イスラエルからのニュース
2008年12月3日(水)
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*労働党の予備選挙で、技術的トラブルにより電子投票
に失敗。結局、再投票になった。党員が再び投票所に
出向いてくれるかどうか疑問視する声もあり、党勢の
低下が加速する懸念も。(H,P,Y)
*ヘブロンで家を占拠する右派とパレスチナ人が衝突し、
ユダヤ人の少年が負傷。最高裁判決により、国防軍
は12月15日までに強制排除を実施しなければなら
ないが、流血の惨事は必至か。(H,P,Y)
*インドのテロで死亡したラビらの葬儀がオリーブ山で
行なわれ、数千人が参列。「残された2歳の子供に、
なぜ両親が殺されたのか答えなければならない」と、
ペレス大統領は語った。(H,P)
*パレスチナ人がテロ実行のため中部イスラエルに侵入
したとの情報が入り、各地で道路封鎖が行なわれたた
め交通が麻痺。7時間にわたる大捜索で容疑者が
逮捕された。(H,Y)
*ガザから2発のカッサム砲と
数発の迫撃砲による攻撃。
国防軍は、発射地点にいた人物に反撃し、2人を殺害
した。(H,Y)
*テルアビブとエルサレムを28分で結ぶ高速鉄道の
建設推進を社会経済閣議で再確認。2003年に計画
がスタートしたが、様々な技術上の不手際と予算不足
で建設はあまり進んでいない。(P)
*18件の子供への性犯罪で3度も服役した男が、シナ
ゴグで子供の世話係になり、また淫らな行為。警察が
捜査を行なっている。(H)
*ガリラヤのラビと、スコットランド教会の司祭、カナ村の
イスラム聖職者が共にガリラヤ湖で雨乞いの祈り。(H)
2008年12月4日(木)
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*ヘブロンで家を占拠する右派勢力が別の家の占拠も
試み、治安部隊と小競り合い。右派勢力は子供を盾に
使うなど戦術が悪質化していると して、ディヒター治安
相は怒りを表明した。(Y,P,H)
*リブニ外相が「西部劇の時代では無い」と語り、ヘブロン
で暴徒化する若い右派勢力を厳しく非難。警察に厳しい
取締を求めた。(Y,H)
*バルカット氏がエルサレム市長に就任。退任するルプ
リアンスキー氏は「超正統派の私が市長に就任した時
は、宗教の支配が強まるとの噂が多く流れたが、それ
らは全て間違っていた」と語った。(Y,P)
*アラブ系議員が近日中にガザへの航海を計画中。
イスラエル全国で集めた救援物資を搬入する考え。
(Y,P,H)
*米国との共同作戦ではなく、イスラエルが単独でイラン
を攻撃することも選択肢の一つとして可能だと、国防軍
幹部が発言。(P)
*エジプト国会の外交委員会議長が、ガザにイスラム
国家が出来ることは許容できないと発言。エジプトの
仲介による和解案をハマスが拒否して以来、エジプトと
ハマスの対立は激化している。(P)
*宗教政党シャスの霊的指導者オバデヤ・ヨセフ師が
「次回総選挙で議席が倍増する」と宣言。シャスに投票
するよう多くの友人を説得すれば、その数に応じて神か
ら報いが与えられると語った。(Y)
*イスラエルでの治療を希望するガザ住民の通行をイス
ラエルが拒否しているとのWHOの批判に関係者が
反論。今年は上半期だけで昨年1年間を超える
約9千人の通行を許可していると説明した。(P)
2008年12月5日(金)
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*国防軍がヘブロンの家から右派を電撃作戦で強制
排除。不意をつかれた右派活動家は抵抗できず、
排除は約1時間で終わった。(P,H,Y)
*ヘブロンでの強制排除に怒った右派は、付近のパレ
スチナ人の家に略奪行為を行い、住民を負傷させた。
西岸地区全体に暴動が飛び火する可能性が高いため、
治安部隊は警戒を強化している。(P,H,Y)
*自治政府はヘブロンの家から右派を排除した国防軍
の対応を称賛。しかし、入植者らのパレスチナ人に
対する暴力を厳しく批判し、ヘブロンの全入植者を排除
するよう要求した。(P,H)
*電子投票のトラブルで再投票となった労働党の予備
選挙は50%超の高い投票率。党の結束が証明された
形となった。(P,H)
*オルマート首相の汚職疑惑の一つ、レウミ銀行事件が
証拠不十分で不 起訴と確定。首相はあと5件の刑事
捜査を受けている。(P,H)
*国連の人権フォーラムで、イスラエルに集中砲火。
西岸地区の防護壁や、ガザ地区の封鎖などが人権
侵害であると非難された。(H,Y)
*テルアビブ大学で国連中東特使セリー氏が講演。イス
ラエルと米国の次期政権が、和平プロセスを着実に
実行すべきだと語った。(P)
*トルコの仲介によるシリアとイスラエルの和平交渉は、
イスラエルがゴラン高原返還に関する立場を明確にし
ていないため、停滞中。オバ マ政権が誕生すれば、
米国が交渉に力を入れる可能性もある。(H)
*昨日もガザから迫撃砲と
カッサム砲による攻撃があったが、
空地に着弾したため大きな被害は無かった。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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国連の人権フォーラムの連中は、
イスラエルがパレスチナ人に市場やカフェや
レストランや子供の通学のバスの中でテロを
起こされて、大勢イスラエル人が殺されても
壁を作らず、そのまま、テロをされ続けろと
言っているようです。
イスラエル人が、ガザからカッサム砲による
攻撃を受けていることも無視して、
ガザ地区を解放するのが人道的だと言っている。
では、パレスチナ人が自由に町の中でテロを起こして、
人々の命を奪うことは、人道的な行為なのか。
それは、仕方がないということで、我慢し続けろと
いうことか。国連の人権フォーラムはアラブの国に
乗っ取られていて、イスラエルを叩くのが主な
仕事なので、日本人は国連中心主義などと
言わない方がいい。国連の人権フォーラムが、イスラ
エルを非難するような調子で日本を批難しだしたら、
日本は、連中の勝手な意見に従うのか。