イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2009年1月1日(木)
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昨日も約70発のロケット砲撃。

 うち10発は射程40キロ

 カチューシャ型だった。国防軍も

 引き続きガザのハマス拠点を空爆中。テロ活動の拠点だ

 ったモスクも攻撃対象になった。(H,P,Y)

*安全保障閣議で、国防軍の地上侵攻作戦を承認。

 国防軍としては侵攻 の規模を大きくして、短期で

 終わらせる考え。(H,P,Y)

*ガザ攻撃が始まってから、労働党とカディマの支持率

 が大幅に上昇し リクードの人気が低下。現段階では

 90%がガザ空爆を支持している が、地上侵攻作戦を

 支持する意見は20%だった。(H,P)

*イスラエルの攻撃開始以来、ハマス幹部は公的場所

 から姿を消し潜伏中。攻撃を受けにくいモスクなどに隠

 れるほか、看護師や医師に変装 して病院にいる幹部も

 多いと、シンベトが報告した。(Y)

*国防軍は火曜、水曜と続けて93台のトラックによる

 ガザへの救援物 資の搬入を許可。物資の一部は

 ハマスに流れているもよう。(P,Y)

ガザから発射されたロケット弾

 が、中国製だったことが判明。

 複雑な流通経路を経てシナイ半島からガザに持ち込ま

 れたもよう。(P,Y)

*大学入学資格試験に合格すれば6千シケルの報奨金を

 出す実験を行っ たところ、なぜか女子生徒だけ合格率

 が3割近くも上昇。(H)

*デンマークで死海の化粧品を売っていたイスラエル人

 の若者が銃撃の被害に。ガザ攻撃に反発した勢力の

 犯行と見られている。(P,Y)

*アイヒマン裁判の全記録の英訳が、インターネットで

 公開。首謀者の 証言は、ホロコースト否定論への有

 効な反論ともなっている。(P)

2009年1月2日(金)
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*国防軍が武器庫や軍事司令部となっていたハマス

 幹部のラヤン宅を爆 撃。一家20人が死亡した。国防

 軍は爆撃の前に本人に予告したが、 脱出を拒否し

 家族と共に家に居残ったもよう。(H,P,Y)

*国連安保理は、アラブ提案によるイスラエル非難決議

 を採択せず。一方的にイスラエルを非難する決議案で、

 ハマスのイスラエル攻撃に全 く言及していないため、

 米英の賛同を得られなかった。(Y,P)

昨日も50発余りのロケット砲

 撃。アシケロンでは墓地に

 着弾したが、 幸いにも葬儀の合間だったため死傷

 者は無し。また、アシドドでは8階建てのアパートが被弾

 したが、負傷者は無かった。(H,P,Y)

*リブニ外相がフランスでサルコジ大統領らと会談。人道

 支援物資がガザに豊富に供給されていると説明した。(P)

*国防軍はガザからのハマスによる砲撃は1日200発と

 予想していた が、現時点ではその3分の1程度。

 しかし、現段階でハマスが全力を 出しているかどうか

 は不明で、今後悪化する可能性もある。(H)

*ガザ空爆による死者が400人を超える中、潜伏を続け

 るハマス幹部 は無責任だとエジプトの議員が非難。(P)

*ガザ周辺では、工場や商店の営業が止まるなど生活に

 大きな影響。政府はレバノン戦争の時と同様に国家に

 よる損失補填を検討中。(H)

*国防軍は大量の報道官を投入して写真や動画を提供

 する一方、ネット上の動画サイトやブログなども駆使して

 情報発信力を強化。おかげで バランスの取れた報道が

 増えたと多くの関係者が評価している。(P)

2009年1月4日(日)
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*国防軍は昨日、ガザに対する徹底的な砲撃を行なった

 後、夜に複数の 地点から侵攻を開始。各地で戦闘が

 始まっており、ハマスの戦闘員数 十人が死亡した

 もよう。(H,Y,P)

*国防軍は昨日も空爆を継続し、3人目のハマス幹部を

 殺害。国防軍は 多くのハマス幹部を殺害し、組織を

 壊滅させる構え。(P,Y,H)

*ハマスは幹部殺害に対応して報復攻撃を激化させると

 宣言。週末には アシケロンの家

 にロケット砲が着弾し、2人が

 負傷した。(P,Y,H)

