パラダイム・シフト MoMotarou
2008.09.24 Wednesday
パラダイム・シフト MoMotarou
ある時代・集団を支配する考え方が、非連続的・劇的に変化すること。規範の遷移。思想の枠組みの変動。社会全体の価値観の移行。パラダイムチェンジ。(大辞泉より)
米国発のサブプライムローン問題が、底なし沼のような砂地獄のような様相を帯びてきました。比較的軽微ではないかと思われた我国も、AIGという保険会社の破綻で身近なところにも迫っていることが判明しました。
*「大不況の足音(その1~) 宮崎正弘」
杜父魚(かじか)文庫ブログ
http://blog.kajika.net/?eid=874500
■未体験領域への突入
宮崎メルマガでは、ヘッジファンドで有名なジョージ・ソロス氏の説を紹介しながら以下のように変化の大きさを予見しております。
「大不況は世界的規模で同時多発テロのように開始され、これから米国の消費激減とロシア、中国の陥没などが世界的なシステムの変更を否応なく促すだろう。」
■深い想い
我国においては戦後米国の後をついて行けば安全であろうと神話が在りました。ましてコイズミ首相の登場で、何もかも米国べったりの状況が登場しました。しかし、我国は我国であります
米国が駄目になりそうだからと云って「心中」する訳には参りません。例え逃れなれないとはいえ最大限の努力が必要でしょう。建前としては「ドル及び世界経済の安定」を唱えながらも、海面下では如何に自国民の富と安全を守るかを最優先すべきであります。
そして更に深い戦略を立てるなら、この際「米国の植民地・属国」といわれる我国の位置から脱出する方策も視野に入れるべきです。火事場泥棒的考えでありますが、これが外交戦略というものでしょう。大変危ないことですが。。
■変化の兆し
この春米国が、米国会計標準から世界会計標準へ移行することを発表しました。それまでなら米国標準に合わせることを要求してきたのに"意外な"感じを受けました。米国も弱っていたのですね。
■さらば進駐軍
日本ではハーバードの大学院などを卒業した「米国帰り」が"幅"を利かしております。カタカナが悪いわけではありませんが、米国が常にお手本であるという"癖"は矯正しなければならないでしょう。
戦後六十年を経て、こに真の独立を目指さなければならない状況が生まれてきました。この時に吉田茂首相のお孫さんが総理候補として登場してきたのは印象的な出来事です。
*「外務官僚の背骨」渡部亮次郎
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/485200
お勧めサイト
・「「陰の実力者」玄哲海氏 古沢襄」
杜父魚(かじか)文庫ブログ
http://blog.kajika.net/?eid=874817
・「国民自重の心」小泉信三
http://momotarou100.iza.ne.jp/blog/entry/470460/
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author : 古沢 襄