イスラエルからのニュース
2008年11月21日(金)
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*ヘブロンで暴徒化した入植者らが、治安部隊と激しく
衝突。入植者が治安部隊に暴行を加える一方で、パレ
スチナ人にも暴行を加えている様子が、人権団体の
撮影したビデオで公開された。(H,Y,P)
*超正統派に国を「売る」ことはしないと、リブニ氏。
シャスは「リブニは国をアラブに売ろうとしている」と
反発した。(H,Y)
*英女王がバッキンガム宮殿でペレス大統領に勲爵
士を授与。中東和平 やイランの核問題について両者
の会談も行なわれた。(H,Y,P)
*アシケロン市の住民が、
ガザからのロケット砲攻撃に
抗議デモ。しかし、ガザから
は新たなカッサム砲攻撃が
あった。(H,Y)
*パレスチナ人がナブラスの検問所で女性兵士を刺そう
としたが、国防軍に取り押さえられた。(H,Y,P)
*ガザで爆発があり、ハマスのメンバーが死亡。ハマス
は国防軍の攻撃だと主張しているが、実際には
誤爆事故と見られている。(Y,P)
*最新の世論調査で、リクードが大きく支持を伸ばし、
カディマと労働党は低調。右派政権誕生の可能性が
高まっている。(H)
2008年11月23日(日)
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*週末もガザからのカッサム
砲撃が続いているため、
バラク国防相はガザに通じる検問所を引き続き
閉鎖中。(P)
*自治政府が、アラブ和平案の広告をヘブライ語の
新聞に掲載。オルマ ート首相は和平に向けた動きを
称賛したが、ハマス指導者のマシャールは「勝手に
国を売るな」と批判した。(H,Y,P)
*英国のミリバンド外相と会談したペレス大統領が、
英国でイスラエル 政府関係者を逮捕する動きに
懸念を表明。(P)
*ヘブロンでの騒乱はおさまり、平穏な週末。しかし、ヘブ
ロンの家を 占拠する右派を強制排除すれば激しい衝突
になることは必至で、兵士の命令不服従も考えられる
ため、国防軍は対応に苦慮している。(P)
*イランのミサイル攻撃に備えて米国がイスラエルに配備
を進めていたXバンドレーダーが12月
から稼動へ。(P)
*アラブ系市民が、大学就学年齢の引き下げを要求。
イスラエルでは、兵役後に大学に就学するため入学年齢
は19~20歳だが、兵役に就かないアラブ系市民は入学
年齢まで待つ必要がある。(P)
2008年11月24日(月)
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*「イランを倒さなければ中東に平和は無い」と国防軍
前参謀長のヤロ ン氏。イラン大統領の暗殺も検討す
べきだと語った。(H,Y,P)
*年末までにファタハとハマスの和解交渉がまとまら
ないなら、選挙を実施するとアッバス議長が宣言。
ガザをハマスが実質統治する中で選挙の実施は
不可能だが、具体策は示されていない。(H,Y)
*ネオナチの団体を作り、外国人労働者らを襲撃していた
未成年者を含 む8人に1~8年の刑。被告の一部は
最高裁に上告へ。(P,H,Y)
*カッサム砲撃を阻止するためにガザの一部を再占領
すれば、 占領下の住民の生活を維持するために
膨大な資金が必要だと国防軍幹部が指摘。しかし、
軍事作戦としては実行可能だと語った。(H,Y)
*連続して24時間、ガザからの砲撃が止まれば、検問所
を開けるとの考えを、バラク国防相が表明。ハマスも
同意したもよう。(Y)
*故ラビン首相の暗殺を記念する軍の式典で、あくびを
した罪で21日の刑を科せられた兵士が10日に減刑
され釈放。悪意は無かったのに、罰がひどすぎると兵士
の両親は語っている。(H)
2008年11月25日(火)
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*米国でブッシュ大統領とオルマート首相が会談。任期
末期を迎えている両首脳は、互いに和平への貢献を
称賛した。(P,H)
*高齢の低所得者救済のために、セーフティーネットとな
る年金制度を 導入するという財務省の提案に、ペレス
大統領も賛同。(P)
*国防軍がガザへの検問所を開け、人道支援物資の
搬入を許可。ガザとイスラエル間の検問所は、
カッサム砲撃を受け19日間にわたってほぼ完全
閉鎖されていた。(H,Y)
*世論調査で、イスラエルは汚職が多いとの意見が
7割を超過。汚職が少ないとの意見はわずか1%だった。
(P,H)
*宗教学校のグループが優秀な教師にエイラートでの
4日間の休暇をプレゼント。ハヌカの祭の期間に実施へ。(P)
*アラブ人女性に対して女性団体が行なった世論調査で、
70%の女性が夫による平手打ちは家庭内暴力では
無いと回答。(H)
*ガザから届いたと見られる瓶詰めのラブレターが
アシケロンの海岸で発見された。誰が誰に宛てたもの
かはわかっていない。(Y)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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アラブ人の女性の70%は、平手打ちは
家庭内暴力では無いと答えている。
つまり、それだけ日常的に平手打ちをされていると
いうことなのだ。女性もそれが、当たり前だと思っている。
アラブ人は、家庭で女性を平手打ちするし、妻や娘が
性的に奔放だと、家族が親戚を呼んで事故に見せかけて
殺す。2009年の現代でも、名誉の殺人と呼ばれる
家族が家族を殺す行為によって毎年、女性が殺されている。
不倫を疑われただけでも、殺されるらしい。知的障害者も
ひそかに殺されたりするそうだ。
フランスに住んでいるヨルダン人の女性は、家の近所の
男性を好きになり、早く結婚して家を出たいと願っていたので
相手に請われるまま未婚で性行為を行った。子どもができたと
相手に告げると無視され、親戚の男子にガソリンをかけられ
て火をつけられた。大やけどをして虫の息で病院に運ばれ
(事故に見せかけるために一応、病院に運んでもらえる。)そこで、
名誉の殺人で殺されそうになった女性を助ける団体に救われて
フランスに亡命した。顔に火傷の跡はあるが、フランス人の
男性と結婚して子供もいる。日本に生まれて幸せだよ。
アラブ人に生まれなくてよかった、、、。