続き2
※ 破たんで社員持ち株が紙くずに リーマン社員の「天国から地獄」
http://www.j-cast.com/2008/09/17027142.html
破たんしたリーマン・ブラザーズ証券には、社員報酬を一部、自社株で支払う制度がある。仕事のモチベーションを高めるためだが、それが破たんで紙くず同然となる悲劇を生んだ。中には、億円単位で財産を失った社員もいるようだ。海外では、自虐的になった社員が、社名ロゴ入りグッズをネットで売り出すケースも出ている。「ハイリスク・ハイリターン」年収1億日本人社員「数か月前に首になったリーマン社員は、『すごくラッキー!』と喜んでいます。残っていれば、持ち株の価格がゼロだったわけですから」ある外資系金融機関の幹部は、知り合いの元社員の話として、こう明かす。 破たんした米証券大手のリーマン・ブラザーズでは、社員報酬の一部を自社株で支払う制度があり、リーマン株の3割は社員が保有している。これは、日本法人のリーマン・ブラザーズ証券も同じだ。元社員の喜びは、裏を返せば、多くのリーマン社員にとっては、悲劇だったことを意味する。同社によると、社員持ち株制度は、株主として会社の価値を高める意識を持ってもらい、同時に長くいてもらおうと考案した。ただ、持ち株を売るには条件があり、社員は簡単にはできない。同社では、条件の内容は言えないとしているが、関係者によると、受け取りから数年後か、退職、住宅購入などの場合に限られるという。元社員は、退職後に持ち株を順次売り、損失を免れていた。 関係者によると、リーマンには、税率の有利さから、ボーナスの一部を退職時に後払いする制度もある。元社員は、解雇による数千万円の割り増し退職金とともにボーナスの一部後払いも受け、億単位の金を受け取っていた。知り合いの外資系金融機関幹部は、「残っていたら、まったく別のシナリオだった」と話す。とはいえ、この幹部は、社員の悲劇について、「あまり同情できない」と漏らす。投資会社は、リーマンのように雇用が不安定だと年収が高い傾向があり、「ハイリスク・ハイリターン」の世界だからだ。元社員も、首にはなったが、年収が1億円にも達していた。
・ロゴ入りグッズ、続々ネットでオークション
もっとも、ハイリスクの世界とはいえ、リーマン社員には、突然の損失に対するわだかまりもあるようだ。米ネットオークション「イーベイ」では、なんと社員が使っていたとみられる社名ロゴ入りグッズが次々に売られているのだ。例えば、ロゴ入りのダッフルバッグを出品したアメリカ人は、「歴史の一部をその手にできるチャンス」と自虐的なメッセージを添えた。08年9月17日夕には、5人が入札し、4623円の値が付いていた。 このほか、ロゴ入りのマグカップや帽子、ボールペンなど400件以上が出品されている。中には、なぜか「リーマンの破たん」の英文を入れたドメイン名まで売りに出され、出品から9時間後には、10万円以上の値が付いた。ただ、日本人の出品はほとんどないようだ。 リーマン・グッズの出品について、前出の外資系金融機関幹部は、「社員の連帯感を高めるために、文房具やタオルなどのロゴ入りグッズはいっぱいあります。世界で、リーマンファミリーの意識を高めてもらうためです。そんなグッズを売る背景には、経営が悪いのに、なぜ自分が首になるのかという不満があるのでしょう」と話している。さらに、海外では、破たん直後に、段ボール箱やスーツケースなどに持ち物を入れて会社から運び出す光景が報じられたが、この幹部は、「このケースは、不満とはちょっと違うと思います。破たんすると社員が入れなくなるのを見越して、持ち出したのでは」としている。一方、社員の今後の扱いについて、リーマン・ブラザーズ証券の広報担当者は、「日本で約1300人いる社員は、解雇してはいません。支援先を探しており、今はまだ見通しが立たない段階です」と話している
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でもこういう人たちは、ブイブイ言わせていた頃に、だつぷりと資産形成しただろうから、景気が持ち直すまでのんびり休暇のつもりで過ごせば良いんじゃないの。
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※ 嫌がらせメール、12分で210回 自動車販売会社の新人負傷
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2008091802000060.html
三重県の自動車販売会社「ネッツトヨタノヴェル三重」の店長(33)が新入社員(23)に繰り返し暴力を振るっていた問題で、新入社員に骨を折るけがを負わせた日に、店長ら2人が携帯電話から12分間に210回のメールを新入社員の携帯電話に送っていたことが分かった。受信メールが残っており、津地裁で16日に開かれた労働審判で、店長は「悪ふざけで送った」と事実を認めた。 関係者によると、メールが送られたのは、店側から新入社員が「民家を100軒訪問してくるように」と言われた6月20日。新入社員が戸別訪問している最中の午後1時25分から同37分までに、店長から「助かったわ。」のメールが102回、同僚から「ありがとう!」のメールが108回送られた。さらに、新入社員の歓迎会が開かれて未明になった同23日には午前零時50分から同2時8分までに店長と部下ら4人が計104回のメールを新入社員に送信していた。何も書いていないか、意味のない写真が添付されていた。店長は「彼が寝てしまったので、起こすためだった」と話しているという。
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こうなるともう、体育会系のノリというより、体育会そのものですよね。それで会社が回っていて、そこに違和感が無い人間以外は、全く生き残れない、そもそも入っていけない構図がある。
