◎クライン孝子の日記 | 日本のお姉さん

◎クライン孝子の日記

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■2008/11/06 (木) 日米両国の国家教育の違いは?
斉藤明氏より<<斉藤です。オバマ大統領誕生の報道に接しての感想です。
(1)米国では大統領候補が民主党でも当選するとおびただしい数の星条旗が打ち振られるのですね。うらやましい。わが国の民主党が仮に政権をとったとき日の丸が打ち振られるなんて絶対考えられません。同じ「民主党」でも大違い。いや民主党の違いというよりは国民全体に国家教育がきちんと為されている国と「国家=悪の方程式」を教えている国との違いなのでしょう。

(2) わが国の大手マスコミは全く自由に大統領選挙戦を報道してきました。しかも渡米できたのだからドルを使ったはずだし、ビザももらったはず。にもかかわらず産経以外の大手マスコミは日ごろはアメリカの悪口を言ってきたのではなかったかしら。中には現憲法を聖典視するくせにその”原作国”を罵倒することを企業理念にしてきたような大新聞もあります。一方、中露となると米国みたいにあけすけに報道させてくれるはずがありません。にもかかわらず彼ら大手マスコミは昔から中国とロシア以前はソ連)が好きではありませんか。自由に報道させてくれる米国の悪口をいい、自由な報道を許さない中露を賛美してきたとは一体どういう精神構造をしているのか、と思ってしまいました>>

■2008/11/06 (木) 何事も起こらなければいいけれど・・・
オバマ大統領出現で、ドイツでは早くも、水面下で慎重な意見が交わされるようになりました。メデイアが狂喜になればなるほど、逆に要人たちは用心深くなっています。ケネデイ大統領事件が想起されるようです。

1退官自衛官より
<<オバマ大統領が誕生しました。これから米国は、そして世界はどうなっていくのでしょうか?
戦争のない自由で豊かな世界が訪れるのでしょうか?現状は、格差社会、富める国は益々富み、発展途上国(中国、インド、ブラジル、ベトナム・・・)は右肩上がりで伸びていくのでしょうか?そして弱小国は、いつまでたってもはい上がれないのでしょうか?日本は、どの道を歩んでいくべきでしょうか?麻生総理の立場でみんなが議論し、未来永劫このすばらしい国美しい国日本を子孫に受け継いでいかなくてはなりません。保身とか賄賂とか偏ったイデオロギーとかとにかく「思いやり」のない自分勝手な自分さえよければいいという考えは、亡国の一途をたどるしかありません。防衛省にも守屋という人物が官僚のトップでいましたが、考え方によっては、山田洋行に自分の弱みを握られ、いいようにされたという見方もできます。(別に擁護するつもりはありませんが。)大企業はしたたかです。儲けのためなら相手のちょっとした隙につけこんでくるでしょう。さて今私が最も恐れていること。それはズバリ「オバマ大統領の暗殺」です。米国内の反対勢力やアルカイーダ等米国の敵対勢力による自爆テロ等です。現代戦はNCW「ネットワーク中心の戦い」で行われます。要はすべてコンピューターにより情報が共有され今まで考えられなかった作戦ができるようになってきました。例えば、サダム・フセイン1人だけをやろうと思えば可能です。まず陸軍の特殊部隊が潜入し影武者でないフセインを特定し、寝室に入ったのを確認して、その窓ガラスに目印のレーザー光線を照射します。そして空軍のステルス機がそのレーザー光線めがけてPGM(精密誘導兵器)をピンポイントで撃ち込みます。回りの住民にはいっさい被害がでません。中枢を叩くのが鉄則です。さすがにスナイパーによってJFKを暗殺したやり方は、無いでしょうが、我々がおよびもつかない方法(不測事態)でやるのではないでしょうか。9.11がいい例です>>

