「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 オバマ次期大統領がダライラマと会見
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成20年(2008年)11月7日(金曜日)
通巻第2376号
(速報)
オバマ次期大統領がダライラマと会見
*****************
6日、オバマ次期米国大統領は、おりから訪米中のダライラマ法王と会見した。
当選直後にあった外国人賓客の第一号がダライラマ法王であったことは、オバマ外交の未来を占う上で重要なヒントを与えてくれる。
ダライラマは中国の人権弾圧と宗教の自由への弾圧、高度の自治の要求などを簡潔につたえて、さらなる理解と支援をもとめた。
上院議員時代にもっともリベラルだったオバマは、人権問題でもっともうるさい活動家でもあった。
中国との関係がブッシュ時代の蜜月ムードから数歩の後退をみせるか、どうか。北京が神経を尖らせている最中の会見となった。
♪
(読者の声1)新 保 祐 司 氏 講 演 会「音楽を通して日本人の心を語る」
鎌倉の秋も深まってまいりました。いつもお世話になりまして有難うございます。鎌倉で11月16日(日)に講演会を催します。
☆
平成20年11月16日(日)
13時30分~16時(午後1時10分開場)
鎌倉生涯学習センターホール(鎌倉駅東口徒歩3分・鎌倉郵便局隣)
講 師 新保 祐司氏 (文芸批評家)
昭和28年生まれ 東京大学文学部仏文科卒業 現在都留文科大学教授
平成19年第8回産経新聞正論新風賞受賞 鎌倉ペンクラブ常任幹事
主な著書『フリードリヒ崇高のアリア』『内村鑑三』『国のさヽやき』『鈴二つ』
『信時潔』『「海ゆかば」の昭和』(編)
資料代 1000円 学生500円
当日先着 280名 予約不要
連絡先 080-6603-5335山内
主 催 鎌倉の教育を良くする会
☆「荒城の月」「冬の夜」など懐かしい歌を聴き日本人の心を思い出しましょう。ご家族ご友人お誘い合わせてご来場ください。お待ちしております。
(鎌倉の教育を良くする会、山内裕子)
♪
(読者の声2) 時期外れの質問ですみません。たしか五月頃に「神奈川県の岡崎俊一さんがお父様の白黒写真百枚(中国侵略戦争時の、と書いてありました)を南京虐殺記念館に寄贈した。」とのネットの記事を読みました。
この写真も中国側の意図でいいように利用されるのだろうと想像したのですが。
この写真を送られた方は共産主義者だから?反戦?お父様の影響?(戦後あちらで洗脳された?)何故今頃になってと不思議に思うのです。この頃もう無くなったのでは?と思っていた共産主義の空気を感じるのです(本、テレビなど)が。
団塊の世代。学生運動をされていた方々の復活?の影響ですか?
先生が記念館を見学された時にその写真は展示されていましたか? 以前の写真は東中野先生のご研究で全てプロパガンダ偽写真とわかっているのに、どうして又そんな事をするのでしょう。寄贈するなら東中野先生など正しい近代史を研究されている先生方に贈られるべきではないのでしょうか。
日本人なら日本の為に大切な貴重なお写真をその為に役立つようにすべきなのではないでしょうか?
