中国の汚染粉ミルク、被害者9万人超える可能性
中国の汚染粉ミルク、被害者9万人超える可能性
北京 8日 ロイター] 中国の各メディアが報道した数値をロイターが集計したところ、有毒物質が混入した粉ミルクによって健康被害を受けた同国の子どもの数は、約9万4000人に上る可能性があることが分かった。その多くは深刻な状態ではないものの、一部の地域では数日間で被害者の数が急激に増えたケースもある。新華社によると、甘粛省では9月26日時点で健康被害を受けた子どもの数は1万3459人だったが、その1週間前には1695人だった。
これまでに最も多くの被害が報告されているのは、9月末までに3万人以上が健康問題を訴えた河南省。有害物質が混入された粉ミルクを生産していた三鹿集団がある河北省では、約1万6000人が被害を受けている。
10月9日11時18分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000013-reu-int
大人用のミルクにも、メラミンが入っていたらしいです。↓
もう、びっくりはしていない。「ああ、そうだろうね。」って感じ。
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成人向け粉ミルクも、メラミン検出、乳幼児向けの含有量の2倍
【大紀元日本10月6日】乳幼児用粉ミルクおよび液体乳製品よりメラミンを相次いで検出されたことから、中国の企業20社が製造する一般(成人向け)粉ミルクおよびその他の処方粉ミルク製品からもメラミンを検出したことが明らかになった。
中国国家質検総局(以下、質検総局)の検査結果によると、今回検出されたメラミンの含量はこれまでに問題になった乳幼児用粉ミルクに含有された検出量よりはるかに上回るという。その内、石家荘宝城乳業有限公司の製品からは5577・29mg/kg、唐山市龍源乳業有限公司の製品からは5539・76mg/kgが検出された。
*一般成人向け粉ミルク、メラミン含量が乳幼児向けの2倍
質検総局の通達によると、メラミンを検出された20企業の製品は31ロットにわたり、ロット製品は石家荘の「三鹿グループ」およびその所属企業に集中していて、メラミンの最高含量が6196mg/kgだった。また、問題となった製品は「三鹿グループ」のほかに、南山、雅士利、伊利、蒙牛等のブランドに及んだ。
これらの問題ロットから生産された乳幼児粉ミルクの内、三鹿ブランドの幼児向け粉ミルクから検出されたメラミン含量がもっとも高く2563mg/kgだった。しかし、今年の4月3日に同ブランドの亜鉛強化粉ミルクから検出されたメラミンは何と6196・61mg/kgにも達している。一方、湖南省の南山ブランドの粉ミルクのメラミン含量は2200mg/kg~5624mg/kg。
*問題製品はすでに自主回収
通達の中で、問題になったロット製品に関して、関連企業は質検総局の要求に従い、自主回収および払い戻しを行っていることから、現在市場で流通している製品には入っていないことを明らかにした。
医学専門家は、成人の生理機能および飲食構造は乳幼児と異なり、食用ミルクに少量のメラミンが含有されても、体から排出することができることから、泌尿器系結石になる可能性は小さいとの見解を示した。現在、問題粉ミルクを食用して、泌尿器系結石を引き起こした臨床報告の症例はまだない。
*国産乳製品を恐れる民衆
一家全員が三鹿ブランドの粉ミルクを飲んでいる広東省の李さんは、「息子はこれまでに母乳は一度も飲んだことはなくて、粉ミルクで育てられた。息子には何かあったら、絶対に許さない」と訴えた。李さんは、五輪の参加者たちが飲んだ牛乳はすべて合格したものに対して、同じ時期に製造された国内民衆用の牛乳は何故問題になるのか?」と指摘した。
江蘇省宿遷地区の住民は、今回の事件は政府当局の腐敗と無能をあらわにしたとし、ここまで深刻な問題を引き起こしたことに対して、政府当局全体が辞職すべきにもかかわらず、何人かの政府関係者しか免職していないと怒りを表した。
一方、3年7か月間「三鹿」ブランド粉ミルクを飲み続けた江蘇省・蘆さんの息子(4)は、腎臓結石、腎臓嚢腫および胆嚢結石に罹っていることが検査で分かった。また、河北省石家荘・張さんの子供(1歳半)は「三鹿」の粉ミルクを1年近く飲んでいた。今年の5月に、子供は突然に血尿が出て、いろんな病院に入院治療しても良くならなくて、潜血検査では65%の赤血球に異変が生じていて、尿中に大量な結晶が出ていて、子供の治療のために仕事を辞めざるを得なかったと訴えた。
