誰も海賊を退治しない。
海賊が大型タンカー乗っ取り=被害船では過去最大-ケニア沖
【カイロ17日時事】米海軍第5艦隊(司令部バーレーン)は17日、サウジアラビアの国営石油会社サウジ・アラムコが所有する大型石油タンカー「シリウス・スター」(318000重量トン)が東アフリカのケニア・モンバサ南東沖450カイリ(約830キロ)で海賊に乗っ取られたことを明らかにした。周辺海域で海賊被害に遭った船としては過去最大だという。
同タンカーは乗っ取られた後、ケニア北隣のソマリア・エイル港に近づいている。
アラブの衛星テレビ局アルアラビアは、匿名のサウジ当局者の話として、その後タンカーが解放されたと報じたが、米海軍やサウジ・アラムコ社は確認していない。
同タンカーには英国、ポーランド、クロアチア、サウジ、フィリピンの計25人が乗り組んでいる。ロイター通信によれば、同船は喜望峰回りの航路で米国に向かっていた。積載している原油の量は不明。11月18日1時24分配信 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000009-jij-int
「湾岸戦争症候群」4人に1人、記憶力低下や痛み発症
【ワシントン=増満浩志】米退役軍人省の専門家委員会は17日、湾岸戦争(1991年)の帰還兵が多数、苦しんでいる記憶力低下や全身の痛みなどの「湾岸戦争症候群」について、「主に脳と神経系への有毒物質による障害で、帰還兵の4人に1人が発病している」とする報告書を発表した。
同委員会は、研究データ数百点を詳しく分析。症候群の主因を〈1〉毒ガス兵器に備えて投与された予防薬〈2〉殺虫剤--の二つに絞り込んだ。また、「他の様々な物質の影響も否定はできない」と指摘。特に、91年にイラクで神経ガスを処分した際、風下にいた兵士は、脳腫瘍(しゅよう)による死亡率が他の兵士の2倍に上るとしている。
一部で指摘された劣化ウラン弾などの影響は否定した。また、他の戦争との比較から、「戦闘などによる精神的な後遺症とは根本的に違う」と結論した。11月18日11時21分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081118-00000019-yom-int