(KT生)
(宮崎正弘のコメント)当該の写真展示に関しては、あまりに膨大な点数ですので、分かりかねます。
ひとつ、特色は日本人の協力者の存在です。取材と称して旧日本軍兵士を尋ねていって、聞くふりをしながら、彼ら彼女らの意図通りの誘導に引っかかると、その箇所だけ中国に連絡して、展示させるという、例の左翼特有のやり方。
日本人はともかく利用されやすいのです。
詳しくは『正論』今月号に拙論があります。
♪
(読者の声3)「中国民族問題研究 東京読者の会」のお知らせです。
今回の中国民族問題研究東京読者の会は、中国の大きな人権問題の一つ、脱北者(北朝鮮難民)問題についての貴重なドキュメンタリービデオの上映、そして、日本留学生で南モンゴル(内モンゴル)の人権改善を求めるダイチン氏一家の難民申請について報告を行います。
日時 11月15日(土) 午後6時開場 6時半開会
場所 テイアラこうとう 中会議室A(都営新宿線 住吉駅下車徒歩5分)
http://www.kcf.or.jp/tiara/map.html
参加費 1000円
1、「天国の国境を越えて」(朝鮮日報社作製)脱北者ドキュメンタリービデオ一部上映脱北者(北朝鮮難民)の中国での生活、韓国への脱出等がリアルに撮影されたドキュメンタリービデオを上映します。韓国の保守系新聞社朝鮮日報が作製した作品で、脱北者だけではなく、麻薬密売、人身売買の現状などが撮影されています。
2、ダイチン君一家難民申請の現状報告と訴え
オノフォノド・ダイチン(モンゴル自由連盟党)
中華人民共和国内モンゴル自治区出身で、 同自治区より日本へ留学中のオノフォノド・ダイチン氏は、 在学中に内モンゴルで抑圧されている同胞達の人権改善と、 抹殺されつつあるモンゴル民族文化の保護を求めて中国政府を強く批判、「モンゴル自由連盟党」 の創立に参加し、自ら幹事長に就任しました。この活動により、中国に帰国すれば政治的弾圧を受けることは明らかであり、ダイチン氏はさらにこの活動を日本で持続するため、妻子と共に日本政府に難民認定を求めています。
当日は施設の都合上、先着30名様までとさせていただきます。
ご参加希望の方は、事前に殿岡事務所までファックスにてご連絡をお願いいたします。
連絡先:殿岡事務所 FAX:03-5269-8750
ホームページ http://www.tono-oka.jp/
♪
(読者の声4) 「オバマ大統領に備える」
オバマ氏が名大統領になるのか、あるいは米国民からそっぽを向かれるのか、皆目分かりません。
1.権力基盤論:一般には政治家は安定した権力基盤を持つと強い。それが途上国では軍隊、発展すると社会階層になります。米国の場合はさらに人種があるので問題は複雑です。民族主義では人種は強い基盤になりえます。しかし米国のような他民族国家だと、特定の人種に頼ると他の民族からは反発されて基盤を弱めることになります。そこで八方美人になるとこれもどの民族も不満足になります。
2.民族融和論:これは言うは易く、実現は難しいというか不可能です。
したがって予想と違うと、各民族から新たな不満を生み出すでしょう。
3.逃げ場:ということでオバマ大統領は政治的基盤が弱いように思われます。
4.弱み:オバマ大統領が弱みを意識すると、外国はそこをついてくる。
5.お粗末な大統領選挙:米国は大衆の選挙で最高指導者を選ぶが、企業で社長を選挙で選ぶところはない。選挙制度で優れた指導者が選べるのか疑問である。米国民主主義制度の結果が今回の大統領選挙だとするとオソマツの感を免れえない。
(MARU211)
(宮崎正弘のコメント)米国がいう民主主義というのは衆愚政治、あるいは昨今の流行語でいうポピュリズムです。有権者の劣化現象も目を覆いたくなる現象です。
選挙日にもっとも印象に残ったアメリカの政治風刺漫画(四駒)。
(1)テレビでオバマがチェンジといっている。視聴者がチェンジするためにチェンネルを変えている。(2)同じ場面。(3)同じ場面。(4)テレビを貸しきりにしたオバマがまだ「チェンジ」といっている。視聴者は「だからチャンエルを変えようとしているのだ」(が画面が同じ)。
♪
(読者の声5) 私が呉善花女史の著書を初めて読ませていただいたのは韓国オリンピック、サッカーワルドカップの頃に「韓国?」少し興味を持ち、軽い感じの他の著書(入門編)をいくつか読み始め、しばらくたった頃でした。