*ハマスは「ガザは国防軍兵士の墓場となる」と、国防軍

 兵士に反撃を予告。また、さらに多くの兵士を誘拐すると

 警告した。(P,Y,H)

*外国籍を持つガザ住民に、イスラエル政府が検問所の

 通過を認めたた め、パレスチナ人の外国人配偶者ら

 250人がガザを脱出した。(Y)

*ガザ空爆で負傷した子供など民間人を治療するため、

 イスラエルの病院に搬送へ。誰が治療費を支払うかで

 まだ論争が続いているが、治療 を先行させるよう医師

 らは求めている。(P)

*米国のブッシュ大統領とライス国務長官が、相次いで

 ハマスのイスラ エルに対するロケット砲撃が紛争の

 原因だと激しく非難。(P,Y,H)

*ガザで停戦が実現する場合は、国際的な監視機構が

 必要だとの考えを、 国連の潘基文事務総長とブッシュ

 大統領が、相次いで表明。(Y,H)

*先週の爆撃の前、国防軍は攻撃対象に隣接する9000

 戸の家に個別 に電話をかけ、退避を勧告していたこと

 が判明。「敵が逃げる可能性 は高いが、これが我々の

 価値観」とリブニ外相は語った。(H)

*モロッコのハッカーが、インターネットのドメイン登録を管

 理する会 社のコンピュータに侵入し、イスラエルの著名

 サイトを偽サイトに書 き換え。偽サイトとして日本の

 サーバーが使われていた。(Y)

2009年1月5日(月)
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*国防軍は、ガザ中部に侵攻しガザを北部と南部に分断。

 ハマス幹部2 人を空爆で殺害した。ガザ北部では

 ハマス拠点の難民キャンプなどを 攻撃中。国防軍は

 1人が戦死し30人以上が負傷した。(H,P,Y)

*ハマスは戦闘員の死者数を発表せず、20人余りの主

 に民間人犠牲者 の数のみを発表か。パレスチナ側の

 確かな死者数は不明。(H,P,Y)

ハマスはアシドドやスデロット

 など、ガザ周辺への砲撃を

 継続しており、昨日は45発が

 着弾。6人が負傷した。(P,Y)

*フランスのサルコジ大統領は、イスラエルのガザ侵攻を

 批判しつつも、 開戦の責任はハマスにあると強く非難。

 サルコジ大統領は今日、中東 各国を訪問し、停戦合

 意の仲介を目指す。(Y,H)

*国連安保理はガザ侵攻に関する緊急討議の開催を延

 期。アラブ諸国も 本音はハマスの弱体化が願い。

 国防軍は停戦までにどれだけハマスに 打撃を与えら

 れるか、時間との戦いとなっている。(H)

*イランがヒズボラにイスラエル攻撃を許可したとの情報

 が流れ、北部 国境の国防軍は厳戒態勢。仮に2面

 戦争を強いられることになったと しても、対応は十分に

 可能だと国防軍幹部は語っている。(H)

*リブニ外相は、ガザで物資不足は起こっていないと

 説明。開戦後十日 間で1万トンの救援物資がガザに

 搬入されている。(H,P,Y)

*エジプトのムバラク大統領、ヨルダンのアブドラ国王、

 自治政府のアッバス議長がイスラエルのガザ攻撃を

 非難し、攻撃停止を呼びかけ。
また、トルコやレバノンなど、各地で反イスラエルデモ。(P,Y)

*国防軍の侵攻開始に乗じてガザのファタハが反乱を起こ

 すのを防ぐた め、ハマスが大規模なファタハ弾圧を開始。

 幹部75人の手足を折る などした。また「イスラエル内

 通者」として35人を処刑。(P)

*国防軍は8人の取材スタッフのガザ入りを認めたが、

 他にも多くの外 国メディアが取材のためのガザ入りを

 申請中。(H,P)

2009年1月6日(火)
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*ガザでの戦闘で誤射により3人の兵士が死亡し、

 20人が負傷。自軍 の兵士が中にいることを知らず、

 戦車が建物に向って発砲したもよう。
国防軍兵士の犠牲者数は4人に達した。(H,P,Y)