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※ 航空自衛隊初の「PAC3」発射実験、米国で成功
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080918-OYT1T00072.htm
【ホワイトサンズ(米ニューメキシコ州)=石間俊充】航空自衛隊は17日午前7時55分(日本時間同午後10時55分)、米軍ホワイトサンズ射場で日本としては初めてとなる地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)の発射実験を行い、模擬弾道ミサイルの迎撃に成功した。昨年12月には、海自が大気圏外の弾道ミサイルを海上のイージス艦から迎撃する実験に成功しており、弾道ミサイルを大気圏外と国土上空の2段構えで撃ち落とす体制が整備されたことになる。実験では、米軍が発射した模擬弾1発を、約120キロ離れた空自PAC3の部隊がレーダーで追尾、約2分後、軌道を確認してPAC3ミサイル2発を撃ち、30秒後、地上十数キロの上空で破壊した。防衛省は2010年度までに全国の16部隊にPAC3を配備し、ミサイル防衛体制を整える。
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日本の独自仕様が入っているわけじゃないですからね、この程度は目を瞑っていても成功して貰わないと困る。
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※ 反社会的勢力の餌食になったトランスデジタルの株券乱発事件
http://www.data-max.co.jp/2008/09/post_2562.html
可解かつ異常な倒産劇だった。ジャスダック上場のシステム開発会社、トランスデジタル(株)(東京・千代田区、後藤幸英社長)は9月1日、民事再生法の適用を申請した。8月27日に約31億円の資金を調達したと開示したが、翌日・翌々日に小切手で2度の不渡りを出し事実上の倒産に追い込まれた。負債総額は約26億円という。調達したはずの31億円はどこへ消えたのか。
・消えた31億円
トランスデジタル(以下、トランス社)は8月7日に、グランドヒル市ヶ谷でスカイパーフェクトTVの新番組『ガンバレ自衛隊! 安全保障アワー』制作発表の一大イベントを開いた。歴代の防衛大臣をはじめ自民党防衛族、在日米軍や防衛省関係者など400人を招いた。出席した歴代の防衛大臣は、現職の林芳正のほか、石波茂、小池百合子の3氏。トランス社が不渡りを出す3週間前のことであった。
トランス社が資金調達計画を開示したのは7月11日夜。「TD戦略投資事業組合」(東京・千代田区)に行使価格修正条項付き新株予約権(MSワラント)を割り当て、最大で約50億円を調達すると発表した。当初の行使価格は1株8円。大量発行した新株予約権が株式に転換されれば6億5,000万株を新規発行する。TD戦略投資事業組合は計14人、8企業にMSワラントを譲渡。7月29日から行使が始まり、8月中にMSワラントはすべて行使され、発行済み株式数は2008年3月末の約4.1倍の約9億3,800万株に膨れた。株数急増で株価は急落。8月20日には株価は1円に下げ、その日のジャスダック市場の出来高のうち約8割をトランス社株の売買が占めた。8月22日には行使価格を8円から2円に引き下げた。 トランス社は8月27日、MSワラントがすべて行使され、31億3,000万円を調達したと発表した。行使価格を引き下げたため、調達した資金は当初の計画より約20億円少なかった。開示資料によれば、借入金や社債の返済に10億円、『ガンバレ自衛隊! 安全保障アワー』制作費に12億円、運転資金に8億円をあてるとしていた。ところが、8月28日に小切手1億円が不渡り。翌29日にも小切手1億3,000万円の不渡りを出し、9月1日に民事再生法の適用を申請した。調達した31億3,000万円は消えてしまったのだ。
・仕手筋の玩具に
トランス社は9月4日、都内で債権者説明会を開催した。説明会で配布された資料には、次のような内容が記されていた。
(1)08年3月10日以降は、筆頭株主となったTD投資事業組合が派遣した取締役、執行役員等が経営権を把握した。
(2)TD投資事業組合が資金を注入できなかったため、(トランス社は)給与の支払いなどの資金繰りに窮し、高利の貸金業者から借入するようになった。
(3)これを解消すべく、50億円の第三者割当増資による資金調達を実行した。しかし、増資金は(高利の)借入金の返済に充当したため、資金繰りが破綻、小切手が不渡りになった。
(4)不渡り前後から実質オーナー経営者とその関係者とは連絡が取れなくなった――という内容だ。
説明会に集まった債権者からは「実質オーナー経営者とその関係者」の実名を明らかにせよ、との質問はあった。だが、トランス社側は、それを明かさなかった。この2人は行方不明になり、すでに海外に逃亡したと噂された。トランス社は1969年に静岡県三島市で創業。日本エム・アイ・シーの社名(その後、ファイに変更し、2005年から現社名)で89年に株式を店頭登録(現ジャスダックに上場)。システム開発を主力に08年3月期の売上高は35億3,000万円、最終損益は42億5,900万円の赤字。3期連続の赤字となり、監査法人は継続企業の前提に疑義の注記をつけた。この間、度重なるエクイテイ・ファイナンスで発行株式は増加。目まぐるしく株主が異動し、仕手筋のオモチャ銘柄として知られていた。つづく。
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いったいこの自衛隊をだしに使った詐欺では、誰が被害者で、その巨額の資金はどこへ消えたの?