その頃、私は「日本は文化全般全てが中国、朝鮮半島から入って来たのか、後進国だったのか・・・」(思えばそれまで読んだ本殆どが向こうの方々の一方的な主張そのものの内容の本でしたから)と日本人として自信を喪失していました。
そんなとき新聞の書評欄に掲載された氏の「日本オリジナルへの旅、伝統技芸の現場を訪ねて」「攘夷の韓国、開国の日本 」を読み、今迄読んだ本とは正反対の日本批評に衝撃を受け(こそばゆいほどに日本、そして日本人の美点を指摘、そして支持。日本人としては批判される事には慣れているものの逆に褒められると少々戸惑いも)日本人自身が気がつかない点も鋭く批評。こんなに褒めて下さって大丈夫ですか?と心配になるほどでした。。
この二冊で私はすっかり日本人として自信を取り戻す事ができました。
それ以後、何冊かご著書を読ませていただきましたが、非常に冷静に日韓関係について書かれている事で、逆に女史の故国に対する本当の思いの強さを感じました。
(韓国は変わらなければいけない!もっと冷静に歴史(事実)を認め、真の日韓関係を築くべき、だと。しかしその後の氏のご苦労は周知の通り。今は日本人となられ、離れた形で別の方法でお力を尽くされているのでは?と思っています。
(KT子)
(宮崎正弘のコメント)日本人、とくに若者を元気づけてくれます。氏の著作は。以前はよくお目にかかる機会が多かったのですが、いま呉女史は拓殖大学の八王子の学舎で教鞭ですので、弐ヶ月に一度くらいしか会う機会がないですが、御元気です。
♪
(読者の声6) 『エルネオス』11月号に掲載された宮崎さんの「上海現地最新レポート」拝見しました。
上海では「ちょっとだけ中国語をしゃべれると現地の日本企業の雇用がある」そうで、そのような日本の若者が数千人もいるとか。驚きです。
浦東に中国最大の金融センタービル「上海環球金融中心」(SWFC)が完成し、地上100階の展望台がオープンし賑わっているとか。森ビルの竹内さんが現地のリーダーとして奮闘してようやく完成、しかし、その竹内さんは完成を目前にして今春急逝されました。何かといわくつきのビルで、日本がつくったビルがNO.1というのは、中国にとって我慢がならないので、目立たないようにしたいのです。「ビルの名称」ひとつとってもアレコレとケチをつけてきていますね。
「大国」ならもっと太っ腹であらねば、と思います。香港財閥のサンフンカイがもっと大きなビルを手掛けるそうですが、いずれ数年後、10数年後には軒並み傾いて、エレベーターはストップし、人も住めなくなる可能性がありますね。日本の建てたビルは大丈夫なんでしょうが・・・。
(ST生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)当該雑誌は会員雑誌なので、なかなか読まれる人が少ないのですが、感想有り難う御座います。あれほど日本人が住んでいながら正確な上海情報が入ってこないのも、面妖な話です。いずれ、単行本に収録したいと考えながら、雑誌の発売期間が切れる来月あたりに拙HPで写真入りで掲載することも考えたいと思います。
出陣学徒慰霊祭催行のお知らせ
**************
来たる11月16日(日曜日)、靖国神社におきまして出陣学徒慰霊祭が行われます。
出陣学徒慰霊祭とは、今を生きる若者が、先の大東亜戦争において、国家の為に散華なされた若き英霊の慰霊・顕彰を学生が行うという全国でも唯一の慰霊祭で、日本保守主義研究会が毎年催行させていただいております。
大東亜戦争という国家危急存亡の秋に、多くの学徒がペンを銃にかえ、自らの身命を擲って敢然と立ち上がりました。彼ら英霊の思いは、我々日本人が決して忘れてはならないものであると確信しております。
この出陣学徒慰霊祭が、過去と現在の日本人を結ぶ精神の架け橋となるよう、僭越ながら期しております。
皆様のご参列を心よりお待ちしております。
第五回出陣学徒慰霊祭実行委員長
早稲田大学政治経済学部2年 本澤雅臣
記
●「出陣学徒慰霊祭」
・日時:平成20年11月16日(日)
・場所:靖国会館2階(靖国会館内遊就館隣)
・第一部 慰霊祭記念講演会 13:30~16:00(開場13:00)
講師:富岡幸一郎先生(文藝評論家)
演題:大東亜戦争下の思想と文藝
・第二部 出陣学徒慰霊祭 16:00~16:30(参集殿集合)
・参加費:社会人3000円 学生:無料 (玉串料込み)。当日参加できない方も玉串料は受け付けております。なお当日参加も受け付けますのでお誘い合わせの上、ご参列下さい。
