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◎松島悠佐の軍事のはなし(72)「田母神空幕長の更迭問題」
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田母神空幕長が、「真の現近代史観」をテーマとした一般の懸賞論文に「日本は侵略国家であったのか」という持論を発表しましたが、その内容が政府見解から逸脱したものであると指摘され10月31日に航空幕僚長を更迭され、11月3日に解任されました。田母神論文の内容は、「大東亜戦争はコミンテルン工作に乗せられて戦争に引き込まれたもので、わが国は所謂侵略国家ではない。植民地政策も当時の列強のそれとは違い、内地化政策を基本にしたものであり、当該国には感謝されている。日米戦争もその背景にはコミンテルンの工作があり、日本がすべて悪いとする認識は改めるべきである。歴史の事実を丹念に見ていくだけで、わが国の素晴らしさが分かる。自虐的歴史観を払拭し自らの歴史を取り戻そう」というものです。
戦後のわが国が、自虐的歴史観に苛まれ、自らの防衛すらまともに出来ない状態になっていることを憂い、真の独立国として矜持を持つべきだとする憂国の正論だと思います。一つの歴史観であり、私も賛同しますし、表現の仕方には色々ありましょうが、基本的には私も同じ歴史観を持っています。私自身も3年ほど前に「戦争の教科書」を出版し、若い人向けに「戦争とは何か、軍隊とは何か、戦争と軍事に真正面から向き合ってその現実を理解することの必要性」を書かせてもらいました。自国の領土である竹島を占領されていても何にも出来ず、英霊を奉る靖国神社の参拝も中国や韓国の顔色を見ながら行い、自国の防衛でも核抑止力や戦略兵器をすべてアメリカに頼り、ミサイル防衛すらアメリカの支援がなければも出来ないような状況になっています。そのようなわが国防の実情に正面から取り組んだ自衛官だったら、それは当然の思いでしょう。ただ、問題になったのは、田母神歴史観が政府の外交方針、即ち「過去の植民地支配や侵略を謝罪するとした村山首相談話の継承」を逸脱しており、航空自衛隊のトップである幕僚長が部外に公表したことが不適切だという指摘です。
歴史観は人それぞれによって違いますし、特に政治家は、事実認識のみならず政治判断が優先する場合が多く、村山首相談話や、従軍慰安婦の事実を認めた河野発言、あるいは最近の諸閣僚が靖国公式参拝を拒否する姿勢など、田母神氏の歴史観とはまったく違う自虐史観や他律的・依存的史観を持った政治家も沢山います。この問題処理にあたっては、丁度衆議院選挙を目前にしている時期ということもあって、野党が与党追い落としの選挙政策に利用し、大衆メディアが煽り、それに煽られて防衛大臣まで過剰反応している様子に見えます。憲法違反だとか、憲法の理解が足りないとか、自衛隊を再教育する必要があるとか、いろいろとかまびすしい指摘があるようですが、この点については、奥山篤信氏が「甦れ美しい日本・第231号」で、一刀両断されています。まったく同感です。
そもそも、自衛官が村山談話と異なる考えを持つことが怪しからんというような批評をする人がいますが、村山談話が出たのが平成7年(1995年)の終戦記念日ですから、田母神氏は既に1等空佐でどこかの部隊長をしていたと思います。田母神氏の歴史観は既にしっかりと信念になっており、急に、自虐史観・謝罪外交を基本に歴史観を改めることなど出来ないことです。これに似たようなことはしばしばありました。
昭和40年(1965年)三矢研究が発覚してからは、有事の法制は考えないことになりました。
昭和43年(1968年)沖縄返還を前にして非核三原則が明示され、以降核については一切考えないことになりました。
昭和45年(1970年)専守防衛が明文化され、以降敵地攻撃など一切考えないことになりました。
その他、宇宙開発の問題や、国際貢献活動の問題など、政治の判断で軍事の対応が変わることは当然あります。
しかし今回の問題は、もっと奥にある思想信条や歴史観の問題であり、首相が提案し閣議で決めたからといって、すぐに全員が右へならえすることなど所詮無理な話でしょう。論文発表が、村山史観との違いがあり、政府の方針を逸脱しているとしても、政府の命令に違反する抗命罪を犯したようなものではなく、むしろ「自らの国に自信と誇りを持って、日本の素晴らしい歴史を取り戻せ」と、世直しのための警鐘を鳴らしているものであり、目くじらを立てて解任に追い込むような事でもないと思います。航空幕僚長という職務柄、隊員への影響力も強く、防衛大臣としても放置できないとの認識があったのなら、しっかりと指導すればよいことであり、それが出来ないような大臣なら、イザという時には指揮はとれないでしょう。まして、懲戒処分を検討すると時間がかかるからと解任して(ということは野党の追及の種にしたくないからでしょうか)、さらに野党の追及があると、退職金の返納まで促すような情けない対応を隊員は見ていますよ。
