論戦
論戦(国民年金の花柳な生活)
http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=514369&log=20081002
「麻生内閣メールマガジン」の創刊準備号が来た。今度は動画が主体となる。小泉内閣が「首相官邸」を創刊した頃は動画等思いも付かなかった。インターネットはダイヤルアップが普通で高速回線といえばISDNしかなかったのである。
それでもネットによる情報発信という発想が新鮮で、中年の消費者がPCに親しむ契機ともなった。私はこの時、PCと聞いただけで尻込みしていた小父さん、小母さんを「首相官邸」で釣ったから尚更忘れられない。
初代の編集長は安倍晋三氏であった。その後、内閣は変わったがメルマガのスタイルは変わらなかった。今度のメルマガが動画「太郎ちゃんねる」を設けたのは麻生首相らしい発想だがブロードバンドの普及がそれを支えている。
昨日は国会論戦を久しぶりに見た。昔は与野党とも論客が多く予算委員会の中継は時間のある限り見ていたが、近頃のそれは、あらかじめボードに記入したグラフ等をカメラの方に向け、自己アピールに力を入れた質疑が多く、「論戦」になっていないから見る気がしなかった。
昨日は麻生首相の挑戦状を受けて立った小沢党首の質問演説なので一部始終を視聴した。余程の閑人でなければやらない事を実行したのである。小沢氏の質問は「所信表明」であったが、「今の税金の使い方を許すのか、それとも、税金の使い方を根本的に変えるのか」という部分は共鳴出来た。
今日の新聞各紙は一斉に小沢氏の主張を取り上げているが、各社夫々に温度差がある中で共通しているのは民主党の外交、安全保障政策である。
《小沢氏は外交・安全保障政策に関して「日米同盟を基軸としつつも、最終的には国連の平和活動によって担保される」などの原則論しか示さなかった。私たちも給油延長法案への対応などを聞きたかっただけに、小沢氏の「答弁」は残念である。(日経)》という様に肝心な所は曖昧のままであった。
国連が常任理事国の勝手気侭で動かされている事は周知の事実であり、全く頼りにならない機関であるにも拘らず、此処に縋り付いている根拠は彼らの主張そのものが空虚である事を示している。
若し選挙の結果が巷間噂されている様に民主党の圧勝に終わった場合、この国は何処に流されて行くのだろうか。又、今は目立たぬ様にしているが、「定住外国人の地方参政権付与」という極めて危険な問題もある。これを隠した侭選挙に臨んではならぬ。