麻生首相「集団的自衛権の憲法解釈見直しを」」  自民党 | 日本のお姉さん

麻生首相「集団的自衛権の憲法解釈見直しを」」  自民党

「麻生首相「集団的自衛権の憲法解釈見直しを」」  自民党

(ネトウヨのブログ)http://wind.ap.teacup.com/netuyo/760.html


麻生首相が、第63回国連総会のあと、記者団に集団的自衛権について言及していました。
 毎日新聞より転電です。

引用元:毎日新聞

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【ニューヨーク西田進一郎】麻生太郎首相は25日午後(日本時間26日未明)、ニューヨークに到着し、第63回国連総会で一般討論演説を行った。首相は演説後、集団的自衛権の行使を禁じた憲法解釈について「基本的に変えるべきものだ。ずっと同じことを言っている」と記者団に述べ、行使を可能にするよう見直すべきだとの考えを示した。

 演説で強調したインド洋での給油活動の継続との関連については「補給活動は憲法違反ではなく、ただちにこのために変える必要はないと思う」と指摘した。

 集団的自衛権をめぐる憲法解釈見直しは安倍晋三元首相が表明。首相官邸に設置された「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」が行使を認める報告書をまとめており、首相は報告書を尊重する考えを示していた。

 一方、報道各社の世論調査で、内閣支持率が50%を切る数字が多かったことに対しては「仕事をしたうえでの評価じゃないと。見た目だけで言われても興味がない」と述べた。
 ◇総選挙へ「党首力」アピール

 麻生太郎首相は就任直後にもかかわらず、ニューヨーク滞在わずか約10時間、0泊3日の強行日程での国連総会出席にこだわった。自らの「一枚看板」を演出した組閣の余熱が冷めないうちに「リーダー麻生」をアピールする考えがあったとみられ、衆院解散・総選挙を民主党の小沢一郎代表との「党首力対決」に持ち込む戦略の一環と位置づけることができる。

 首相は自民党総裁選で新テロ対策特別措置法の延長など、テロとの戦いについて「逃げない」と明言。延長に反対する小沢氏を批判し続けた。国連総会の演説で特措法延長の重要性を訴えたのも、民主党の主張では国際社会から孤立すると印象づける狙いとみられる。

 外相時代から「首相たるもの世界の舞台で堂々と自国の立場を明確に示すべきだ」との持論を繰り返すなど、国連総会での演説には以前からこだわりもあった。ただ、日米首脳会談も行わない訪米には、実質的な外交成果を求めるより、選挙向けパフォーマンスという意味合いが強そうだ。

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 ここまではっきりと言う首相も珍しいと思います。
 安倍元首相も考え方ははっきりしていたのですが、あいまい戦術に走ってしまい、最後まで我々国民に対してストレートに意見を言うことがあまりなく、それが不信感を招いてしまいました。

 もともと集団的自衛権というのは、同盟国が攻撃されれば自動的に参戦してよいというものです。
 基本的にはすべての国が備えていると現在では考えられています。
 日本も、集団的自衛権を持っていると明言していますが、なぜか「それは行使できない」と不思議な解釈をしています。
 保守派論客の大御所・岡崎久彦氏によると「指定座席のチケットを購入し、座ろうとすると止められる。あなたはその席に座る権利はあるが、座ることができないといわれているのと同じだ」とのことです。
 非常にわかりやすいたとえで、日本としては当然持っているべき権利です。
 
 当然、現時点での対象は米国にはなりますが、日米が相互に参戦する可能性があることは同盟を強固にし、さらに日米に挑戦しようとする相手国にとって「計算が複雑になる」わけです。

 さらに日本が将来オーストラリアやインドなどとも安全保障条約を締結するなどした場合、中国にとっては非常に厄介な問題となります。しかも日米同盟はより強固になり、事実上手出しは不可能になります。

 中国は不安定な大国で、自分の都合によって平気で他国を侵略する国ですから、それに備えるのは当然といえます。逆に、米国にとってみれば今更日本を侵略するメリットなど皆無であり、中国にとっては日本・台湾を侵略することで計り知れないメリットがあるわけですから、どちらにつくべきかは明白です。

 もちろん給油についても国際社会との協調をアピールできるわけですから、当然継続するべきでしょう。それにしても、普段朝日・毎日がさんざん責めたてる「国際社会から孤立する!」というのは一体何だったのでしょうか。テロとの戦いから脱落することのほうが、よほど孤立の原因になります。

 特に日本は、まさにそのテロとの戦いで利益を享受しているわけですから、給油だけにこだわる必要もないかとは思いますが、白い目でみられるのは避けられないでしょう。

 ところで、国連演説ではこんなエピソードもあったようです。

引用元:読売新聞(YAHOO!ニュース)
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麻生首相が25日夕(日本時間26日朝)に国連総会で行った一般討論演説の途中で通訳機器が故障し、冒頭からやり直すハプニングがあった。

 首相は「24時間余り前に日本の首相として指名を受けたばかりだ」と英語のあいさつで演説を始め、その後は日本語に切り替えた。ところが、同時通訳の音声が流れなかった。

 約5分ほど進んだところで高須幸雄・国連大使が壇上に駆け寄り、機器の故障を耳打ちすると、首相はすかさず英語で、「メード・イン・ジャパンじゃないからこうなる」。会場は大きな笑いと拍手に包まれ、終了後には何人かの出席者が「いい演説だった」と首相を祝福した。

 就任直後の慌ただしさの中で「外交デビュー」を強いられた首相だが、外相経験もあるだけに、場慣れしたところを示した。

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 これはなかなかうまい切り返しです。
 麻生首相は小派閥のリーダーから苦労して政界でのしあがってきただけに、経験からくる安定感があるように思えます。

 ぜひ、麻生首相を軸に、日本はこれまで放置してきた安全保障問題にも手をつけ、きちんとした抑止力を身につけていくべきでしょう。

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筆者記・核保有に対する言論統制をしろと迫る議員に対し、「この国は言論統制をしている国ではありません」と言い切るシーンも必見です。
 なお、この言論統制をしろとせまる議員は、京都六区・民主党の山井  和則氏だと思われます。
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