クラスター爆弾:EUがロシア、グルジアに不発弾処理要請 | 日本のお姉さん

クラスター爆弾:EUがロシア、グルジアに不発弾処理要請

クラスター爆弾:EUがロシア、グルジアに不発弾処理要請

 【ブリュッセル福島良典】不発弾が市民を殺傷しているクラスター爆弾について、欧州連合(EU)が、ロシア、グルジア双方に市民への情報提供と不発弾処理を求めることがわかった。両国はグルジア紛争での使用が指摘されており、不発弾被害を防ぐのが目的。EUは1日からグルジアで停戦監視団の活動を開始しており、英国は、紛争に関する国際調査を実施する際、同爆弾の使用実態も調べるよう求めている。

 グルジアでの使用の疑いについては、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチが(1)8月12日、ロシア軍機がグルジア中部ゴリなどに投下し、オランダ人記者を含む11人が死亡、イスラエル人記者を含む数十人が負傷した(2)グルジア中部で不発子爆弾を発見した--と指摘している。

 グルジアはロシア軍に対する使用を認めたが、ロシアは使用を否定している。

 EU議長国フランスの外務省高官は「不発弾はいつ爆発するか分からず、子どもなどが被害を受けないようにすることが重要だ」と指摘。ロシアとグルジアが投下情報の提供や広報活動を通じて市民の被害拡大を防ぎ、危険区域への立ち入り禁止措置を進めるよう促している。

 実戦での使用は、今年5月末にダブリンで、軍縮交渉「オスロ・プロセス」がクラスター爆弾禁止条約案を採択して以来初めて。ロシアとグルジアは同プロセスに参加していない。欧州議員の中にはグルジア紛争を受け、「両国はEUの重要な隣国だ。特にグルジアは欧州のパートナーになりたいなら、EUの人権の原則に従うべきだ」として、両国に条約署名を求める声も出ている。2008年10月7日毎日新聞http://mainichi.jp/select/world/stopcluster/news/20081007k0000m030141000c.html?inb=yt

EUは、だんだん存在感を増しているように感じる。

グルジアとロシアに、クラスター爆弾の不発弾の

処理を求めた。