大河ドラマ「篤姫」から生麦事件と攘夷の嵐(瀬戸弘幸) | 日本のお姉さん

大河ドラマ「篤姫」から生麦事件と攘夷の嵐(瀬戸弘幸)

ようちゃん、おすすめ記事。↓

▼大河ドラマ「篤姫」から生麦事件と攘夷の嵐(瀬戸弘幸)
昨夜のNHKの大河ドラマ『篤姫』では、残念ながら「生麦事件」については最後に数分間だけ取上げられたに過ぎない。幕末の歴史的な大事件のわりには取り扱いが小さかった。来週に詳しく放映するのかも知れませんが、やはりこの問題を触れないわけには行きません。何故ならば大名行列の途中で英国人を斬り殺してしまった事件は、攘夷運動がいかに間違いで排斥運動でしかなかったと言われ続けてきたからです文久2年(1862年)8月21日、薩摩藩主の島津久光は江戸から戻る途中でした。現在の神奈川県鶴見区生麦地区で、英国人4人と遭遇、4人は大名行列の前を馬に乗ったままに横切ろうとしたので無礼打ちとなってしまった。この事件を攘夷運動がいかに暴力的なものであるかという観点からだけ捉え批判の対象とされてきました。そのあたりをNHKがどのように放映するのかに興味があったのですが、それは期待外れに終わりました。この生麦事件を外国人に対する排撃思想からの暴挙とされたのは次の理由からでした。
①英国人は商人であり、武器も一切所持していなかった
②英国人は大名行列を横切ることを無礼なこととは考えていなかった。
③落馬した英国人に止めを刺している。
以上の点からこれは薩摩人の傲慢さの表れであり、薩摩というより攘夷思想をもった日本人が悪いということで非難された。しかし、これを薩摩の側に立って弁護するなら、当時のしきたりとしては当然のことであり、逆に何故に英国人だからと言って特別扱いを受けるのかーと言うことになります。英国人でなくとも日本人の商人であれ、農民であれ、当時は大名行列の前を横切ったり邪魔をしたと見なされれば無礼打ちとされた時代でした。確かにそのようなことを英国人が知っていたとは思えないが、この問題を話題にするときに、いつも外に置かれてしまうことがあります。それはこの日は「大名行列があるから」と外国人居留民には「外出を控えるように」知らされていたのです。しかし、この英国人はこの知らせを無視した。つまり、それは規則でもあったのですが、それを破ったのです。その知らせに素直に従っていれば、この惨事は防げたことでしょう。責められるべきは、薩摩の武士ではなく、英国人であったということです。これは今後の「現代の攘夷運動」を目指す我々にとっても重要な視点になることです。例えばシナ人、朝鮮人を批判すると必ず排斥思想の持主であるとの批判をする連中がいます。これは池袋中華街構想などに関しての阻止行動でもそうですが、これを反シナの排斥運動として批判する連中のことです。シナ人がなぜ世界から嫌われているのか?それは規則を守ろうとしないから。日本人の社会慣習を無視するような行為を働くからです。つまり、攘夷とは一方的な排斥運動などではありません。我々の運動に対して理解を持つ人なら説明はいりませんが、時には我々の側にのみ非があるかのような主張をする人がいますが、それは間違いであるということです。さて、話を大河ドラマ『篤姫』に戻しますが、視聴率が非常に高いことが話題となっています。私はNHK大河ドラマはここ15年以上見て来ましたが、やはり戦国武将や幕末の志士を主人公にしたものが好みです。今回のように大奥を舞台に、しかも女性を主人公にしたものは、正直言って余り最初は期待していなかった。しかし、回を重ねるごとに結構はまって見てしまいました。賛否両論あるのは承知していますが、やはり主人公役の宮崎あおいさんが魅力ある演技を披露しているからではないでしょうか。自由闊達、天真爛漫といった性格さが出ていますが、歴史上の「篤姫」は決してそのような人物ではなかったと思いながらも、ついつい引き寄せられてしまうから不思議です。最近は「天璋院」役の宮崎あおいさんと「和宮」役の堀北真希さんのやり取りが何かと話題になっていますが、これはドラマの世界のことであって、両者が会話をするなどということは、ほとんど皆無であったと思います。しかし、歴史の舞台にあっては、そのような想像を巡らしながら見ることも又一つの楽しみとなるわけで、二人の今後の演技を期待したいと思います。「和宮」は幕末の時代における最大の悲劇のヒロインです。「幕府が攘夷を約束するなら」と天皇家から徳川将軍家に嫁いで来たわけです。公武合体の象徴として、流転の運命に翻弄された人生でした。その女性の悲しげな人生を掘北さんは上手に演技していると感じました。
----------------------
◎生麦事件 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E9%BA%A6%E4%BA%8B%E4%BB%B6