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※ 登山家・山野井泰史さん、熊に襲われ重傷 東京・奥多摩
http://www.asahi.com/national/update/0917/TKY200809170125.html
17日午前7時30分ごろ、東京都奥多摩町原の女性から「男性が熊に襲われ、けがをしている」と119番通報があった。警視庁青梅署によると、男性は近くに住む登山家の山野井泰史さん(43)で、山野井さんは顔に深い切り傷を負う重傷。熊はそのまま逃げ、地元の猟友会が捜している。 現場は、奥多摩湖のほとりで、集落がある一帯。近所の人たちによると、山野井さんは自宅近辺をジョギングしていて親子連れらしい熊に襲われ、自宅に逃げ込んだという。 山野井さんは、02年にヒマラヤのギャチュンカン北壁の単独登頂を成し遂げるなどした世界的な登山家。02年度に朝日スポーツ賞、植村直己冒険賞を受賞している。
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びっくりしましたね。まさか国内の自宅の庭先で死にかけるなんて山野さんも思いもしなかったことでしょう。噛み付かれた状態で、「パンチを食らわせると鼻がもげるから蹴りを入れた」、という冷静さがいかにもこの人らしい。
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※ お客様よりも「社長優先」!? トップの顔色だけをうかがう残念な人たち
http://diamond.jp/series/boss/10002/
企業にとってもっとも大切なのは「お客様のほうをしっかりと見ていること」だとよく言われる。でもそのことを、目の前の保身(社長の顔色?)にとらわれて、忘れてしまいがちなのは残念なことだ。お客様(企業にとってはお得意先も大切なお客様には違いない)のことをそっちのけで、自社のトップの顔色ばかり気にしてしまう人って結構いるものなんだなあ、と思う。
・時間厳守は自社の社長のため?トップのご機嫌取りに走る人たち
年に1度、とある超大手企業の「お取引先様感謝会」なるものが開催される。毎年、我が社にもその案内状が送られてくる。案内状が届くころを見計らったかのように、その会社の営業担当者から秘書課に連絡が入る。「いつも御社には大変お世話になっております。来月、弊社の大切なお得意様への日ごろのおつきあいに対する感謝会、ならびに今期の企業方針説明会を開催いたします。本年もS社長にはぜひともお越しいただきたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」と担当者。すかさず、こちらも答える。「こちらこそいつもお世話になり、ありがとうございます。本年も弊社社長のSが出席させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」なんて具合に恒例のやりとりが交わされる。そう。ここまではいいのだ。でも毎年決まって、営業担当者から言われる不可解なコメントがある。 「そうですか。ありがとうございます。それではS社長にはくれぐれも遅刻されませぬようお願いいたします」
(は? 我がボスが今までに一度だって遅刻したことがあるか? なぜわざわざそんなことを言うのさ!)そして開催日の1週間前になると、また、その営業担当者から電話がかかってくる。 「当日はくれぐれも時間厳守でお願いします。弊社会長のTが冒頭に挨拶をいたしますので……」(ああ。T会長が挨拶をするから遅れるな、ということね。ええ。もちろん承知していますよ)そしていよいよその当日、ナント! またしても電話が鳴る。 「S社長には、本日くれぐれも遅刻されませぬよう……」(んもう! わかってるってばあ。しつこいなあ)当日、会場ではよほど厳密に受付がなされ、各社ごとに何時に到着したかまでチェックされているんじゃないだろうかと思った私は、帰社した我がボスに聞いてみた。 「受付のとき、何か確認されましたか」
「いや、何もされないよ。何しろ、ものすごい人数だったからね。2000人くらい来ていたんじゃないかな。出席なんて確認されなかったよ。誰がいつ来たかなんて、まったく把握できていないんじゃないか?」(え? それなのに、なんであれほどまでに神経質だったんだろう?)その超大手企業のT会長。カリスマ経営者として知られている。そのT会長のお話が聴けるとあって、ここぞとばかりに大勢の人が集まる。会場ではT会長と名刺交換を願う人たちで、あふれるほどの長蛇の列ができるそうだ。それにしても、この営業担当者の言動はどうなんだろう? 仮にも取引先感謝会のはずだ。出席者に対して遅刻するなと電話をしてくる。1度ならまだしも、3、4回は必ず注意が促される。しかも営業担当者が替わっても、これだけは代々引き継がれているからオカシイ。そこで思ったのは、こうした社員の言動は、取引先のためではなく、T会長のためなのではないか、ということだ。T会長サマが挨拶をするのに遅れてくる人がいるなんて決してあってはならない、ことなのではないだろうか。取引先よりも、T会長の顔色のほうが気になる、ということがこちらにも伝わってくるこの態度。でもこれって、顧客第一主義なんて言っておきながら、お客様よりもトップのご機嫌ばかり重要視していることにならないのか。でも、当のT会長ご本人は、自分のところの社員たちが、取引先に対してこんな失礼なことをしているなんて、知らないんだろうな。 な~んて思っていたら、身近にもそんな人が……いたいた! そう、我が社のA常務だ。
