの東方拡大はおおむねハンチントンの思惑通りに展開している。だが、内部ではファシズム民族政党が台頭している。独仏等中核部分とポーランド他東欧諸国との対立が激化している。地理的拡大が西洋文明の力にはならず分裂含みである。
(3)ラテンアメリカの「西欧化」をうながし、できるだけすみやかにラテンアメリカ諸国と西欧との緊密な同盟を結ぶこと。キューバに加えブラジル、アルゼンチン、ベネズエラなど反米国家が急増している。G20会議の帰路、中国の胡錦涛国家主席とロシアのメドベージェフ大統領が中南米諸国を歴訪して地盤固めを行った。ロシア海軍はベネズエラと合同軍事演習を企画するなど軍事同盟化の動きを見せている。ロシア海軍の艦艇がキューバに寄港し、軍事交流の兆しを見せた。ラテンアメリカの「西欧化」を促進するどころか、ラテンアメリカ諸国は「反米」「反アングロサクソン」の傾向を一層強めている。
(4)イスラム諸国と中華文明諸国の通常戦力および非通常戦力の発展を抑制すること。
中国、パキスタン、北朝鮮が核保有国になった。遠くない将来、イラン、シリア、サウジアラビア、エジプト、トルコが核保有国になるはずだ。さらに、中国は空母建造を初め通常兵器の拡充にも邁進している。もはや、中国・イスラム諸国を西欧文明国家が軍事力で抑えつける時代ではなくなった。米国が属領である日本や韓国の武力伸長を抑え込んでいる間に、「反米」又は「非米」国家は軍事力を大増強した。
(5)日本が西欧から離れて中国との和解に向かうのを遅らせること。
ハンチントンは「日本の近代工業技術と資本が、中国の広大な国土並びに13億人を超える人口と結合すれば、西欧文明の覇権を脅かす」と危惧している。いわゆる19世紀中葉から20世紀前半、米・独・カナダ・オーストラリアで台頭した黄禍論(日本と中国が西欧に禍いをもたらす)という根深い差別意識の現代版である。
(ハンチントンが「中国他を儒教文明国家とみなし、日本を孤立した文明国家」と位置付けた理由)
中国古代の戦国・春秋時代、後世「諸子百家・百家争鳴」といわれるさまざまな富国強兵を説く知的集団が生まれた。代表的なものが官僚の倫理を説く儒家と厳格な法律で国家を統治すべきと主張する法家である。軍略である「孫子の兵法」もこの時代に生れた。人民をいかに統治するか?戦争に勝つにはどうしたら良いか?が諸国の為政者にとって最大の課題であった。儒教というのは出自から見ても支配階級の人生訓であり、行動指針を提供するものであった。
混乱を極めた2008年もいよいよ残り少なくなってきました。皆様にとりましてどんな年だったでしょうか?日本のメディアは過剰なほど、世の中の混乱振りを報道します。このようなメディアのニュースに惑わされずに、日本の輝ける未来を信じて2009年も豊かな意義深い人生を過ごしたいものです。毎日、えらそうに知ったかぶりでブログを書いています。そして翌日、皆様から投稿していただいたコメントを感心しながら見さしてもらっています。皆様の博学、見識にただただ恐れ入ります。来年もこのブログを続けていけるかどうか自信がありません。子供も頃より作文が苦手な自分が毎日書けることすら不思議でしかたありません。でも皆様のコメントに励まされて一生懸命書いています。
ひとりではなかなか力は出てきません、コメントをくださる皆様と意見を交換しあえばお互い伸びます。ロウソクの火も数本よれば明るく、元気づきます。自分の人生をふとり返ったとき、ただ馬車馬のように事業にまい進してきただけで、あまり深く考えた事もありませんでした。しかしこの一年ブログを続けることによって、自分の輪郭をはっきりと認識できるようになってきました。自分は一体この社会で何をしているのか、どんな役割を占めているのか、分かったわけではありませんが、「自分は自分、自分だけ」という小さな世界から、「全体」ということを考えられるようになってきています。人間はいつも平穏無事を願い「昨日の思想」に寄りかかります。そして昨日の考え方、昨日の行動のレールに乗りたがる。昨日ほど平安にしてのんきなものは無いからです。しかし昨日の思想に限界を感じた人たちは、政治家の「改革」という言葉に引きつけられてゆきます。その改革も戦後60年の古い家をそのままにして、甘ったるい「昨日」をちょっと銀紙で包んで新しそうに見せているだけで、何も変わっていません。
