インド事報 ☆ インド、米新政権に先制攻撃~国連で米国批判
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☆ インド、米新政権に先制攻撃~国連で米国批判 ―――― はぐれ雲さん
ーーーインドは、国連でアメリカ次期大統領に先制攻撃をかけた。第一はキューバ問題、第二は環境問題。2つともアメリカ新政権の大きな課題である。キューバ問題に関し、インドの国連大使ラジーブ・シュクラ氏は「アメリカの独立国家に対する主権侵害に反対する態度」を明確に表明し、アメリカが46年間もキューバに科し続けている経済制裁=輸出入全面禁止措置を強硬に批判ーーー即時全面解除を求めた。本件は国連総会で討議される事になる。シュクラ氏は国連で、「国際社会はアメリカ独自の解釈に基づくキューバ制裁法の制定や、その‘アメリカ法’に基づき実施されているキューバ経済制裁に反対しており、国連は何度もアメリカに制裁法と経済制裁解除を求めてきた。この国連の要求をアメリカが一切無視している事は極めて遺憾であり、国連の要求を聞き入れないアメリカは、国際世論に真っ向から反している」更に、「経済制裁はキューバの経済発展に悪影響を及ぼしている。特に医療機器や医薬品の確保を困難にさせており、アメリカの実施している措置はキューバ国民に対する人道問題とも言える」と強硬に抗議した。シュクラ氏の発言は、単にキューバの問題だけを言っている訳ではない。アメリカのルール・アメリカの論理に基づき、アメリカは世界各地で独立国家の主権を侵害している。戦後のアメリカは「世界の警察」思考が背景にある。冷戦体制崩壊後、特に9・11事件以降、その色彩が益々濃厚になってきた。アメリカ一極主義に基づく思考である。アフガニスタン侵攻からイラク侵攻、未だに解決の道は見えない。泥沼化しており、近隣諸国のパキスタンやシリアにも飛び火しかねない状況である。インドは、テロとの戦いには理解を示し、徹底的なテロ批判を行っている。だが、独立国家に対する主権侵害や内政干渉には基本的に反対である。国際世界はアメリカの「押し付け」の民主主義にはうんざりしている。最近のパキスタンとシリアでのアメリカ軍の越境攻撃、シュクラ氏の発言は、これら一連のアメリカの行動に釘を刺すために意図的に行った「インドの態度表明」だろう。
他方、シュクラ氏は、「地球温暖化をもたらす温室効果ガスの排出量削減に関しては、先進国、特に大量排出国であるアメリカには歴史的責任がある。温室効果ガス排出量削減は世界共通の課題であるが、削減努力目標は世界一律にすべきではなく、‘各国の能力=発展度・経済力’に基づくべきである。各国各様に差異があって当然である。貧困や飢餓の撲滅を中心課題とした発展目標を設定し、経済発展、社会的進歩、環境保護の3本柱を軸に、持続可能な総合的取り組みが肝要である」と提唱した。発展途上のインドの電化率は未だ50%。インド人一人当たりの原油消費量はアメリカ人の27分の1である。インドより生活水準の低い国はまだまだある。特にアフリカには、飢餓に苦しんでいる国も多い。発展途上国の代表として、エネルギー消費大国アメリカのエゴに対する抗議表明でもある。折りしも経済後退状況下、アメリカの消費量は急減しており、大胆な経済対策・景気対策が次期大統領に求められている。単なる景気回復=消費拡大策ではなく、「地球温暖化を阻止する為の温室効果ガス排出量削減策を組み入れた経済対策」、これが今、アメリカに求められている課題である。アメリカの欠点・弱点である。経済活性化の為の消費拡大策か?温室効果ガス排出量削減の為の消費縮小か?相矛盾する課題をクリアしないとアメリカは変われない。インドはアメリカの大消費国からの脱却を迫る鋭い直球を投げた事になる。シュラク氏、アメリカの2つの弱点を上手く突いている。「変化」が求められる時代、オバマ氏に大きな変化を期待しているようでもある。インドの外交術…アメリカ経済が大混乱している最中に突然、「キューバ問題」と「地球温暖化問題」を国連で提唱した。――――流石である。= この稿おわり =
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日本のODAは、技術の援助は社会の1回で良いから、後は金をくれ、というやり方で、援助された最初の技術を“例によって中国得意のコピー技術”により、自国で生産していくやり方です。聖書の最後にも、東方からやってくる大規模な兵が世界を滅ぼすとあります。(私の身近なクリスチャンの話)それは、覇権国家・中華思想=世界は中国を中心に回る)国・中国です。
2-インドについて