・どこまでも「社長第一主義」のA常務
それは夏の暑い日のこと。暑い中、わざわざ当社までお越しいただくお客様のために、我が社では、夏の間は自社飲料を冷た~く冷やしてお待ちしている。大勢のお客様が入れ替わり立ち替わり来て、その冷蔵庫の在庫が一時的にカラになってしまったことがあった。次のお客様が来るのは1時間後だ。私は急いで飲料を冷やしはじめた。そんな状況の中、次のお客様が来られるまでの1時間の間に、急遽、我がボスの号令で何人かの役員と打ち合わせが行われることになった。すると、A常務が血相を変えて秘書課にやってきた。 「の、飲み物が冷えていないじゃないかっ! どうするつもりだ」 「今急いで冷やしております。お客様がお見えになるのは1時間後ですが?」と私が答えると、A常務は顔を真っ赤にして怒鳴り出した。 「何を言ってるんだ! 今からS社長が会議をされるんだぞ。飲み物が冷えていなくて、ど、どうするんだ!」(ん? 我がボスが会議中に来客用の飲料を飲むかしら)。そう思いながら、一応お詫びをする。「申し訳ございませんでした」そして会議から戻ってきた我がボスにも謝ろうと思い、「飲料が冷えていなくて申し訳ありませんでした」と言ってみる。すると我がボスは、「え? なんのこと? 別に喉渇いてなかったけど? それより、お客様用のものが冷えていないと困るから、そっちだけはくれぐれもよろしく頼むよ」。
(さすが我がボス!)それにしても、やはり社長って怖い存在なんだとつくづく思う。A常務にとっては社長の一挙一動がとても気になるし、社長がどう感じているかは非常に重要なことなんだ。我がボスは、こんなことでいちいちご機嫌を損ねるような人じゃないのに……。
・「お客様よりも自分を優先してほしい」と思うトップはいない
ほかにも、こんなことがあった。ある大規模な展示会が開催され、我が社もその展示会に出展したときのことだ。我がボスが外出先での予定が思ったよりも早く終わり、少し時間ができたため、その展示会の我が社のブースの様子をのぞいてみよう、と会場を訪れた。会場は大盛況。我が社のブースの前にも、新製品を味見しようと、大勢のお客様が集まっていた。ブースでは我が社の社員たちが十数名、熱心に接客をしていた。そこに社長が前触れもなく突然!現れた。社長の存在に気づいたある若い社員が、目を大きく見開いて驚いた。とたんに接客をやめ、あわててボスのところに近づいてきた。そして、お客様の前では自信満々に堂々と話をしていたその社員が、ボスの前ではしどろもどろになりながら、声を震わせて一生懸命に説明をはじめたのだ。すると我がボスが口を開いた。 「君、何をやっているんだ。私のことはいいから、お客様が大勢並んでいらっしゃるんだ。今はお客様の応対をしなさい」と、静かにその社員をたしなめた。さらにボス自らもお客様に歩み寄って行き、接客をはじめた。 「当社のブースにお越しいただきまして、ありがとうございます。この新製品はいかがですか。今回新発売のこの商品の特徴は……」。なんと説明までしている!こんなボスの姿を見て、社員たちは育っていくのだろうな。お客様を大切にする姿勢みたいなものを感じ取っていくのだろうな、と思った出来事だった。 トップはどんなときでも、お客様よりも自分のことを最優先にしてほしい、なんて望んではいないのだ。
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昔、バブルの絶頂期に、高津駅までのルート上に建てられていたマンションが完成して内覧会みたいなのが開かれて、玄関に赤絨毯が敷かれたんですよ。どんな偉い人が来るんだろう、と思ったら、当時経済誌で気鋭の経営者として顔を売っていた、その不動産会社の社長。ああ、この会社は駄目だな、と思ったら、バブル崩壊と供に真っ先に潰れた。消費者に見える所で、社員が経営者に気を遣っている所を垣間見せる会社は駄目ですよね。
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破たんしたリーマン・ブラザーズ証券には、社員報酬を一部、自社株で支払う制度がある。仕事のモチベーションを高めるためだが、それが破たんで紙くず同然となる悲劇を生んだ。中には、億円単位で財産を失った社員もいるようだ。海外では、自虐的になった社員が、社名ロゴ入りグッズをネットで売り出すケースも出ている。「ハイリスク・ハイリターン」年収1億日本人社員「数か月前に首になったリーマン社員は、『すごくラッキー!』と喜んでいます。残っていれば、持ち株の価格がゼロだったわけですから」ある外資系金融機関の幹部は、知り合いの元社員の話として、こう明かす。 破たんした米証券大手のリーマン・ブラザーズでは、社員報酬の一部を自社株で支払う制度があり、リーマン株の3割は社員が保有している。これは、日本法人のリーマン・ブラザーズ証券も同じだ。元社員の喜びは、裏を返せば、多くのリーマン社員にとっては、悲劇だったことを意味する。同社によると、社員持ち株制度は、株主として会社の価値を高める意識を持ってもらい、同時に長くいてもらおうと考案した。ただ、持ち株を売るには条件があり、社員は簡単にはできない。同社では、条件の内容は言えないとしているが、関係者によると、受け取りから数年後か、退職、住宅購入などの場合に限られるという。元社員は、退職後に持ち株を順次売り、損失を免れていた。 関係者によると、リーマンには、税率の有利さから、ボーナスの一部を退職時に後払いする制度もある。元社員は、解雇による数千万円の割り増し退職金とともにボーナスの一部後払いも受け、億単位の金を受け取っていた。知り合いの外資系金融機関幹部は、「残っていたら、まったく別のシナリオだった」と話す。とはいえ、この幹部は、社員の悲劇について、「あまり同情できない」と漏らす。投資会社は、リーマンのように雇用が不安定だと年収が高い傾向があり、「ハイリスク・ハイリターン」の世界だからだ。元社員も、首にはなったが、年収が1億円にも達していた。
・ロゴ入りグッズ、続々ネットでオークション
もっとも、ハイリスクの世界とはいえ、リーマン社員には、突然の損失に対するわだかまりもあるようだ。米ネットオークション「イーベイ」では、なんと社員が使っていたとみられる社名ロゴ入りグッズが次々に売られているのだ。例えば、ロゴ入りのダッフルバッグを出品したアメリカ人は、「歴史の一部をその手にできるチャンス」と自虐的なメッセージを添えた。08年9月17日夕には、5人が入札し、4623円の値が付いていた。 このほか、ロゴ入りのマグカップや帽子、ボールペンなど400件以上が出品されている。中には、なぜか「リーマンの破たん」の英文を入れたドメイン名まで売りに出され、出品から9時間後には、10万円以上の値が付いた。ただ、日本人の出品はほとんどないようだ。 リーマン・グッズの出品について、前出の外資系金融機関幹部は、「社員の連帯感を高めるために、文房具やタオルなどのロゴ入りグッズはいっぱいあります。世界で、リーマンファミリーの意識を高めてもらうためです。そんなグッズを売る背景には、経営が悪いのに、なぜ自分が首になるのかという不満があるのでしょう」と話している。さらに、海外では、破たん直後に、段ボール箱やスーツケースなどに持ち物を入れて会社から運び出す光景が報じられたが、この幹部は、「このケースは、不満とはちょっと違うと思います。破たんすると社員が入れなくなるのを見越して、持ち出したのでは」としている。一方、社員の今後の扱いについて、リーマン・ブラザーズ証券の広報担当者は、「日本で約1300人いる社員は、解雇してはいません。支援先を探しており、今はまだ見通しが立たない段階です」と話している
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でもこういう人たちは、ブイブイ言わせていた頃に、だつぷりと資産形成しただろうから、景気が持ち直すまでのんびり休暇のつもりで過ごせば良いんじゃないの。
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※ 嫌がらせメール、12分で210回 自動車販売会社の新人負傷
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三重県の自動車販売会社「ネッツトヨタノヴェル三重」の店長(33)が新入社員(23)に繰り返し暴力を振るっていた問題で、新入社員に骨を折るけがを負わせた日に、店長ら2人が携帯電話から12分間に210回のメールを新入社員の携帯電話に送っていたことが分かった。受信メールが残っており、津地裁で16日に開かれた労働審判で、店長は「悪ふざけで送った」と事実を認めた。 関係者によると、メールが送られたのは、店側から新入社員が「民家を100軒訪問してくるように」と言われた6月20日。新入社員が戸別訪問している最中の午後1時25分から同37分までに、店長から「助かったわ。」のメールが102回、同僚から「ありがとう!」のメールが108回送られた。さらに、新入社員の歓迎会が開かれて未明になった同23日には午前零時50分から同2時8分までに店長と部下ら4人が計104回のメールを新入社員に送信していた。何も書いていないか、意味のない写真が添付されていた。店長は「彼が寝てしまったので、起こすためだった」と話しているという。
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こうなるともう、体育会系のノリというより、体育会そのものですよね。それで会社が回っていて、そこに違和感が無い人間以外は、全く生き残れない、そもそも入っていけない構図がある。
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※ 航空自衛隊初の「PAC3」発射実験、米国で成功
