頂門の一針 | 日本のお姉さん

頂門の一針

膨大な資金が日本円を狙い撃ち?
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
  中国が米国債を2000億ドル、買い増しの用意と『明報』
(カット)
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留学の夢を食う悪人たち
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平井 修一

留学斡旋業者のゲートウェイ21が経営破綻し、2000人以上の人々が大変な被害に遭った。夢を貪られ、支払った金もほとんど返還される見込みのない方々には誠にお気の毒で、同情を禁じえない。
ワルはどこにでもいるから、本当に用心が必要だ。
留学をめぐるトラブルは昔から珍しくない。結論から言えば、資力・信用のある旅行業者を利用すれば、万が一、トラブルになっても損害は少なくて済む、ということである。なぜか。
 1)大手・準大手旅行業者は鉄道会社を親会社に持っているところが多い。鉄道会社は子会社を倒産させて消費者に迷惑をかけるようなことはまずしない。
 2)旅行業者は国土交通省などの管理下にある。
 3)日本旅行業協会などによる営業保証金制度(被害額からすれば少額だが供託金制度)がある。
 4)大手・準大手旅行業者は国際航空運送協会(IATA)の代理店であり、月2回の銀行決済をする仕組みなので、債務が過大にならない。
旅行業者は、ある程度の規模なら留学を斡旋する能力はあるし、留学ツアーを主催しているところもあるので、よく調べてほしい。
リスクを軽減するには、防衛力をつけることが大事である。業者の「公正と信義」なんかを安易に信頼して、自己の安全をゆだねないこと。「脳内お花畑」ではなく、「この世は腹黒い」「詐欺師と泥棒、強盗の巣窟」「カモネギを狙う奴ばかり」と頭に叩き込んでおいたほうがいい。
以下はご参考までに。
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増加する「留学等斡旋サービス」トラブル
平成17年5月10日 独立行政法人国民生活センター

PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)によると、「留学等斡旋サービス」に関する苦情、相談が増加している。解約をめぐっての返金トラブルが多いが、不適切な勧誘行為や、事業者の不誠実な対応な
ども見られる。

なかには、契約した事業者が倒産してしまったという相談も寄せられている。そこで、増加している「留学等斡旋サービス」に関する主な相談を紹介し、その問題点と利用時のアドバイスをまとめ、情報提供する。
・・・

「留学等斡旋サービス」で提供されるサービスは多岐にわたるが、そのサービス全体を包括的に規制する法律等はない。現状では留学先に関する情報の提供や学校への出願手続きを代行すること等は誰もが自由にで
きる。

一方、「留学等斡旋サービス」で提供されるサービスのうち、旅行業法でいう「旅行業」に該当するサービス内容を含んでいる場合には同法による規制を受ける。

その内容は、「留学等斡旋サービス業者」が語学研修ツアー等を自ら企画し、参加者を募集する形を取るツアー形式のもの(いわゆるパック旅行)や、留学する者が運送や宿泊サービスの提供を受けられるように「留学等斡旋サービス業者」が直接切符の販売や手配をすることなどが該当し、事業者には取引条件の説明や契約書面の交付等が義務づけられている。

・・・
「留学等斡旋サービス」における平均既支払額は50万円を超え、高額であるところ、支払い後に事業者が倒産してしまうケースがあった。倒産した場合、旅行業者として「旅行業法」による登録をうけた業者でかつ、旅行業法の適用になる取引であれば、倒産した場合には、「営業保証金制度」により何らかの対応がなされるが、それ以外の場合には保証はない。
・・・

本件に関する行政への要望について

!)本件については、法律がないこともあって明確に所管する省庁は存在しない。

!)本件トラブルの主因は、留学の手続きや方法等について消費者自らの情報収集が不十分であることが挙げられる。自分の留学目的や語学力、資金力などを考慮し、主体的に(自分で)調べた上で、留学等斡旋サー
ビスの利用を希望する者のみ利用すべきところであるが、消費者にこれらの認識が不足していると考えられる。
そのため、トラブルの減少には、消費者にトラブルに遭う可能性があるという認識を持ってもらうこと及び留学に関する情報不足を解消することが重要と考える。

!)よって、今回は「行政への要望」は行わず、関係機関への情報提供とするが、今後も苦情件数の動向を注視し、トラブルが減少しない若しくは深刻化するような状況になれば改めて検討し、要望する方針でいる。

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藍よ母国に戻れ
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前田 正晶

宮里藍は別段私の勧告を受けて帰国したのではなく、アメリカでのシーズンが終了しただけであろう。満を持して日本女子オープン選手権に出場した。見事に2位タイという成績を残した。

あるアマチュアのシングル・ハンディキャップによれば「1位には往々にしてフロック(flukeである)があるが、2位は真の実力者であることが多い」。であれば、宮里藍は母国に帰って実力を遺憾なく発揮したことになる。

土・日と連続してテレビ中継を途中から見ていたが、宮里の試合振りはアメリカにいた頃とは違って、何か目の上の“タンコブ”というか、彼女を圧迫していた有形無形の圧力から解放されたか、自信ありげであった。

こうなることは十分に予測できたし、あり得ることであろうと思う。私自身は二十有余年のアメリカ会社勤務で経験したことだが、彼らの中に初めて入り共に仕事をする際に感じた圧力(目に見えないプレシャーでも良いだろうが)には予期せざる恐怖すら感じたものだった。

その間何度か本社出張の時に空いているオフィスを借りて1週間ほど仕事をしたことがあった。初めは何事もあるまいと軽く見ていた。

だが、実際には東京事務所と根本的に異なる条件があり、それが目に見えない途方もない圧力としてのしかかってきた。

それは直接の上司であった副社長兼事業本部長の他に彼らが言う"middlelayer"と呼ぶ中間管理職もいるし、もっと上に行けば上席副社長、執行副社長、CEOと経営の幹部が、同じ階ではないまでも在社して仕事をしているのである。

全く関係ないと思っていても、階層を為して上司がいるという事実だけで、実際にそのようなことはないと解っていても、上から抑えつけられているように感じるのである。

W社本社はパーティションで仕切られた個室で構成されており、彼らの身の丈から上は解放された空間である。だが天井には超音波が流されていて下から上がる音が全て吸収されるので、隣の部屋の電話の声すら聞こえない静寂である。その静寂すらも圧迫感を感じさせるのだった。

何を言いたかったかと言えば、宮里藍はこれと似たような空間で仕事をしていたのではなかったにせよ、目に見えない圧力と戦って上で、体力・身体能力に優れた世界各国から目にもの見せてやろうと集まってきた優れた実力者と戦うのは容易ではないと言ってきたことである。

実は、私もアメリカ人の中で仕事をすることに馴れていなかった間は、160センチにも満たない身長では、何か話をしようと思えば常に上の方を仰ぎ見る形なっていた。これは精神的のみならず身体的にも負担であり、余計に疲れを感じさせてくれた。

だが、これも1~2年を経て「アメリカ人何するものぞ」と解った後は、上を向くこともなくなったようで負担ではなくなってきた。アメリカ滞在中の宮里藍を見ていると、この身体的ハンディキャップとも未だ戦っているやに見えた。だからこそ「帰国すべし」と唱えたのである。

5日は確かに手探りには見えたが、アメリカ滞在中とは異なる姿勢で余裕を見せてゴルフをやっていた。だが、最後になって同国人の不動裕理に追われ、また私が最も強敵と見なしていた韓国の李知姫の勝負強さにやられてしまった。残念な結果だったが、私は十分に存在感を見せたと評価している。

この結果から見ても、宮里藍は地位と実力に優れた対抗馬=上司が沢山いるゴルフのアメリカ本社よりも、日本支社で伸び伸びとプレーする方が本領を発揮できるだろうから、このまま支社に勤務することを薦めたいと言いたい。以上

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見られると美貌になる
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岩本 宏紀(在仏)

巴里の女性はどうしてこう粋(いき)なのだろう、と思うことが月に一度はある。
行きつけのスナックでこれを議題にすると、常連客の霊感マダムがすかさずこう答えた。彼女はフランス男性との結婚経験があり、直感の鋭いひとだ。

「それは子供のころから親に厳しく躾(しつ)けられるからよ。フランスのきちんとした家庭では食事の作法はもちろん、階段の昇り降りの姿勢まで言われるの。肥ってくると当然食事制限が始まるし」。
ある会食の席上、こんなはなしを聞いた。

フランス人夫婦が日本を旅行した。すばらしい美人である奥さんは、巴里に戻ってから沈んだ表情で、旦那さんにこう漏らした。
「わたしって魅力がないのかしら。日本ではわたしを見る人が1人もいなかった」。