BRIKsの一員であるインドは、政治的、地勢的、およびIT技術面、語学面(英語)の観点から、日本の投資先としては、他の国に比較して有利な面を数多く持っています。シリコンバレーのIT技術者の6割はインド人といわれ、世銀をはじめとする多くの国際機関に多くのインド人が参加しています。将来の経済大国と多くのエコノミストが予測するインドは、上記理由から日本にとって重要な国と考えております。
3-日本の指導者
中国を牽制しながら、日本とインドでこの地域を牽引していける日本の政治家が必要です。
アメリカの金融破綻で、アメリカの政治面・金融面における一極体制が終焉を迎える情勢の中で、アメリカの核の傘でのうのうとして、経済面のみに集中していた時代は終わりを告げようとしています。
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┌──────────「B.B.さん」
環境対策の投資ならば、今現在不況にあえぐ地方への資金的な助けにもなりそうですね。たとえば今以上に太陽光・風力などの発電施設の増設や、バイオエタノールの開発などに注力して欲しいです。
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▼▽ 歯軋りゴマメの自虐史観 ▽▼
☆ 敗戦日本の忘れ物(2) ――――――――――――― 歯軋りゴマメさん
俺達は悪かねぇ、ワルイのはあいつ等だ!てぇ気持ちは分からんではないが、普段は「勝てば官軍、負ければ賊軍」「騙されるほうが悪い」と言っとるのを忘れとりゃせんかのう。ぶっちゃけて言えば、あの大戦は暴力団同士の縄張り争いじゃ。先発、「毛唐組」の縄の張り方に「アジアの解放」とのイチャモンがてら、ひとバス乗り遅れの新興暴力団「菊水血桜組」がおっとり刀、いやチャカかな?で首を突っ込んでいったもの。先発組は対抗上、「企業舎弟」に変身して「看板」を書き直したうえ、連携して事に当たり、それだけでは格好がつかぬ故、止むを得ず縄張りを手放すことにし、新興側にも縄張りを放棄させ、ーーー挙句の果にこの騒ぎの咎の全てを新興側だけに押し付けちまった、てぇのがアラスジ。それでも手前ぇ達の縄張り手放しに腹の虫の治まらねぇ「毛唐組」が「ヤクザの掟」でオトシマエをつけたのが「東京裁判」の実体じゃなかろか。ホントにコンチクショウと思うが、考えてみれば、先発組は以前からこの新興組をぶっ潰す絵図を描いていて、見事にそのワナに嵌められたわけじゃ。同じことをやっただけだけだから、勝った側の責任も問え、騙したほうが悪い等と喚いたところで、負け犬の遠吠えに過ぎなかろう。暴力団相手に通じる筈もなく、日本人は「infantile」と馬鹿にされっ放しじゃ。暴力団同士の「しのぎ」がぶつかり合った挙句のドンパチであってみれば、負けは許されん筈じゃったが、結果は御覧の通り。袋叩きにされて追っ払われ、先発組の看板はいつの間にか「仁義ある戦い」に変わっていて、こっち側のは「仁義なき戦い」のまゝで勝手裁判に掛けられた挙句、御丁寧にいまだに「凶状持ち」の回状(敵国条項)が廻ったまゝという体たらくじゃ。講和条約11条では東京裁判を受諾してはいない、等とお勉強をひけらかしてる御仁がいらっしゃるが、こんなのは枝葉の問題じゃ。暴力団同士の出入りへの暴力団の掟での落とし前に、今更堅気面したとてどうにもならんし、要は「負けた」ことが全てなのじゃなかろかね。にも拘らず、この「負けた」ことの重大さを60余年もの間無視し続てきたのは大きな怠慢じゃと思うとるのに、昨今では「我が皇軍に誤謬無し」との論調が勢いを増してきているのには大いに違和感を覚える。確かに、日本の軍隊には立派な軍人も大勢おったと思うが、トータルして果たして日本の軍隊はそんなにご立派なことばかりだったのじゃろか?殴る、蹴るの新兵へのリンチはさて置いて、3月事件や10月事件、5・15から2・26事件等、暗殺やらクーデターを頻発させ、意に沿わぬ者達を次々に排除していった軍隊とは一体何なのじゃ?特に2・26は別格じゃ。皇道派のぶっ潰しを狙った統制派の狡猾なヤラセであり、その裏には昭和天皇の存在もあったとの説もあるが、ーーー統制派による、一国の陸軍私物化の総仕上げに他ならんかった。しかも、市ヶ谷の軍刑務所に収容されていた皇道派の兵士達を、真冬に氷を浮かべたプールに褌一つで飛び込ませた挙句、銃の台尻で殴り殺し、その血でプールの水が真っ赤に染まるという実に陰惨なリンチまで行われていたとのこと。これが一国のまともな軍隊じゃろか?敢えて言えば、菊の紋章を背負ったゴロツキ集団に成り下がっていたとしか言い様がありゃせん。東條英機が「戦陣訓」を出さねばならぬほど、規律が乱れとったのじゃなかろか。こうした一連の事件を起こしながら、その首謀者達は実に甘い刑しか受けておらず、死刑になったのは嵌められた2・26事件の青年将校のみで、真犯人達はにんまりしたまゝじゃった。