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【ホワイトサンズ(米ニューメキシコ州)=石間俊充】航空自衛隊は17日午前7時55分(日本時間同午後10時55分)、米軍ホワイトサンズ射場で日本としては初めてとなる地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)の発射実験を行い、模擬弾道ミサイルの迎撃に成功した。昨年12月には、海自が大気圏外の弾道ミサイルを海上のイージス艦から迎撃する実験に成功しており、弾道ミサイルを大気圏外と国土上空の2段構えで撃ち落とす体制が整備されたことになる。実験では、米軍が発射した模擬弾1発を、約120キロ離れた空自PAC3の部隊がレーダーで追尾、約2分後、軌道を確認してPAC3ミサイル2発を撃ち、30秒後、地上十数キロの上空で破壊した。防衛省は2010年度までに全国の16部隊にPAC3を配備し、ミサイル防衛体制を整える。
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日本の独自仕様が入っているわけじゃないですからね、この程度は目を瞑っていても成功して貰わないと困る。
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※ 反社会的勢力の餌食になったトランスデジタルの株券乱発事件
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可解かつ異常な倒産劇だった。ジャスダック上場のシステム開発会社、トランスデジタル(株)(東京・千代田区、後藤幸英社長)は9月1日、民事再生法の適用を申請した。8月27日に約31億円の資金を調達したと開示したが、翌日・翌々日に小切手で2度の不渡りを出し事実上の倒産に追い込まれた。負債総額は約26億円という。調達したはずの31億円はどこへ消えたのか。
・消えた31億円
トランスデジタル(以下、トランス社)は8月7日に、グランドヒル市ヶ谷でスカイパーフェクトTVの新番組『ガンバレ自衛隊! 安全保障アワー』制作発表の一大イベントを開いた。歴代の防衛大臣をはじめ自民党防衛族、在日米軍や防衛省関係者など400人を招いた。出席した歴代の防衛大臣は、現職の林芳正のほか、石波茂、小池百合子の3氏。トランス社が不渡りを出す3週間前のことであった。
トランス社が資金調達計画を開示したのは7月11日夜。「TD戦略投資事業組合」(東京・千代田区)に行使価格修正条項付き新株予約権(MSワラント)を割り当て、最大で約50億円を調達すると発表した。当初の行使価格は1株8円。大量発行した新株予約権が株式に転換されれば6億5,000万株を新規発行する。TD戦略投資事業組合は計14人、8企業にMSワラントを譲渡。7月29日から行使が始まり、8月中にMSワラントはすべて行使され、発行済み株式数は2008年3月末の約4.1倍の約9億3,800万株に膨れた。株数急増で株価は急落。8月20日には株価は1円に下げ、その日のジャスダック市場の出来高のうち約8割をトランス社株の売買が占めた。8月22日には行使価格を8円から2円に引き下げた。 トランス社は8月27日、MSワラントがすべて行使され、31億3,000万円を調達したと発表した。行使価格を引き下げたため、調達した資金は当初の計画より約20億円少なかった。開示資料によれば、借入金や社債の返済に10億円、『ガンバレ自衛隊! 安全保障アワー』制作費に12億円、運転資金に8億円をあてるとしていた。ところが、8月28日に小切手1億円が不渡り。翌29日にも小切手1億3,000万円の不渡りを出し、9月1日に民事再生法の適用を申請した。調達した31億3,000万円は消えてしまったのだ。
・仕手筋の玩具に
トランス社は9月4日、都内で債権者説明会を開催した。説明会で配布された資料には、次のような内容が記されていた。
(1)08年3月10日以降は、筆頭株主となったTD投資事業組合が派遣した取締役、執行役員等が経営権を把握した。
(2)TD投資事業組合が資金を注入できなかったため、(トランス社は)給与の支払いなどの資金繰りに窮し、高利の貸金業者から借入するようになった。
(3)これを解消すべく、50億円の第三者割当増資による資金調達を実行した。しかし、増資金は(高利の)借入金の返済に充当したため、資金繰りが破綻、小切手が不渡りになった。
(4)不渡り前後から実質オーナー経営者とその関係者とは連絡が取れなくなった――という内容だ。
説明会に集まった債権者からは「実質オーナー経営者とその関係者」の実名を明らかにせよ、との質問はあった。だが、トランス社側は、それを明かさなかった。この2人は行方不明になり、すでに海外に逃亡したと噂された。トランス社は1969年に静岡県三島市で創業。日本エム・アイ・シーの社名(その後、ファイに変更し、2005年から現社名)で89年に株式を店頭登録(現ジャスダックに上場)。システム開発を主力に08年3月期の売上高は35億3,000万円、最終損益は42億5,900万円の赤字。3期連続の赤字となり、監査法人は継続企業の前提に疑義の注記をつけた。この間、度重なるエクイテイ・ファイナンスで発行株式は増加。目まぐるしく株主が異動し、仕手筋のオモチャ銘柄として知られていた。つづく。
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いったいこの自衛隊をだしに使った詐欺では、誰が被害者で、その巨額の資金はどこへ消えたの?
