日本の進路★ムンバイ・テロ事件を心に刻め
日本の進路★0477★081130★ムンバイ・テロ事件を心に刻め
「日本の進路」 日本戦略の研究会 No.0477 2008/11/30
★ 表題: インドのムンバイで発生したテロの根源は深く、今後とも一般的
な予防は極めて困難
佐藤ライザ qx1x@104.net
◇ インド最大の商業都市ムンバイ(旧名はボンベイ、同都市圏の人口約2000万人)において、2008年11月26日夜(日本時間27日未明)に発生したテロ集団による同時襲撃事件は、死者180~200人・負傷者330人以上という大惨事となりました。
◇ インド治安部隊によって、テロ集団が完全に鎮圧されたと、当局及びメディアは報じています。しかしながら、インド(ヒンズー教主体)とパキスタン(殆どがイスラーム教)とは、互いに張り合う形で、核兵器を持ち合うなどの
闘争心をむき出しにして、非常に不仲の状態を続けています。
◇ インドにおいて、少数民族(人口の約13%)のイスラーム系は、自分達が常に冷遇(差別)されているとの被害者意識が強く、政治不満へと発展し、暴徒予備勢力となっております。
◇ また、イスラーム教徒の相当数は、キリスト教・ユダヤ教に対する反発・嫌悪心が根強くあります。しかも、100を超す過激派勢力がインド国内に存在し、隙があれば過激で集団的なテロ行為を狙っており、今後とも一般的な予防は極めて困難と言わざるを得ません。
◇ 日本人の相当多数は、日本国内の治安の良さをイメージして、海外で気軽な行動をしています。しかし、かかる「甘い考え」を、一日も早く放棄すべきで、「海外は戦場」との認識が要請されます。
◇ テロ集団は、何処にでも潜んでいて、陸海双方の侵入路が想定出来ます。ムンバイのケースの如く無差別に攻撃して来ます。これが、21世紀の常識的な世界情勢と考えて置く必要があります。テロの撲滅は、簡単に叫ぶ事が出来ますが、実状は全く異なっています。
◇ 有識者・メディア等は「ヒンズー系とイスラーム系が、話し合って対立の原因を取り除け」「国際社会が結束してテロを撲滅せよ」と叫んでいますが、宗教・思想信条の違いと先祖伝来の怨念は、殆ど取り除けないと申せます。
◇ 貿易交易・工場進出・流通拠点設置・旅行等の場合であっても、程度の差はあるものの、十二分の警戒心と準備万端(防弾チョッキの着用・一見帽子風の防弾ヘルメット等)を整えた後での行動が肝要であります。
(注) ムンバイ・テロで、銃弾を受けて死亡された津田尚志氏(三井丸紅液化ガス)のケースでも、防弾チョッキを着用しておれば、ケガで済んだ筈。
(日本の進路、No.0477、インドのムンバイで発生したテロの根源は深く、今後とも一般的な予防は極めて困難、完)
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イスラム過激派が活動できる国では、防弾チョッキを
着て行けとおっしゃっています。流れ玉で失血死するのは
まぬがれるかもしれませんが、バリのレストラン爆破テロ
ぐらいの規模の自爆テロ犯に狙われたら死ぬしかない。
イスラム過激派がいるかぎり、テロは続きます。