巴里では素敵なひとがいたら、その人に視線を向けるのが普通だが、日本では即刻「すけべ親父」の烙印(らくいん)を押されてしまう。
この話を聞いていた在仏20年以上の日本人女性がこう言った。彼女は誰が見てもきれいと思う容貌も持ち主だ。
「自分に視線を向けてもらおうと努力しているのですよ、女性は」。なるほど、そうでしたか。美しさは努力の賜物(たまもの)なのですね。

北野武はこんな考察をしている。「田舎娘のような駆け出しのアイドルも、何年か他人の視線に晒されると垢(あか)抜(ぬ)けした女性に変わる。視線は粒子で出来ているのではないのか。粒子がばしばしと当たること
で、きれいな顔になっていくのではないだろうか」。

どんな環境でもとにかくその場の一番美しい女性を口説こうとする性癖があり、数回の結婚経験のある友人はこう言った。「女優がなかなか歳をとらないのはなぜだと思います? 普通の主婦との決定的な違いは、鏡を見る回数ではないかとぼくは思うな」。

美しい女性は他人の視線だけでなく、自らの視線の粒子も使ってきれいに変身しているのだろうか。

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懐かしくない南瓜
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渡部 亮次郎

ビタミンAを豊富に含む。デンプンを糖に変える酵素を含んでおりサツマイモと同様に戦中、戦後の食糧難時代にはコメどころ秋田の農家でもコメの代用食として与えられた。

だから戦時中に育ち盛りだった70歳以上の世代には南瓜と薩摩芋は見るのも厭という人が多い。それでも女性の好物「芋、蛸、南京(南瓜)」と人は言う。今はどうだろう。芋を焼酎に変えて飲んでいる老人は多いよ
うだが。

私の育った秋田県の旧八郎潟沿岸は、沿岸であるが故に地下水位が高く、家の周囲は30センチも掘れば地下水が湧いた。だから畠に植えた南瓜も薩摩芋も水っぽいものしか獲れなかった。お袋の所為ではないが、お袋
が煮る南瓜の味噌汁はことのほか嫌いだった。

一方の薩摩芋。これも水っぽいことおびただしかった。とくに戦争中、政府が栽培を推奨した品種「農林1号」は多収穫に狙いを絞って改良したものだから味が全く良くなかったというより悪かった。加えて水っぽいと来れば救いようが無いではないか。

東京に出てきたら、冬になると焼き芋屋が呼び声高くやってくる。

殆どは青森県からの出稼ぎというのは本当だろうか。彼の売る芋は水っぽくなかったが、最早、芋を食う年ではなくなった。

家人はこういう経験が全くない。「緑黄色野菜は身体にいい」と称してやたら煮たがる。先日は秋田県内2箇所から届いたから堪らない。旧八郎潟沿岸のは勿論、山地のものも水っぽかったので、悪い記憶(代用食の時代)が甦り、咄嗟に鍋ごと捨ててしまった。御免。

南瓜は原産は南北アメリカ大陸。「カボチャ」という語はポルトガル語の「Cambodia abobora」(カンボジャ・アボボラ、「カンボジアのウリ」の意)の後半が略されたものだ。

逆に前半を略してボーブラあるいはボーボラと呼ぶ地方もある。「南瓜」は「南京瓜」の略であるという。秋田ではドフラと呼んでいた。

南瓜の漢字は中国語の南瓜(ナングァ)に由来する。「唐茄子(とうなす)」「南京(なんきん)」という呼び名も使用されることがある。

なお北米では英語でパンプキンと呼ばれるものは果皮がオレンジ色の種類に限られ、その他のカボチャは全てスクァッシュと総称されるため日本のカボチャは「カボチャ・スクァッシュ」と呼ばれるがオーストラリアなど他の英語圏ではこの限りではない。

今、世界で栽培されているのは。西洋カボチャC. maxima、東洋カボチャC.moschata、ペポ種 C. pepoの3種類である

黒皮南瓜や鹿ケ谷南瓜のような日本カボチャ、バターナット・スクァッシュが含まれるのは東洋カボチャ C. moschata。天文年間に日本にポルトガル人がカンボジアから持ち込んだ。

海外品種のカボチャ(ペポ種)。ハロウィンでおなじみ。ハロウィンにアメリカで強盗と間違えられて誤射されて死んだ日本の少年の事件があった。

日本には冬至(12月22日ごろ)にカボチャを食べる風習がある。この日に柚子湯に入り、冬至粥(小豆粥)や南瓜を食べると風邪をひかないと言われている。中国北方では餃子を、南方では湯圓(餡の入った団子をゆ
でたもの)を食べる習慣がある

