チュウゴクがAIGの株主になっちゃった。 | 日本のお姉さん

チュウゴクがAIGの株主になっちゃった。

10月2日のレコードチャイナでは、チュウゴクの国営の投資会社のような会社がAIGに資金を出す予定、と書いてあったが、やはり最大で49%の株主になったようだ。ネットでは、記事が探せないので古い記事を紹介しておきます。日本人でAIGに入っている人は多い。個人情報が全部チュウゴクに丸分かりにならないのかな。ほとんどチュウゴクの会社になるのでは?↓

<中華経済>中国銀行が米AIGの国際金融リース部門の買収か-中国
2008年10月2日、2日付香港・経済通は、中国四大銀行の一つ、中国銀行股〓(にんべんに分)有限公司が、米保険最大手、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の国際金融リース部門の買収を計画していると伝えた。買収価格は100億米ドル(約780億香港ドル)とみられる。

経済通によると、中国銀行は傘下会社の中銀航空租賃公司を通じて買収する考え。AIGは多額の債務を抱える中、返済のために傘下15の部門の売却を検討しており、うち国際金融リースも含まれる。(翻訳・編集/KS) (10月2日レコードチャイナ)

AIG、深刻な資金繰り悪化に直面

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(NYSE:AIG)は15日夜、深刻な資金繰りの悪化に直面した。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)による同日の格下げ発表を受け、AIGは支払い義務を果たすために145億ドルを調達する必要に迫られた。

 ムーディーズは、米住宅市場の低迷が長引き、AIGの流動性や自己資本に影響が及んでいるとして、AIGのシニア無担保債の格付けを「Aa3」から「A2」に引き下げた。

 S&Pは、AIGの長期カウンターパーティ格付けを「AA-」から「A-」に、短期カウンターパーティ格付けを「A-1+」から「A-2」に、それぞれ引き下げた。また同社のほとんどの保険子会社のカウンターパーティ格付けや財務力格付けを「AA+」から「A+」に引き下げた。これらすべては、さらに格下げの可能性があるとして引き続きクレジットウオッチに掲載されている。

 住宅価格の下落をきっかけにウォール街全体を巻き込んだ金融危機は、世界最大手の保険会社であるAIGにまで及んだ。金融業界の混乱がさらに深刻化する恐れが高まるとともに、危機を沈静化するために米政府は極めて困難なかじ取りを迫られている。AIG株の15日終値は、前週末比7.38ドル(60.79%)安の4.76ドルとなった。その後の時間外取引ではやや値を戻し、4.81ドルで取引された。

 AIGは世界の企業のリスクに対する保険を扱っており、同社が経営破たんすれば世界の金融システムを揺るがすことになる。

 AIGはこうした危機を回避するために、最大750億ドルの調達を急いでいる。また事情に詳しい筋によると、AIGは17日までに新たな資金を確保しなければ、連邦破産法の適用を申請する以外に選択肢はなくなるかもしれないという。

 AIGに近い筋は「事態は急を要する」と語った。

 多くの市場参加者は、政府主導の救済策を期待している。だが今のところ、政府は救済に乗り出すことには消極的で、民間企業による解決に向けた仲立ちをしようとしている。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、ニューヨーク連銀のオフィスに、AIG幹部、銀行関係者、州・連邦政府高官を集め、AIGの今後について話し合う会議を開いた。

 関係筋によると、米ゴールドマン・サックス・グループ(NYSE:GS)とJPモルガン・チェース(NYSE:JPM)はFRBの強い働きかけにより、AIG支援のために700億-750億ドルの融資枠を設定するという。AIGがそのような多額の資金を借り入れようとしていることが伝えられ、15日の米株式市場は引け際、下落に拍車がかかった。

 AIGはこの週末、約400億ドルの調達計画をまとめようと努力したものの実現しなかったことから、政府の支援に頼ろうとした。危機の深刻化で同社はさらに多額の資金調達が必要になり、同社の危うい状況が浮き彫りになった。同社は、致命傷となる格下げを回避するために、そうした多額の資金を必要としている。

 AIGが8月に証券取引委員会(SEC)に提出した書類によると、ムーディーズとS&Pが格下げすれば、AIGは取引相手から追加担保として145億ドルを差し出すよう要求される可能性がある。この資金をいつまでに調達する必要があるのかははっきりしない。また、格下げを根拠にAIGまたはその取引相手が契約満了前に解約を求める可能性があり、そうなれば支払額は最大約54億ドルになる見通しだという。

 15日夜の時点でAIGにとって明るい要素の1つは、同社のエクスポージャーの大部分がクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)関連だということだった。CDSは、企業の債券のデフォルト(債務不履行)に備えた保険のような契約。AIGが引き受けているCDSの契約相手にはウォール街の各社が含まれる。それらの企業は、より広範な混乱を引き起こさないためにも、追加担保を直ちに差し出すよう要求することはないと考えられる。追加担保を差し出す場合は、現金または国債や地方債など流動性の高い資産を用いるとみられる。

 ただ、AIGの取引相手の多くは欧州やアジアを本拠としており、AIG支援への関心があまり高くない可能性がある。CDS市場の規模は極めて大きく、約62兆ドル相当の債券を対象としている。この市場は規制が緩く、一部の市場参加者は、AIGのようなCDS大手がデフォルトを起こせば市場は混乱状態に陥ると懸念している。 Copyright (c) 2008 Dow Jones & Co. Inc. All Rights Reserved. http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCJO8097.html

中国、アリコ出資へ交渉 49%上限にAIGから取得

 中国の政府系ファンドである中国投資有限責任公司(CIC)が経営難に陥っている米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)傘下の生命保険会社、アリコに出資する方向で交渉を始めたことが20日、明らかになった。最大でアリコ株の49%を取得することを軸に、年内の合意を目指している。アリコは日本を含む50カ国以上で生保事業を展開。金融危機を好機とみた中国が、国際的な保険会社の再編の主役に躍り出た形だ。

 関係者によると、AIGは保有するアリコ株について、CICと中国の保険会社の投資連合を相手に、交渉期限を年内に区切って優先的に交渉を進めているという。買収額は明らかにしていないが、アリコの時価総額を勘案すれば、49%の買収額で5000億―1兆円程度に上るとみられる。(07:00) http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081121AT2Y2000620112008.html