アジアの街角から
▼▽ 表上海!裏上海? ▽▼
☆ 北京オリンピックと上海 ――― 半日半華人さん
北京オリンピック無事閉会、異国事情を知らぬ友人知人は
「上海も大盛り上がり」のオリンピック景気と勘違いしているよう
だが、現実は違う。
街中大型スクリーン設置やサッカー競技開催に、日本領事館
「交通規制及び不慮の騒動」注意警告も空振り、異国株投資TVは
連日低迷を告げるのだった。
(カット)
期間中の異国の街の風景に変りは…なかったのか。
先ず、日が暮れると色とりどりに輝く異国夜の巷に、何故か
一色足りない?…=ピンク色。ピンク照明といえば、ガラス越しに
ボディコン小姐が客待ちのH系床屋の代名詞だが→全部消灯。
(カット)
そんな頃、スウェーデンの友人から連絡があった。
「ブルーベリーの収穫に何百人もの異国人が、
しかも農夫じゃないホワイトカラーが!」
MMMM…分かるような気がする。
実はオリンピック期間中、休業命令を受けた中小の貿易・運搬など
関係業界は死活問題、現在多数倒産の噂あり。倒産の危機
回避に「社員旅行」名目の海外出稼ぎツアーの可能性は、
巧みな生残りの知恵と賞賛すべきだろうか?違法労働と批判
すべきだろうか?ーーーそこが問題。
(カット)
テロ対策と財布の因果関係?
現在の異国法ではパスポート携帯の義務…
(カット)
さて、ここまでは異国における異国の為の異国事情だが…
皆様は気象コントロール○○ミサイルをどう思います?
(カット)
しかも超不思議な事に、天候の崩れに影響?
衛星放送受信不可のメッセージが液晶画面上、
けれどオリンピック放送時間になると完全復活!?は、
喜んで良いのか?怒って良いのか?
ところが「ツケは必ず支払うモノ」24日の閉会日の翌日は
大洪水(被災?)。
(カット)
豪雨(暴雨)は30分程度で上がったが、嫁からの電話では
マンションを出た処が…湖。膝丈までズブ濡れの通行人が
「ここから先は止めたほうが良い。戻ったほうが」と勧めたと言う。
急開発のツケは既存の下水管(排水溝)を潰し広範囲に水害、
しかも水に浸かった車は次々にエンスト&事故多発で大渋滞。
いつもはタクシーで15分の距離が2時間かかる有様で、
高級ホテル宿泊客は、来る筈もないタクシーを只管待つ
缶詰状況の半日牢獄。
しかし、異常気象は、数日後Nippon本土も大雨被害と聞いて
不吉な予感。
日本と異国、本日異国が雨なら翌日Nipponが雨…ということは
今回偶然だろうか??
異国が自国内の大空に気象制御ミサイルでドカ~ン!
日本全土ザザァ~大雨で経済的被害も軽微じゃ済まない
体験学習。
飛来するミサイルなら迎撃可能かもしれないが、雨雲は
大型扇風機で進路変更なぞできるはずもなく、まるでSF的
発想とお笑いかもしれないが、
フフフッと不気味笑い総理の日中円満外交から、突如の辞任劇、
今後どうなる日中関係…異国クシャミは日本が風邪とならぬよう
祈って今回〆させて頂く。
= この稿おわり =
┃▼▽ インド事報 ▽▼
☆ 金融危機・・中国に注意! ―――― はぐれ雲さん
日欧米の主要中央銀行が協調し、総額1800億ドル≒19兆円
規模の金融危機緊急対策を決めた。
そのお陰か、各国株式市場は大幅に反発している。
今週は金融危機対応策を発表しては市場が反発し、次の日には、
その効果が疑われて市場が急落する、その繰り返しである。
ロシア株、最高値の株価に比べ半値以下に急落、ロシア政府は
2兆円規模の緊急株式市場安定策を発表した。
中国も緊急対策を打ち出し始めた。だが、金融危機は全世界に
波及しだし、日に日に深刻な状況になりつつある。
問題は中国だ。上海総合指数、連日揺れ動いている。
昨年10月に6124ポイントの最高値を記録して以来、乱高下
しながら急下降し、「下げトレンド」が強まっている。9月18日は、
一時6.5%下げ、1816ポイントまで下げた。
最高値の三分の一である。
19日は9.5%反発、2075ポイントである。気になるのは
「上げ下げの幅」が大きくなっている点にある。もっとも、
今日の上海・香港の株価急上昇は、中国政府の株式購入に
際しての税金免除などの緊急対策を反映したものだろうが、
どれほど効果が出てくるか…。
短期的な効果しかないだろう。基本的解決策にはならない。
過去の恐慌は、「下げトレンド」の中で株価は「上げ下げ」を
繰り返し、その「幅」が段々大きくなる。下げ幅が大きくなり、
それを跳ね返す「反発力」が弱くなり、「下げ」が止まらなくなる。
ある日、支えていた紐が切れた時のように株価はストーンと激落、
市場は地獄化する。同時並行的に金融機関が破綻し始め、
取り付け騒ぎが始まる。これが従来の恐慌のパターンである。
中国、バブルが弾け出している事は間違いない。急激な経済
成長を続けてきたが、金融機関にどれほどのリスク・マネッジ
メント能力があるのか?極めて疑わしい。
今まで「行け行けドンドン」経営スタイルの金融機関は多いだろう。
資本主義経済インフラはまだまだ未熟だと思う。インフレ対策として
