日本の協力無しには不可能なのです。 | 日本のお姉さん

日本の協力無しには不可能なのです。

(中韓を知りすぎた男)さんの記事です。↓

この方のブログは好きですが、ヨーロッパに

関しては、意見が違う。聖書では、ヨーロッパは

石と砂が交じりあわさったような

強い国と弱い国の連合国ができると書いてある。

両足のように、5カ国ずつ分かれている人間の

都合でつながった連合国です。

新EUの使う金がユーロかどうか知らないけど

世界の覇権はヨーロッパ連合がとる。

今はヨーロッパも貧乏で「まさか。」と思うかも

しれないけど、その方が、聖書の預言が

本当だと後でくっきりと目立つから、

わたしにはこの記事はありがたい。

アメリカは、実は日本がアメリカ国債を買い続けて支えて

きたから繁栄してきた部分が大きい。日本はアメリカに

守ってもらっている気でいるが、竹島も韓国に占領されたし、

チュウゴクが日本の海でガスを吸っても、チュウゴクの

味方をするし、頼りにならない。日本を大事にしない国は

ダメになると思う。日本の技術が入った国は繁栄している。

チュウゴクだって、今のように繁栄するためには、日本からの

莫大なODAが必要だっただろうよ。

http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-398.html

今年になってからエコノミストたちは、「ドルの基軸通貨としての信用失墜と同時にアメリカ覇権も弱まって、世界は多極化へ向かう」と大方のエコノミストたちは予想していました。

しかし9月以降、むしろユーロや一部のアジア通貨が暴落する事態となっています。

そしてドルは貿易取引や国際金融取引において今も、最も利用される基軸通貨という地位を現在もなお維持しています。

エコノミストたちはユーロがドルにとって代わって基軸通貨になっていくと論じていましたが、皮肉にもユーロが対ドルや対円で大きく減価しています。

今回のアメリカ発の金融危機においてユーロが最大の影響を受けています。特にイギリスの金融危機と景気後退は深刻です。
イギリスは経済の中心をアメリカの真似をしてカジノ金融に切り替えた付けが回ってきています。
イギリスは今月から付加価値税を一時的に引き下げました。

欧州中央銀行は、政策金利を0.75%引き下げ、年2.5%としました。
英国中央銀行も1%利下げし、年2%にしました。3ヶ月連続の金融緩和です。

しかしユーロはEU圏内では、決済通貨として利用されているもののそれ以外の城外諸国とは依然としてドルを決済通貨として利用せざるをえない状況です。

ところが欧州の金融機関は今回の金融危機で、内容が劣化して信用をなくしているためにドル資金を調達することが出来ません。

結果ドルが相対的に高くなっています。それ以上に大幅な円高・ユーロ安が進んでいます。

2007年12月に日経BPに載った大前研一氏の「タガ外れの円・ドル」と題した記事を思い出して、今日のブログを書いています。
大前氏は「ドルや円が国際経済の中で衰微しつつある一方で、強さを見せ続けているのがユーロである、そしてユーロ導入国の経済も非常に好調だ」と書いています。

わずか一年前の記事です、経済を予測することの難しさを感じています。

大前氏も世界中もヨーロッパを買いかぶりすぎています、国境を開放し通貨を統一すれば、誰もが巨大市場が生まれると錯覚していたような気がします。

ヨーロッパの国々はぜんぶ歴史の古い国です。自由な経済活動を広げるにはあまりにも風俗習慣が違いすぎます。
歴史的慣行、宗教的制約、古い遅れた制度、など一筋縄では行かない事が言われていました。

ヨーロッパはギルドという同業組合があらゆる手工業、家内工業を統括しています。食品の規格も国ごと違います。それ故アメリカ型の大量生産・大量販売を取れいれることが出来ません。

労働賃金も欧州各国で大きな格差があります。賃金の高い国に労働力が流れないように、労働ギルドを作って止めています。

ドイツの企業の労働組合は企業の海外進出にも、組合の利益の配分がなかったら同意も与えない。労働組合が強すぎて、労働コストを切り下げられない。そこで移民労働を使ってコストをさげます。
結果 移民が増えすぎて社会の治安が乱れ、社会の混乱を招いています。

これはドイツだけではなくヨーロッパ各国の問題です。

フランス、ドイツ、イギリスに何百万という労働移民が住み着いて時々爆発的な暴動がおこります。移民に多額の税金が投入され年金も脅かされています。

書き出せばきりがないくらい問題が山積しています。
統合すれば、アメリカに匹敵する大市場が出現するとエコノミストたちが盛んに言っていたのは、つい昨日のことです。

ところが現実は競争に立ち遅れることを恐れた有力企業は外国へと資本を移動し始めていました。欧州に留まった大手企業も資本が外国企業に買い占められています。

欧州の経済活力はあきらかに衰えています。世界市場でのシェアが確実に下がっていっています。欧州が陥っている状況は深刻です。

この傾向はアメリカ金融危機となんの関係もありません。以前から続いています。今回の金融危機がおさまっても、欧州の停滞は今後も長く続いていくと思われます。

そして今後も変わらずアメリカが世界の中心であり、アメリカ一極支配が長く続いていきます。

しかしアメリカは製造業からの撤収という路線をとり、高度の技術を要する部分が殆ど日本に移転しました。
日本は労働集約型の製造は低賃金の中国や東南アジアへと移転して工作機械や先端部品などの高度工業技術の開発を受け持っています。

アメリカは中国を「世界の工場」持ち上げて中国をいい気分にさせていますが、商品輸出のほとんどは日本とアメリカの資本がコントロールしています。

つまり日米同盟が世界経済の根幹を担っています。
いまも昔もアメリカは一極支配を続けるには、日本の協力無しには不可能なのです。

そのことを分かっている政治家は日本にもアメリカにもあまりいないような気がします。残念です。