アシケロン、アシドド、スデ

 ロット、ベエルシバなどに

 昨日も40発のロケット砲攻

 撃。うち1発は幼稚園を直撃

 したが、園児がいなかっ たため人的被害は免れた。

 (H,P,Y)

*ハマスは停戦交渉のため2人の代表をエジプトに派遣。

 ハマスが停戦 に応じる構えを見せたのは初めて。

 しかし、ハマスは何らかの形で「 勝利宣言」を出す事を

 目指しているもよう。(H,P)

*エジプトのムバラク大統領は、ハマスが停戦実現の際

 に勝利を宣言し ないことが重要だとの見解を表明。

 EU代表はその後、イスラエルを 訪問し、リブニ外相ら

 と会談した。(H,P,Y)

*国防軍は月曜、トラック80台分の救援物資のガザ搬入

 を許可。日曜 にも救援物資の搬入は許可されている。(P)

イスラエルはガザへの送電や給水を続けているが

 配管や送電線が破 壊され、ガザの大部分は水も電気

 も無い状態。一部では下水管も損傷。 電話網と、

 道路網も寸断され機能しにくくなっている。(H,Y)

ハマスは国防軍との全面

 対決を避け、民間人を盾に

 国防軍に反撃する 国際法

 違反の戦術を採用。

 幹部は病院や国連機関のビルなどに潜伏し、
  記者会見も安全なガザ市の病院内で開催している。(H)

*ハマス指導者のザハルが潜伏場所から演説。ハマス

 戦士を称賛し「敵 を粉砕し、最後には勝利する」と宣言

 した。(P,Y)

*世界では反イスラエルの抗議行動が拡大。フランスで

 はシナゴグに自 動車が突っ込むなど、反ユダヤ主義が

 拡大する兆し。大使召還など、 イスラエルとの外交

 関係を見直す動きも。(P,Y)

*ニューヨークの教会指導者カールトン・ブラウン師が、

 1000人を 集めてイスラエルのための緊急祈祷会。(Y)

2009年1月7日(水)
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*ガザでさらに2人が戦死、うち1人は自軍の誤射。

 今までの6人の戦 死者のうち4人が味方の誤射。

 国防軍は原因を調査中。(H,P,Y)

*国連安保理でガザ侵攻について協議。自治政府のアッ

 バス議長は、フ ランスとエジプトによる停戦仲介の努力

 を高く評価。イスラエルのガザ攻撃は破滅をもたらして

 いると非難した。(H)

*国防軍の攻撃を受けた学校で30人以上の民間人が

 死亡。政府はハマスが学校内から

 砲撃を行い、国防軍が反撃したと説明。

 問題の学校か らロケット砲撃が行なわれていることを

 映像で説明した。(H,P,Y)

*イスラエル政府はハマスが国連機関や国連設立の

 学校を軍事拠点に使 用しているとして、国連に苦情

 を訴えることを検討中。(H,P)

*フランスのサルコジ大統領とエジプトのムバラク大統

 領は連携して停 戦に向けた交渉を推進中。停戦実

 現と同時に、エジプトからガザへの武器密輸を止め

 るための具体的方策も検討している。(H,P,Y)

*オルマート首相は、国連をはじめ各国が試みている

 停戦仲介の努力を 歓迎。ただし、実効性のある停戦が

 最低条件だと語った。(H)

*戦闘でガザの民間人の生活に重大な影響が出ている

 ため、イスラエル 政府が生活物資の供給を円滑化する

 「人道回廊」案を発表。(H,Y)

昨日も30発のロケット砲攻撃。

 うち1発がゲデラの民家を

 直撃し、 3ヶ月の乳児が負傷

 した。(P,Y)

*外務省は、地上侵攻作戦の開始後、国際世論が急激

 に反イスラエルに 動いていると分析。しかし、フランス、

 ドイツ、東欧などではイスラ エルの立場を理解する

 報道が多いという。(P)

ハマスは無料で配るべき国際

 機関からの生活物資を、

 トラックごと強 奪して売り

 さばいているもよう。(Y)

*シオニスト系のシンクタンクが、東エルサレムの住民は

 イスラエル人 ではなくパレスチナ人として扱うべきだと

 の見解を表明。(P)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp