(宮崎正弘のコメント)テレビがおかしいのです。いまや国民の声はネットにあり。
♪(読者の声5)昨日、あるテレビ番組で退職自衛官の方を招いて話しを聞く(多母神氏論文に関する)コ-ナ-がありました。この番組はわりとコメンテーターが正論を言われる事が多いので信頼していたのですが、昨日は違った!酷かった!。元自衛官の方はコメンテーターほぼ全員からの一斉放火を浴びた感じ、(元自衛官氏は孤軍奮闘、自説を述べられていましたが)後半N氏が多少弁護するようなコメントを発せられたのみ(それまでも他のコメンテーターが自衛官氏に対して論文等々判する間もN氏はずっと沈黙したまま、これも不可解)。当初からこういう意図(多母神論文に対して批判する為、深読みすると、番組生き残りのため?)の為に元自衛官をゲストに招いたのでは?他のテ-マも今までのこの番組らしくない不適切な内容。私自身は民放テレビで唯一見ていた番組でしたが、この番組もいよいよ危なくなったか?。おそらく論文を支持するであろうと思われる識者へは初めから出演依頼がなかったのでしょう。・偏向的マスコミばかりに晒されて、私達はどの論調を信じればよいのか、迷います。時々、私はこれで良いのか?もしかしたら私はおかしいのか?間違っていたのか?・・・たまに克服した、抜け出せたはずの自虐史的な感覚が蘇ってきて、自信が無くなってきたり・・・でもやっぱりテレビ新聞はおかしい!!と又考え直したり。こんな私でさえ迷うのですから、一度もこんな事を考えたりした事のない人々にとっては多母神氏の論文は降ってわいたような??????でしょう。私自身はお覚悟された上での行動だと思いますし、テレビ出演された元自衛官の方からも日本を日本人を守らなければ!という熱い使命感を言葉の端々から感じたのですが。(YK生)
(宮崎正弘のコメント)テレビがおかしいのです。いまや国民の声はネットにあり、ですからNHKは30%の国民が「国民の良識に反する」として支払いを拒否しています。新聞は部数激減。それがいかに深刻な事態であり、新聞を信用しない人がネットを通して情報を交換する時代になったということだと思います。
♪(読者の声6)貴誌通巻第2379号の「読者の声1」様のご意見全くその通りと存じます。ただ,常連さんばかりがたくさん集まるだけでなく,やはり私の様な元々ノンポリティカルな者で関心を持ち始めている人々をたくさん集め,そしてその場で彼等を啓蒙するような内容を計画・実施することで,幅広く社会の注目を集めることができるのではないかと思います.そうでなくては従来と状況は何も変わらないということはないのでしょうか.私の認識が誤っていましたら何とぞご指摘をお願い致します。因みに私は,宮崎正弘様,渡部亮次郎様,花岡信昭様他のメルマガを,思うところあって2年ほど前から読み始めたところであり,最近ようやくノンポリから初級に上がったか否か(?)という程度の若輩者であります為,本メルマガの諸先輩のご投稿においては,内容の理解や,正否・適否の判断ができないものが多々ございます。従い,今後も怠る事なく学びたいと思っております.何とぞ宜しくお願い致します(私より10歳年下の40代の家内は,プリントアウトした田母神氏の論文を読んで感動していました.少なくとも我が夫婦は気質的には保守であることをこの2年間で確認した次第です)。(MW生、大阪)
(宮崎正弘のコメント)渡部亮次郎氏や花岡信昭氏のメルマガのお読みですか。ほかにも優れたメルマガたくさんあります。一度、一覧表をつくってみたいですね。(編集部から)御投稿いただける方は、是非、メルマガのアンサーバックか、下記へ、「書き込み」をしていただきましても、編集部で拾えませんので。 yukokuki@hotmail.com
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♪(今週の書棚)
北村稔(立命館大学教授).林思雲(中国南京市出身、南京大学卒業)共著、「戦争を望んだ中国望まなかった日本、日中戦争」(PHP刊)
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〔NHK「放送スペシャル」の傲慢〕
2006年の8月13日に放送されたNHKの「放送スペシャル」-日中戦争-なぜ戦争は拡大したのか-は、戦争拡大の原因を日本の主戦派の責任に帰結させている。まるで中国側には、なんの関係もなかったようである。 このように、自ら進んで戦争責任を負おうとするのは好意なのかもしれない。しかし中国人からみると、このように片方だけに戦争責任を求める論法には傲慢さが含まれている。すなわち、日本を日中戦争の主導者とみなし、日本が戦争を拡大しようと思えば拡大でき、拡大させまいと思えば拡大させぬことができたのであり、戦争の方向は日本の意思でコントロールできたというものであるが、自発的に進んで戦おうとした中国人の意思が軽視されている。このような見方は、当時の実情に符合しない。実際には当時の日本は、決して戦争の方向をコントロールしていなかった。中国側において自発的に日本と戦おうとする意思が高まっている状況では、たとえ日本が戦争を拡大したくなくても、中国側は日本と全面戦争を開始したであろう。 事実として、日中間の大規模な戦争が開始された本当の発端は、1937年の8月13日に発生した第二次上海事変である。そしてこの戦闘は、正しく中国側から仕掛けたのである。(この日、蒋介石は上海に駐屯していた五千人余りの日本海軍陸戦隊に総攻撃を命令した)。 -この部分、林思雲筆-(菊地正)(この書評は読者投稿です)。
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成20年(2008年)11月11日(火曜日)弐・通巻第2381号
民主党政権発足前にドタバタ駆け込み支援、ウォール街の仲間うちを救え
共和党とウォール街コネクションが身内を助け合うために、エンジン稼働つづく
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オバマ政権誕生となると、金融支援はウォール街から確実にメインストリートへ向かう。オバマ大統領のGM救済は日程に上っている。その前に共和党が影響力の強いウォール街ではあらかたの道筋ができた。米連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)の2008年第三四半期決算は、三兆円弱(289億ドル)の最終赤字となった。この巨額の赤字は、住宅市場の低迷、住宅価格回復望み薄、収益環境不透明などの理由である。214億ドルも資産を取り崩してなお、この巨大赤字。貸倒れも増加し、財務体質は急激に悪化公的資金注入は時間の問題と言われた。同期の貸倒引当金は92億ドルと前年同期の8倍。保有する有価証券の評価損なども55億ドル。ついで米政府と連邦準備理事会(FRB)はAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)への公的支援を“増額”した。1230億ドルだった支援額を約1500億ドル(約15兆円)に拡大し、つなぎ融資に加え、保険会社には初めてのケースだが、400億ドルの資本注入を実施する。(そんなことしてモラルハザードじゃないか)
AIGの第三四半期決算は244億ドル(約2兆4000億円)の最終赤字。AIGの不良資産は受け皿会社を2社設立して対応し、証券化商品や金融派生商品(デリバティブ)関連の不良資産を受け皿会社に移管してしまう。このためにニューヨーク連銀は、受け皿会社に500億ドルを貸し出すのである。
カシュカリ財務次官補が采配を振るった支援金の配布先はゴールドマン、チェース、メリルリンチ、モルガンスタンレーなど、いずれも、じつはポールソン財務長官のお友達や、ゴールドマンサックス時代の同僚、後輩らが仕切っている。だからゴールドマンサックスは、政府支援策まで背後で仕切る「ガバメントサックス」と言われるのである。ポールソン財務長官率いる共和党金融マフィア軍団にとって、コトは急がなければならない。ホワイトハウスにオバマがやってくる前に、仲間をみんな救いだす道筋を示しておかなければいけないのだ。
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♪(読者の声1)私は戦後教育を受けて、第2次世界戦では、日本はアジアを侵略し、これを反省して、戦力を放棄したというような考えを持ち続けてきました。しかし、この考えに疑問を持ち出したのは、仕事の関係でしばしば外国の事情を見聞きするようになった頃からです。つまり何処の国においても、誰も自分の国を守るための軍備に何の疑問も持たないことを見てきたからです。
さらについ最近、終戦直後に、インドネシアのスマランという町で、数百人のオランダ人をインドネシアの虐殺から救った方の話を聞く機会がありました。
しばらくインドネシアに抑留された後、日本に帰国しても、オランダから何の感謝もされることなく数十年が過ぎました。やがてオランダ政府から当時のこの方の行為に深い感謝の念を表明される時がきました。オランダ政府関係者からは、終戦当時、その方が行ったような日本軍の良い行為を表に出すことは連合軍の手前できなかったということでした。またその方は当時中野学校出身の青年将校で、今も、強い信念をもって、我々はアジア解放のために戦ったと話され、強い感銘を受けました。そんな中で田母神氏の主張を知りました。なるほどとは思いながらも数十年間に亘って染み込んだ戦後教育が私のベースにあり、未だに、2つの考え方に片足ずつ乗せているような、不安定な歴史感のままで居ます。 (KW生)
(宮崎正弘のコメント)洗脳を解くには、たとえば二十年かけてなされた洗脳を解くには二十年かかります。GHQの洗脳にさらに汚染された日教組とマスコミですから、或る種の信仰に近い信念を抱くと抜け出すのも早いのです。
♪(読者の声2)田母神氏が政府見解に反する思想を持っていたということで政府、マスコミで大騒ぎされていますが、私は逆に全員が同じ思想を共有し、政府の言うことに100%従う無機質で「ロボット」のような自衛隊が存在することの方がぞっとします。だいたい田母神氏は違反行為をしたわけでもなく、ましてやクーデターを企てたわけでもありません。自衛隊の中にもいろいろな思想の持ち主がいて、意見を出し合うことの方が「人」として自然で健全なあり方だと思います。今のこの騒ぎようはまるでクーデターでも起きたかのようで滑稽です。
むしろ政府見解が唯一絶対との思想をおしつけ、私見は言ってはならないと抑圧することの方が危険だと思います。抑圧され続けたものはいつか爆発する時が来るからです。意見はいろいろあっても最終的には政府判断に従うという姿勢であれば何の問題もないと思いますし、田母神氏もこれまで自衛隊員としてそういう姿勢を保ちながら任務を遂行されてきたのではないかと想像します。議員さんもそうでしょう。自分の意見が所属政党と異なっていても最終的には党の意向に従って投票するじゃないですか。それと同じことではないですか? 意見が割れていても統制が取れていれば組織として問題ないでしょう。現状で統制に問題がありますか?それと6000万円の退職金。これまできちんと働いてこられたのですから正々堂々と受け取ってもらいたいものです。退職金返納自主返納で片付けようとする馬鹿な意見には耳を貸さないことです。給付金やら田母神氏の問題やらで、あたふたして結論の出せない政府の姿を見ていると、国民として情けない気持ちになります。ちなみに医療問題の大部分も現場を知らない立場からの政策の失敗です。来年度からの医師数増加対策もまたどこかで問題となり見直されることでしょう。歴史は繰り返す、です。 (36歳男性、精神科医師)より
(宮崎正弘のコメント)ユダヤ人の格言のひとつ。「全員一致ならやめちまえ」。
♪(読者の声3)アメリカの次期大統領にオバマ氏が選ばれましたが、アメリカの民主主義はすばらしい、それに引きかえ日本の政治は・・・などの論調もあるようです。しかしアメリカの黒人の地位向上の影には日本が国際連盟時代から人種平等を訴え続け、ついには真珠湾攻撃とマレー沖でイギリスの戦艦を撃沈するという快挙(有色民族から見て)にアメリカ黒人の意識も大きく変わったといいます。