ようちゃん。↓
それはこの日は「大名行列があるから」と外国人居留民には「外出を控えるように」知らされていたのです。しかし、この英国人は規則を破った。その知らせに素直に従っていれば、この惨事は防げたことでしょう。責められるべきは、薩摩の武士ではなく、英国人であった。・・・欧米では、貴人が馬車や乗馬姿で通る際、下馬して道を譲り、馬が暴れないよう手綱を締め脱帽して片膝を付いて座り敬意を示した上で見送るというのが礼儀であり、乗馬姿で通るという行為が他民族に対し侮辱的で礼を欠いた振る舞いであったことは事実であり、彼らの行動が事件の大きな原因と考えられる。特に殺害されたリチャードソンは中国での滞在期間が長く、その経験から「東洋人には強い意志で対応しなければならない」という差別的な考えを持っており(実際中国人を馬上から鞭で打ち付ける様な行為を行っていたといわれている)、日本人に対しても同じ様な考え方を持っていた。来日してからの期間が短かったとはいえ、日本の習慣や礼節を踏み躙る様な振舞いをした事が事件のきっかけとなったといえる。>こんな 解説を 読むと、リチャードソンさんもシナ人と日本人の区別が出来なかった普通の欧州人と言うより、当時の英国の繁栄ぶりで好き放題が下郎 英国人だったんでしょう。
----------------------

日本のお姉さん。↓

シナに長く住むとシナ人が嫌いになって、しまいには

アジアも嫌いになるのでは?日本とシナと一緒くたに

考えたのが彼の間違い。シナに頭や心が毒されて

いたのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼リーマンが破綻した日 (新世紀のビッグブラザーへ)
本日、ついに来るべき物が来たと言うべきか。。。リーマンブラザーズがチャプター11、連邦破産法11条の適用を裁判所に申請し、破綻しました。

『米リーマン、破産法適用申請へ バンカメはメリルを救済合併
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080915AT2M1500T15092008.html
経営難に陥っていた米4位の大手証券リーマン・ブラザーズは15日未明、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を裁判所に申請すると発表した。一方、米大手銀行バンク・オブ・アメリカは同日、米大手証券メリルリンチの買収で合意したと発表した。事実上の救済合併。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を受けた金融市場の混乱は、大手証券会社の経営破綻と過去最大級の業界再編に発展した。リーマンは住宅ローン資産などの値下がりで、8月末までに合計126億ドルのサブプライム関連損失を計上。株価が急落し、経営危機に陥った。12日夜から米連邦準備理事会(FRB)や財務省を交えて協議し、バンク・オブ・アメリカや英銀バークレイズなどへの身売りの可能性を探って交渉を続けたが、14日午後に決裂した。同時にリーマンは、資産運用部門や投資銀行部門の一部について、今後も他の金融機関への売却交渉を続けることを明らかにした。』 チャプター11ですから、今後、リーマンは債権者集会や債権者委員会の協力を取り付け、業務を停止することなく再建を目指すことになります。まずは再建計画が債権者の過半数(及び債権額の2/3)の了承を取り付けられるかどうかが大きな焦点になります。ドル崩壊!のコラム「ベア・スターンズに続く証券会社はどこだ?(タイトルうろ覚えです m(_ _)m)」で、リーマンブラザーズのCEOであるリチャード・ファルドが、今年の5月に「既に最悪期は過ぎた」と発言したエピソードを紹介いたしましたが、あれは本当に一体何だったのでしょうか。チャプター11(日本の民事再生法と同じ)である以上、現経営陣は残留することができますが、リチャード・ファルドだけは即座に切り捨てた方がいいと思います、リーマンの債権者の方々。リーマンの経営破綻と時を同じく、メリルリンチはバンカメに救済合併ですか・・・・。バンカメはカントリーワイドも救済合併を強いられ、更にメリルの負担までもを背負い込むことになったわけです。こうなると、バンカメ自体がどうなるか、不安になってきます。これでアメリカ五大証券会社の内、早くもベア・スターンズ、リーマン・ブラザーズ、そしてメリルリンチの三社が破綻し、姿を消したことになります。残るはゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーの二社のみになってしまいました。(注:モルガン・スタンレーは、ベア・スターンズを救済合併したJPモルガン・チェーストの直接的な資本関係はありません。)アメリカ金融業界の急変を受け、為替市場では円独歩高の状況が生じています。 3月15日18:00現在、ドル円は104.72円(-3.19)、ユロ円は149.34円(-4.17円)、ポン円は188.16円(-5.44円!)と、ユーロとポンドが一昨日の「揺れる為替、揺れる世界」で書いた対円上昇の貯金をすっかり吐き出してしまい、ドルがついに対円で支えきれずに急落したといった感じです。