防衛大臣を含め与野党の政治家たちも、相手を陥れる選挙政策などの姑息な手段に使わずに、これを機会に正しい歴史認識や国家論を展開してもらいたいと思います。加えて、文民統制(シビリアン・コントロール)について、自衛隊の再教育論などが出ていますが、自衛隊ではどこの国よりも文民統制は徹底しているし、教育も充実していると思います。私事で恐縮ですが、防衛大学校で、槇智雄初代校長から文民統制について次のような教育を受けました。「軍人は政治の判断に従わなければなりません。もし意見の違いがあれば具申すべきです。具申しても通らなければ、決定に従いなさい。どうしても政治の決定が正しくないと思うのだったら、制服を脱いで政治家になって正しいと思う政策を進めなさい。政治が軍事に優先するのです。それがシビリアン・コントロールです。」
以来、私にとって三十数年の自衛官生活の中で、常にシビリアン・コントロールの理念として肝に銘じてきました。私自身も現役時代、政府の理念に同意できない点は多々あり、意見具申を繰り返しましたが、決定には従ってきました。槇智雄初代校長の教えは今も自衛隊の中に根付いています。イラクやインド洋、あるいはPKOや災害対処などの諸活動を見てもらえば、その状態は分かると思います。
田母神氏には、槇校長の教えのとおり、政治家になって正しいと思う信念を貫いてもらいたいと思います。
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2.奥山篤信
馘首されるべきは貴様なんだよ濱田靖一防衛大臣とやら!田母神さん防衛庁を不当解任で告訴し最高裁まで争ってください!
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下記ため息のでるような売国奴の群、与野党諸君の発言である。
~北側氏は自民、公明両党の幹事長、政調会長、国対委員長による会談で、田母神氏の定年退職に関して「懲戒免職じゃなくていいのか」と指摘した上で退職金支払いについても「あのまま退職金を出していいのか」と疑問を示した。~~自民党の大島理森国対委員長は5日午前の党国対正副委員長会議で「(定年退職と退職金支払いは)国民感情としてもすっきりしないところがある」と述べた。~国民感情として納得できないのは貴様らだよ!北側さんよ、いったい何を根拠に懲戒免職なのかね?はああ村山談話を否定したから?集団的自衛権を適したから?憲法違反など一つもありませんよ!日頃人権人権ジンケンと言っている公明党が恥ずかしげもなくこのリンチ判事ぶり。まさに偽善と欺瞞の人権擁護である。~喜納昌吉氏(民主)は、「国益を損なった田母神氏に退職金約6000万円を払うべきではない」とただした。浜田靖一防衛相は「国家公務員法に基づくものであり、本人の自主返納の判断を待ちたい」などと説明した。~国益に反するのはお前のことだよ!この民主党議員の低脳ぶり!浜田さんよ!どうして田母神さんが退職金返還せねばならないの?むしろ違法解任で浜田さんが損害賠償支払うことになるのではないでしょうかねえ?
バカバカしい与野党の田母神バッシング!まったく情けなくなるこの国益観念皆無の売国政治家ども、そしてこの防衛大臣こそ憲法違反行為(19条、21条の言論の自由、表現の自由の抑圧行為による公務員の憲法順守規定99条違反)で馘首されてしかるべきである。この大臣の言うには今後の幕僚に村山談話に反しないか、侵略戦争であることを認めているか思想調査を行うようである。いったいあなたはどこの国の人ですかね??まったく北朝鮮以下の日本の政治家の群である。北朝鮮は少なくとも国益で動いている点で日本よりましであるということだ。
村山談話なる歪曲した社会主義者の歴史の事実に反する談話を守ること、それが日本の指導者の順守義務かのごとく後生大事にシナや朝鮮に対する服従の誓いとして踏み絵を踏まないように宦官化されてきた歴代首相よ!君たちに日本国民を代表する権利など全くない!日頃表現の自由や言論の自由を叫んでいる与野党やマスコミ諸君、いったい田母神さんをバッシングしている君たちこそがまさに魔女裁判官、人民裁判官なみの中世程度の知的レベルしかない拷問者であるということだ!いったい田母神さんに何の咎があるのか?村山談話にいろいろ批判してきた保守派の諸君、安倍さんをはじめ君たちは今何しているの?そうですね。強硬に村山談話を批判していた安倍さんは真っ先に村山談話の踏み絵をお踏みにならなかったですもの!