お問い合わせはinfo@wadachi.jp もしくは 03-3204-2535 まで。
・主催:日本保守主義研究会
●賛同人の先生方(敬称略) 井尻千男 板垣正 伊藤玲子 遠藤浩一 加瀬英明 小林幸子
小堀桂一郎 佐伯啓思 佐藤守 佐藤博志 清水馨八郎 寺尾哲男 富岡幸一郎
頭山興助 中村粲 西尾幹二 西村幸祐 花岡信昭 長谷川三千子 福井雄三
藤井厳喜 藤岡信勝 宮崎正弘 山崎行太郎
恒例「憂国忌」が近づきました
宮崎正弘の三島由紀夫論 三部作!
『三島由紀夫の現場』、『三島由紀夫“以後”』(ともに並木書房)
『三島由紀夫はいかにして日本回帰したか』(清流出版)
宮崎正弘の最新刊
『中国がたくらむ台湾沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円)
宮崎正弘のロングセラー
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ)
(全332ページ、写真多数、定価1680円)
『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との共著。徳間書店、1575円)
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』(KKベストセラーズ、1680円)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
◎小誌の購読(無料)登録は下記サイトから。(過去4年分のバックナンバー閲覧も可能)。
http://www.melma.com/backnumber_45206/
(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2008 ◎転送自由。ただし転載は出典明示。
平成20年(2008年)11月7日(金曜日)
通巻第2376号
(速報)
オバマ次期大統領がダライラマと会見
*****************
6日、オバマ次期米国大統領は、おりから訪米中のダライラマ法王と会見した。
当選直後にあった外国人賓客の第一号がダライラマ法王であったことは、オバマ外交の未来を占う上で重要なヒントを与えてくれる。
ダライラマは中国の人権弾圧と宗教の自由への弾圧、高度の自治の要求などを簡潔につたえて、さらなる理解と支援をもとめた。
上院議員時代にもっともリベラルだったオバマは、人権問題でもっともうるさい活動家でもあった。
中国との関係がブッシュ時代の蜜月ムードから数歩の後退をみせるか、どうか。北京が神経を尖らせている最中の会見となった。
♪
(読者の声1)新 保 祐 司 氏 講 演 会「音楽を通して日本人の心を語る」
鎌倉の秋も深まってまいりました。いつもお世話になりまして有難うございます。鎌倉で11月16日(日)に講演会を催します。
☆
平成20年11月16日(日)
13時30分~16時(午後1時10分開場)
鎌倉生涯学習センターホール(鎌倉駅東口徒歩3分・鎌倉郵便局隣)
講 師 新保 祐司氏 (文芸批評家)
昭和28年生まれ 東京大学文学部仏文科卒業 現在都留文科大学教授
平成19年第8回産経新聞正論新風賞受賞 鎌倉ペンクラブ常任幹事
主な著書『フリードリヒ崇高のアリア』『内村鑑三』『国のさヽやき』『鈴二つ』
『信時潔』『「海ゆかば」の昭和』(編)
資料代 1000円 学生500円
当日先着 280名 予約不要
連絡先 080-6603-5335山内
主 催 鎌倉の教育を良くする会
☆「荒城の月」「冬の夜」など懐かしい歌を聴き日本人の心を思い出しましょう。ご家族ご友人お誘い合わせてご来場ください。お待ちしております。
(鎌倉の教育を良くする会、山内裕子)
♪
(読者の声2) 時期外れの質問ですみません。たしか五月頃に「神奈川県の岡崎俊一さんがお父様の白黒写真百枚(中国侵略戦争時の、と書いてありました)を南京虐殺記念館に寄贈した。」とのネットの記事を読みました。
この写真も中国側の意図でいいように利用されるのだろうと想像したのですが。
この写真を送られた方は共産主義者だから?反戦?お父様の影響?(戦後あちらで洗脳された?)何故今頃になってと不思議に思うのです。この頃もう無くなったのでは?と思っていた共産主義の空気を感じるのです(本、テレビなど)が。
団塊の世代。学生運動をされていた方々の復活?の影響ですか?