私たちはそうした古い家にばかりいるわけにはゆかない。この古い家から新しい日本が生まれてくるとは考えられない。日本は知らぬ間に世界に影響力を与える強大な国になっています。その自覚が日本人には全くありません。日本は早くその自覚を持たないと、世界は迷惑します。世界は宣伝上手な中国や、世界一の軍事力をもつアメリカしか見えていませんが、中国はいまやメッキが剥げて、瀕死の状態、アメリカも一時的に弱っています。ヨーロッパも足腰の弱った老人になっています。戦後の中国の繁栄もアメリカの繁栄も自力によるものではありません。日本の資金と技術力によるところが大きいです。しかしこの両国は、日本にいつも強圧的な圧力をかけたり、時には脅迫的な姿勢をとったりします。だがアメリカも中国も日本に救われてばかりしています。
2009年激動の時を迎え、日本は世界での主導権を握りつつあります。殆どの日本人がそのことに気がついていません。2009年以降は世界を席巻した巨額な円は静かに日本に帰ってきます。日本は経済の流れに乗って事実上世界を制覇する状況になってきています。アジアもヨーロッパもアメリカも日本の経済圏になってしまいました。戦後日本は経済一辺倒でやってきました。そして蓄積した富を世界中に「ギブ」し続けてきました。けっして他国に要求したり奪ったりしませんでした。このお人好しで間抜けに見える日本が結局世界を繁栄させます。中国のように相手から何かを奪おうとしたり、人のものを自分のものにしたりする精神を持っているのろわれた国に神の祝福はありません。日本は2~3年のうちに再び繁栄の加速を強めていきます。日本の内に秘めるポテンシャルは、どの国より抜きん出ています。2009年は日本にとっても、また私のブログに来ていただいている、皆様にとっても輝ける年になることを願って今年のブログを閉めさしていただきます。それでは良いお年をお迎えください。
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▼「文明の衝突」の著者「ハンチントン」はなぜ、死んだのか?オバマ黒人大統領誕生が引き金になったのか?
(じじ放談)
白人国家米国を誰よりも愛し、西洋キリスト教文明の復活・再興を誰よりも願ったハンチントンは、アフリカ系黒人オバマ大統領が誕生する直前に死亡した。米国政治の「転換点」を示す象徴的な出来事である。12月29日付け日本経済新聞・夕刊は「米政治学者<文明の衝突>ハンチントン氏死去」と題する以下の記事を掲載した。
1.著書「文明の衝突」で知られる米国の政治学者、サミュエル・ハンチントン氏が24日、米マサチューセッツ州マーサズ・ビンヤードで死去したことが27日、明らかになった。同氏が58年間勤めたハーバード大学が同日までに発表した。81歳だった。死因は不明。
2.1927年、ニューヨークで生まれ、冷戦後の93年、米外交専門誌「フォーリン・アフェアーズ」に論文「文明の衝突」を発表、96年に出版した。世界が宗教や文化の違いから西欧、イスラム、中国、日本など8大文明に分断されると予見。国際政治だけでなく文明史の観点からも論議を呼んだ。
