「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 「太田述正 有料メルマガ」
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平成20年(2008年)11月8日(土曜日) 通巻第2377号
「百年に一度の危機」は実体経済へ本格波及
GMの深刻な運転資金不足とは倒産が秒読みという意味ではないのか
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7日の市場は「トヨタ・ショック」と名付けられた。その前、4日は「ソニー・ショック」という。いずれも劇的な収益の悪化で株式が売り込まれ、連動して東京市場が暴落したからだ。8日のGM発表は今期経常利益が2500円の赤字に転落した、09年第一四半期に深刻な資金不足に陥るだろう、とも発表があった。冷静になって、その行間を読むと、GMの倒産が秒読みという意味であり、10日からのNY市場の暴落は避けられないだろう。
おりからオバマ次期大統領の政権引き継ぎチームが発足して記者会見し、またビッグ3の経営陣はペロシ下院議長ら議会指導者と懇談した。中味は救済要請である。民主党は労組が主体のうえ、GMの本社はデトロイトにある。デトロイト? オバマの本丸ではないか。GM救済策はブッシュ政権の内部でも検討されてきたが、具体的な決定は次期政権に移行する。共和党政権下での金融救済はすすみ、次は実体経済の象徴であるGM救済へと移行する。自由経済、市場原理主義のビジネスモデルは、そこで完全に破綻する。百年に一度の危機は、同時に百年に一度のパラダイム変更を伴うことになるだろう。
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♪(読者の声1)貴誌平成20年(2008年)8月27日(水曜日)通巻第2298号の「読者の声2」ならびに貴誌2297号に日本とトルコとの友好関係について書いておられますが、この点に関して一つあまり語られることがないが忘れてはならない重要なことがあります。
それは、トルコが第二次世界大戦末期枢軸国側の敗戦が濃厚となったとき連合国からの度重なる要請(実質的脅迫)にもかかわらず枢軸国に宣戦布告をせず中立を守ったことです。
今、何気なく考えるとなんでもないことのように思えますが、これは大変なことです。戦争終結後、連合国側からどんな嫌がらせをされるかわからない危険なことでした。
当時のトルコの政府首脳にとって、まさに清水の舞台から跳び降りるほどの決断であったろうし、それを支持する国民の心があったのでしょう。パール博士の判決にも匹敵、あるいは凌駕する人類全体が名誉とすべきことでしょう。ニーチェ風に言うなら「この国民をみよ」です。日本の歴史教科書に大書特筆すべきことです。国体の大義という観点で第二次世界大戦で「正義」を貫いたのは日本だけでした。しかし人類普遍の原理という観点から「正義」を貫いたのはトルコであり、太平洋戦線で日本兵、ヨーロッパ戦線でドイツ兵の降伏兵を大量虐殺し、ドレスデン、東京、大阪、名古屋、あまつさえ広島、長崎で民間人大虐殺を行なった米国では断じてありません。(ST生、神奈川)
(宮崎正弘のコメント)そのアメリカはベトナムで、イラクで。そしてこれからアフガニスタンで脅威に晒される。因果応報ですか。
♪(読者の声2) 田母神空幕長問題で座視し難いものがあります。TVで各党代表が田母神氏の非常識を口をそろえて得々と糾弾し、教訓を垂れる有様は正にマンガでした。録画しておけば、後生の貴重な史料となるでしょう。バカに上書きするように、国会に招致して糾問するとのこと。田母神氏は堂々受けて立つとの姿勢を示しています。日ごろ、言論の自由を高言する輩が、気に食わない論説の主を公衆の面前でつるし上げ、黙らせようとするのは笑止に堪えません。
11/11に国会証問が決まったとのこと、田母神氏に満腔の支援を送りたいと考えています。宮崎さんのメルマガ読者諸氏におかれましても、それぞれの工夫で応援していただきたいと願っています。歴史的潮流の変換点になるかもしれないと期待しています。(IW生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)支援の声、全国に澎湃と沸き起こってきました。同時に浜田防衛大臣の罷免をもとめる署名運動も展開されていると聞き及んでおります。
