イスラエルからのニュース
2008年12月17日(水)
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*エイラートでバスが60mの谷底に転落する大事故があり、
24人が死亡した。犠牲者はロシアから下見に来たガイド
ら。ロシア人観光客誘致に力を入れて来たエイラートには
大きな打撃か。(P,H,Y)
*カディマの候補者を選ぶ予備選挙は今日が投票日。
リブニ党首は「リクードの選んだ候補者は最悪、労働
党は実力なし」と語り、カディマは適切な候補者を選ぶ
と自信を示した。(P,H,Y)
*シリアがゴラン高原返還を要求するため、地図を作成
してイスラエル に示していたことが判明。ガリラヤ湖岸
までシリア領に。(P,H,Y)
*ネタニヤフ氏がサルコジ大統領と会談するため、
フランスに向けて出 。自分が首相になった場合の
和平政策などを説明する。(P,H)
*パレスチナ人の66%がアラブ和平案に賛成しているが、
イスラエル 人はわずか36%しか賛成していないことが
判明。(P)
*ガザから7発の砲撃。国防軍が
ジェニンでイスラム聖戦の幹部を殺害したため、その
報復と見られている。(H,Y)
*国防軍の法律顧問が、ガザの人口密集地帯への
砲撃は行なうべきでな いとの見解を表明。テロ組織は
人口密集地をロケット砲の発射拠点に使っており、
国防軍は対応に苦慮している。(H)
*抗うつ剤のプロザックで、抗がん剤の効果が劇的に
高まる事をテルア ビブ大学のチームが発見した。すぐ
にでも臨床応用が可能。(P)
*ブッシュ大統領がユダヤ人指導者をホワイトハウスに
招き、早目のハヌカのお祝い。ハヌカの祭は21日夕から
8日間。(H,Y)
2008年12月18日(木)
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*ガザから23発の砲撃があり、
3人が負傷。明日の期限切れを待たず に
ガザの停戦合意は実質的に終わった。国防軍は難民
キャンプなどに あるロケット工場などに爆撃を行
なった。(P,H,Y)
*ガザでは停戦継続をめぐり、ハマス内部で意見の不
一致。6ヶ月間の停戦で生活が悪化しているため、
民衆の不満は高まっている。(P,Y)
*モファズ運輸相が「バス事故の原因は路上での競争」と
発表したが、 警察は捜査中だとして断定を避けた。
ロシアからは犠牲者家族や救援 スタッフが到着し、
負傷者の世話などに当たっている。(P,H,Y)
*カディマの予備選挙は、投票率が45%と低調だったが、
電子投票で はトラブル無し。労働党とリクードの予備
選挙でトラブル続きだった 電子投票は「三度目の
正直」でやっと正常に作動した。(H,P,Y)
*リクードが当選していたエチオピア移民の候補をロシア
移民の候補と 入れ替え。25年前に移民しており
「移民者」の枠に該当しないとの 理由。エチオピア移民
は反発している。(P)
*左翼作家のアモス・オズ氏が「労働党は歴史的役目を
終えた」と発言。 バラク党首は「オズ氏の発言は右派
を助けた」と反発した。(H)
*米国の有名ユダヤ系大学であるイエシバ大学が1億
ドル余りをマドフ 事件で失っていたことが判明。しかし、
経費削減などでカバー可能で、 生徒や職員の年金
などに影響は無いという。(P)
*エルサレムの神殿研究所が、多くの調査をもとに曲がっ
た枝のメノラ が原形だとする本を出版。現在のメノラは
ほとんどが曲がった枝だが、 敬虔派などはV字型の
直線の枝を持つメノラを使用している。(H)
2008年12月19日(金)
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*昨日もガザから計17発の
砲撃。ハマスは停戦を延長しないとの公式声明
を出した。イスラエル政府は、攻撃に対しては適切な
反撃を行な うと警告。ハマス幹部は暗殺を恐れて
潜伏したもよう。(P,H,Y)
*フランスでサルコジ大統領と会談したネタニヤフ氏は
「イランは史上 最大の脅威」と懸念を表明。また、
パレスチナ和平については、難民受入れとエルサレム
分割を拒否する考えを示した。(P,H)
*カディマの予備選挙で決まった候補者リストを、リクード
と労働党が 「同じ顔ぶれで指導力も無い」と酷評。
しかし、モファズ氏の支持者 は下位に落ち、リブニ党首
は党内での支持基盤を固めた。(P)
*シリア和平のため、オルマート首相が月曜にトルコを
訪問へ。シリア との平和はイスラエルの利益になると
首相は語った。(P,H,Y)
*ガザで誘拐されたままの国防軍シャリート兵士に、
パリが名誉市民の 称号を授与。市議会が全会一致
で承認した。(P)
*7000人の警官がアラブ暴動への対応訓練。囚人の
暴動をきっかけ に全国で同時に暴動が起こるとの想定。
迫真の訓練で警官52人が負 傷したが、ほとんどは
軽症で、現場で手当てを受けた。(P,Y)
*転落事故を起こしたバス運転手が退院し、自宅監禁に。
事故の原因は 旅行ガイドブックが落ちて来たためだと
主張している。(H,Y)
*ハイファ港に放射性物質の検出装置が設置された。
放射性物質の密輸 が東欧などで多発しており、
イスラエルも警備を強化する。(H)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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