3.ハーバード大によると、同書は39の言語に翻訳された。同氏は共著・編著を合わせて17の書籍と90以上の学術論文を発表。2007年に教職を退いていた。ハンチントンは1929年大恐慌の2年前に誕生し、2008年に始まる世界大恐慌で死んだ。世界経済の大底の直前から大底に向かうまで、1サイクルを生きたといってよい。思想史的に見ると、ハンチントンは「人間の自然状態は万人が万人に対する戦争」と見なした英国が生んだ偉大な哲学者トマス・ホッブス(1588-1679)の嫡出子である。世界を共存や共棲で見るのではなく「食い争う戦争状態」とみなした。筆者は「文明の衝突」の日本語版「集英社・鈴木主税訳」を熟読した。「なぜ、米国は我が国に原爆を投下したのか?なぜ米国は、遠隔地に出かけ、ベトナム戦争、アフガン・イラク戦争を戦うのか?米国の業病というべき戦争を繰り返すアングロサクソンの戦略とは何か?など白人国家米国の精神を理解したいと考えたのである。
ハンチントンの文明史的考察が「粗雑で歴史的評価に耐えるものでない」ことは誰でも知っているから、ここでは論じない。白人国家である米国を誰よりも愛し「白人国家ではない米国は米国ではない」と断言できるほど信念を持っていたハンチントンにとって、オバマ大統領の誕生が如何に衝撃的であったか。おそらく「気も狂うほどに絶望した」のではあるまいか。11月ワシントンで、米国発金融危機の打撃をいかに軽減するかという目的で開催されたG20は、米国の金融機関を野放しにした責任を問う場でもあった。欧米日に加えて、非白人国家である中国、インド、ブラジル、ロシア、サウジアラビア諸国等の首脳が集まり協議した。西欧白人至上主義を唱えるハンチントンの傷ついた心に最後の打撃を与えた。
今回、死亡から4日目にハンチントンの死が公表された。ハーバード大は「死因は不明」として発表した。ハーバード大が死因を把握していない訳ではあるまい。真実を公表することがマズイと判断し「死因は不明」と発表せざるを得なかったのだ。オバマブームで沸き立っている米国社会に水をさすことを配慮したのではないか。ハンチントンは「遺書」を残していたはずである。その「遺書」には、白人国家米国への熱き想いと、オバマ大統領誕生で「米国が米国でなくなる」との絶望感が記されていたと推察できる。また、「イラク戦争やグルジア戦争」で露呈した米国と独仏の西洋文明内の意見対立にも触れていたはずだ。ハンチントンは「西洋文明の崩壊する足音」を聞き絶望し、生きる希望を失ったのではないか。前述の「文明の衝突・日本語版」478ページ以下でハンチントンは「西洋の没落」を食い止め、遅らせる以下の処方箋を残した。
ハンチントンは「たとえ、西欧の力が衰退気味であっても、西洋文明を保存することはアメリカとヨーロッパの国々の利益になる。」として、以下(1)から(8)の遺言を残した。
(1)政治・経済・軍事面での統合を拡大して政策を調整し、他の文明の国家から政策の違いにつけこまれないようにすること。イラク戦争における独仏の米英からの離反、グルジア戦争における米国を無視した独仏の「正教会文明国家」ロシアとの談合は、ハンチントンがいうところの西洋文明内国家の分裂である。経済面でも独仏はロシアとの関係を深めている。
(2)欧州連合とNATOにヴェシグラードの諸地域、バルト海沿岸の共和国、スロヴェニア、クロアチアなど、中央ヨーロッパの西側諸国を組み込むこと。欧州連合とNATOの東方拡大はおおむねハンチントンの思惑通りに展開している。だが、内部ではファシズム民族政党が台頭している。独仏等中核部分とポーランド他東欧諸国との対立が激化している。地理的拡大が西洋文明の力にはならず分裂含みである。
(3)ラテンアメリカの「西欧化」をうながし、できるだけすみやかにラテンアメリカ諸国と西欧との緊密な同盟を結ぶこと。キューバに加えブラジル、アルゼンチン、ベネズエラなど反米国家が急増している。G20会議の帰路、中国の胡錦涛国家主席とロシアのメドベージェフ大統領が中南米諸国を歴訪して地盤固めを行った。ロシア海軍はベネズエラと合同軍事演習を企画するなど軍事同盟化の動きを見せている。ロシア海軍の艦艇がキューバに寄港し、軍事交流の兆しを見せた。ラテンアメリカの「西欧化」を促進するどころか、ラテンアメリカ諸国は「反米」「反アングロサクソン」の傾向を一層強めている。