■2008/11/06 (木) アメリカと言う国は矢張り途方もない国ですね。
米大統領選】ネット献金集め…新しい勝利の方程式を確立 
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081106/amr0811060026000-n1.htm
草の根運動で日本にも新らしい保守勢力が生まれるといいのにね 。さて、ハワイ州ホノルル市在住野田省三氏より
<<ご無沙汰いたしておりますが、健筆いつも愛読させていただいております。さて、次期アメリカ大統領にアフリカン・アメリカンのバラク・オバマ氏がついに選ばれました。シカゴ市のグランド・パークに集まった20万人の支持者の中にはオプラ女史や、ジャクソン牧師の姿もありました。ジャクソン牧師の顔は涙でくしゃくしゃとなっておりました。多くの黒人アメリカ人は、マーティン・ルーサー・キング牧師のI have a dream`の希望の言葉が、ようやく現実のものとなった感激でしょうか、皆泣きながら勝利を喜んでおりました。オバマ氏の勝利演説も、決して手放しで喜ぶような調子ではなく、これから彼に課せられた大きなチャレンジに立ち向かう悲痛な決意を感じさせる格調高いもので、目の前の支持者の多くも、目を潤ませながら聴き入っていました。アメリカと言う国は矢張り途方もない国だという気がいたします。人種、皮膚の色、主義主張を超えて、変革を求める新しい、エネルギーのある候補者を大統領に選ぶ度量を持った国民が沢山いるということです。イリノイ州から始まった草の根の運動が、大きなうねりとなり、全米に広がり、選挙に興味も示さなかった多くの人たちを大勢、投票所に行かせた結果の勝利ともいえます。おそらくこの様な大統領選挙の熱気はジョン・F・ケネディ以来かもしれません。しかし、オバマ氏は過去の大統領とは違う大統領になるような感じがします。とても真面目で、責任感がつよく、何処と無く悲しみを帯びた孤高な大統領で、リンカーン大統領を髣髴させる様な気がします。任期途中で倒れなければよいがと祈らずにはおられません。アメリカはこれから変わっていくでしょう。又変わらざるを得ない状況に来ているアメリカでもあります。オバマ大統領は、対話を重視し、相手に耳を傾ける大統領になってくれることを期待したいところです。久しぶりに、胸が一杯となるような、大統領選挙の一日でした>>

■2008/11/06 (木) 黒人女性最初のライス国務長官も、深い感銘
再度ハワイ在住の野田省三氏より 
<<アメリカ大統領戦もオバマ候補の大勝利に終わり、メディアはいつものとおりその勝利の分析を始めています。今朝のTVでは、ライス国務長官の会見の模様を放映していましたが、ライス長官も会見の最後のコメントで、今回の大統領戦の感想をのべ、自分もアフリカン・アメリカンの一人としてオバマ氏の大統領当選に深い感銘とプライドを覚えていると声を詰まらせながら話しているのがとても印象的でした。黒人一般大衆は単純に今回の勝利を小躍りしながら、喜んでおりますが、南部の黒人差別の強いアラバマ州で育ち、才能と努力で今日の社会的立場を築き上げてきたライス長官にとっては、言葉では言い表せない深い思いがあったとおもいます。同じことは、パウエル元国務長官のオバマ氏支持の発言にも感じました。高い志を持った候補者に多くのアメリカ人が心を動かされ、自主的にオバマ候補の選挙運動に協力してきました。全米でボランティアの数は120万人までに膨らんだようです。今回の勝利については、結果としては人種の問題は余り影響を与えていないようです。人種よりも、一人の人間としての素晴らしい資質、理念、リーダーシップに多くの国民が強く心を動かされた結果だと思います。リンカーン大統領が奴隷解放宣言をしていらい、143年の年月が経ち、アフリカン・アメリカンにとっては、大きな夢であった黒人アメリカ大統領がようやく実現したわけですが、それも同じイリノイ州から選出されたということも、何か因縁を感じさせるものがあります。いずれにしても、天の利、地の利、人の利の三位一体がそろっての勝利であったわけで、やはり時代がオバマ大統領の出現を求めたといえるのでないでしょうか。才能と努力があれば、黒人でも、最高学府の教育を受け、社会的に立派な仕事にもつけることを自ら示すことができたオバマ氏に、自由なアメリカの良さを再認識させられた思いがいたします。翻って、日本の政治状況は相変わらず、2世議員中心の、地方ボスに引きずられた選挙地盤など、旧態以前としていますね。もっと、高い志を持った、才能と勇気のある個人をサポートする草の根の輪がが広がって欲しいものです。雑駁な感想で失礼しました>>
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『台湾の声』 