♪(読者の声3) 一つ面白い情報に気がつきました。オバマ氏が当選後の11月6日、カナタ、フランス、英国、日本、韓国、オーストラリア、ドイツ、イスラールの9カ国の首脳と電話会談を行いましたが、唯一、中国首脳とはやっていません。それは一体何を意味するのか、先生の分析をお聞きしたいと思います。 (HI生、神戸)
(宮崎正弘のコメント)おそらくダライラマ法王と面会したことへの抗議でしょう。小誌昨日付けを参照してください。
♪(読者の声4) 貴誌2373号の下記文の最後の節が判読不可です。先生のメルマガHPも同じ状態です。御多忙の所 申し訳ありませんが今一度 御教示願えませんでしょうか (引用開始)「その後冷戦が終了し、1995年に機密が解除され一般に公開されることになった。これによれば、1933年に生まれたアメリカのフランクリン・ルーズベルト政権の中には3百人のコミンテルンのスパイがいたという。その中で昇りつめたのは財務相ナンバー2の財務次官ハリー・ホワイトであった。ハリー・ホワイトは日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領の親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ル w)!)坤坤戰襯箸篭!)瑳腟舛龍欧蹐靴気鯒Ъ韻靴討い覆!)辰拭!)」(引用止め)」。(AF生、マレーシア)
♪(宮崎正弘のコメント)これはおそらく田母神論文です。アパのHPから全文が読める筈です。
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━─━─━─━[太田述正 有料メルマガ]━─━─━─━
<19世紀末以降の日本史をどう見るか>
1 始めに
これまで、19世紀末以降の日本史の個別イッシューはかなりコラムで取り上げて来たものの、その全体像を描いたことがありません。田母神騒動もこれあり、私が全体像を描くとしたらどういう感じのものになるか、取り急ぎメモってみました。なお、最近のもの以外は、過去コラムを典拠としてつけていません。関心のある方は、私の過去コラムにあたってください。
2 19世紀末以降の日本史
(1)基本的スタンス
歴史を語るにあたっては、それが事実を踏まえたものであるかどうかについて、慎重の上にも慎重を期すべきだ。それはそれとして、「正しい」歴史認識などありえない。各自の抱いている価値観に照らし、「もっともらしい」歴史認識であるか「もっともらしくない」歴史認識であるかどうかだけだ。歴史認識について語る際には、自分の価値観を明らかにすべきだ。私の価値観は、専制は悪で自由は善、しかしアナーキーは悪、機会の平等が追求されるべきで、無抵抗の人間を殺すことは極力避けなければならない、というシンプルなものだ。言うまでもなく、これはアングロサクソン的価値観だが、基本的に日本的価値観でもある。「侵略」とは何かとか、「侵略」は常に悪か、といった議論には私は関心がない。戦争(冷戦を含む)については、どちら側が、より上記価値観に則った言動を行っているかどうかを見極めた上で、評価を下すよう心がけている。これは歴史に対する価値観的アプローチだが、文明論的アプローチであると言ってもよかろう。近現代においては、世界は地域史を超えて共通の歴史を織りなすに至っている。日本は、この世界の近現代史の中心的なアクターではない。よって日本を中心とした日本近現代史を描くことは生産的ではない。
(2)世界の近現代史は、自由主義のアングロサクソン文明と専制主義の欧州文明の抗争の歴史である。
(3)ただし、米国はアングロサクソン文明を主、欧州文明を従とする、アングロサクソンのできそこない(bastard)である。