採られている高金利政策、企業の経営は苦しいはずである。
資本力の小さい中小企業は言うまでもない。
アメリカ景気後退の影響で、アメリカ向け輸出依存の企業は危機に
立たされている。かなりの数の弱小企業が淘汰されることになる。
地方省政府主導による無秩序な固定資本投資・不動産投資も
先行き危うい。
中国から脱出する外資も増えている。
経済を見る上で重要な指標の一つである鉄鋼。中国の在庫は
1億トン以上と膨らんでいるらしい。原料である鉄鉱石の輸入量を
減らすという情報があった。
原料価格高騰の中で、資金難から在庫品を安値で投売りをせざる
を得ない企業も続出するだろう。鋼材の国際価格が下がるのも
時間の問題と思われる。当然高止まりしている鉄鉱石専用船の
海上運賃も急落するだろう。
ミルク・メラミン混入事件の影響も大きいだろう。中国製品に
対する不信感は益々広まり、他の製品の輸出減少に繋がる
可能性がある。規模が大きいので、‘量’という意味で国際市況に
与える影響は大きい。
中国政府は、どのぐらいの危機管理能力を発揮できるか、
極めて疑問である。
救済対象企業が多過ぎ、また、その規模が大き過ぎる。この1年の
株価大幅急落により資産が半減した投資家も多いだろう。中国は
個人投資家の数が多い。不安な心理状態、ちょっとした‘切っ掛け’
や噂で右往左往する。
先ずは、中国の金融機関の破綻が‘切っ掛け’となるだろう。
要注意である。
先進国は何とかするだろうが、中国は不安要素が多過ぎる。
初めて資本主義経済の荒波を被ることになる。中国がコケれば、
世界がコケる。どう転んでも、経済は後退する。日本企業も早めに
対策を打っておくべきだろう。
パラリンピックが終了し、普通の中国に戻る。
この1~2ヶ月、封印されてきた山積みの問題が噴出してくる。
ーーーさて、噴火はいつ頃だろうか‥‥。
= この稿おわり =
オヤジの嫌味 ▽▼
☆ 北京オリンピック ――― hideおじさん
この夏は、4年に一度のオリンピックを楽しませてもらった。
日本選手が金メダルを取ると単純に嬉しいし、感動もする。
なんといっても、中国の空に堂々と日の丸が揚がり、君が代が
流れる気分は最高である。
ところで、開会式の女の子は口パクだったとか、足跡の花火は
CGだったとか民族衣装の子供たちはみな漢民族だったとか、
非難轟々ですが、何故そんなことで大騒ぎするのか私は、
理解できません。
挙句に「やはり中国はオリンピックを開催する資格はない」などと
の発言も飛び出す始末。
だいたい「本物」が珍しいお国柄、全て「ホンモノ」と信じているほう
がどうかしてます。最初から「資格」を期待するほうが無理と
いうもの。
IOCの方々はホントに信じて開催を決めたのか?
ーーー私はそれほどバカじゃないと思いますけど。
「ニセモノ」をいかに「ホンモノ」に見せるかが中国の真骨頂じゃ
ありませんか。開会式を見ると、まさに「これぞ中国!」私は
一番中国らしいと思いました。
これでもか!これでもか!というど派手な演出。 金に糸目は
つけないぞ!というのが随所に表れていて、にわか成金の
悪趣味のようで逆に可愛らしく思えたぐらいです。
競技場各所での目だつ空席の多さ。なんでも、政府が学校の
生徒に無料で応援に行くようチケット配ったらしいのだが、
ちゃんとそれをダフ屋に売って現金にするところなんざ
「それでこそ中国!」と尊敬してしまいます。
見たことも聞いたこともないスポーツの応援に行けと言われ
ても、面白くもないのは当たり前。それより、ちゃんと現金化
するほうが中国経済の応援になるんじゃないですかね。
これもひとつの「中国 加油!」でしょう。
今こそ言います。「中国のオリンピックはよかった!!」
何故なら、良くも悪くも自分たちの常識が通用しない、聞こうとし
ない国が世の中にはあるということを全世界に知らしめた功績に
金メダルです。
そんな中国を云々言うより、「キャー綺麗!」「凄い!感動です」
と薄らハゲたチョビ髭歌手と、ノー天気に大騒ぎして中国を
ヨイショしまくってたおバカなNHKアナウンサー、
!!お前が客になっててどうする!!
ーーーやつらこそ「CG」であって欲しいと思ったのは私だけか??
あとがき ▽▼
ーーー今日10月1日は中国の国慶節=建国記念日です。
OJIN はまだ日本に留まっておりますので、市井の様子を
実況報告できませんが、1日から3日までが休みで、
1日には爆竹や花火がドンドンバリバリ鳴らされることでしょう。
はぐれ雲さんが「パラリンピックが終了し、この1~2ヶ月、
封印されてきた山積みの問題が噴出してくるだろう」と書かれ
ましたが、メラミン入りミルク事件なんかはその第一弾です。
株は既にもうかなり悲惨な状態ですが、次は何でしょう?
不動産でしょうか?
それとも、思いもかけなかったとんでもない何かが飛び出す
のでしょうか?
ーーー年内に日本の政局も激動があるのでしょうが、さて中国は・・・・
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