メキシコにはカボチャの種子をすりつぶしたソースで肉や野菜を煮込んだ、ピピアン(pipian)という伝統料理がある。また、種子から食用油(パンプキンシードオイル)が取れる。
アメリカ合衆国ではシナモンやクローブなど、パンプキンパイに用いる香辛料とカボチャを使って醸造したビールが生産されている。
日本では北海道での生産量が多いというが飲んだことはないし見たことも無い。見たくも無い。失礼、南瓜様。2008・10・04
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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話 の 福 袋
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 ◎高さ1000m以上、ドバイに世界一の超高層ビル計画

【カイロ支局】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府系不動産開発最大手ナキールは5日、ドバイに高さ1000メートル以上の超高層ビルを建設する計画を発表した。
AP通信などの報道によると、超高層ビルは4本のタワーで構成され、地上200階以上。同社はこのビルを中心とする新市街の2020年完成を目指している。
現在、世界で最も高いビルは、ドバイに来年9月の完成を目指して建設中の「ブルジュ・ドバイ」。最終的な高さは公表されていないが、9月初めの段階で地上160階、約688メートルに到達。
2位は台湾にある508メートルの「台北101」だが、新たな超高層ビルは、これらをあっさり抜くことになる。10月6日11時27分配信 読売新聞

 ◎ 銀行貸し渋り 金融相が懸念

中川昭一財務相兼金融担当相は5日のフジテレビなどの番組で、世界的な金融不安の影響に関連し「メガバンクが地方の中小企業から(融資を)一斉に引き揚げており、要は貸し渋りだ」と懸念を表明した。
役割の異なる金融庁と中小企業庁とがチームを組んで全国を回り、中小企業融資の実態把握を急ぐ方針を示した。
中川氏は「(金融機関の)リスク回避を誘導するような金融監督行政では駄目だ」と指摘した。
米国で10日に開催されるG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)に関しては「この事態に対処する責任は日本も持っている」と欧米との連携姿勢を強調した。
具体的な協調の在り方は「今週どういう動きが世界中で起こるかを冷静に見たい」と述べるにとどまった。10月6日8時3分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 ◎関東直下の岩盤、地震の源に=太平洋プレートの破片-産総研など

関東平野の直下30~100キロにある岩盤が、東から沈み込んでくる太平洋プレートが割れた破片の一つであることを、産業技術総合研究所など日米の研究チームが突き止めた。
この岩盤は関東大震災など、首都圏直下で起きる深い地震の源にもなっているという。論文は5日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに掲載された。
産総研活断層研究センターの遠田晋次研究員らは、気象庁や防災科学技術研究所の30万件に上る地震データなどから、地下の構造を詳しく解析。
これまで、南から沈み込んでくるフィリピン海プレートの先端だと思われていた、関東平野の直下にある厚さ25キロ、幅100キロの岩盤が、実は太平洋プレートが破断した破片であることが分かった。 10月6日2時29
分配信 時事通信

 ◎NYタイムズ紙に反論投稿 麻生首相批判社説で

【ニューヨーク=長戸雅子】5日付の米紙ニューヨーク・タイムズは投書欄で、「麻生太郎首相は中韓との関係強化に貢献してきた」とする兒玉和夫外務報道官の投稿を掲載した。
同紙は9月25日付の社説で「麻生氏は外相時代、中韓との関係を損ねた」と論評していた。
中国との関係について兒玉報道官は「日中関係を飛躍的に改善した戦略的互恵関係の構築を立案し、進展させた」と強調し、韓国との関係についても「建設的で未来志向の関係構築に務めた」と反論した。
さらに麻生首相が国連総会で一般討論演説を行った後、韓国の外交通商相だった潘基文国連事務総長と会談した際、潘事務総長が両国関係改善のための麻生首相の努力に感謝していたと指摘した。
同紙は麻生首相について、「好戦的な民族主義者」で「日本の植民地支配を称賛し、第2次大戦での残虐行為を正当化した」と決めつける社説を掲載していた。産経新聞 2008.10.6 01:54