(4)19世紀末から、この抗争は、アングロサクソンと(欧州文明のextensionとしての)ロシアの対峙・抗争へと収斂するに至り、この抗争は約100年続いた。(19世紀末に中央アジアで展開されたイギリス対ロシアのいわゆる Great Game は、その序章にあたる。)その後は、ロシアと支那の主客が逆転し、アングロサクソンと(欧州文明のextensionのextensionとしての)支那の対峙の時代となって現在に至っている。ただし、現在においても、ロシアは支那のジュニア・パートナーとして専制主義世界の中で重要な役割を演じている。
(5)アングロサクソン文明と世界で最も親和的な文明を持つ日本は、19世紀
末から約100年間にわたって、一貫してアングロサクソン側に立ってロシアと対
峙、抗争し、その後は支那と対峙し、現在に至っている。
この19世紀末以降の日本史は、ロシアに対するところの第一期(1894~1924年
)、第二期(1924~53年)、第三期(1953~91年)と、支那に対するところの第
四期へと四期に区分できる。
(6)第一期:日清戦争、日露戦争、シベリア出兵の時期。
日本はそれぞれ英米から、好意的中立、諜報的・資金的支援、共同出兵、の形で支援を得ながらロシアと間接的、直接的に戦い、文明開化(実態はアングロサクソン化)を掲げて自らの勢力圏を拡大することで、ロシアの勢力圏拡大の阻止、減殺を図った。(周辺地域の植民地化は、必ずしも日本の望むところではなかったが、「15年」戦争の終焉((7)参照)まで続いた日本の植民地経営は、欧米列強の植民地経営、就中英国の植民地経営と比べてすら、成功したものだった。このことは、韓国と台湾の現況と欧米列強の旧植民地の現況を比較するまでもなく明らかだ。)この第一期の大部分の1902~23年、日本は英国と同盟関係にあった。なお、第一期の末期に、ロシアは共産主義の衣を纏うに至る(=ソ連)。
(7)第二期:ロシア(ソ連)との対峙(1925年に治安維持法成立)から始まり、満州事変、日中戦争、大東亜戦争からなる「15年」戦争(家永三郎による命名)を経て、朝鮮戦争からなる拡大大東亜戦争(私の命名)の終戦までの時期。「15年」戦争については、日本は、満州事変に関しては単独で、日中戦争に関しては米国の妨害に抗しながら、更に大東亜戦争に関しては英米と戦争をしながら、ロシアによるところの、(ファシストたる)中国国民党、(ロシアの傀儡たる)中国共産党を手先とした支那への間接侵略と戦った(コラム#2894)。大東亜戦争の最終場面でロシアが前面に出て日本に対して開戦したことを受け日本は「15年」戦争での敗北を認め、支那と朝鮮半島北部はロシアの勢力圏に入った。朝鮮戦争については、日本を占領していた米国が、朝鮮半島におけるロシアによる間接侵略に直面し、日本のいわば代理として、英国等の協力を得ながら、この間接侵略と戦い、朝鮮半島南部へのロシアの勢力圏拡大阻止に成功した(コラム#2894)。なお、この時期を、日本はアングロサクソン流の自由民主主義国(吉野作造ばりに言えば立憲民本主義国)として迎えた(1925年に普通選挙法立)。「15年」戦争の末期においても、日本で自由民主主義は機能していた。この戦争末期に(当時の米英同様、)日本で自由が大きく制限されていたからといって、日本が自由民主主義国であったことが否定されるものではない。。日本は、「15年」戦争を、自由に表明された国民的コンセンサスに基づいて戦った。なお、(10)参照。
(8)第三期:米国がロシアと対峙したことに伴い、日本もロシアと対峙した時期。
第三期以降は核時代でもある。この第三期の間、1960年代には支那がロシアの勢力圏から離脱した。1991年にロシアは共産主義の衣を脱ぎ捨てるとともに領土と勢力圏を再び大幅に失い(=ソ連の崩壊)、もはやアングロサクソンと対峙できる存在ではなくなり、ここに第三期は終焉を迎える。この期において、日本は、一貫して米国と「同盟」関係・・実態は、日本側の意思に基づく宗主国米国との属国(保護国)関係・・を維持した。これに対し米国は、一貫して日本の「独立」を求め続けた。
(9)第四期:ロシアの勢力圏の縮小に伴い、ロシアと支那の国力が主客逆転し、支那がメインとなってアングロサクソンと対峙するようになったことに伴い、日本も支那と対峙するようになった時期。混乱期を経てファシスト国家へと変貌を遂げたロシアは、共産主義を標榜したままファシスト国家へと変貌を遂げた支那に再接近し、支那のジュニアパートナーとなって現在に至っている。(この関係をいわば公式のものとしたのが、2001年上海協力機構設立だ。)日本は、引き続き米国と「同盟」関係を維持しているところ、米国は、これまた引き続き日本の「独立」を求めている。
