イスラエルからのニュース インドのテロでイスラエル人が6人死んだ。
2008年11月30日(日)
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*ムンバイで発生したテロを、インドがやっと制圧。
ユダヤ教のハバッ ドハウスでは、ラビ夫妻を含め9人が
殺害されたもよう。イスラエルの捜査チームが現地で
遺体識別の作業を行なっている。(H,P,Y)
*インドでのテロ実行犯がパキスタン人だったため、インド
はパキスタ ンを非難。しかし、パキスタンは国としての
関与を否定した。また、国境で何かが起こればテロと
の戦いは中止すると警告。(H)
*ガザ近くの国防軍基地、
ナハル・オズにハマスが迫撃
砲攻撃。8人の兵士が負傷した。基地の兵士らは
以前から危険を感じ、再三にわたり上官に基地の防護
強化を求めていたという。(H,P,Y)
*ガザからの砲撃が止まらない
ため、国防軍が検問所を閉鎖。国防軍高官は、ガザ
での大規模な軍事作戦の可能性を示唆した。(P,Y)
*ヘブロンでまた、入植者とパレスチナ人の衝突があり、
投石の応酬で双方に数人の負傷者が出た。(H,P,Y)
*世界各地にハバッドハウスの施設を持つユダヤ教
敬虔派では、インドでのテロに衝撃。世界各国の施設を
テロから守るのはほとんど不可能だが、あくまで各地
での活動を続ける方針を表明した。(P)
*西洋世界は経済危機に世界を巻き込んでいると、イラン
のアフマディネジャド大統領が非難。資本主義の時代
は終わり、今後は宗教にもと づく新しいシステムが
世界を支配すると語った。(H)
*リクードの議員が、ガザからの砲撃が多い地点に
ハマスとイスラム聖戦の囚人を収容する無防備の
施設を建設することを提案。「人間の盾」として砲撃を
防ぐのが狙い。(H)
2008年12月1日(月)
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*ムンバイのテロ犠牲者の遺体確認作業が進行中。
ムンバイでは、さらに2人のイスラエル人が行方不明に
なっている。(H,P,Y)
*生きて逮捕されたムンバイのテロ実行犯の1人が、
多くのイスラエル人を殺すよう命じられていたと証言。
犯人らは、パキスタンで十分な軍事訓練を受けていた
もよう。(H)
*昨日の閣議で、250人のパレスチナ人囚人を釈放
することが決定。アッバス議長の人気上昇が狙い。
(H,P,Y)
*ガザからまたスデロットに対す
るカッサム砲撃。しかし、大きな被害は
無かった。国防軍は封鎖を継続する。(Y,P)
*経済危機への対策を首相側近が作成していることに、
財務相が反発。 違法な越権行為だと非難する書簡を
首相官邸に送付した。(H)
*ムンバイのテロで、ハバッドハウスのラビの2歳の
子供を救出した家政婦に「義なる異邦人」の称号を
授与へ。両親は殺害されたため、子供はイスラエルの
祖父母のもとに引き取られる。(P,Y)
*故ラビン首相の暗殺犯イガル・アミルが、自分のインタ
ビューが放送されなかったことに腹を立て、ハンガー
ストライキを開始。(P,Y)
*EUが来年に向けて提案を準備しているパレスチナ和平
案に、エルサレムのオリエントハウスの運用再開が盛り
込まれていることが判明。自治政府のエルサレム支配
が強まると懸念されている。
(H,Y)
*治安が回復したベツレヘムでは観光客が急増し、年末
までに125万人に達する勢い。聖誕教会前ではクリス
マスの準備が進行中。(H)
2008年12月2日(火)
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*インドのハバッドハウスで殺害されたテロ犠牲者6人の
遺体が、イスラエル空軍機でベングリオン空港に無言の
帰還。行方不明だった2人のイスラエル人は、無事が
確認された。(H,P,Y)
*インドのテロ犠牲者のうち2人は、現代イスラエルの建国を
認めない超正統派の一派のメンバーだったため、遺族が
棺を国旗で巻く事を拒否。国による追悼式典も辞退した。(H)
*オルマート首相が詐欺罪などで起訴されることが確実に
なったため、リブニ党首ら、カディマ指導者が首相の辞任
を要求中。しかし、オルマート首相はあくまで職務を継続
する構え。(P)
*バラク氏がヒラリー・クリントン氏を新政権の国務長官に
指名。オルマート首相は歓迎を表明した。(H,P)
*ヘブロンの家を占拠する右派の強制排除を防ぐため、
数百人の入植者らが現地に集結。問題の家から右派を
排除するよう、最高裁の命令が出ており、国防軍は排除
を実施する方針。(H,P,Y)
*3000トンの人道支援物資などを積んでリビアから
ガザに向った船 を、イスラエル海軍がガザ沖で阻止
した。(Y,H,P)
*先月にキプロスから左派の船でガザに入ったハアレツの
記者を、ハマスが追放。記者はエレズ検問所で警察に
逮捕された。(H)
*世界各地にある敬虔派ユダヤ教の施設、ハバッド
ハウスは安全な場所に移転するようにと、治安当局が
要請。(P)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp