米国の中国観(中韓を知りすぎた男)
米国の中国観(中韓を知りすぎた男)↓
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昨日のブログで「アメリカもやっと暗黒大陸中国の真実が見えてきました」と書きました。
偶然にも今日の産経新聞に私のブログを裏付ける記事が出ています。
米議会報告「中国 歪んだ富国強兵」
不当に外貨・無法国家に武器・国際法曲解
米国議会の政策諮問機関が20日に発表した2008年の年次報告書は、中国が国際的規範を破る形で経済、政治、軍事の各面で勢力拡大を進めているとして、米国の議会や政府に対応策をとることを訴えた。
日本についても、日米両国が中国に対して抱く懸念として
① 偽造品・模造品の横行
② 大気汚染
③ 汚染食品
また報告書は中国と日本の東シナ海での尖閣諸島の領有権や排他的経済水域をめぐる紛争にも触れており、中国政府が近年、海洋法など国際的な条約や協定を自国に都合よく解釈する動きを続けていると指摘した。
中国は自国独自の領海法などの規定を国際的な判断よりも優先させる政策をとり、自国の法律を盾に、国際司法裁判所など国際機関の裁定を受け入れないという態度をとっている。
調査委員会では、民主党主導の新たな連邦議会上下両院とオバマ政権に調査結果を報告するとともに、対応策を提言していくという。
今朝この記事を目にしてホットしました。
中国に対して日米が共通の懸念を持っているということは、今後日本政府は、もう少し中国に対して強気に出る必要があります。
アメリカが中国をどの様に見ているか,どの様に扱うかというアメリカ政府の中国観によって当然日本の対中政策も変わってきます。
過去においてアメリカ政府の対中政策に影響を与え続けてきたジャーナリズムと中国研究者たちは、今回の「米中経済安保調査委員」の発表をどの様に受け止めているか、興味があります。
昨日のブログで「クリントンに間違った中国観を植えつけた人物はハーバード大学教授ジョセフ・ナイ」と書きました。
その対極にいたのが同じクリントン政権内にいたスーザンL・シャークという中国政治の研究者です。
今までアメリカの対中政策を支配してきたのは、キッシンジャーが提唱した「中国重視政策」です。
キッシンジャーは中国の戦略的重要性に着目し、それをソ連への牽制に使ってきたからです。
その戦略的重要性のためにアメリカ政府は 過去対中批判を抑制してきました。しかし結果的にはしたたかな中国政府はアメリカの軟弱な中国重視政策を逆利用したのです。
そして中国の国際的ルールを無視したヤクザな行動にアメリカはやっと目覚めました。
本来 天安門事件の時にアメリカは中国政策を再検討すべきだったが、事件直後にキッシンジャーとニクソン元大統領は中国を訪問し鄧小平と会談しました。
そこで何を話したのか真実は分かりませんがブッシュ大統領(父)は「天安門事件によって、71年以前の冷戦時代の「米中対立」の状況に後戻りさせることを望んでいない」と述べました。
明らかにキッシンジャーの論理に影響されています。
ジョセフ・ナイ教授と対極にいたスーザンL・シャーク(女性)は「ワシントンポスト」「フィナンシャル・タイムズ」に中国分析をしています。そこで彼女は「中国人権問題を無視するアメリカ政府を痛烈に
批判」しています。
アメリカの中国観も変わりつつあります。日本も対中政策を変えていくべきです。
しかし日本の政府内には親中派がのさばっています。中国分析のプロが早急に必要です。
おすすめは、櫻井よしこ,中嶋嶺雄,黄文雄、中国分析に冷徹な目を持った第一人者です。
学者や大学教授は止めた方がよいです。何故なら彼らは漢文の影響で中国大好き人間になっているからです。
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