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※ 登山家・山野井泰史さん、熊に襲われ重傷 東京・奥多摩
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17日午前7時30分ごろ、東京都奥多摩町原の女性から「男性が熊に襲われ、けがをしている」と119番通報があった。警視庁青梅署によると、男性は近くに住む登山家の山野井泰史さん(43)で、山野井さんは顔に深い切り傷を負う重傷。熊はそのまま逃げ、地元の猟友会が捜している。 現場は、奥多摩湖のほとりで、集落がある一帯。近所の人たちによると、山野井さんは自宅近辺をジョギングしていて親子連れらしい熊に襲われ、自宅に逃げ込んだという。 山野井さんは、02年にヒマラヤのギャチュンカン北壁の単独登頂を成し遂げるなどした世界的な登山家。02年度に朝日スポーツ賞、植村直己冒険賞を受賞している。
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びっくりしましたね。まさか国内の自宅の庭先で死にかけるなんて山野さんも思いもしなかったことでしょう。噛み付かれた状態で、「パンチを食らわせると鼻がもげるから蹴りを入れた」、という冷静さがいかにもこの人らしい。
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※ お客様よりも「社長優先」!? トップの顔色だけをうかがう残念な人たち
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企業にとってもっとも大切なのは「お客様のほうをしっかりと見ていること」だとよく言われる。でもそのことを、目の前の保身(社長の顔色?)にとらわれて、忘れてしまいがちなのは残念なことだ。お客様(企業にとってはお得意先も大切なお客様には違いない)のことをそっちのけで、自社のトップの顔色ばかり気にしてしまう人って結構いるものなんだなあ、と思う。
・時間厳守は自社の社長のため?トップのご機嫌取りに走る人たち
年に1度、とある超大手企業の「お取引先様感謝会」なるものが開催される。毎年、我が社にもその案内状が送られてくる。案内状が届くころを見計らったかのように、その会社の営業担当者から秘書課に連絡が入る。「いつも御社には大変お世話になっております。来月、弊社の大切なお得意様への日ごろのおつきあいに対する感謝会、ならびに今期の企業方針説明会を開催いたします。本年もS社長にはぜひともお越しいただきたいのですが、ご都合はいかがでしょうか」と担当者。すかさず、こちらも答える。「こちらこそいつもお世話になり、ありがとうございます。本年も弊社社長のSが出席させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」なんて具合に恒例のやりとりが交わされる。そう。ここまではいいのだ。でも毎年決まって、営業担当者から言われる不可解なコメントがある。 「そうですか。ありがとうございます。それではS社長にはくれぐれも遅刻されませぬようお願いいたします」
(は? 我がボスが今までに一度だって遅刻したことがあるか? なぜわざわざそんなことを言うのさ!)そして開催日の1週間前になると、また、その営業担当者から電話がかかってくる。 「当日はくれぐれも時間厳守でお願いします。弊社会長のTが冒頭に挨拶をいたしますので……」(ああ。T会長が挨拶をするから遅れるな、ということね。ええ。もちろん承知していますよ)そしていよいよその当日、ナント! またしても電話が鳴る。 「S社長には、本日くれぐれも遅刻されませぬよう……」(んもう! わかってるってばあ。しつこいなあ)当日、会場ではよほど厳密に受付がなされ、各社ごとに何時に到着したかまでチェックされているんじゃないだろうかと思った私は、帰社した我がボスに聞いてみた。 「受付のとき、何か確認されましたか」
「いや、何もされないよ。何しろ、ものすごい人数だったからね。2000人くらい来ていたんじゃないかな。出席なんて確認されなかったよ。誰がいつ来たかなんて、まったく把握できていないんじゃないか?」(え? それなのに、なんであれほどまでに神経質だったんだろう?)その超大手企業のT会長。カリスマ経営者として知られている。そのT会長のお話が聴けるとあって、ここぞとばかりに大勢の人が集まる。会場ではT会長と名刺交換を願う人たちで、あふれるほどの長蛇の列ができるそうだ。それにしても、この営業担当者の言動はどうなんだろう? 仮にも取引先感謝会のはずだ。出席者に対して遅刻するなと電話をしてくる。1度ならまだしも、3、4回は必ず注意が促される。