 ◎【メラミン混入】内モンゴルでも容疑者拘束

6日付の中国紙、北京日報によると、中国で粉ミルクに有害物質メラミンが混入された事件で、内モンゴル自治区フフホト市は5日、同市警察当局がメラミンの販売や混入にかかわった容疑者6人を拘束したと発表
した。これまで高濃度のメラミンが検出された粉ミルクを生産していた三鹿集団のある河北省で集中して摘発が行われており、同省以外での身柄拘束は初めて。内モンゴルは乳製品大手の伊利や蒙牛の拠点で、6人はこれ
らの企業の乳製品にメラミンを混入させた疑いが持たれている。  (共同)2008.10.6 13:11

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反     響
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 1)今後の情勢として、中国が崩壊する危険性が極めて高いと認識しておくべきと著名なエコノミストは警告しています。その理由の主たるものは、今後の中央政府のコントロールはまったく不能になるとということです。現在、隆盛の真っ只中にある上海や北京、香港などの一部主要都市だけに目を奪われていては大局を誤ります。
北京オリンピックは成功裏に終わりましたがそこには隠蔽されていた問題も数多くあり、あの四川の大地震の救済策は放置されたままです。
また、農村・少数民族・宗教などによる紛争の絶えない状況とさらに食品偽装を中心にする偽装工作はあらゆる業種に及び輸出は先細りサブプライムローン問題がそれに追い討ちを掛けています。今後の社会不安は
目の前に来ています。こうしたことを考えれば、進出企業は次のことに留意すべきと警告して
います。
 1)工場や機械は捨てて、自分の命だけを守ることを徹底すべき

 2)日本人駐在員に帰国用航空チケットを手配すべき
 
 3)地方都市にいる駐在員は大都市に逃げ込むべき

など具体的に警告しています。

 1)崩壊した場合には、当然会社財産は持ち出し出来ません。これに一々日本の本社にお伺い立てていては自分の命が危うくなります。日頃から最悪の事態への準備が大切と説いています。

 2)帰国用チケットは、必ず外国の航空会社、とくにアメリカ系航空会社のチケットにすべきで、有事の際の政府のバックアップは日本の外務省ではまったく頼りにならない。アメリカ経由でやるべきだと説いています。

 3)地方都市ほど危険性が高く、少数民族の過激派、北朝鮮からの大量難民など紛争の種は数多く存在するとのことです。
中国人民は13億人、広大な国土などこれらを統制してきた中央政府に国民は政治と経済の矛盾が極度に現れた格差に早晩反乱の危機が起きるのは目に見えています。
あの旧ソ連のペレストロイカを行なった崩壊もそうでした。ほころびは徐々に大きくなりつつありますが、共産党政府はそれを秘密にして表に出しません。それが中国という国の姿でしょう。 岡目八目

 2)しかし、人間の良心のかけらも見られないだらしない中国人の関係担当者には、ドイツ人の爪の垢でも煎じて飲ませたいですね。

SZの9月下旬の記事によりますと;蛋白質を増やそうと、水増ししたミルクに添加された有害物質メラミンで、中国では短期間に5万人以上のの乳児が病気になり、4万人は退院しているそうですが、まだ1万3千人が入院していて、医師団は言葉がない状況とあります。
この問題は、新しい問題ではなく、以前から知られていた毒性の問題でした。
既に、4人の乳児が死亡しています。腎臓障害をきたし中毒の内臓機能不全症状が出ます。苦しむ 罪のない 乳児を思う時、誰でも怒りと許せない思いになりますが、大きな怒りと心配で呆然とした母親達が不健
康な乳児を抱いた、大きなカラー写真が載せてありました。
2006年の時点で、輸出用の、家畜飼料に、蛋白質偽造メラミンが添加され、この毒性は公安当局に報告されて、政府にも知られていましたが、北京・オリンピックに影響が出ないようにと、隠蔽されていたようです。
明るみに出たのは、勇気ある地方当局の中国人が今年の8月下旬に内部告発したからです。
担当官を更迭した程度の対処に、大きな疑問があり、時代に追いつけず、矛盾に満ち満ちた弱い中国経済構造を憂い批判する記事でした。  ミュンヘン在住 永冶ベックマン啓子

 3)その1 中国の害悪と水
> 明(みん)の十三陵にて
>
>           渡部 亮次郎
> それが毛の死とともに一気に「4つの現代化」の手段として開花したのが 経済の改革開放化だったわけだが、あまりの急速な資本主義化の結果、様々な矛盾が表面化している。
>
資本主義を経験したことの無い現在の共産党幹部にとっては、化学工場が稼動すれば有毒な廃液や空気が排出し空気や飲料水を汚染するという単純な理すら分らなかった。>