【論説】中国解放軍の実態  (時局心話會代表 山本善心)
台湾の現状と未来を語るには、少なくとも中国の国内事情や中国関係者の意見を分析したうえで判断すべきだと思う。仮に台湾側からの深いパイプや情報があるとしても、偏った考え方に陥ることが多い。一方、中国側からの情報も確かなものとは限らないが、ヒントにはなろう。国情勢は利害損得をめぐる争いであるが、中国の国内社会に目を向けると、見えなかった台湾問題の先が見えてくる。中国の恫喝と威嚇による外交は今後マイナス面が多く、中国政府はしばらく温和しくする方針だ。今まで胡錦濤政権はあらゆる手練手管を用いて外交パフォーマンスを展開してきたが、すべてが悪い方向に走り出したといえよう。一方馬政権がますます中国寄りで台湾を中国に売り渡すのではないか、という一部世論があるが、馬総統の本音と狙いは、中華民国の復活と北京政府の吸収統一にあると筆者は再三に亘り弊誌で述べてきた。それゆえ馬氏の主張する「一つの中国」は大陸と台湾を中華民国が統一することだ。しかし、大陸と台湾は事実上一つの独立国家であり、世界から見ても、中華民国は架空の存在でしかない。一方中国は領土も広く人口も多いから、強くて恐ろしい国だと世界中が錯覚している。そのミサイルや軍拡が台湾に向けられているという恐怖から、今にも台湾が飲み込まれるような幻想を世界は抱いてきたといえよう。しかし、中国に侵攻されない強力な軍事力を台湾が保有している事実を、誰も指摘しない。台湾を呑み込むことは容易ではないのだ。

・解放軍兵士の実態
世界が恐れるほど解放軍は強いのか、これは四川大地震で見た解放軍の醜態が参考になるだろう。解放軍の救援活動が世界で報道されが、その装備や勤務態度は異常なほど貧弱で立ち後れたものだった。「素人は騒ぎに目を奪われるが、玄人は後方勤務を見る」という中国のことわざがある。四川大地震に駆けつけた10万の解放軍を支える後方勤務管理と装備はどうなっていたのか。報道によると、被災地入りした解放軍兵士が口にしたのは、1日1本のミネラルウォーターと干したサツマイモである。兵士の大部分は多機能リュックを所持しておらず、昔ながらの背のうを背負っていた。さらにほとんどの兵士が鉄兜(ヘルメット)もかぶらず、防弾服も着用せず、装備も旧式である。ベトナム戦争は鉄兜をかぶらない中国解放軍兵士が数多く死亡した。民間の建設現場でさえ、ヘルメットの着用は義務づけられているというのに。

・解放軍の装備
さらに問題とされたのはヘリコプターの数である。四川省の成都は大軍事基地であるが、当初ヘリコプターは18機しかなかった。その後各地から調達して、最終的に100機になった。米軍で言えば1個師団の規模でしかないが、これらのヘリコプターはすべて米国やロシアから輸入されたものだ。当初震災の被害状況がつかめずにもたもたしたのは、山間地域や山奥の状況を偵察する手段を持たなかったからだ。つまり空中からの観測ができないので、米軍から提供される衛星写真の助けを借りて震災の惨状を把握した。ヘリコプターが墜落した際も、民間人の赤外線空中スキャナーを使って11日後に発見されたものである。それまで解放軍の装備や素質は高レベルにあると報じられてきたが、実態はかなり旧式だったのに、世界が驚いた。解放軍の動きも鈍く、救援活動はボランティアチームが主導するほどだった。

・現場の混乱
その他指揮系統の乱れなど、多くの弱点も露呈された。特にテレビや写真で見る限り、地元警察やボランティア、空軍・パラシュート部隊、解放軍精鋭部隊などの指揮系統の混乱する様子が明らかに映し出されていた。さらに軍事通信や軍事医療体制などの立ち後れもある。今後は、これら兵士に対する基本的な体制の立て直しが望まれよう。これでは北朝鮮の兵士と同じだ、と言う専門家の意見も的を得ている。解放軍の水準は1940~50年代並というわけだ。災害救助の要諦は指揮系統の統一と「団結」にあるが、解放軍兵士らの動きは「混乱」であった。あまりのひどさに、温家宝首相が関係者を叱責する映像を見て、それが今も頭に焼き付いている。