権力を握った統制派が仕組んだ張作霖爆殺を手始めとする、中国大陸における様々な「事変」は何れも「私戦」に過ぎず、手続き的には違勅であり憲法違反じゃったが、昭和天皇がこれらを次々と追認していったのは無力を託[かこ]つどころか、名実共に最高権力者としての驚くべき責任感の欠如じゃなかろか。ーーー或いは統制派シンパとしての確信的行為だったのかも?張作霖爆殺事件の処理において昭和天皇は、田中義一首相を厳しく叱責して詰腹を切らせ、対外的に体裁を繕ったが、こりゃお門違いもいゝところじゃ。国外にいる軍隊に対して、田中首相には何の権限もなく、それがあるのは天皇だけのはずじゃのに首相を死に追い遣り、実行者には「御言葉」では本末転倒じゃ。統制派が一連の違法行為を既成事実として積み上げてゆき、昭和天皇がこれを次々と追認していったことは、法治国家の放棄に等しくはなかろか。インパール作戦の際、現場を無視したある無謀な攻撃命令に対し、佐藤師団長は、無駄に将兵を失いたくないとの現場の指揮官としての判断からそれには従わず、部隊を転回させてしまった。大本営は軍法会議ものだと息巻いたが、結局は天皇の責任にまで及ぶからと、有耶無耶にしてしまい、自らの無謀な作戦の責任まで回避させてしまったとのこと。これはほんの一例じゃが、大元帥陛下以下軍上層部に蔓延っていた無責任体制は驚くほどで、最も「公の意識」を要求される人達が実質的には「私の意識」でしか動いておらんかったのじゃ。ーーーこのことは半藤一利氏の「昭和史」を読むと実によく分かる。ポツダム宣言の受諾に際し、日本側があれほど拘泥した「国体の護持」とは、実は「無責任体制の護持」に他ならなかった。GHQが東京裁判で昭和天皇を免責したのは、「この男」後で使える、占領政策への効果大なり、との思惑からじゃったが、それをいいことに序[ついで]にその「取り巻き」の敗戦責任にも頬被りしようってのはとんでもない話じゃ。結局あの大出入りは、指導部の犯した数々のチョンボで「負け」という究極の不始末に終わったが、それを齎した最大の要因はこの「無責任体制」じゃなかろか。そして最大の問題は、その「無責任体制」が60余年後の現在でも脈々と受け継がれておることじゃと思う。= この稿つづく =
┌──────────「やせ我慢さん」
開戦責任は、有権者であった日本人全員にあると思っています。しかし、敗戦責任は政治・軍事の指導者にあるのは明らかです。負ける事が最大の罪ですから、本来は日本人の手によって敗因と敗戦責任が追求されるべきだったと思います。しかし、そうした自主的な思考は占領軍にとって不都合であり、あえて矛先をそらしたようにも思えます。
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▼┌──────────「歯軋りゴマメさんから」
やせ我慢さん、コメント有難うございました。成程、そうゆう面もあったかもしれませんね。確か東京裁判の関係者の外国人の誰かが、日本人自身が行うべきものだとの発言をしていたような記憶があります。然し乍ら、ポツダム宣言の受諾に際し、あれほど「国体の護持」に凝り固まっていた日本側が、そうした自主的な思考を果たして持ち得たゞろうか、という疑問も残ります。GHQの昭和天皇免責は、日本人がそうした思考を持ちうる民族だったとして、その機先を制する効果をも考慮に入れたものだったのかもしれませんね。でも、私は当時の日本人がそうした思考を持ち得る人達であったかということに関しては極めて悲観的です。余りにも自虐的かな?ーーーもしそうした思考が持てる人達であったなら、こりゃまた結果論的ですが、嵌められて真珠湾へ突っ込んでは行かなかったのではないか、なんて思ったりもしてます。先ほどの外国人の発言は、欧米ではそれが当たり前のことだったからではないでしょうか。GHQの圧力下にあったとはいえ、それができなかったことは、“日本人は自分で自分の尻が拭えない民族”との印象を列国に与えてしまったのではないかと危惧してます。そして、将にそれがGHQの狙いだとしたら、、、ミサイルでもぶっ放したい気持です。残念ながらこの自主的思考のなさは、GHQ戦後政策に始まって自己増殖を続けているとしか思えません。第二次大戦後、所謂先進国の中で独立を放棄したのは日本だけです。全く“どげんかせんといかん”のですが、“どぎゃんしたらよかとか”ーーー歯も磨り減ったゴマメ拝
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初めて便りさせていただきます。私は、はぐれ雲さんのインドのプレゼンスと日本の政治家に対する意見に同感するものです。
1-中国について
中国の経済、政治の尊大化は、将来の世界を危うくすると考えております。やがてアメリカを抜いてGDPは世界一になるでしょう。常任理事国でありながら、2007-2009年の国連予算負担率は2.7%。因みに日本は16.6%)です。