田母神さんを見捨て応援もしない!保守政治家よ!どうしてなの?僕の知っている限り西村真悟議員以外この問題で田母神さんを援護している政治家はない!いったい似非保守なら今までいい恰好するなと言いたい。
責任ある人はそのポジションやTPOをわきまえろだと!お利巧さんの議論には飽き飽きする!こんな事なかれ主義が、ますます日本の名誉や栄誉を穢し、自縄自縛の状態に日本を追い込んだのである。こんな議論は一切相手にする必要はない!田母神さん!国会証人席で徹底的に自分の信念を語り、そして一切自説と信念を曲げず堂々と与野党の売国政治家に対峙してもらいたいものである。心あるサイレントマジョリティはあなたの味方であり、それによりいかに国会は与野党問わず売国奴の群れであるかを国民に知ってもらいたい。最後に自衛隊諸君の情けないこと、噂によるとさっそく官舎を追い出された田母神さんを、同類にされては困るかのように見送る自衛官もいないそうである。君たち自衛官こそ失われた日本の武士道を継承していると思っていたがなんと、実際は女々しく、女の腐ったような地位にかじりつき事なかれ主義の平サラリーマン程度の集団であったのか!本来ならこの不当な解任を自衛隊をあげて怒りを爆発させるべき時なのに!!そして日本を変えるべき絶好のチャンスを、君たちの小市民ぶりがますます政府与野党マスコミを就けあがらせた罪は大きいのである!
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3.松永太郎
日本は侵略国家だったのか
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世界中、どこの国の人に聞いても、そこの国の政府が、自分たちの国は侵略国家だったと発表するとか、あるいは高位の軍人が、自分たちは侵略国家だった、などと表明したら、反逆罪とまでは行かなくても、国家安全保障上、かなり不安を感じる、と答えるであろう。フランスの軍人が、ナポレオン時代のフランスは侵略国家だったとか、イギリスの軍人が大英帝国は世界中を侵略してまわったとか、アメリカの軍人がヴェトナム戦争は侵略戦争だったとか、チャイナの軍人が今うちの国はチベットを侵略していますなどと表明する、などということは、およそ考えられない。なるほど歴史学者のなかには、そういう評価があるということは聞いている、しかしわれわれは自分の国家の歴史的な由来に、したがって現在に、誇りを持っている、と、どこの国の軍人も言うであろう。そのような誇りこそ、軍人が場合によっては、その生命をさしだしても国家と国民を守るエネルギーの源となるからである。であればこそ、政府もまた自分たちの国の歴史や現在に、誇りを持てるように、国際的な言論政治の上で戦うのである。自分の国が侵略国家でした、などと発表する政府、また、そうではないと軍人が言ったとたんに解雇してしまう、などという政府は、どこかおかしい。また、そういう当たり前の主張をした軍人を、口を極めてののしるような新聞だの与党だのも、おかしい。
過去の政策にあやまりがあったとして謝罪したり、賠償請求に応じたり、ということはありえる。そういうことと、国全体が侵略行為を行ったなどということとは、まったく異なるのである。侵略という言葉は、価値判断を含んでいる。国全体が悪いことをしました、という意味なのである。
なぜ、これが安全保障上、問題なのだろうか。どこの国も、本音と建前というものはあるだろう。今やこうやって謝っているが、本音は違うだろう、ぐらいのことは周りの国も考えていただろう。しかし、今回のように、雑誌にちょっと発表したぐらいで、たちまち更迭、大新聞もマスメディアも、与野党そろってまるで犯罪者のように罵倒する、というていたらくをみると、世界中の国は、ひょっとすると、この国は、本気で、自分たちは侵略国家だった、悪い連中だったのだ、と考えているのではないか、と思うようになるだろう。簡単に言えば、なめるようになるだろう。このような判断が、実際の侵略を招くのである。 一度、ご紹介したアメリカの冗談地図帳では、日本は世界一、批判に弱い、世界の裏側で批判されてもたちまちぺこぺこ謝りに行く、と書かれている。実際、そういう評価が定着しつつあるのだ。
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4.藤岡知夫
「航空幕僚長更迭に踊る愚鈍な政治家達」