(4)イスラム諸国と中華文明諸国の通常戦力および非通常戦力の発展を抑制すること。
中国、パキスタン、北朝鮮が核保有国になった。遠くない将来、イラン、シリア、サウジアラビア、エジプト、トルコが核保有国になるはずだ。さらに、中国は空母建造を初め通常兵器の拡充にも邁進している。もはや、中国・イスラム諸国を西欧文明国家が軍事力で抑えつける時代ではなくなった。米国が属領である日本や韓国の武力伸長を抑え込んでいる間に、「反米」又は「非米」国家は軍事力を大増強した。
(5)日本が西欧から離れて中国との和解に向かうのを遅らせること。
ハンチントンは「日本の近代工業技術と資本が、中国の広大な国土並びに13億人を超える人口と結合すれば、西欧文明の覇権を脅かす」と危惧している。いわゆる19世紀中葉から20世紀前半、米・独・カナダ・オーストラリアで台頭した黄禍論(日本と中国が西欧に禍いをもたらす)という根深い差別意識の現代版である。
(ハンチントンが「中国他を儒教文明国家とみなし、日本を孤立した文明国家」と位置付けた理由)
中国古代の戦国・春秋時代、後世「諸子百家・百家争鳴」といわれるさまざまな富国強兵を説く知的集団が生まれた。代表的なものが官僚の倫理を説く儒家と厳格な法律で国家を統治すべきと主張する法家である。軍略である「孫子の兵法」もこの時代に生れた。人民をいかに統治するか?戦争に勝つにはどうしたら良いか?が諸国の為政者にとって最大の課題であった。儒教というのは出自から見ても支配階級の人生訓であり、行動指針を提供するものであった。
被支配階級である一般庶民にとって儒教は無縁であった。一般庶民は「漢の道教」「唐の仏教」といわれる現世利益を授ける宗教を尊崇してきた。中国の宗教は何か?と問うならば、中国の土着宗教から派生した道教とインドから伝来した仏教ということになる。
中国は「儒教・道教・仏教」国家とみなすのが妥当である。我が国は古来の「神道」と中国・朝鮮半島から伝来した道教と仏教を融合させた国家である。道教思想は「天(星空)の運航を司る天皇」という言葉で継承されている。天皇家の儀式には道教の儀式が色濃く残っているという。6世紀以降我が国は仏教文化を積極的に輸入した。現在、我が国の仏教徒は約8000万人、世界有数の仏教国家となった。我が国は「神道・仏教(道教)」国家とみなしてよい。一衣帯水の中国・韓国・フィリピンにはそれぞれ数千万人のキリスト教徒がいるが、我が国にはわずか200万人のキリスト教徒しかいない。明治以来、布教の自由を保障しているのに増える気配がない。不可解なことではある。
中国文明と日本文明は重なりあう部分が多い。中国と日本の離反を企てたいと考えるハンチントンは「これでは都合が悪い」と考えた。「中国と日本が団結しないよう異なった文明として扱わねばならない」と考えた。そこで、中国の表層を覆っている儒教を「中国文明の象徴」とした。
中国文明と日本文明は重なりあう部分が多い。中国と日本の離反を企てたいと考えるハンチントンは「これでは都合が悪い」と考えた。「中国と日本が団結しないよう異なった文明として扱わねばならない」と考えた。そこで、中国の表層を覆っている儒教を「中国文明の象徴」とした。
我が国の江戸時代、儒教は武士階級層で普及した。だが、武士階級層はわずか200万人程度(全人口の約5%)であったから、我が国の主要な宗教にはなりえなかった。
中国共産党がハンチントンの謀略に乗せられたのかどうかは不明であるが、中国自身が「儒教国家」と自らを位置づけるようになった。
共産党一党独裁国家における官僚はほぼ全員が共産党員であるから、党中央が腐敗と暴力の共産党官僚を教育する必要上、便宜的に「儒教を国教とする」ことに決めたのかもしれぬ。ハンチントンが唱えた「中国と日本の離間策」は一定の効果を上げた。