民衆は、有毒粉ミルク事件は子供から成人まで全国に及ぶ問題になっていることから、質検総局、法律執行部門などの無責任と腐敗を非難し、国の制度が悪いと指摘する民衆も多くいる。
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/10/html/d21203.html
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豆乳からもメラミン検出=中国広西チワン族自治区
【大紀元日本10月6日】中国広西チワン族自治区梧州市の食品会社「冰泉公司」はこのほど「中老年牛乳豆漿」「青少年牛乳豆漿」「花生(ピーナツ入り)牛乳」「牛乳栄養麦片(オートミール)」「純豆乳」の5大系列商品の回収を発表した。今回の回収はメラミンと関連があるのではないかとみられている。これらの商品は台湾、香港、マカオ、東南アジア、日本、欧米など十数カ所の国と地区に販売されたという。
広東省「南方日報」によると、インドネシア衛生部門は10月1日、冰泉公司の4種類の商品中豆乳飲料2製品と豆乳オートミール1製品からメラミンが検出されたことを指摘した。含有量は基準値を超え、2・4から36・3倍とさまざま。この他に花生牛乳からも微量のメラミンが検出されたという。
しかし、冰泉公司は回収行為を「安全のため」と言うにとどまっている。
報道では、広州市の各スーパーマーケットではすでに連夜にわたり関連商品の撤去作業が行われ、香港の惠康(ウェルカム)などスーパーマーケットのチェーン店でも全ての冰泉公司商品を回収していると伝えている。
香港食物安全センターはインドネシア方面と連絡を取り、これと同時に関連商品に対する抜き取り検査を行うべきと指摘している。(翻訳・坂本)
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/10/html/d39886.html
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豆乳からも。ああ、そうだろうね。
被害者の弁護をしてはならないというお触れが出ている。
ああ、そうだろうね。チュゴクでは、人民は大事にされない。
権力を握っている幹部と軍部のための国なんだもの。
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「毒ミルク事件の代理人になってはならない」、弁護士に圧力
【大紀元日本10月8日】毒ミルク事件が中国で明らかになると、生産メーカー所在地区の弁護士は当局から被害者の代理人を引き受けないよう圧力を掛けられたことがわかった。ボランティアで法的援助を提供する他地区の弁護士も同様の圧力を受けたという。中国の法治国家への道のりはまだまだ遠いと専門家は分析する。
最初に問題が発覚された三鹿グループの所在地河北省の弁護士は当局から圧力をかけられ、被害者の弁護を引き受けないようと勧告されたという。ほかの地区の弁護士も同事件にかかわらないようプレッシャーを受けたという。
これについて、元山東大学教授の孫文広氏は「政府は有人ロケット打ち上げを大きく取り上げ、科学技術がいかに進歩しているのかを宣伝しているが、社会を大きく震撼させた毒粉ミルク事件の被害者の訴訟と損害賠償を阻止、法治国家を扮しようともせず、最低限の面子も失った」と政府の対応を痛烈に批判した。「この落差は中共統治下の中国がいかに遅れているのかを物語った。中国の法治整備は今後退しており、清の時代よりも遅れている」と憤りを隠せなかった。
北京理工大学の胡星闘教授は、「利益に目が暗む企業が長期的に違法行為を続けることができたのは、現行制度に問題があるからである。中央政府は消費者と弁護士の基本的権利を守り、消費者の訴訟を支持すべきである。でなければ、企業の違法行為はなくならない」と述べた。
中国では、弁護士資格は各省の共産党機関によって管理されているため、上級機関の決定に従わない弁護士は各種の理由で、資格を取り消される恐れがある。
二十数社の国産粉ミルクに有害物質メラミンが混入した問題で、被害者が数万人に上り、1万3千人の児童が入院し、少なく4人が死亡した同事件は社会を震撼させた。その後大手有名企業の製品も相次ぎリストアップされた。これらの製品は市場シェアの60~70%を占めているという。http://jp.epochtimes.com/jp/2008/10/html/d24623.html
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