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大東亜戦争は侵略戦争であったのか、政府はまず真相を究明せよ。
10月31日大東亜戦争を日本の侵略する見方に疑問を示し、集団的自衛権行使容認を求める論文を公表した防衛省の田母神俊雄航空幕僚長の更迭を浜田靖一防衛大臣が定めた。これは大東亜戦争を「侵略」とした村山富市首相談話を麻生内閣が踏襲するとしたため、政府見解に反すると判断して行った処置だそうである。暗愚な政治家が多い中でもとりわけ劣悪な頭脳の村山富市が首相の時の談話が、本当に正しいものであるのか、その検証が第一に必要なのではなかろうか。確かに昭和20年日本は大東亜戦争で敗れ、昭和23年米国を筆頭とする軍事法廷に於いて、日本は侵略戦争であると断罪され、東条英機はじめ7人の永久戦犯がその責任者として絞首刑に処せられた。しかし昭和25年その裁判の最高責任者であったマッカーサーは、米国上院に於いて「あの東京裁判は間違いであって、大東亜戦争は日本が自衛のために始めた戦争である」と明確に証言をしている。そして昭和26年の米国との講和条約においては、日本は昭和23年の戦争裁判の判決の結果は認めたが、裁判そのものを認めるとは言っていないのである。1960年代は人工衛星もソ連が最初に上げたし、共産主義がバラ色に見えた時代である。しかし1970年代に入り、共産主義は次第にその欠点を露わにして、凋落し始め、遂に1989年にはソ連は共産主義を放棄し、共産主義の敗北を認めたのである。そして1990年代以後、それまで隠匿されていた様々な公式文章が公表され、日米開戦当時、ルーズベルトの周辺にも200人を越える共産党員が跋扈し、共産主義連盟によって日米は結果的に戦わされ、真珠湾攻撃も結局はヤラセであった等々、様々な新しい事実が暴露されている。不勉強な政治家達はこれらの新事実を勉強していないように見える。
言葉狩りの悪慣習、政治家や役人に言論の自由はないのか
つい数週間前参議院議員の中山成彬氏が日教組が日本の教育に及ぼした害悪を批判し、舌禍事件としてジャーナリズムに騒がれ、国土交通大臣を辞任した。このような所謂日教組を批判する等の言動をジャーナリズムが取り上げ、大臣などが辞任する例はこれまで枚挙に暇がない。しかし百歩譲って、中山氏や田母神氏の発言の内容が誤りであったとしても、自分の信念を述べることが、政府の方針と異なると言って、辞任をしなければならないのであろうか。日教組の存在が悪いと思っていても、国土交通大臣は十分に通用するし、ましてや大東亜戦争が侵略戦争でないと考えていても、空幕長の業務には何ら差し支えがないのである。ジャーナリズムをはじめ、左翼思想に被れた連中は自分達のこれまでの主張が明らかになりつつあるが故に、正しいことを言われると、ヒステリックにそれを消そうと大騒ぎするように見えるが違っているであろうか。
大東亜戦争が侵略戦争かどうか、日教組の存在が善か悪か、徹底的な議論をせよ
所謂左翼歴史観について、それが正しいかどうか、世に明らかにされた史実に基づいて、徹底的な議論をすべきである。議論をすることによって、様々な事実が国民の目にも明らかになり、両者の主張の違いも明確になり、自ずと結論が出てくるはずである。
私だって1950年代から60年代にかけての学生時代は、左翼運動こそしたことがないが、明らかに左寄りであった。しかしその後様々な事実が明らかになっていくにつれ、次第にどの説が正しいかに目覚めて、自分の意見を形成するようになったのである。議論も何もしないで、最もアホな村山富市の談話をそのまま内閣が踏襲するとは何事であろうか。
支那や朝鮮とも猛烈に議論せよ
支那や朝鮮は日本が侵略戦争でないと主張しようものなら、猛烈に反発して来るだろう。そして日本の外務省は、事なかれ主義で彼等に平穏に外交を進める事だけを考えて来た。しかしこれは大きな間違いである。フランスやイギリスに行ってみたらよい。フランス人は絶対に英国人を許していないし、英国人も絶対にフランス人は大バカだと言っていて、両国の間の紛争に関しては、その見解は真っ二つである。しかし彼等の間には、政府同志にしろ、個人間でも、よく議論し合って、大人の対応をしているのである。日本も支那や朝鮮との関係悪化を恐れることなく、まず議論することである。そして政府及び外務省は、支那や朝鮮のための外交ではなく、日本人のための外交をすべきである。