http://blogs.yahoo.co.jp/takaakimitsuhashi/16925488.html
ここ一ヶ月ほど不気味に続いた、擬似的な日本円のドルペッグ制はついに終了したようです。本日、東京市場は祭日でお休みでしたが、日経平均的には本当に幸運でした。(どうせ明日には反動が来るんですが。今夜のNYは悲惨な状況になるでしょうし)さて日本の方ですが、世界的な金融危機が加速していく中、自民党総裁選により政治的な空白が続いています。(だからと言って経済が混乱に陥ることもないのが、良くも悪くも日本の特徴ですが。日銀総裁不在の時も、メディアだけが大騒ぎしている中、淡々と日常が過ぎていましたね。)
今後、世界的な需要の縮小は欧米のみならず、新興経済諸国をも巻き込んで続いていくでしょう。こんな時期に、「日本は貿易立国だ。輸出と円安だけが日本経済を成長させる」などと時代錯誤の世迷言を叫んだり、「財政再建は全てに優先する。経済成長がどうなろうと、財政再建のために消費税を上げるべきだ」などと主張する財政再建至上主義者に政権を執られては、実際のところたまったものではありません。また、内需外需の区別なく「改革、改革」と叫ぶ小泉・竹中路線至上主義者も勘弁してほしいところです。小泉・竹中式改革が功を奏したのは、あの時期、世界的な需要拡大(インフレなき世界経済の成長)が続き、外部環境が良好だったからです。今や外部環境が破綻しつつある中で、前提条件の変化を無視して「古い」改革路線を進まれると、日本国民は大いに迷惑します。わたしが自民党総裁選において麻生太郎氏に投票したのは、五人の候補者の中で唯一麻生氏だけが、この「前提条件が変わった」という重大な事実を認識しているように感じられたからです。(自民党総裁選の各候補者の所信表明は、以下のニコ動から見れます。) http://www.nicovideo.jp/?p=sousaisen2008

曲がりなりにも世界第二の大国である日本の政治を担おうとする者であれば、チャールズ・ダーウィンの以下の言葉を肝に刻んで欲しいと思うのです。
「この世を生き延びられるのは、最も強い種でも最も賢い種でもなく、変化に最もよく対応できる種である。」
-----------------------
▼破綻したのはウオール街そのもの (田村秀男)
リーマン・ブラザースの破綻、メリルリンチの行き詰まり、保険大手のAIGの経営危機が一挙に表面化した。サブプライム危機以降、メディアの関心はもっぱらサブプライムローンや住宅バブル崩壊に伴う金融危機にあり、ファニーメイ、フレディマックの危機もその延長上にあると受けとめてきた。これらは危機の症状であって、原因ではない。本質的な危機はどうやら、ウオール街のビジネスモデルそのものが破綻したことだろう。今回も、連邦準備制度理事会(FRB)が巨額の資金供給(流動性と呼ばれるが、ドル札を緊急に刷って市場に流し込むこと)に踏み切るという声明を発表したが、死に体に輸血してももう無理だろう。昨年8月のサブプライム危機、ことし3月のベアスターンズ破綻のとき、FRBは巨額の資金供給をしたが、結果は投機資金となって原油・穀物相場を高騰させ、世界中を混乱させた。資金は収益を挙げなければならないのだから、収益資産を求める。それが商品先物である。商品先物が急落すれば、今度はそこに突っ込んだ金融機関が破綻する。リーマンもメリルもAIGも恐らくそんな因果応報の連鎖の輪のなかにあるだろう。確かな実体と収益性が欠けていても、証券化し、リスク部分をさらにデリバティブ証券として売買し、新たな信用(クレジットと呼ぶ現金以外の通貨)を爆発的に膨張させて、ウオール街は繁栄を謳歌してきた。言わばねずみ講バブルである。その傲慢(hubris)の因果応報(nemesis)なのだ。こうみると、世界の経済論調を支配してきた金融・証券アナリストはだれも口にするはずもないのだが、もはや証券化ーーデリバティブという虚の金融ビジネスモデルが破綻したと言わざるをえない。とすれば、米金融はどうなるだろうか。世界を壊してしまうのだろうか。大恐慌時代に突入するだろうか。そうなるのを防ぐ方法はあるのだろうか。ドル資産暴落を防ぐために日中はこれまで以上に富を提供し続けなければならないのだろうか。それともウオール街がゴーストタウンになっても、日本のわれわれはいつもの通り、政局劇を楽しみ、小さな平和と悩みに明け暮れる日常を続けられるだろうか。この疑問にただちに答えるのは、難しい。少なくても言えるのは、ウオール街はその規模を大幅に縮小しなければならない。米当局はねずみ講を禁止しなければならない。金融は実体経済を発展させるためにあるという原点に回帰すべきだ。
----------------------