教会のクリスマス祝会
昨日の夜は、教会のクリスマス祝会に参加した。
「きよしこの夜」「もろびとこぞりて」などの
クリスマスの聖歌をみんなで歌ってから
聖書を開いて、教会の牧師から
クリスマスのメッセージを聞いた。
その後、ご婦人がたの聖歌の合唱を聞いた。
ピアノによるクリスマスの聖歌の演奏や、
日曜学校に来ている子供たちのスペリオ
パイプやカスタネットや木琴などを使った
「お星が光る」などのクリスマスの子供賛美歌の
演奏や、青年と壮年のベースやギターやピアノを
使ったバンドのソウルっぽい賛美歌を聞いた。
その後、聖書クイズなどをして、うまく
答えられた人はプレゼントをもらった。主に
子供たちが答えていた。
Q:「イエス」の意味はなんでしょう?
A:神さまが共にいてくださる。
B:「はい。」
C:救う方。
D:救い主
答えは「C」なのだそうだ。
Aは「インマヌエル」だし、Bは英語の「イエス」の
日本語訳だし、Dは「キリスト」なので、残りは
Cしかないなと思ったが、なんだか初耳。
イエス・キリストの意味は、「この世界の救い主で
人を救う方(かた)」ということか。
Q:「その名をイエスと名ずけなさい。」と天使が
語った人は誰ですか?
A:マリアだけ
B:ヨセフだけ
C:マリアとヨセフ
D:他の人
答えはAで、マリアだけに語られたのでした。
Q:イエス・キリストは、どの家系に
生まれられましたか?
A:ダビデ王
B:サウル王
C:カメハメハ大王
D:ダリヨス王
答えはAで、ヨセフはダビデ王の家系で
マリアは、ダビデ王の息子のソロモン王の
家系で、聖書の預言通りに、ダビデ王の
家系から生まれられた。
サウル王は、エジプトからカナンの地に
入ったイスラエル人が王様を欲しがったので
神さまが仕方なく与えた王様の名前で
見栄えが良く、頭も良いが信仰は無かった王様。
ダビデは、神さまに選ばれた王となる人で、
サムエルという当時の預言者に頭に油を注がれて
次の王様に選ばれたということが世間に
知られていた。
そのために、サウル王は、ダビデを殺そうと
つけねらっていたので、ダビデは、荒野の
ほら穴などを転々として逃げ隠れしていた。
今、パキスタンの山奥でほら穴に隠れて
逃げ回っているオサマ・ビン・ラディン状態だった
わけです。でも、ダビデは、30歳でイスラエルの
王様になった。サウル王と息子のヨナタンは
外国との戦争に負けて戦死してしまったのです。
ダビデ王よりも、息子のソロモン王の方が有名で、
今のエチオピアのシバの女王もソロモン王の
ウワサにひかれて、イスラエルにすごい宝を
携えて訪問し、長い間滞在していたそうだ。
エチオピアにユダヤ人の子孫と呼ばれる人々が
いるのは、このときにイスラエルの神さまを信じた
女王のなごりなのだ。エチオピアでは、シバの
女王はソロモン王の子供をお腹に宿していたと
いうことになっているらしい。だから、エチアピアの
ユダヤ人の子孫は、自分たちをソロモン王の
家系だと思っているらしい。本当かどうかは
わかりません。イスラエルの神さまを信じている者は
血がつながっていなくても、ユダヤ人だと数えられる
ようです。ユダヤ人の子孫はスーダンにもいて、
今のスーダンの独裁者の前の大統領は、
彼らをアメリカに脱出させている。そのために、
スーダン人に嫌われたそうだ。北の方のスーダン人は、
ほぼ全員、イスラム教徒だ。
アフリカ人を欧米人に奴隷として売ったのは、
アラブ人で、スーダンは、奴隷の市がある場所
だった。スーダンとは「黒い」という意味で、
アフリカ人はアラブ人が嫌いなはずだが、スーダン
にも、ケニアにもイスラム教徒がやけに多い。
南の方のスーダン人はキリスト教徒が多いので、
スーダンがイスラム教徒の独裁者に乗っ取られて
イスラム方式で国を治めるのは我慢がならないと
してずっと内戦をしていた。イスラムの国に
なってしまってからは、キリスト教徒には
自由がなく、教会を新しく建てようとしても、
敷地は、イスラム寺院の隣にしか認められない。
イスラム寺院は、コーランを朝の暗いうちから
夜まで、大音量のスピーカーで何度も流すし
イスラム寺院の近くにしか教会を建てられないと
いうのは、辛いことである。何も無い新地に教会を
建てると、すぐにイスラム教徒が隣にイスラム寺院を
建てる。そういう法律になっているそうで。
しかも、スーダンの独裁者は以前、国を出るときは
持ち出していいのは50ドルだけという変な法律を
作って、違反したキリスト教会の牧師の息子だけ
公開処刑にした。50ドルしか持ち出せないなんて
ありえない法律だが、独裁者だから、なんでも
ありなのだ。今は、チュウゴク人もたくさん
スーダンにいるし、少しは影響されて、
常識的になっているかもしれない。
スーダンからアメリカに移住したスーダン人の
ユダヤ人の子孫や、キリスト教徒たちは
9・11の事件の時に、イスラム教徒と間違われて