(10)第一~第四期を通じて、日本のスタンスには一貫してぶれがない。他方英米、とりわけ米国は、第二期の「15年」戦争において、ロシア側に立つ、という逸脱行動をとった。これは、当時の米国の、第一に、(欧州文明から引き継いだ)病理的な対有色人種差別意識、第二に、(欧州文明に由来するところの)共産主義/ファシズムに対する甘い認識、第三に、世界の覇権国で(地盤沈下しつつ)あった英国に対する近親憎悪的嫉視、東アジアの覇権国であった(興隆する)日本に対する人種差別的敵意、がしからしめたもの。(第二期において、米国が世界中でナショナリズムを推進、支援したのは、それが英日両帝国の解体にも資するイデオロギーだったから。)
英国がこの米国の逸脱行動を黙認したり逸脱行動に同調したりせざるをえなかったのは、自国の裏庭である欧州において、その覇権国になろうとと目論む専制国家ないしファシスト国家たるドイツの挑戦に、第一期の終わりと第二期の途中で2度にわたり直面したため、米国から、やむなく資金的・軍事的支援を得る必要があったため。なお、緊急避難的に英国は、両大戦において、敵の敵である専制国家/共産主義国家ロシアと共に戦った。 (これは日本が、「15年」戦争末期において、緊急避難的に敵の敵であるファシスト国家ドイツと共に戦ったことと好一対。)この米国の逸脱行動により、支那及び朝鮮半島北部にまでロシア勢力圏が広がった。その結果、独裁者毛沢東の下で支那は累次にわたり、総計何千万人にも上る餓死者、虐殺者を出し、朝鮮半島では朝鮮戦争が起き、その後もその北部は金独裁王朝の恐怖政治の下にあるが、それらすべてに米国は大きな責任がある。(ベトナム戦争は、共産主義を掲げたベトナム・ナショナリズムの興隆をロシア勢力圏の拡大と米国が誤認したためにエスカレートしたもの。まさに共産主義の「悪」に目覚めた米国が、羮に懲りて膾を吹いたというところか。)
(11)米国は、第二期の末期にファシズムに対する甘い認識を改め、第三期に入る頃から、共産主義に対する甘い認識も改め、1960年代の公民権法の成立から、今年のオバマの大統領選出へと有色人種差別意識をも相当程度克服し、今や単独覇権の追求を止める兆しすら見える等、急速に自らを純粋なアングロサクソンへと脱皮させつつある。
(12)日本自身も、「15年」戦争の際の軍の統制の乱れ(将校の下克上、兵士の無規律)、兵士の人命の軽視(餓死戦病死兵士の続出、玉砕の多発)と、それにより支那一般住民に不必要に多数の犠牲者を出したことを厳しく反省するとともに、米国による日本の都市無差別爆撃、就中原爆投下、ソ連による満州居留民に対する暴虐行為やシベリア抑留を強く批判し続けるべきだろう。その上で日本は、米国に対し、上記逸脱行為が、米国の第一の原罪たる有色人種差別と並ぶ第二の原罪であること粘り強く説明してその自覚せしめるべきだろう。私は日本が、米国からの「独立」を達成し、日本による説得によって逸脱行為を反省し、改心して純粋なアングロサクソンとなった米国と(現行の安保条約を廃棄した上で)双務的な同盟条約を締結し、他のアングロサクソン諸国等とも手を携えて世界の平和と安定、そして繁栄に尽力する日が一日も早く来て欲しいと願っている。
3 終わりにに代えて
<太田>19世紀末以降の日本史の個別イッシューについても、その全体像(史観)についても、日本人が書いたもの、日本語で書かれたもので、私の参考になったものはほとんどありません。これまで手がかりにしたのは、もっぱら英語で書かれたものです。これは、日本の人文社会科学の遅れを物語って余りあるものがあります。私は個別イッシューについて掘り下げた研究を行ったわけではなく、また、全体像を提示するだけの能力があるわけでもありません。しかし、仕方なく自ら、これまで個別イッシューについて論じてきました。これに加えて今回は、いささか生煮えではあるけれど、初めて全体像についてメモをまとめてみた次第です。どしどし、ご意見、ご叱正をお寄せください。
<雅>アフリカは国か大陸か、米副大統領候補のペイリン氏、知らなかった!?
