イスラエルからのニュース
2008年12月24日(水)
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*ハマスが24時間の停戦。ハマスの幹部が停戦延長の
可能性を示唆。 国防軍はガザへの支援物資搬入を許可
へ。(H,P,Y)
*ガザ北部のフェンスに爆弾を仕掛けていたパレスチナ人
3人を、国防 軍が銃撃戦の末に射殺。(P,Y)
*自治政府のアッバス議長がエジプトでムバラク大統領
と会談。大統領 はハマスとイスラエルの和平交渉に
努力すると約束した。(P,Y)
*イスラエルの独立戦争時に、法を犯して爆撃機をイスラ
エルに提供し たため、米国で1年余り服役した故ウイン
ター氏の名誉をブッシュ大 統領が回復。同氏の爆撃機
は独立戦争で大活躍した。(H,Y)
*先月29日にヘブロンで発生した右派とパレスチナ人の
衝突で、私服 の国防軍兵士が右派に混じり、発砲して
いたことが判明。人権団体ベ ツェレムが撮影したビデオ
が証拠となり兵士は逮捕された。(H,P,Y)
*イスラエルで活動中の1万2千のNGOに、ドル下落と経
済の悪化で 深刻な影響。4000のNGOが閉鎖されると
の予想も。(H)
*国防軍が包帯に代わる新しい傷の手当て用品を前線
配備へ。素早く血 液を凝固させるため、失う血液量を
最小限に抑えられる。(P)
*英国の複数のNGOが、クリスマスカードを使ってイスラエ
ルを非難 するキャンペーンを展開中。パレスチナ人の
苦難をキリストの苦難と 同一視し、ユダヤ人を悪者と
する古典的なもの。(P,Y)
*シリアとの完全平和と引換えにゴラン高原を返還するこ
とに58%の イスラエル人が反対。ゴラン高原の住民を
強制退去させる命令を、国 防軍兵士は拒否すべきだと
の意見も33%だった。(P)
2008年12月25日(木)
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*ガザからアシケロンなどに
80発のロケット砲と迫撃砲に
よる攻撃。 ガザ周辺では、反撃を求める声が
高まっている。(H,P,Y)
*クリスマスイブを迎え、ベツレヘムに多数のキリスト教
巡礼者。今週 は約4万人の訪問者があると見込まれ
ている。(H,P,Y)
*短期の侵攻作戦でガザのハマス政権を倒すことに、エジ
プト政府は反 対ではないと、アラブ紙が報道。ハマスは
強く反発している。(H)
*ハアレツ紙による調査で、リクードの予想議席数が36か
ら30に下 落。極右政治家の冷遇で、右派の票が他の
右派政党に流れたもよう。 カディマは微減が続いており、
26議席に。(H)
*リクードのネタニヤフ党首が、世俗結婚の公認に向け
宗教勢力との妥 協の道を探ると発言。ラビが支配する
結婚制度では結婚できないカッ プルが多く、ラビによら
ない世俗結婚を求める声は強い。(P)
*ガザからの砲撃にもかかわらず、ペレス大統領は
スデロット市でのハ ヌカの記念式典に予定通り出席。
「ガザではロケットに点火するが、 我々はキャンドルに
点火する」と語った。(P,Y)
*ガザとエジプトの間に「VIP用密輸トンネル」が完成。
立って歩け る高さがあるが、裕福な人向けで、通行料
は高いという。(H)
*ローマ教皇は、恒例のクリスマスメッセージで中東に
おける暴力と憎 しみに終止符が打たれるように呼びか
けた。(Y)
*神に向けた手紙が多数エルサレムに届くこの季節、
郵便配達夫が手紙 を封筒から取り出し、西壁の石
の間に差し込んでいる。(P)
2008年12月26日(金)
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*イスラエルを狙ったカチュー
シャロケット砲8発をレバノン
軍が発見 して処理。
発車装置にはタイマーが仕掛けられ、夜間に発射する
よう設定されていた。犯行グループは不明。(H,P,Y)
*昨日もガザから15発の
ロケット砲と迫撃砲による
攻撃。(H,P,Y)
*政府は緊急閣議でガザに対する反撃を承認。国防軍は
準備を進めてい る。作戦中の人道支援、イスラエル
民間施設の防衛、国際社会への訴 求戦略などは
日曜の閣議で検討へ。(H,P,Y)
*リブニ外相がムバラク大統領とカイロで会談。ガザ情勢
について、ム バラク大統領はイスラエルに自制を呼び
かけたが、リブニ外相は、ハ マスが一方的に攻撃して
来る状況は許容できないと語った。(P)
*新党の「ユダヤ人の家」から民族統一党が分離すること
を宣言。ユダ ヤ人の家は結党からわずかの間に崩壊
へ。(P,Y)
*ハマス指導者は国防軍の暗殺を恐れて潜伏中。しかし
ハマス広報官は 「我々の指導者は死を恐れない」と
語った。(P,Y)
*リクードが、リブニ氏を批判して「彼女には大きすぎる
仕事」との選 挙キャンペーンを始めたため、それが
女性差別的な表現かどうかをめ ぐり、双方の女性政治
家の間で激しい論議。(H,Y)
*イランのアフマディネジャド大統領が英国のテレビで
「クリスマスメ ッセージ」。「キリストは、いじめ国家に
お怒りになるだろう」等と 欧米を批判した。英国政府は
不適切だとして放送局を非難した。(P,Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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