私,「資本主義を経験したことの無い現在の共産党幹部」という部分は確かにあると思いますが,もっと根源的に中国人の本質の部分で,こういうことになるのは当たり前と思っています。
化学工場に限らず工場が稼働すれば有毒な廃液や空気が排出し空気や飲料水を汚染するということは中国に限ったことではありません。
日本でもかつて水俣病などを経験し,我が家の目の前の多摩川では,悪臭を放つ洗剤の泡が,川面を舞っていました。さらに遡れば,19世紀産業革命を迎えた大英帝国においても,自然はずたずたに破壊されました。
問題は,国家が国民のため,どこで歯止めをかけて公害を防止する方策を取るかというところだと思うのですが,私の親しい中国人がかつて私に言ったこんな言葉を思い出します。

日本人は,いろいろあるにせよ国家がなんとかしてくれると思っていて,当てにしている。しかし,中国では,国家とは,国家権力を握った者たちが私利私欲を尽くすためのシステムであり,国民のことなんか全く考
えていない。したがって,中国人は国民のだれも国家を当てにしていない。

 さて,本編の中にこんな件りがあります。

「いずれ中国では皇帝のために庶民は死ぬという哲学。金持ちは飯を食い、貧乏人は餓死するのが当然という社会。そうではいけない、固いメシを粥に展ばしてみんなが等分に生きる社会を築こう、という毛沢東の思想が人口に膾炙した理由が、金の金盥を見て、なんとなく理解できた」。

前半の部分,私の知人が言ったことと重なりませんか。「権力を握ったものが何をしても良い」のが中国人であって,一瞬毛沢東は中国民衆に「そうではない」という「夢」を与えましたが,結局彼も文化大革命を引き起こしている。明の十三陵の時代から何も変わっていない。

いやもっとそれ以前からでしょう。現在の中国は,結局中国本来の姿に完璧に戻っただけだと思うのですが,いかがでしょうか。

明や清の代わりに「中国共産党王朝」ができただけということです。彼らは,自分たちさえ良ければ他人がどうなろうが関係ないし,いざとなれば,外国へ逃げ出します。だから,自分たちが住む環境をぶっ壊しても,無頓着なのです。

 前述の中国人,こんなことも言っていました。

「文化大革命で歴史的建造物や仏像,古文書を破壊したと日本人は非難するけれど,中国ではそんなこと昔から当たり前。秦の始皇帝は焚書をやったでしょ」。

> だから、そういう奴が出たときにどうすれば国際世論を納得させる方法 があるのか、予め考えてもいなかった。仕方ないから中間管理職を死刑 にすれば許してもらえると見た。だが駄目だった。メイファーズ<。

一時,私は嫌いな表現ですが,KY(空気を読めない)という言葉が日本で流行りました。まさに中国人にぴったりの表現ではありませんか。彼らの辞書には,「気配り」とか「遠慮」とかいった単語もありません。
「信用」とは相手を言いくるめて騙すこと,「友人」とは単に会ったことがあるだけの人というのが彼らの辞書に載っている意味です。

> 石油や原子力などエネルギーの代替物は存在するが、飲み水の代替物は無い。飲み水を握った民族が世界を支配するという事をわかっていない<。

私,本当の意味での持続的な経済力や技術力において,中国が日本を絶対追い越すことはないと思う根拠のひとつが,ここでご指摘されている「水」です。

前出の中国人が言っていましたが,日本に来て驚くことのひとつに,水道の水がそのまま飲めること,さらに,飲料水が便所の洗浄水として使われていることであると言っていました。なんと日本人は水を無駄にするのだろうと思ったそうです。

私自身,かつて韓国で暮らしたときに,酒を飲むための氷を作るのに湯冷ましを作っていたことを思うと,日本は本当に恵まれた国だと思います。

水について本当に不思議なのは,日本の経済評論家やエコノミストといった人達,いや日本に限りませんが,中国の経済活動は「水」がボトルネックとなってばったり止まるということを,だれも指摘していないことです。

あ,宮崎先生がいらっしゃいますか。ただでさえ水が少ない国なのに,公害で使える水をどんどん少なくしてしまっている。「飲み水を握った民族が世界を支配する」というご指摘はまさに炯眼であり,日本がなぜ世界を引っ張っていられるのか,単純明快,簡潔にするどく指摘されていらっしゃいます。