しかも営業担当者が替わっても、これだけは代々引き継がれているからオカシイ。そこで思ったのは、こうした社員の言動は、取引先のためではなく、T会長のためなのではないか、ということだ。T会長サマが挨拶をするのに遅れてくる人がいるなんて決してあってはならない、ことなのではないだろうか。取引先よりも、T会長の顔色のほうが気になる、ということがこちらにも伝わってくるこの態度。でもこれって、顧客第一主義なんて言っておきながら、お客様よりもトップのご機嫌ばかり重要視していることにならないのか。でも、当のT会長ご本人は、自分のところの社員たちが、取引先に対してこんな失礼なことをしているなんて、知らないんだろうな。 な~んて思っていたら、身近にもそんな人が……いたいた! そう、我が社のA常務だ。
・どこまでも「社長第一主義」のA常務
それは夏の暑い日のこと。暑い中、わざわざ当社までお越しいただくお客様のために、我が社では、夏の間は自社飲料を冷た~く冷やしてお待ちしている。大勢のお客様が入れ替わり立ち替わり来て、その冷蔵庫の在庫が一時的にカラになってしまったことがあった。次のお客様が来るのは1時間後だ。私は急いで飲料を冷やしはじめた。そんな状況の中、次のお客様が来られるまでの1時間の間に、急遽、我がボスの号令で何人かの役員と打ち合わせが行われることになった。すると、A常務が血相を変えて秘書課にやってきた。 「の、飲み物が冷えていないじゃないかっ! どうするつもりだ」 「今急いで冷やしております。お客様がお見えになるのは1時間後ですが?」と私が答えると、A常務は顔を真っ赤にして怒鳴り出した。 「何を言ってるんだ! 今からS社長が会議をされるんだぞ。飲み物が冷えていなくて、ど、どうするんだ!」(ん? 我がボスが会議中に来客用の飲料を飲むかしら)。そう思いながら、一応お詫びをする。「申し訳ございませんでした」そして会議から戻ってきた我がボスにも謝ろうと思い、「飲料が冷えていなくて申し訳ありませんでした」と言ってみる。すると我がボスは、「え? なんのこと? 別に喉渇いてなかったけど? それより、お客様用のものが冷えていないと困るから、そっちだけはくれぐれもよろしく頼むよ」。
(さすが我がボス!)それにしても、やはり社長って怖い存在なんだとつくづく思う。A常務にとっては社長の一挙一動がとても気になるし、社長がどう感じているかは非常に重要なことなんだ。我がボスは、こんなことでいちいちご機嫌を損ねるような人じゃないのに……。
・「お客様よりも自分を優先してほしい」と思うトップはいない
ほかにも、こんなことがあった。ある大規模な展示会が開催され、我が社もその展示会に出展したときのことだ。我がボスが外出先での予定が思ったよりも早く終わり、少し時間ができたため、その展示会の我が社のブースの様子をのぞいてみよう、と会場を訪れた。会場は大盛況。我が社のブースの前にも、新製品を味見しようと、大勢のお客様が集まっていた。ブースでは我が社の社員たちが十数名、熱心に接客をしていた。そこに社長が前触れもなく突然!現れた。社長の存在に気づいたある若い社員が、目を大きく見開いて驚いた。とたんに接客をやめ、あわててボスのところに近づいてきた。そして、お客様の前では自信満々に堂々と話をしていたその社員が、ボスの前ではしどろもどろになりながら、声を震わせて一生懸命に説明をはじめたのだ。すると我がボスが口を開いた。 「君、何をやっているんだ。私のことはいいから、お客様が大勢並んでいらっしゃるんだ。今はお客様の応対をしなさい」と、静かにその社員をたしなめた。さらにボス自らもお客様に歩み寄って行き、接客をはじめた。 「当社のブースにお越しいただきまして、ありがとうございます。この新製品はいかがですか。今回新発売のこの商品の特徴は……」。なんと説明までしている!こんなボスの姿を見て、社員たちは育っていくのだろうな。お客様を大切にする姿勢みたいなものを感じ取っていくのだろうな、と思った出来事だった。 トップはどんなときでも、お客様よりも自分のことを最優先にしてほしい、なんて望んではいないのだ。
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昔、バブルの絶頂期に、高津駅までのルート上に建てられていたマンションが完成して内覧会みたいなのが開かれて、玄関に赤絨毯が敷かれたんですよ。どんな偉い人が来るんだろう、と思ったら、当時経済誌で気鋭の経営者として顔を売っていた、その不動産会社の社長。ああ、この会社は駄目だな、と思ったら、バブル崩壊と供に真っ先に潰れた。消費者に見える所で、社員が経営者に気を遣っている所を垣間見せる会社は駄目ですよね。
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