先生が記念館を見学された時にその写真は展示されていましたか? 以前の写真は東中野先生のご研究で全てプロパガンダ偽写真とわかっているのに、どうして又そんな事をするのでしょう。寄贈するなら東中野先生など正しい近代史を研究されている先生方に贈られるべきではないのでしょうか。
日本人なら日本の為に大切な貴重なお写真をその為に役立つようにすべきなのではないでしょうか?
(KT生)
(宮崎正弘のコメント)当該の写真展示に関しては、あまりに膨大な点数ですので、分かりかねます。
ひとつ、特色は日本人の協力者の存在です。取材と称して旧日本軍兵士を尋ねていって、聞くふりをしながら、彼ら彼女らの意図通りの誘導に引っかかると、その箇所だけ中国に連絡して、展示させるという、例の左翼特有のやり方。
日本人はともかく利用されやすいのです。
詳しくは『正論』今月号に拙論があります。
♪
(読者の声3)「中国民族問題研究 東京読者の会」のお知らせです。
今回の中国民族問題研究東京読者の会は、中国の大きな人権問題の一つ、脱北者(北朝鮮難民)問題についての貴重なドキュメンタリービデオの上映、そして、日本留学生で南モンゴル(内モンゴル)の人権改善を求めるダイチン氏一家の難民申請について報告を行います。
日時 11月15日(土) 午後6時開場 6時半開会
場所 テイアラこうとう 中会議室A(都営新宿線 住吉駅下車徒歩5分)
http://www.kcf.or.jp/tiara/map.html
参加費 1000円
1、「天国の国境を越えて」(朝鮮日報社作製)脱北者ドキュメンタリービデオ一部上映脱北者(北朝鮮難民)の中国での生活、韓国への脱出等がリアルに撮影されたドキュメンタリービデオを上映します。韓国の保守系新聞社朝鮮日報が作製した作品で、脱北者だけではなく、麻薬密売、人身売買の現状などが撮影されています。
2、ダイチン君一家難民申請の現状報告と訴え
オノフォノド・ダイチン(モンゴル自由連盟党)
中華人民共和国内モンゴル自治区出身で、 同自治区より日本へ留学中のオノフォノド・ダイチン氏は、 在学中に内モンゴルで抑圧されている同胞達の人権改善と、 抹殺されつつあるモンゴル民族文化の保護を求めて中国政府を強く批判、「モンゴル自由連盟党」 の創立に参加し、自ら幹事長に就任しました。この活動により、中国に帰国すれば政治的弾圧を受けることは明らかであり、ダイチン氏はさらにこの活動を日本で持続するため、妻子と共に日本政府に難民認定を求めています。
当日は施設の都合上、先着30名様までとさせていただきます。
ご参加希望の方は、事前に殿岡事務所までファックスにてご連絡をお願いいたします。
連絡先:殿岡事務所 FAX:03-5269-8750
ホームページ http://www.tono-oka.jp/
♪
(読者の声4) 「オバマ大統領に備える」
オバマ氏が名大統領になるのか、あるいは米国民からそっぽを向かれるのか、皆目分かりません。
1.権力基盤論:一般には政治家は安定した権力基盤を持つと強い。それが途上国では軍隊、発展すると社会階層になります。米国の場合はさらに人種があるので問題は複雑です。民族主義では人種は強い基盤になりえます。しかし米国のような他民族国家だと、特定の人種に頼ると他の民族からは反発されて基盤を弱めることになります。そこで八方美人になるとこれもどの民族も不満足になります。
2.民族融和論:これは言うは易く、実現は難しいというか不可能です。
したがって予想と違うと、各民族から新たな不満を生み出すでしょう。
3.逃げ場:ということでオバマ大統領は政治的基盤が弱いように思われます。
4.弱み:オバマ大統領が弱みを意識すると、外国はそこをついてくる。