http://
一応、「ある意味」大切で、ちょっと見ただけでは発見しにくく「マスコミが大々的に報道しなさそうな」大切なニュースかと思い投稿します。
<VincentVega>
『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』を出版したばかりの町山さんのブログでも関連記事が取り上げられていました。
http://
<太田>
「米国民の知的劣化」を取り上げた(コラム#2890、2892(未公開))ばかりですが、少しも驚くべきことではありません。<こととい>オバマの勝利演説を見る限りでは、彼もブッシュと同様の歴史認識を持っていると思われますがいかがでしょうか。
(11/4)オバマ氏の勝利演説(全文)
http://
”爆弾が(真珠)湾に落ち、圧政が世界を脅迫した時、彼女は偉大な世代が立ち上がり、民主主義を救うのを目撃した。イエス・ウィー・キャン。 ”
<太田>よく見つけましたね。演説を聴いてみたら、確かに、"Bombs fell on our harbour, a terror threatened the world. She was there to witness a generation rise to greatness, the democracy was saved. Yes we can." と言ってますね(http://
「第二次世界大戦では」、と言うところを、「爆弾が港に落ち」とみんながイメージできる言葉で置き換えた、ということであってそう気にすることはないでしょう。(急に思ったけれど、何で日本では「Pearl Harbour(真珠港)」を「真珠湾」って訳してきたんでしょうね。)とにかく、ブッシュやペイリンを含む米国の白人達は、先ほど申し上げたように無知な上に、55%対43%でマケインに投票した方が多かった(コラム#2899(未公開))、という異常な国でオバマは大統領に当選したのですから、彼らの逆鱗に触れないように、オバマは細心の注意を払わなきゃならないわけですよ。そういう目で見守ってあげましょう。
<遠江人>
--ホシュやネトウヨの人々について--
日本のいわゆる保守派と言われる人々に功績と言えるものがあるとすれば、それは(日本の)左翼に対する批判(そのイデオロギーや欺瞞性等々の批判)を行い、それにある程度成功した、ということでしょうか。このことには、ある程度の意味があったと思います。しかしながら、日本の保守派には、ほとんどそれだけしか価値のあることはできませんでした。それだけのことならいいのですが、問題なのは、「保守の左翼批判」=「ファーストインパクト」に感銘を受けて感化されすぎてしまった人々は、もはや保守思想の虜になってしまったことです。日本の保守派の人々の語る世界情勢や他国理解など、デタラメばかりの、ほとんど擬似的なものでしかないところ、悲しいかな、それが日本の保守かぶれ達には(リアルな世界を理解する能力も意欲も無いことから)リアルっぽく聞こえてしまうのでしょう。その結果、左翼を論破し(まぁこれはある程度そうだとしても)、厳しい世界の現実(笑)を知る者となった、とイタイ勘違いをして、そのような洗礼を受けた人々(笑)はまるで選民の如く振舞うのですね。左翼論破の原初体験(笑)が忘れられないのでしょう。まさに宗教ですね。更に悪いことに、このような人々は、それがアイデンティティに直結してしまっていることが往々にしてあるため、保守思想の否定は認めるわけにはいかないのではないでしょうか。なので話が通じない人がよくいるのではないかと。
<太田>
まあ、米国の白人連中よりは物わかりがいいのではないでしょうか。何たって、「ホシュやネトウヨ」の人々で原理主義的キリスト教徒の人、要するに神がかりの人はほとんどいないでしょうからね。
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日本のお姉さんは、
原理主義的キリスト教徒ですよ。バリバリのクリスチャンです。
日曜日は教会に礼拝に行きます。今日も行ってきた。
聖書をそのとおりに信じています。神さまの存在を信じて
います。人間を罪から救う救い主は、イエス・キリスト
(救い主)です。
後は、それが東の果ての島、日本に伝われば、世界中に
福音が伝わったことになるんだろうけど、日本には、
ちゃんと聖書どおりに福音を伝えている教会は少ない。
ほとんど、韓国系の異端と、アメリカ、ユタ州系の異端
ばっかり。物見の塔(エホバの証人)、統一教会、
モルモン教などは、代表的な異端です。
日本のお姉さんは、原理主義的キリスト教徒で、
現実的な人です。
戦争や悪人のいない世界は理想だが、実際は
世界の国々は自分の国だけ大事で、よその国まで
戦争に行って領土や資源を奪うし、人間は悪人なので
軍隊も警察も必要なのですよ。
日本だって、北方領土をロシアに不当に奪われたままだし、
竹島も韓国に奪われたままで、東シナ海ではチュウゴクが
勝手にガスを吸って、チュウゴクにパイプで運んでいるし、
人間も大勢、北朝鮮に拉致されたままじゃないか。
戦争をしないと宣言しているから最初から領土戦争に
負けている。
軍隊を持っていないから、やられっぱなしなんだよ。
日本国内だって、警察が仕事をしなかったら、悪い人は
もっと大胆に悪いことをするし、官僚も悪いことをしても
お咎め無しだから、きちんと仕事をしないで税金を盗っていく。
他人の年金まで、ごまかして盗っていく。
人間って、きちんと社会のルールを作って、法律を守らせる
ように指導しないと、どんどん悪くなるんですよ。
聖書の預言は全部信じていますよ。未来の予言につい
ては神がかり的と言えば、神がかり的です。
聖書に、いちじくの木の葉っぱが茂れば
世界の終わりは近いと知りなさい。と書いているから
イスラエルのことは、気になる。イスラエルの国旗には
いちじくが書いてあります。イスラエルを見ていれば、
今、聖書の預言のどの辺にいるのか分かる。
神さまがおられるなら、未来の預言を聖書に書いてくれて
いても全然不思議ではないです。