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◎関西零細企業経営のオッサン 悔し涙を流すの記 (29) ハッキリ言って何処が悪い
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日本は侵略国家であるかどうか最近の航空幕僚閣下の懸賞論文を巡ってマスコミや野党がここぞとばかり大騒ぎしている。笑わせるな。今の日本が侵略国家でないのは当ったり前田のクラッカーで(古いな、これは)自国民が拉致されたり、竹島に勝手に隣国が軍事施設を建設しても、ただ薄ら笑いで手をこまねいているのが侵略国家などであるわけが無い。 今や世界の笑いものの立派な被侵略国家なのだ。然しながら、70年も以前に日本が侵略国家だったかどうかは十分議論の余地ある論題で、人の家の敷居を勝手に跨いだのが侵略なら紛れも無く侵略だと思う。そのもっと前400年以上昔の朝鮮出兵もしかり、その又昔1500年ほど昔の朝鮮出兵はどうなのか、これらも大いに議論すれば結構な暇つぶしにはなるだろうけど、その挙句が侵略だったと合意に至ったところで何になる。 こんな事はその昔世界中の近代国家が我先にやっていた事だ。やらねばやられるからだ。それをマスコミは世界中で日本だけが侵略する国家である如く彼の論文を糾弾し、彼に謝罪と反省を強いようとしている。大事な事は今や被侵略国家である日本をどうすべきかと言う事なのに。航空幕僚の論文内容に関する賛否はともかく、マスコミと野党が一方的に彼と彼の論文を非難攻撃し、政府が慌てて臭いものに蓋で彼が丁度定年を迎えて退職したようにして幕を引いてしまった。 肝心の侵略とは何ぞやの議論は全くされそうに無い。
近年複数の政治家その他が日本は単一民族国家であると発言し、マスコミが待ってましたとばかりに揚げ足を取り、反対勢力を煽って悦に入っているという局面が多発している。笑わせるな、と思う。単一民族とは何かも議論せず、ただ非難するだけの繰り返し。全く無意味なのだ。
日本人が単一民族である訳が無い。今まわりを見ても色の黒い奴、白い奴、扁平顔の奴、彫りの深い奴、まさに色々で、祖先は南方系か、北方系か、大陸系かと想像させられる。いろんな民族が一緒になり或いは混血して出来上がったのが所謂大和民族であることは別に専門家でなくても一見して判る。近世史上も多数の支那人や朝鮮人が渡来し日本に住み着いている事実が判っている。日本人の精神的拠り所の一つ忠臣蔵。この義士の一人武林定七が人種的には支那人だった、と言うのも最近知った。然しそうした混血、混合民族が周囲を海に囲まれた島国で独特の文化を育て、単一の言語に集約され今日に至った。此れを便宜上大和民族と称し単一民族と言っているのが共通認識だと思う。所謂アイヌを先祖とする人達も当然この大和民族に入る。文句あるのか。要するに単一民族などという呼称に何の科学的定義は無いのだ。ただ便宜上使用する。それで良いじゃ有りませんか。
中山交通大臣が個人の後援会で日教組けしからんと言った。良いじゃないですか、彼はそう信じて発言したのだから。けしからんと言ったから、けしからん大臣辞めろと言うのは余りにも幼稚な国家だ。けしからんと言われて不服ならどこがどうけしから無くないのかちゃんと議論して欲しい。その上でお互い過ぎた言葉に気がつけばその旨訂正すれば良い。結局彼はあほらしくなって辞任してしまった。それもどうかと思う。
一連の失言と称するマスコミや政党の揚げ足取りは日本が言論と思想の自由に関し危険な水域に達しつつある事を考えさせる。それに加えて最近のマスコミが何かにつけて謝罪要求を煽り、結果として、何があっても当事者幹部が雁首揃えて起立し頭を下げる儀式が謝罪になってしまった。皆さんの腹の中はアッカンベーなのがアリアリである。謝罪の真義から益々遠ざかり、これもモラル低下に繋がっていくに違いない。
百人斬りが有ったのか無かったのか、最もそれを良く知るはずの担当記者は証言を逃げ回り毎日新聞の幹部になった。その毎日新聞は今日、幹部をTVの報道番組に出して良識の代弁者の如く振舞っている。その他マスコミも似たり寄ったり。時の権力と世相に迎合し、或る時は戦を煽り、或る時は自虐を煽り、真実を追究する振りをして、失言と称して揚げ足取りに勤しむ。 本当に国民に謝罪すべきはマスコミ、お前たちだ。了
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