5.お粗末な大統領選挙:米国は大衆の選挙で最高指導者を選ぶが、企業で社長を選挙で選ぶところはない。選挙制度で優れた指導者が選べるのか疑問である。米国民主主義制度の結果が今回の大統領選挙だとするとオソマツの感を免れえない。
(MARU211)
(宮崎正弘のコメント)米国がいう民主主義というのは衆愚政治、あるいは昨今の流行語でいうポピュリズムです。有権者の劣化現象も目を覆いたくなる現象です。
選挙日にもっとも印象に残ったアメリカの政治風刺漫画(四駒)。
(1)テレビでオバマがチェンジといっている。視聴者がチェンジするためにチェンネルを変えている。(2)同じ場面。(3)同じ場面。(4)テレビを貸しきりにしたオバマがまだ「チェンジ」といっている。視聴者は「だからチャンエルを変えようとしているのだ」(が画面が同じ)。
♪
(読者の声5) 私が呉善花女史の著書を初めて読ませていただいたのは韓国オリンピック、サッカーワルドカップの頃に「韓国?」少し興味を持ち、軽い感じの他の著書(入門編)をいくつか読み始め、しばらくたった頃でした。
その頃、私は「日本は文化全般全てが中国、朝鮮半島から入って来たのか、後進国だったのか・・・」(思えばそれまで読んだ本殆どが向こうの方々の一方的な主張そのものの内容の本でしたから)と日本人として自信を喪失していました。
そんなとき新聞の書評欄に掲載された氏の「日本オリジナルへの旅、伝統技芸の現場を訪ねて」「攘夷の韓国、開国の日本 」を読み、今迄読んだ本とは正反対の日本批評に衝撃を受け(こそばゆいほどに日本、そして日本人の美点を指摘、そして支持。日本人としては批判される事には慣れているものの逆に褒められると少々戸惑いも)日本人自身が気がつかない点も鋭く批評。こんなに褒めて下さって大丈夫ですか?と心配になるほどでした。。
この二冊で私はすっかり日本人として自信を取り戻す事ができました。
それ以後、何冊かご著書を読ませていただきましたが、非常に冷静に日韓関係について書かれている事で、逆に女史の故国に対する本当の思いの強さを感じました。
(韓国は変わらなければいけない!もっと冷静に歴史(事実)を認め、真の日韓関係を築くべき、だと。しかしその後の氏のご苦労は周知の通り。今は日本人となられ、離れた形で別の方法でお力を尽くされているのでは?と思っています。
(KT子)
(宮崎正弘のコメント)日本人、とくに若者を元気づけてくれます。氏の著作は。以前はよくお目にかかる機会が多かったのですが、いま呉女史は拓殖大学の八王子の学舎で教鞭ですので、弐ヶ月に一度くらいしか会う機会がないですが、御元気です。
♪
(読者の声6) 『エルネオス』11月号に掲載された宮崎さんの「上海現地最新レポート」拝見しました。
上海では「ちょっとだけ中国語をしゃべれると現地の日本企業の雇用がある」そうで、そのような日本の若者が数千人もいるとか。驚きです。
浦東に中国最大の金融センタービル「上海環球金融中心」(SWFC)が完成し、地上100階の展望台がオープンし賑わっているとか。森ビルの竹内さんが現地のリーダーとして奮闘してようやく完成、しかし、その竹内さんは完成を目前にして今春急逝されました。何かといわくつきのビルで、日本がつくったビルがNO.1というのは、中国にとって我慢がならないので、目立たないようにしたいのです。「ビルの名称」ひとつとってもアレコレとケチをつけてきていますね。
「大国」ならもっと太っ腹であらねば、と思います。香港財閥のサンフンカイがもっと大きなビルを手掛けるそうですが、いずれ数年後、10数年後には軒並み傾いて、エレベーターはストップし、人も住めなくなる可能性がありますね。日本の建てたビルは大丈夫なんでしょうが・・・。