台湾がなぜあそこまで経済発展できたのか,日本の植民地時代に行なわれた治水事業がその基盤でしょう。また,6年前の2002年にマルタを訪問したとき,1975年に訪問したときに比べて観光客が激増しているのにび
っくりしたのですが,現在マルタでは海水淡水化設備を導入しているとのことです。観光客を多く呼べるようになったということです。2002年に訪問したときは5か月雨が降っていないというのに,全く水では困りませんでした。

このように,世界の先進国,シンガポールはちょっと危ないですが,例外なく水では基本的に困っておりません。例えば,ストックホルムのお値段高目のレストランに座ると,日本と同じようにだまってただで水が出てきます。日本と同様に,しかも小国の北欧諸国がなぜ世界にインパクトを与えられるのか,「水」を抜きにしては考えられません。

その2 カイロプラクティック

 またまた前田正晶さんの書き込みに反応いたします。
>  2)昨日漸く思い立ってこの地区で信頼するカイロプラクテイックの林先生に治療して頂きに行った。この先生の治療法はよくある骨をポキ ポキ鳴らすような何となく痛みを想像させる方法ではなく、仙骨(脊柱の最も下部にある三角形の骨)を調整して「整体」を行うのである<。

カイロプラクティックに行って「整体」を施してもらったというのは,なかなか鋭いところを突いていらっしゃいます。カイロプラクティックと整体,その発祥は全く異なるのですが,やっていることは本質的な部分で一緒です。

> そこで早速行ってみた。先生の診断は何時もの通りで「頸骨がずれて顔が正面を向いておらず、背骨もかなり湾曲している」とのことだった。そこで先生は暫く仙骨を指で長押しされた。するとその間にどうやら体内の血流が勢いを増したかのようで全身が温まってくる。

その後は上向いて寝ながら腰骨を両側から器具で数分間矯正して終わりである。台から降りて真っ先に感じるのが世界が明るくなって目が良く見えることと、身体の重心が変わって楽に歩けることである<。

私,実はこの5月から整体師として池袋の駅前で活動しているのですが,この辺りの記述,どのような施術であったか良くわかりますし,非常に参考になります。私自身,骨をポキポキ鳴らすようなことはほとんどせず,
例えば,腰痛のお客様には仙骨と寛骨の接合部である仙腸関節を指先一本でほぐしたりしています。たまたまこの指一本の手技を発見したのですが,これがまた,人さし指でやっているとは信じられないくらい,奥の方まで効くのだそうです。痛気持ちいいという感覚ですね。無責任な書き方ですが,私自身腰痛持ちではないので,お客様の感想が頼りです。
私も経験が浅いので実績はまだそんなにありませんが,それでも,出産後3年間腰痛で苦しんだ女性,五十肩で包丁を握れなくなってしまった板前さん等の痛みを軽減しています。特に板前さんは,1回の施術で包丁が
持てるまで回復しました。これは私自身びっくりしました。

> 約15分ほど歩いて帰宅すると、それまで何処かに蓄積されていた疲労> がドッと出てきて、猛烈な眠気に襲われて昼寝をしてしまった。それから覚めて午後3時過ぎ。気分爽快までには至らないが、常人になった感
覚であった。<

これは「揉み返し」とか「好転反応」とか呼ばれている現象ですね。わたしの場合さらに,施術中に寝てしまうお客様が非常に多いです。いびきをかいて爆睡しているお客様もいらっしゃいます。どうも,副交感神経を刺激するようです。

> だが、それだけで完全に治ったわけではなく、ここからは先生に解放> に向けて頂けた身体を自力で元のように戻すことをせねばならない。これには多分に自分の気の持ちようが影響するので、すぐ怒ったりしな
いよ う、自戒せねばならないのである。<

歩き方もお気をつけ下さい。かかとを引きずるような歩き方は禁物です。それから呼吸法です。腹式呼吸を実践するだけで全然違います。

> それでも、漸く2ヶ月ほど悩まされたモヤモヤから解放された本日は、> 天候も回復したことでもあり、先ほど暫く歩いていなかった高田馬場方面 に散歩に出て、1時間ほど町の変化を眺めてきた。<