とりわけ江沢民は「反日教育」で児童・生徒を洗脳教育し、国営メディアで繰り返し「日本軍の残虐行為」を喧伝し、日本軍による虐殺行為を誇張して表現した記念館を各地に建設し、児童・生徒・学生・市民の学習教材として提供した。現実よりも迫力のある虐殺現場を創造し視聴覚教育を行った。
日本軍による虐殺記念館は、一般市民の観光コースとしても宣伝し、共産党組織を総動員して「国民に反日意識を植えつける国家事業」に取り組んだ。共産党が国家権力を総動員して行った「反日洗脳教育」は、中国人民大衆の深層心理に「血の底まで日本人を憎む」という憎悪感を植えつけることに成功した。ハンチントンは江沢民に対し「白人国家米国の期待に応える政治を行ってくれた」と感謝した。
日本軍による虐殺記念館は、一般市民の観光コースとしても宣伝し、共産党組織を総動員して「国民に反日意識を植えつける国家事業」に取り組んだ。共産党が国家権力を総動員して行った「反日洗脳教育」は、中国人民大衆の深層心理に「血の底まで日本人を憎む」という憎悪感を植えつけることに成功した。ハンチントンは江沢民に対し「白人国家米国の期待に応える政治を行ってくれた」と感謝した。
2年数か月前の安倍訪中以来、胡錦涛指導部は「日中友好」に転換した。最近は官製メディアを総動員して「反日意識の払拭」に努めている。インターネットでの「反日ブログ」の削除や取締りも強化した。ハンチントンは「せっかく江沢民が頑張ってくれたのに、胡錦涛の野郎裏切りやがって」と歯ぎしりした。
(6)ロシアを正教会の中核国家として、また南側の国境線の安全について正当な利害関係を持つ地域の主要勢力として認めること。ハンチントンはロシア正教会文明を「西洋キリスト教文明の親戚」と位置づけている様子である。だから、ロシア正教会の勢力圏であるベラルーシ、ウクライナとコーカサス一帯をロシアの勢力圏として尊重すべきと考えた。だが、ブッシュがこれを無視し、グルジアに軍事顧問団を派遣、ウクライナや中央アジアの民主革命を側面支援した。さらにポーランドとチェコに「ミサイル迎撃システムを配置する戦略」を推し進め、プーチンのロシアと険悪な関係に陥った。ブッシュがロシアを追い込んだ結果「米国の一極支配は許さない」という中国とロシアの同盟を加速した。「反米国家」であるイラン・シリア・べネズエラ、キューバなどとロシアの同盟を加速させた。「西欧文明にとっての最大の敵は中国とイスラム諸国」とみなすハンチントンにとっては憂鬱な日々が続いたことであろう。「ブッシュは何を考えているのか?」と眠れない日々が続いたはずだ。
(7)他の文明に対して西欧の技術および軍事力の優位を維持すること。
西欧が我が国を除く非西欧諸国に比べ「先端技術部門において一歩先んじている」ことは間違いないが、二歩以上ではない。ほとんど差がなくなった。米国が秘密裏に開発している電磁兵器について、実戦配備できる水準に達しているのかどうか不明である。核兵器までの水準では有意差がなくなった。
(8)最も重要な点として、西欧が他の文明の問題に介入することは、多文明世界の不安定さと大規模な世界的衝突を引き起こす最も危険な原因になりかねないと認識すること。ハンチントンは、正教会文明内の問題はロシアに、儒教文明内の問題は中国に任せるべしという。地域大国に任せることで「核戦争等の大規模な戦争を回避すべき」と主張する。もっとも、地域大国が存在しないイスラム文明圏については「非介入」を唱えていない。
ハンチントンの世界戦略は、世界を統括する西欧キリスト教文明が、その下にロシア・正教会文明、中国・儒教文明、日本・神道文明、インド・ヒンドゥ文明などを配置する構想である。「衰退しつつある西洋文明」は、他の地域文明を指導・監督又は地域文明に支援を求めて力の衰えを補うという戦略である。この戦略は、オバマ政権の外交戦略を練り上げるジョセフ・ナイ、ジェームス・ケリー、ジョン・ハムレーに継承されている。「日本や韓国という同盟国に協力を求め、地域大国である中国を引き込む」という北東アジア戦略である。