(ST生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)当該雑誌は会員雑誌なので、なかなか読まれる人が少ないのですが、感想有り難う御座います。あれほど日本人が住んでいながら正確な上海情報が入ってこないのも、面妖な話です。いずれ、単行本に収録したいと考えながら、雑誌の発売期間が切れる来月あたりに拙HPで写真入りで掲載することも考えたいと思います。
出陣学徒慰霊祭催行のお知らせ
**************
来たる11月16日(日曜日)、靖国神社におきまして出陣学徒慰霊祭が行われます。
出陣学徒慰霊祭とは、今を生きる若者が、先の大東亜戦争において、国家の為に散華なされた若き英霊の慰霊・顕彰を学生が行うという全国でも唯一の慰霊祭で、日本保守主義研究会が毎年催行させていただいております。
大東亜戦争という国家危急存亡の秋に、多くの学徒がペンを銃にかえ、自らの身命を擲って敢然と立ち上がりました。彼ら英霊の思いは、我々日本人が決して忘れてはならないものであると確信しております。
この出陣学徒慰霊祭が、過去と現在の日本人を結ぶ精神の架け橋となるよう、僭越ながら期しております。
皆様のご参列を心よりお待ちしております。
第五回出陣学徒慰霊祭実行委員長
早稲田大学政治経済学部2年 本澤雅臣
記
●「出陣学徒慰霊祭」
・日時:平成20年11月16日(日)
・場所:靖国会館2階(靖国会館内遊就館隣)
・第一部 慰霊祭記念講演会 13:30~16:00(開場13:00)
講師:富岡幸一郎先生(文藝評論家)
演題:大東亜戦争下の思想と文藝
・第二部 出陣学徒慰霊祭 16:00~16:30(参集殿集合)
・参加費:社会人3000円 学生:無料 (玉串料込み)。当日参加できない方も玉串料は受け付けております。なお当日参加も受け付けますのでお誘い合わせの上、ご参列下さい。
お問い合わせはinfo@wadachi.jp もしくは 03-3204-2535 まで。
・主催:日本保守主義研究会
●賛同人の先生方(敬称略) 井尻千男 板垣正 伊藤玲子 遠藤浩一 加瀬英明 小林幸子
小堀桂一郎 佐伯啓思 佐藤守 佐藤博志 清水馨八郎 寺尾哲男 富岡幸一郎
頭山興助 中村粲 西尾幹二 西村幸祐 花岡信昭 長谷川三千子 福井雄三
藤井厳喜 藤岡信勝 宮崎正弘 山崎行太郎
恒例「憂国忌」が近づきました
宮崎正弘の三島由紀夫論 三部作!
『三島由紀夫の現場』、『三島由紀夫“以後”』(ともに並木書房)
『三島由紀夫はいかにして日本回帰したか』(清流出版)
宮崎正弘の最新刊
『中国がたくらむ台湾沖縄侵攻と日本支配』(KKベストセラーズ 1680円)
宮崎正弘のロングセラー
http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
『トンデモ中国、真実は路地裏にあり』(阪急コミュニケーションズ)
(全332ページ、写真多数、定価1680円)
『北京五輪後、中国はどうなる』(並木書房、1680円)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との共著。徳間書店、1575円)
『崩壊する中国 逃げ遅れる日本』(KKベストセラーズ、1680円)
宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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http://www.melma.com/backnumber_45206/
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