ロシアから日本を見れば「私たちには日本人の心が絶対理解できない」 | 日本のお姉さん

ロシアから日本を見れば「私たちには日本人の心が絶対理解できない」

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The Globe Now: ロシアから日本を見れば

 私達が抱いている自画像とは、まったく異なる
国の姿が見えてくる。
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■1.「私たちには日本人の心が絶対理解できない」■

 ロシア在住の北野幸伯(よしのり)氏の近著『隷属国家日本
の岐路』[1]の一節。氏が、ロシア政府の高官や大学教授たち
と飲んでいると、必ず聞かれることがある、という。

「私たちには日本人の心が絶対理解できない」

「また来たか」と思いつつ、「なんですか?」と聞くと、

 日本人はアメリカが大好きだろう? それが私たちには
理解しがたい。だって、アメリカは広島・長崎に原爆を落
とし、人類史上最悪の大虐殺をした国じゃないか。なんで
犠牲者のあんたたちが、アメリカを好きになれるんだ?

 こう言われてみると、この疑問はしごく合理的かつ常識的で
ある。戦争中とは言え、一般市民への無差別虐殺という犯罪的
性格においては、2001年のニューヨークで起きた同時テロと同
じである。しかも、犠牲者数は、広島・長崎あわせて30万人
とも言われ、ニューヨークの約3千人の100倍規模である。

 そんな日本人がアメリカを好きになるのは、アメリカ人がア
ルカイダを好きになるよりも、100倍も難しいはずだ。それ
なのに、なぜ日本人はアメリカが大好きになったのか?

 米国は日本占領中に大規模な宣伝工作、言論検閲を行って、
すべては戦争を仕掛けた日本の責任という洗脳を行ったのだが、
これに現在まで日本人は騙されてきたのである。[a]

 ロシアから見れば、こういう点が一目瞭然なのだろう。

■2.日本の「お人好し」ぶりは世界一■

 ちなみに、ロシア人は先の大戦におけるソ連の行動をどう見
ているのか。北野氏が「ソ連は日ソ中立条約を破って攻めてき
たではないか」といっても、謝る人はいない、という。

「あれは米英と同意の上での行動だ」とか「日本だって真
珠湾に奇襲攻撃をした。ドイツも不可侵条約を破ってソ連
を奇襲した」とかいわれ、軽くかわされます。

 北方領土についても、「あれは元々ロシアの領土だ」と
か「そもそも固有の領土なんて存在しない。ある国の領土
は戦争のたびに変わるものだ」とかいわれてしまいます。

 ただシベリア抑留に関しては、「あれはクレイジーなス
ターリンがしたことだから許してくれ」といわれたことは
あります。[1,p235]

 いずれも反駁可能な主張であるが、唯一、北方領土に関して、
「領土というのは戦争のたびに変わるものだ」というのは、リ
アリズムに立った説得性のある世界観ではある。しかし、これ
とても、北方領土は日本が降伏した後にソ連が攻め取った、と
いう不法性を隠した勝手な言い分である。[b]

 要するにアメリカもロシアも、自国に都合のいい歴史だ
けを教えている。自国に都合の悪い歴史を教えているのは、
「世界で唯一日本だけ」と知っておくことも大切です。
[1,p236]

というのが、北野氏の結論である。言わば、日本の「お人好し」
ぶりは世界一と言えるだろう。

■3.末期ガンに冒された王様を杖が支えている■

 現在の日本について、ロシア人はどう見ているのか[1,p236]。

 数年前、フラトコフを首相にするようプーチン大統領
(当時)に進言した、ある有力者と会った時のこと。その
人は、ロシアのトップが世界の構造をどう見ているか話し
てくれました。

 彼は、「世界の構造を一言でいえば、末期ガンに冒され
た王様を杖が支えている状態だ」といいました。・・・

「王様とは、覇権国家だが、世界一の債務国アメリカ。そ
れを支えるのが日本の資金力」

 アメリカのトップは、たとえ、こんな見方をしていても、絶
対に口外しない。したがって日本人がアメリカからの情報に頼っ
ているだけでは、こういう「搾取構造」には気がつかない。

 その有力者は、王様(アメリカ)から杖(日本)を取れば、
アメリカは破産し世界恐慌になるので、そんな事は望まないが、
として、

「・・・しかし、私がいいたのは別のことだ。なぜ日本は、
そんなパワーをもちながら、アメリカのいいなりになって
いるのか?」

 私は即答できませんでした。

 金を貸してやっている国が、なぜ借りている国のいいなりに
なるのか。これも他国民から見れば「絶対理解できない」日本
のお人好しぶりの一つだろう。

■4.日本は世界で最も好かれている国の一つ■

 しかし、ロシア人が日本人を理解できないからと言って、日
本人が嫌いなわけではない。逆である。

 ロシア人は日本人が大好きなのです。また、同じ大学に
いた東欧、アフガニスタン、ユーゴスラビア、カンボジア
などの学生も、日本に好意的。90年代のはじめ、中央ア
ジアのキルギスやウズベキスタンを旅した時は、まさに神
のような扱いを受けました。[1,p238]

「世界で日本を嫌っている国など、中国、韓国、北朝鮮くらい
しかないのです」と北野氏は言う。
筆者の海外体験でも、世界
で嫌われているのは、逆に中国、韓国、北朝鮮の方である。

 それなのに、日本人は「自分たちは世界で嫌われ、孤立して
いる」と信じて込んでいる。これも戦後、アメリカに植え付け
られ、さらに近年は近隣諸国から植え付けられた自虐史観の結
果だろう。

 私は長年人種のろつぼ・モスクワに住み、いろいろな国
で様々な人に会い、日本は世界で最も好かれている国の一
つであることを確信しています。

 北野氏は、この理由として以下の4点を挙げている。

1)驚異的経済発展
2)貧富の差が少ない
3)日本人の謙虚さ、礼儀正しさ
4)無条件の支援

■5.「どうすれば、日本のようになれるか教えて下さい」■

 最初の「驚異的経済発展」について、北野氏は次のような体
験を語っている。[1,p239]

 キルギスに行った時、政府の高官から「日本人はキルギ
ス人と同じような顔をしている。しかし、私たちの給料は
日本の150分の1しかない。どうすれば、日本のように
なれるか教えて下さい」といわれました。

 エジプトで会った若い現地人ガイドは、「日本人をはじめて
見た」と喜び、

 そして「ドキュメンタリー番組で、日本の戦後復興を特
集していたよ。エジプトは、僕が生まれた頃とちっとも変
わらない。どうすれば日本のようになれるか、教えてくれ
ないか?」と聞かれました。

 いきなり質問を受けた私は、とっさに「結局国が繁栄す
るかどうかは、国民一人一人の意識にかかっているんだ」
と答えます。自分自身「つきなみな回答」と思いましたが、
彼は目をウルウルさせてうなずいていました。

 現代世界は人種差別は少なくなったとは言え、まだまだ「白
人の支配する世界」である。その中で世界有数の経済大国になっ
た日本は、有色人種にとって、自分たちも努力すれば日本のよ
うになれる、という「希望の星」なのである。

■6.「共産主義の理想は、日本で実現した」■

 第2は「貧富の格差が少ない」と言う点。

 ソ連をはじめとする共産主義国は、「国民全員が平等に
豊かになること」を目指しました。

 そして、日本のことに詳しい研究者は、GDP世界2位
であること以上に中流階級に属すると考えている」という
意識調査に感動したのです。

「共産主義の理想は、ソ連で実現しなかったが、日本で実
現した」というわけです。[1,p240]

 しかし、最近はアメリカ流の市場万能主義が世界で広がり、
日本でも貧富の差が広がってきている。

 世界から尊敬されるためには、豊かで、なおかつ貧富の
差が小さいことも条件であることを知っておきましょう。
事実、「貧富の差の少ない北欧に学ぼう」という意見も出
てきています。

 最近、あるロシア人研究者(女性)が、「日本は理想の
国だったのに、最近は貧富の差が開いてダメね。ロシアは
目標とする国を失ったわ」と嘆いていました。

 近年の「格差社会」論は、小泉改革を批判するが為の左翼の
宣伝工作の賜物でもあり、世界的に見れば、日本はまだまだ格
差の少ない平等社会である[c]。この国民の平等をいかに維持
・強化していくか、国家としてのビジョンが必要である。

■7.「あなたたちを見て発展するのが当たり前だとわかったわ」■

 第3に「日本人の謙虚さ、礼儀正しさ」。北野氏の知り合い
のロシア人女性は、日本人男性と結婚してその後、別れたが、
後悔するどころか、「次も絶対に日本人と結婚する」と断言。
北野氏がその理由を聞くと:

 日本人は謙虚でいい。レストランで会社員が何人か座っ
ていても、誰が社長か部長か見分けがつかない。ロシア人
は金ができて地位が高くなると、傲慢になっていばり散ら
すから、すぐに誰が社長かわかる。それでロシア人は金と
地位ができると、傲慢になって女を物のように扱うように
なるのよ。
[1,p241]

 北野氏がモスクワ国際関係大学に在学中、通訳のバイトで中
央アジアに行った時、一人のウズベキスタン女性はこう語った。

 あなたたちは、言葉がきれいだ。一緒に仕事をしている
間、一度も汚い言葉を使わなかった。それと、相手の地位
にかかわらず全ての人にやさしい。
日本のことは、遠い国
でお金持ちの国だと聞いていたけど、あなたたちを見て発
展するのが当たり前だとわかったわ。[1,p241]