1993年。ハンチントンが「文明の衝突」を書いてから15年が経過した。ハンチントンの祈り「西洋文明の没落を避けたい」はことごとく潰えた。ハンチントンは思ったに違いない。「西洋文明の没落は確定的になった。もはやこれまで」と感じ自ら「命を絶った」のではないか。黒人大統領が誕生する瞬間は見たくないと思ったのではなかろうか。
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(さいごに)
西洋白人文明を象徴するハンチントンが死去したことは、誠に残念である。ハンチントンは白人国家米国の精神を読み解くキーマンであった。今後は、オバマ次期大統領の知恵袋といわれる米ハーバード大教授で「ソフトパワー」のジョセフ・ナイや、CSIS上級顧問で元国務次官補のジェームス・ケリー、同じくCSIS所長兼CEOのクリントン政権国防副長官ジョン・ハムレーなどの発言を注視しなければならなくなった。
ジョセフ・ナイを恩師と仰ぐ竹中平蔵や元財務官の榊原英輔など米国金融資本の代理人といわれる人物の動きを監視したい。彼らが、我が国の郵便貯金と年金基金の数百兆円を米国金融機関の救済資金に持ち出さないよう見張りを強めるべきだ。特に、榊原英輔は民主党顧問で「次の内閣財務大臣」と想定されているから油断できない。
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(6)ロシアを正教会の中核国家として、また南側の国境線の安全について正当な利害関係を持つ地域の主要勢力として認めること。ハンチントンはロシア正教会文明を「西洋キリスト教文明の親戚」と位置づけている様子である。だから、ロシア正教会の勢力圏であるベラルーシ、ウクライナとコーカサス一帯をロシアの勢力圏として尊重すべきと考えた。だが、ブッシュがこれを無視し、グルジアに軍事顧問団を派遣、ウクライナや中央アジアの民主革命を側面支援した。さらにポーランドとチェコに「ミサイル迎撃システムを配置する戦略」を推し進め、プーチンのロシアと険悪な関係に陥った。ブッシュがロシアを追い込んだ結果「米国の一極支配は許さない」という中国とロシアの同盟を加速した。「反米国家」であるイラン・シリア・べネズエラ、キューバなどとロシアの同盟を加速させた。「西欧文明にとっての最大の敵は中国とイスラム諸国」とみなすハンチントンにとっては憂鬱な日々が続いたことであろう。「ブッシュは何を考えているのか?」と眠れない日々が続いたはずだ。
(7)他の文明に対して西欧の技術および軍事力の優位を維持すること。
西欧が我が国を除く非西欧諸国に比べ「先端技術部門において一歩先んじている」ことは間違いないが、二歩以上ではない。ほとんど差がなくなった。米国が秘密裏に開発している電磁兵器について、実戦配備できる水準に達しているのかどうか不明である。核兵器までの水準では有意差がなくなった。
(8)最も重要な点として、西欧が他の文明の問題に介入することは、多文明世界の不安定さと大規模な世界的衝突を引き起こす最も危険な原因になりかねないと認識すること。ハンチントンは、正教会文明内の問題はロシアに、儒教文明内の問題は中国に任せるべしという。地域大国に任せることで「核戦争等の大規模な戦争を回避すべき」と主張する。もっとも、地域大国が存在しないイスラム文明圏については「非介入」を唱えていない。
ハンチントンの世界戦略は、世界を統括する西欧キリスト教文明が、その下にロシア・正教会文明、中国・儒教文明、日本・神道文明、インド・ヒンドゥ文明などを配置する構想である。「衰退しつつある西洋文明」は、他の地域文明を指導・監督又は地域文明に支援を求めて力の衰えを補うという戦略である。この戦略は、オバマ政権の外交戦略を練り上げるジョセフ・ナイ、ジェームス・ケリー、ジョン・ハムレーに継承されている。「日本や韓国という同盟国に協力を求め、地域大国である中国を引き込む」という北東アジア戦略である。
