イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2008年12月10日(水)
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*極右のフェイグリン氏がリクード予備選挙で20位になる
 など、右派勢力が健闘。リクードで極右思想が拡大して
 いる徴候か。(H,P,Y)

*最新の調査による予想議席の数は、リクード、カディマ、
 労働党の順に36、27、12。リクード政権誕生の可能
 性が高い。(H)

*首相、外相、国防相が今日、ガザ停戦の今後について
 協議。オルマート首相は大規模なガザ侵攻の可能性を
 示唆した。11月以来200発以上の
 砲撃が続き、停戦は事実上崩壊している。
 (H,P,Y)

*学力調査でイスラエルの中学生の数学の得点が低下し、
 社会階層による学力格差が拡大していることが判明。
 教育省は教育改革の必要性を 認めているが、組合の
 反対で実施できないと説明した。(H,P,Y)

経費削減のため、外務省が高官にエコノミークラスで
 旅行するよう通達。ビジネスクラスの利用は、外相と
 副外相らに限定される。エコノミークラスに落とされた
 官僚からは不満の声。(H)

*国防軍がガザへの検問所を開け、トラック45台分の
 人道支援物資などをガザに搬入させた。(Y)

*テロで壊滅したムンバイのハバッドハウスに新任ラビの
 ゴールドバー グ師が到着。施設を再興し、早期の業務
 再開を目指す。(H)

*月曜日にキプロスを出航した左派の船がガザに入港。
 他の船が全て阻止される中、国防軍はこの団体の船だけ
 を4回も通過させた。(P)

*夏に「イスラエルは友人」と発言して注目を浴びたイラン
 のマシャイ副大統領が、メッカ巡礼中に「イスラエルを
 殲滅すべきだ」と発言。夏の発言を「悔改め」て取り消し
 たものと見られている。(Y)

2008年12月11日(木)
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*カーター元米大統領が、レバノンを訪問し首脳と会談。
 しかし、ヒズボラ幹部は面会を拒否した。元大統領は
 シリアも訪問予定。(P,H,Y)

*ガザの現金不足を解消するため、1億シケルの送金を
 バラク国防相が許可。自治政府のファイヤド首相と、イス
 ラエル銀行のフィッシャー総裁の要請を受け入れて決断
 した。右派からは批判の声。(H,P,Y)

*2007年にバラク氏が労働党首に選ばれた選挙で、
 投票者署名の偽造があったと警察が発表。(H,P,Y)

*オルマート首相が来週に英国を最後の訪問へ。西岸
 地区産品をラベルで表示するなどの動きについて協議
 するため。(H,P)

*次期米大統領のオバマ氏が、イスラエルに「核の傘」を
 提供すると関係者が語った。イランがイスラエルを核攻撃
 した場合、米国がイランに激しい反撃を行なうと宣言する
 という。(H)

*リクードの予備選挙で、極右勢力が健闘したため、ネタ
 ニヤフ党首が外国に向けた広報キャンペーンを展開へ。
 ネタニヤフ氏が首相になっ た場合でも、和平が後退しない
 ことをアピールする。(H,P)

*ホロコースト犠牲者の残した遺産の分配機構が機能し
 ていないと批判の声。犠牲者の遺族に遺産を分配し、
 遺族がいない犠牲者の遺産は生存者支援に回すことに
 なっているが、作業は進んでいない。(H)

*左翼政党のメレツが日曜に予備選挙を実施へ。党勢が
 低下するメレツでは、新勢力と合同会派を形成する動き
 が進んでいる。(H,P)

*来年5月の第2週にローマ教皇がイスラエルを訪問へ。
 バチカンの代表団がペレス大統領官邸を訪問して打ち
 合わせを行なった。(P,Y)

2008年12月12日(金)
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*高校生の質問に「いつでも全兵士を生還させることは
 できない」とリブニ外相が回答。兵士の家族らは反発し
 ている。(H,P)

*リクードの選挙委員会が、極右のフェイグリン氏を20位
 から36位に格下げ。同氏は落選の可能性が高まった。
 地区選出枠などの優先順位変更が理由だが、ネタニヤフ
 党首の意向が強かった。(H,P,Y)

*自治政府の依頼でガザへ1億シケルの現金を搬入。
 自治政府の職員給与に支払うためだが、ハマスに
 流れる可能性が高い。(H,P,Y)

*ヘブロンでパレスチナ人に発砲する場面を撮影された
 入植者が自宅軟禁に。発砲は正当防衛だとの主張を
 判事は退けた。(H,P)

*イスラエル空軍が、新型の高性能爆弾誘導キット
 導入へ。既存の爆弾に翼などを取り付けることにより、
 イスラエルの領空内からダマスカスやベイルートの標的
 を爆撃できる。(P)

二国家共存が成立すれば、アラブ系市民はパレスチナ
 国家で民族的な夢の実現を目指すべきだとの見解
 リブニ外相が表明。アラブ系議員らは一斉に反発し、
 外相に釈明を求めている。(P)

*イスラエル人監督による第一次レバノン戦争を描いた
 アニメ映画「バシールとワルツを」が、ゴールデングローブ
 賞にノミネート。(H)

*過剰なフェミニズムで男性が圧迫されているとして、
 男性の権利を擁護する男権党が来年も選挙に挑戦へ。(Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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「イランがイスラエルを核攻撃
 した場合、米国がイランに激しい反撃を行なうと宣言する
 という。(H)」
オバマさん、意外と攻撃的な面があって
なかなかよろしいのでは?
日本に関しても、北朝鮮が日本を核攻撃するなら
アメリカは激しく反撃すると言ってもらいたいが、
それは言わないだろう。アメリカは、日本の重要さを
自覚していないし、日本の状況はイスラエルほど
危険ではないと思われているから。
by日本のお姉さん