本当は私がこんなことを書いてはまずいのですが,自律神経失調症に加え,うつ病との因果関係も最近わかってきています。うつ病に罹ると痛みを抑制する物質といったら良いのでしょうか,その分泌が少なくなり,
腰痛等の痛みを強く感じるようになるそうです。
したがって,精神科あるいは心療内科でうつ病の治療を行なうと腰痛も改善します。逆に,整体等で腰痛の施術を受けると,経験的にうつ病に好影響がでることもわかっています。
それと,私自身モヤモヤというか倦怠感にここ数年悩まされてきたのですが,整体師と活動するようになって,私自身体が軽くなったというか,気持ちが前向きになりました。辛い思いをしていたお客様が私の施術で
苦痛から解放され感謝していって下さる。こういうことが気持ちを前向きにしているようです。不思議なものです。

> 因みに"Chiropractic"=カイロプラクティックは「脊柱指圧療法」と> 辞 書にある。86年に廃人の手前まで行っていた交通事故の被害の後遺症で ある自律神経失調症から出た神経性下痢を、たった1回の治療で治して下さったのはこの先生とは別人の野路秀樹先生である。野路先生に診て頂きに行くのは最後の最後の手段であると考えている考えている名手である。以上前田正晶 (つづく)<

カイロプラクティックと整体はどこが違うのか,整骨院と整体は違うものなのか,ぜひこちらをお読み下さい。いろいろ調べてまとめてみました。
http://www.kotsuban.jp/method.htm

>
> 身 辺 雑 記
Chiropractic"=カイロプラクティック(手技)を知る人と知らない人では幸福度において雲泥の差がある。特に交通事故の後遺症、腰痛には覿面だ<。

急性の場合,1回の施術で痛みを取ることも可能です。しかしながら,慢性化しているとその期間に比例して,回復までに時間がかかります。ですから,腰に違和感があるとか肩こりがひどいと思ったら,放置しないですぐに施術を受けるべきです。

それにしても,整形外科に行ってどうにもならず,当方に来られるお客様のいかに多いことか。そのようなお客様が必ず言うのは,「鎮痛剤と湿布薬を処方してもらっただけ」ということです。
本当は整形外科でカイロプラクティックあるいは整体が有効な症状なのかどうか判断してもらい,それで施術するのが理想なのですが,日本の整形外科医のほとんどが,カイロプラクティックあるいは整体に背を向け,敵視しているほどです。
その証拠に,前述のページに解説しているように,日本ではカイロプラクティックは欧米のような資格として認められておりません。
しかしながら,骨盤が歪んでいると足の長さが左右2センチメートルも違うことがあるのですが,整形外科医がそのような簡単な判断もしていないことが,お客様からの聞き取りで良くわかります。
ちなみに足の長さを揃えるには,骨盤自体に物理的に力を加えてもちろん改善しますが,大腰筋の緊張を取ることによってかなり改善します。
ただし,慢性化している場合1回だけの施術では元にすぐ戻ってしまいます。足の長さの違いは,靴のかかとが片減りしていないかどうかで,自分自身で簡単に判断できます。

> ただし偽者も多いので前もって確かめる事。カイロ40年の経験者は語> る、である。<

他のカイロプラクティック,あるいは整骨院へ行って頚椎症にされてしまったお客様が2人来ています。

前述のページに解説しているように,カイロプラクティック及び整体は国家資格ではありません。すなわち,勝手に名乗って開業できます。気功もそうです。
マッサージ,按摩,指圧,鍼灸,柔道整復(骨接ぎ)は国家資格が必要です。しかしながら,マッサージの場合本当に有資格者がやっているのかどうか疑わしい場合が多いのと,
柔道整復はこの10年で専門学校が7倍に激増し,当然教える側の質も落ちて無資格者が教えていたことが最近発覚したりしています。実際,頚椎症にされてしまった事例も見ています。鍼灸師も,本当に上手な人は少ないです。結局,口コミで探すか,Webページに書いてあることを読んで判断するか,そのいずれかに頼らざるを得ません。荒木純夫(プラハにて)

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身 辺 雑 記
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6日の東京湾岸は雨。散歩を階段の昇降に切り替えた。なれた所為か、翌日も腿が痛まなくなった。日暮れ近くなって一旦は上がったので散歩。夕方久しぶりに入浴した。いつもはシャワーのみ。
インターネットで渡部亮次郎を検索したら、なんと10万件以上の記述が出てきたので驚いた。メルマガだけでなくブログからも小生の文章を引用していって種々論評している。論評されている事を知らなかった。知っ
たからとて如何にもできないが。

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