1993年。ハンチントンが「文明の衝突」を書いてから15年が経過した。ハンチントンの祈り「西洋文明の没落を避けたい」はことごとく潰えた。ハンチントンは思ったに違いない。「西洋文明の没落は確定的になった。もはやこれまで」と感じ自ら「命を絶った」のではないか。黒人大統領が誕生する瞬間は見たくないと思ったのではなかろうか。
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(さいごに)
西洋白人文明を象徴するハンチントンが死去したことは、誠に残念である。ハンチントンは白人国家米国の精神を読み解くキーマンであった。今後は、オバマ次期大統領の知恵袋といわれる米ハーバード大教授で「ソフトパワー」のジョセフ・ナイや、CSIS上級顧問で元国務次官補のジェームス・ケリー、同じくCSIS所長兼CEOのクリントン政権国防副長官ジョン・ハムレーなどの発言を注視しなければならなくなった。
ジョセフ・ナイを恩師と仰ぐ竹中平蔵や元財務官の榊原英輔など米国金融資本の代理人といわれる人物の動きを監視したい。彼らが、我が国の郵便貯金と年金基金の数百兆円を米国金融機関の救済資金に持ち出さないよう見張りを強めるべきだ。特に、榊原英輔は民主党顧問で「次の内閣財務大臣」と想定されているから油断できない。
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日本のお姉さんの意見。↓
日本にいるクリスチャンは、1200万人です。
その内、カトリックや統一教会、モルモン教、物見の塔
などを引いた本当の聖書的な教会にいるクリスチャンは
半分の500万人だと言われています。
200万人しかいないってことはないんですよ。
キリスト教新聞を読むと、500万人は本当のクリスチャンは
日本にはいると書いてあるんですよ。
創価学会は3000万人いると聞いていますが、それだと
4人に1人が創価学会員だということになる。
まわりを見てもそんなにいないから、
多分、宣伝のために、そんなことを言っている人が
いるだけでしょう。でも、今日、FMを車の中で
聞いていたら、二局で、創価学会の専門のラジオ番組が
あって、ガンガンに宣伝していた。タレントの中にも
創価学会員がたくさんいるし、公明党は、全員、創価学会
員だし自民党の谷垣氏も創価学会員だし、民主党の中に
も創価学科員が大勢いる。外務省は、大勢、創価学会員
が入り込んでいるし、要所要所は、全部、乗っ取られている。
テレビでは、創価学会の電気店や100円ショップ
の番組が宣伝をしているし、在日韓国系の人が経営する
パチンコと金貸しの宣伝ばかり。テレビは、もう、乗っ取ら
れている。(創価学会のトップは在日韓国人。)
北朝鮮で洋服を作って日本で売る大型の服屋さんや、
イオンなどの大型のショッピングモールも在日韓国人の会社
だけど、日本人は、そんなの気にしないのです。
いい物を安く売るなら、べつにいいよね。でも、日本の
政治をつかさどる議員たちの中の88人前後、在日韓国・
朝鮮人が日本人として政治活動を行っていることに
日本人は、もっと気をつけたほうがいい。民主党のトップは
親戚が韓国人です。つまり、在日韓国人の子孫です。
だから、どうしても、韓国に金をやろうやろうとする。
韓国人に都合のよい法律を作ろうとしがちになる。
その辺を見極めてほしいと思います。
日本人の税金をせっせと韓国のために使う在日韓国・朝鮮人
日本人の税金をせっせと韓国のために使う在日韓国・朝鮮人
たちは、ある意味かしこく日本に寄生していると言えます。
でも、日本人は、経済活動がヘタクソな韓国を楽させるために
毎日、残業しながらまじめに働いて税金を納めているのでは
ない。日本を存続させ、日本人が繁栄するために、税金を使う
べきなのです。