・中国は兵器の近代化に集中
中国の「漢和防務センター」の記事によると「中国は毎年6000トンクラスの水上戦闘艦を1隻調達、4隻の原潜を就役、年100発近い弾道ミサイルの配置、戦闘機の購入など年間586億ドル(実態はこの数倍)の軍事予算をかけた。一方台湾は109億ドルであり、両国に大きな差ができた」と記載されている。カナダの中国語軍事専門誌「漢和防務評論」7月号は、日本への攻撃を目的とする中国山東省の中距離弾道ミサイル基地が強化されたと報じている。従来の「東風3号」の改良型であるが、これらの対日強化作戦は「日米に対する威嚇を強め、台湾海峡への介入を防ぐため」と記されていた。中国は攻撃用兵器や武器で近代的軍拡を行っていると発表しているが、戦闘機一つとっても、一度飛び出すたびに数百個の部品を交換するなどの整備と技術訓練など、実戦では兵器の扱い方が問題になるといえよう。

・台湾の現状維持
台湾はすでに独立した国家であるが、中国がうるさいので、世界は「現状維持」で良しとしている。しかし馬総統の登場で、かつての国共戦争、つまり蒋介石国民党と毛沢東中共政府による紛争が再燃するとの見方もある。中国は「台湾は中国の一部である」と国民を洗脳しており、今さら「台湾独立」となれば国民統制力がゆるむため黙ってはいられないので、台湾の動きを警戒するが、、本音は現状維持だ。ネットによると、第一回中央内部会議の席上で、胡主席は台湾攻撃を「第1段階:軍事闘争準備、第2段階:軍事的脅威を与える、第3段階:台湾海峡封鎖、第4段階:火力による集中攻撃、第5段階:台湾上陸戦闘」の5段階に分けると発表した。これらの情報が錯綜する中で、今や中国の政治課題は「生活と経済」に関心が集中しているようだ。中国は、グローバル経済による経済発展を成し遂げてきたので、世界との協調なしでは生き残れない。また胡政権の方針は、経済の安定と、地域格差の調和が最大の優先課題となっている。

・民衆の動きが怖い
2007年3月12日、第10期全国人民大会第5回会議の解放軍代表団全体会議で、胡主席は「全軍は国内外情勢の変化に対して緻密な関心を持ち、危機感と使命感を一層強め、自覚的に新世紀の新段階にある我が軍の歴史的使命を履行せよ」と強調した。これらの緊急訓示は、中国政権内部に危機が迫っていることを意味する。周知の通り、中国国内の暴動は年間85000件以上にのぼり、ネット勢力の影響、製造業の不振、不動産・株の暴落、物価高、環境問題、水不足など、複雑な国内事情が目白押しだ。今中国では、我々の想像を遥かに超えた深刻な内部事情が山積している。最近の会議で胡主席がしきりに「状況の変化に応じて、党中央と中央軍事委員会の指揮に従え」と言っているのは、緊急事態に対する忠告であろう。

・日中共生時代
中国は国家の威信をかけ、ありとあらゆる手段を用いて世界に挑戦した。毛沢東はマルクス・レーニン主義によるスローガンを掲げたが、非現実的で内容が伴わず失敗した。江沢民は人民のナショナリズムを煽り立て反日運動を展開したが、一歩間違えれば、人民はいつ中央政権に矛先を向けるか分からないので今のところ取り止めている。そのうち中国の国内事情は悪化の道をたどり、経済発展の裏側では環境汚染が壊滅的な事態になりつつある。空気の汚染で年間40万人が死亡、80%の河川や湖が枯渇し、60%以上の草原が砂漠になり、大部分の森林が消滅した。新聞も読めない7億人、水も飲めない地域に住む4億人の民に、日本の助けがないと解決できない問題が山積していよう。

胡主席は本年6月訪日した際、日中友好協会での挨拶で「中国の今日あるのは、ODAや借款など日本のおかげだ」と述べた。今後の対日政策は「日中融和」という方向に転換する。こうした事情を包含して、今後の中国のあり方、日本の処方が問われよう。中国が日本に助けを求めているのは、大きな壁に直面して、このままでは国がもたないからだ。一方わが国にとっても中国が米国を抜いて第一位の貿易相手国である。今後は本格的な「日中共生時代」の歴史的転換期を迎えたのである。   
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