「驚異的な経済発展」も「貧富の格差が少ない」も、こうした
謙虚さ、やさしさの賜物だろう。

■8.「日本はナスタヤッシー・ドゥルック(真の友)だ」■

 第4に「無条件の支援」。ソ連崩壊後、日本もアメリカも旧
社会主義国を支援してきたが、あるロシア科学アカデミーの教
授は北野氏にこう語った。

「アメリカは、金を貸すときに本当に細かい条件を出す。
政府がこれこれの改革を実行すれば金をやるという具合に
ね。」・・・

 私は、同じような話を世界のあちこちで聞きました。何
はともあれ、アメリカは支援するにあたって、自国の改革
案を高圧的に押し付け、他国民のプライドを傷つけている
ようです。

 教授は、「そういう意味で日本はナスタヤッシー・ドゥ
ルック(真の友)だ」といっていました。つまり、日本は
金を貸す際、借りる側のプライドを傷つけないということ
です。[
1,p243]

 これも、日本人の謙虚さ、思いやり深さのあらわれだろう。

■9.「私たちは日本人、今のままでいい」■

 ロシアから日本を見れば、謙虚さ、思いやりの深さから、世
界有数の経済大国を築き、しかも国民の多くがそれを享受して
いる平等の国、さらにその富で他国を支援している「真の友」
という姿が浮かび上がってくる。しかし、その無類のお人好し
ぶりから、自分の力に気がつかず、それを発揮できないでいる。

 こうした経験から、北野氏は「日本人は日本人のままでいい」
と主張する。二流のアメリカ人などになる必要はない。中国に
おべっかを使う必要もない。
北野氏は言う。

 国家も個人と同じく、金銭面(経済)では、上がり下が
りがあります。苦境に陥ったとき力を与えてくれるのは、
外国ではありません。それは私たちの歴史であり、私たち
の文化。

「私たちの先祖は、蒙古が来襲しても、黒船が来ても大丈
夫だった。戦争に敗れても立ち直ってきた。今回も私たち
には、乗り切る力がある」と確信すること。

「私たちは日本人、今のままでいい」と考え、ご先祖様に
感謝しつつ、「力を貸してください」とお願いしてみましょ
う。

 力がみなぎってくるのを感じませんか?

 こうした姿勢から、北野氏は政治、外交、経済、教育など各
分野において日本が目指すべき道を説いている。この点が、ま
た多くの評論家諸氏とは違う魅力の一つである。
(文責:伊勢雅臣)
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日本のお姉さんの意見。↓

過去に死んでしまった人にお願いするのは、非科学的である。

過去に死んでしまった人の経験や知識や資質は、次の

日本人が、心や頭に蓄えるべきであって、お願いなんて

する必要はない。日本の歴史を知らない日本人は

日本人ではない。

日本人は自分たちの歴史を勉強しなさすぎ。勉強しないから

周りの偉そうに言う国に、すぐ土下座して金や領土を差し出す

卑屈で弱い国になっているのだ。過去に死んでしまった人の

経験や知識を自分に取り込むことが歴史の勉強なんだと

思う。死者に何かをお願いするのではなく、自分で

本屋さんに行って歴史の本を買って読んだ方がいい。

日本人がみんなそう言う風になれば、失った誇りを取り戻せるし

今後、どうしたらいいかも考えることができるでしょう。

過去を学べば、もっといい方法で日本の国益を考える

ことができると思うよ!だから、歴史を知らない政治家は、

政治家としてはどうしようもない人間だと思う。日本人では

ない、元朝鮮半島系の政治家もいっぱい政界に入り込んで

いる。日本人の税金を使って、朝鮮半島を良くしようと

考えている人々もいるから、そういう人を政治家に選んでは

いけない。朝鮮半島の人間は、日本の政治の中心に入り

こんで日本を利用している頭のいい寄生虫みたいなものだ。

日本という国を発展させていこうと考えているなら、元在日韓国・

朝鮮人でも、今は日本人だが、朝鮮半島の発展のために

日本を利用することしか眼中にないような政治家は、

日本のために政治をしていない。外国人に日本の政治を

任せると、彼らは外国人に政権を与えるようになり、

法律を作りかえられてしまう。長野で警官が一人も日本人に

危害を加えているチュウゴク人を逮捕しなかったように、

日本人が二等市民のように扱われるようになる。(チュウゴクの

言いなりに動いた福田元首相が首相を辞めてくれて

本当にうれしい。もっと早く辞めてほしかったです。)