小生が小学生だったころ、東京オリンピックの閉会式で北ローデシアがザンビアとして独立したのも日本と米英との戦争の結果といえなくはないでしょうか。世界地図を見ても兄の教科書ではマラヤ連邦がぼくの時はマレーシアとシンガポール、毎年独立国が増えていくのが面白かった。
そのとき中国(当時は中共)は核実験を行っています。
田母神論文に関連してアジア諸国での対日観についての意見がいろいろありますね。朝日新聞などが紹介するアジアの声というのは中韓を別にすればマレーシア国籍の華人やインドネシア国籍の華人という例が多いように思います。
実際、インドネシアの小説でいやに反日的だなと思ったら作者は華人系だったり。
アジアでは中国系の共産ゲリラが猛威をふるっていましたが、ベトナムの小説を読むと北ベトナムでは中共にならって地主階級(といっても日本で言えば庄屋程度)を殺しまくりカトリック信者は南に逃れました。ポルポトのカンボジアは中国製の地雷と兵器で知識人を皆殺し、10年ほど前に行ったサイゴン・ダナン・フエではみなコンサン(共産党)を毛嫌いしていました。
ところがカンボジアではポルポトは嫌いだがベトナム人はもっと嫌いだ、という声も聞きました。
フランス統治時代から警察などはベトナム人を使ってきたことやすべてをベトナム式にしようとしたことでベトナムに対する嫌悪感は非常に強いものがありました。
それを聞いて日本軍政下の諸国でも日本式の押し付けに対する反発はかなりあったのだろうと想像したりもしました。マレーシアやインドネシアでは商店や食堂の店員は現住民系でもレジ(キャッシャー)だけは華人系という店が多いですね。
タイから陸路でマレーシアに抜けた際、マレー系のタクシー運転手、元陸軍で共産ゲリラとずいぶん戦ったという話を聞きました。
共産ゲリラ=中華系ですから中国系住民に対する不信感は独立後30年以上たってもあるようでした。
マレーシアの小説を読むと第二次大戦前、行商に来ていた日本人が、戦争が始まったら日本軍の将校として村にやってきた、なんて話もあります。行商しながらイギリス軍の動向を探っていたということで、作者は銀輪部隊の活躍に胸躍らせたりしています。戦争後半には物資不足から日本軍にたいする不満も鬱積するようですが。シンガポールや香港の華人が共産中国より日本のほうがもっと嫌いだ、というのならマレー、ビルマ、ベトナム、インドネシア、フィリピンなどの華人ではない原住民はどう思っているのでしょう。
数年前に行ったインドネシアの小学校では日本式に朝礼を行っていました。卒業証書にまで印紙税を課していたオランダの統治にくらべ、日本軍政下のインドネシアでは義務教育の普及に努め、それまで禁止されていた体育や共通語としてのインドネシア語を広めることでインドネシア国民としての独立心の基礎を作りました。(ただオランダ統治はインフラには力を入れていたようでジョグジャカルタの駅で見たレールは1898年のクルップ社製、イギリス統治下の国々の鉄道のレールよりはるかに立派でした)
麻生首相は世界情勢のなかでアメリカと日本の関係についてアメリカ幕府というような比喩をされていたと思います。幕府の地位が揺らいでいる今日、中露など倒幕をたくらみ、日本は同盟国とはいえイギリスとは違い所詮は外様です。幕府から独立する絶好のチャンスにもかかわらず日本の政治もマスゴミもアメリカの洗脳から醒める気配はさらさらないようですね。(PB生)
(宮崎正弘のコメント)ちょっと書名を忘れましたが、あの大東亜戦争中、アメリカ国内では激しい人種差別の状況の中で、多くの黒人が日本を支援していた。白人政権がしかけた戦争は日本が勝てと願っていたという事実を研究した書物があります。
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今では、オバマ氏が多くの黒人有権者の前で、
日本をパールハーバーを突然攻撃した悪の国のように言う。
オバマ氏は、心は白人だと思う。by日本のお姉さん