アメリカでイジメにあったらしい。
今、イスラエルに移住したエチオピア人の
ユダヤ人の子孫は、おもに、生活保護によって
イスラエル人の税金で生きている。時々、デモなど
で、生活保護の金額をあげろと要求している。
イスラエルとしては、いくらイスラエル人の子孫でも
エチオピアやスーダンの移民たちを税金で養う
のは大変なことなので、これ以上の移民を
受け入れたくない様子。
カメハメハ大王はハワイの王様で、アメリカに
殺され、ハワイはアメリカの植民地になった。
その後、住民に選挙で「独立したいかアメリカの
州になるか」尋ねたら、アメリカになりたいと
いう人が多かったのでハワイはアメリカの州に
なったとか。本当は、どうだったのかは
知りません。
ダリヨス王は、今のイラクにあったペルシャ帝国の
有名な王様で、イラクには遺跡も残っている。
イスラエル人のダニエルは賢かったので拉致されて
ペルシャでペルシャ風の教育を受けさせられて、
高い地位をもらっていた人。ダニエルは、幼いころに
他の5人の子どもと一緒に拉致されたのに、
イスラエルの神さまを信じる信仰を捨てず、
最後の方ではダリヨス王様の見た夢の意味を
解き明かし、ついでに世界の終わりの預言も
語ったすごい預言者。
ダリヨス王の見た夢は、ひとつの像の夢で、
頭が金、足が鉄と石の混じったもので
最後には、この像は、人の手を借りずに切りだされた
岩が飛んで来て足元を砕いてしまうので、像は
倒れて粉々になってしまう。そして岩が大きくなって
世界を支配するというもの。ダニエルは、
「これは世界の終りの時期を教える夢です。」と答えた。
人間の帝国は、ペルシャからギリシャ、
ローマと移り変わり、像の材質も金から最後には鉄に
変っていく。終わりの部分は二つに分かれていて、
足の指は鉄と石の集合体だ。弱い国と強い国が
無理やり集合した東と西に分かれた10本の指の
ような10カ国連合だ。そこで、神さまが送り込んだ
救い主がやってきて、人間の歴史を終りにして、
世界を支配されるという予言なのだ。
Q:イエス・キリストが馬小屋でお生まれになった
理由はなぜですか?
A:宿がいっぱいで、馬小屋しか空き部屋が
なかった。
B:お金が無かった。
C:誰にも会いたくなかった。
D:牛乳が飲みたかった。
答えはAです。当時はユダヤの王様が
人口調査をするので、各自、生まれた故郷に
帰って登録をしろと命令したもので、
宿屋はごった返していたので、部屋が無かった。
ユダヤの王様が人口調査をした時期は
分かっているので、イエス・キリストのお生まれに
なった時期もはっきりしている。ただし、ローマ人が
西暦を決めた時に、間違って3年ずれてしまった。
だからイエス・キリストが生まれた時期は、紀元前
3年です。野原で野宿していた羊飼いが
天使に教えられて、ベツレヘムの町まで救い主を
拝みに行っているので、時期は5月か6月だと
されています。東の国の博士はその2年後以内に
明るく輝く星に導かれてイスラエルに来て
王様を訪ねている。王様は、博士たちが去った
後に、ベツレヘムの2歳以下の赤ちゃんを
皆殺しにしている。マリヤとヨセフは夢で同時に
御使い(天使)に警告されてエジプトに逃げて
いるので、殺されなかった。
その後、また御使い(天使)のお告げで、
イスラエルに戻り、イエス・キリストは
ガリラヤ地方で育っている。ベツレヘムで赤ちゃんが
殺されること、救い主は逃げて助かること、
救い主は、みんなにさげすまれている地方の
出身であることなど、すべて聖書の預言通りに
なりました。マリヤが、婚約者のヨセフがいる状態で
処女のまま救い主を宿すことも、預言どおりです。
「見よ、処女がみごもっている。その名は
インマヌエル(神が我々とともにいる)と呼ば
れる。」と、聖書に預言されている。
教会の聖書クイズでは、子供たちの中には
答えを間違っている子もいたが、クイズ担当者は、
上手に答えを教えたので
手を挙げて答えた子供は全員、プレゼントを
もらっていた。
最後にみんなでテーブルの上に置かれた
キャンドルに火をともして、明かりを落として
クリスマスキャロルを歌って、神さまに
お祈りをしてクリスマス祝会は終わった。
終わった後は、残れる人は残って、みんなで
後片付けをしたが、これが結構楽しかった。
残ったケーキやみかんをたくさんいただけたし、
キャンドルの明かりだけでも、デジカメでうまく
写真が撮れたので、嬉しかった。
愛猫のA猫ちゃんの具合もよくなってきたし、
教会では、みんな、家族のように仲良しだし、
神さまにお祈りしたことは、次の日にかなえられた。
イエス・キリストがこの世界に来てくださったことを記念
して教会でお祝いもできたので満足だ。今日は、水曜日
なので、本当は教会でお祈り会がある日だったが、
なくなった。各自、家でクリスマスを祝ってくださいという
ことだった。